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『エルデンリング』DLC先行レビュー。8つの追加武器の使い勝手や特徴、新ボス"神獣獅子舞”や新エリアなどを体験【シャドウ オブ ジ エルドツリー】

文:電撃オンライン

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 6月21日に配信される『エルデンリング』のDLC『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE(エルデンリング シャドウ オブ ジ エルドツリー)』。
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 この記事では、発売に先駆けて行われたメディア体験会での先行レビュー記事をお届けします。

 ちなみに試遊時間は約3時間で、DLCエリアの冒頭からプレイ。主にレガシーダンジョン“塔の街、ベルラート”と中規模ダンジョンの“エンシスの城砦”、複数の新武器や新エネミーなどを体験することができました。


 また、今回の先行体験会の範囲のプレイ動画も合わせて公開されているので、そちらもぜひチェックしてみてください!

新エリア:影の地は非常に広大! レガシーダンジョン“塔の街、ベルラート”の特徴を紹介【エルデンリングDLC先行体験会レビュー】

 DLCの舞台となる“影の地”は、完全新規マップ。星砕きのラダーンおよび血の君主モーグを撃破したうえで、ボスエリアの大きな繭を調べると“影の地”に移動できます。
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 今回体験できたのは影の地のほんの一部でしたが、ワールドマップを確認することはできました。

 地図断片を入手できたのは1つのみのためマップの全貌はわからず、あくまで予測ですが、本編マップに迫る広さがありそうです。今回探索できた地域は、DLCマップのおよそ10分の1ほどかと思われます。
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 影の地の各地には“ミケラの十字”と呼ばれるオブジェクトが存在。この周囲には、NPCがいたり“影樹の破片”があったりします。

 事前情報ではてっきり影の地における祝福のようなものかと予想していましたが、どうやら"ミケラの十字”自体は調べてもテキストが表示される以外の効果はない様子です。

 “影樹の破片”は本編における“黄金の種子”や“聖杯の雫”のようなアイテム。祝福で消費すると“影樹の加護”を得られます。“影樹の加護”は影の地限定のバフ効果で、攻撃力とカット率を高めることが可能。

 影の地のエネミーは基本的にかなり火力と耐久力が高めなので、強敵に苦戦したらまず各地を巡って“影樹の破片”を集めるといいでしょう。なお、“影樹の破片”の必要数は“影樹の加護”を得るたびに増えていくようです。

 また、遺灰で召喚する霊体や霊馬トレントを強化するためのバフ効果“霊灰の加護”を得るためのアイテム“霊灰”も存在します。

塔の街、ベルラート

 今回主に探索できたのはレガシーダンジョン“塔の街、ベルラート”。塔のように高く、入り組んだ地形が特徴的なマップです。
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 基本的には階段を上っていくことで目的地に到達できます。比較的立体的なダンジョンで、慣れるまでは探索で迷いがち。実際筆者も試遊時は迷ってしまって、スタッフの方にヒントを聞いてしまいました(笑)。
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 ヒントもあって、およそ入口から一時間少しほどでボスエリアに到達できましたが、まだまだ探索できていないエリアもありました。レガシーダンジョンらしく、かなりの広さがあって探索しがいがありそうですね。

 このマップで気になる点としては、道中の鍵のかかった倉庫にて、老婆のようなNPCとの出会いがありました。この老婆はこちらをメスメル(DLCのボスらしきキャラクター)の手先と勘違いしているため、直接的に攻撃はされないものの敵対的な態度をとってくる様子。

 ちなみにその老婆に誤って攻撃してしまったところ、酷い目にあいました……。気になる人は配信後にぜひ試してみてください!(自己責任で)

エンシスの城砦

 “塔の街、ベルラート”の近くに位置する中規模ダンジョン“エンシスの城砦”も探索できました。“城砦”というだけあって、主に出現するのは兵士や騎士の姿をしたエネミーで、バリケードのような障害物も存在。

 先に進むためのギミックはそこまで多くなく、ほぼエネミーを無視してボスエリアまで突っ切ることも可能でした。

その他のダンジョン


 もちろん影の地にはまだまだ多数のダンジョンが存在。試遊時にもダンジョンが複数確認できました。

 地下墓のようなダンジョン以外に、ボス部屋のみが存在するダンジョンも存在します。


 自分は発見できませんでしたが、公式のゲームプレイトレイラーでも公開されていたマグマが湧きたつダンジョンも存在していたようです。

新武器:新武器種は8種類! 大刀や軽大剣など注目武器の使用感を紹介【エルデンリングDLC先行体験会レビュー】

 DLCで追加される新武器種は8種類。それぞれ実際に触ることができたので使用感を紹介します。なお、既存の武器種にも多数の新武器が追加されているようです。

※武器名は実際に今回の試遊で触れた武器の名称(カッコ内は武器種名)です。

流紋の短剣(投擲剣)

 アイテムやFPの消費なしで投擲攻撃が可能な短剣。すべての攻撃が投擲になっており、一撃の威力は低いものの距離をとって素早い攻撃が可能なのが便利です。

 重量も軽いので、サブ武器として活用するのがよさそうですね。

 通常の攻撃の射程はそれほど長くないですが、投擲剣にセットできる戦技“貫通投擲”はリーチが長く貫通性能があるので使い勝手が良好です。

レディソード(軽大剣)

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 “軽大剣”は重量が軽めの大剣。直剣と同等の攻撃速度を持つうえに十分なリーチがあり、使い勝手のいい武器です。

 軽大剣の一種である“レディソード”にセットできる戦技は“片翼の構え”。独特の構えのあと、鮮やかな連続攻撃を繰り出します。

逆手剣(逆手剣)

 逆手に構える武器。さらに二刀流への持ち替えが可能武器で、素早い連続攻撃が可能です。とにかく攻撃アクションが華麗で、使いこなしたくなります。

 さらに逆手剣にセット可能な戦技“死角の一撃”で回避しながらの奇襲が可能。戦技“クイックステップ”に攻撃が追加されたようなイメージですね。この戦技は対人戦などでも強そうです。

大刀(大刀)

 大型の刀。従来の刀と同様、基本的に出血効果を持っているようです。

 使用感は文字通り重量のある刀といった感じで、やや鈍重なものの火力が高め。

 また大刀にセットされていた戦技“大上段”は構え系の戦技で、頭上に構えた大刀を連続で振り下ろします。比較的敵をひるませやすいのでゴリ押しもできそうです。何より攻撃がダイナミックでわかりやすく強い! そのため今回の試遊では、主にこの大刀を使っていました。

落葉格闘(格闘)

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 掌打と蹴りを組み合わせた武術を繰り出す格闘武器。

 似た操作感を持つ既存武器種の“拳”と比べると攻撃アクションがテクニカルです。

 また格闘武器の一種である“落葉格闘”にセット可能な戦技は“落葉旋風脚”で、強力な連続回転蹴りを繰り出します。比較的敵をひるませやすそうな戦技でした。

赤熊の爪(獣爪)

 独特の見た目が特徴的な武器種。体験会では“赤熊の爪”という熊の手をそのままもぎとったような見た目の武器が使用できましたが、かなり野性味あふれる攻撃アクションがおもしろかったです。

 ほかの拳武器のように二刀流にすることでよりダイナミックな動きになります。専用戦技“赤熊の狩り”は動物的な動きの連続攻撃を繰り出す戦技で、追撃も可能で火力が高かったです。

調香瓶(調香瓶)

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 “調香瓶”は範囲攻撃を得意とする新武器種。

 FP消費なしで範囲攻撃が可能で、集団戦では使い勝手がいいです。重量が軽いので、単体攻撃用の武器のサブ武器として運用するのもよさそうですね。

デュエリングシールド(刺突盾)

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 刺突盾は、武器のようにも使える盾。刺突盾で使える戦技“盾攻撃”で盾による素早い攻撃が可能です。

 威力はそこまで高くないですが、攻撃速度が速いので重量系武器のスキを補う攻撃手段として活用できるかもしれません。

その他の武器

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 そのほか、既存武器種の新武器もいくつか触ることができました。なかでも“流紋~”と付いた武器は、強攻撃で武器を投擲することが可能だったのが特徴的! アイテムやFPの消費なしで遠距離攻撃が可能なので、敵をおびき寄せたいときなどに便利です。

 また遺灰も3種類ほど確認できました。なかでも印象的だったのが“ユビムシの遺灰”。カーリアの城館などに出現する指型のエネミーを召喚できる遺灰ですね。幼体の姿のユビムシでそれほど直接的な戦闘能力は高くなさそうですが、HPを回復してくれる効果が便利そうでした。

新エネミー:ボス“神獣獅子舞”や気になるエネミーを紹介!【エルデンリングDLC先行体験会レビュー】

 試遊会で戦えた、各ダンジョンのボスや注目のエネミーを紹介します。

神獣獅子舞

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 レガシーダンジョン“塔の街、ベルラート”のボス。獅子舞のように、うねるようなトリッキーな動きで攻撃してきます。

 巨体を生かした通常攻撃も強力ですが、それに加えて噛みつき攻撃や煙を吐き出す攻撃、雷や冷気を使った攻撃なども繰り出してくるなど、攻撃パターンが豊富。なかでもかつて戦技として猛威を振るった"霜踏み”に似た攻撃アクションがあったのは印象的でした。

 噛みつき攻撃を受けにくい側面から攻めつつ、雷や冷気の広範囲攻撃をしている最中は回避優先で動くのがよさそうです。

 ちなみに筆者は最初は大刀で戦いましたが、なかなか勝てずに最終的に大槌+ジャンプ攻撃の慣れた戦術でヒット&アウェイで戦って勝利しました。攻撃後のスキが比較的わかりやすいので、重量系武器でも戦いやすかったです。

 また神獣獅子舞の追憶からは、"霜踏み”の強化版のような戦技"神獣霜踏み”を獲得できました。通常時はふつうの"霜踏み”、長押しで広範囲への"霜踏み”が繰り出せるので、集団を一気に殲滅できそうな性能です。

双剣の騎士、レラーナ

 ダンジョン“エンシスの城砦”のボスで、軽大剣(大剣かもしれませんが)の二刀流を駆使して多彩な攻撃を繰り出します。

 ザ・騎士型エネミーといった正統派のボスで、とにかく動きが華麗! とくに体力が一定まで減少後、武器に炎と冷気の属性を付与してからの動きが最高にカッコよかったです。

 大技として“レナラの満月”に似た魔術を繰り出してきますが、攻撃範囲が広く連続ヒットするので非常にやっかい。おそらく距離をとるか前転回避で対処できると思うのですが……自分はほぼこの攻撃でやられてましたね。

 とにかく耐久力が高く、長期戦になってから大規模な魔術を使われて負け、というパターンが続き、結局体験会の試遊時間内には撃破できませんでした……。もう少し探索して“影樹の破片”を集めて火力を高めてから挑むのがよさそうです。製品版では必ずリベンジしたい!

燃え盛る籠のような巨大な敵

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 公式のゲームプレイトレイラーでも印象的だった、燃え盛る籠のような巨大な敵。

 影の地に到達してすぐ、フィールドを闊歩していてかなりビックリしました(笑)。影の地におけるツリーガード的な存在なのかもしれません。

 とにかくタフで、巨体を生かした広範囲&高火力攻撃を繰り出してくるので、基本的には無視して先に進んだほうが無難そうです。“影樹の破片”を十分に集めてから挑むのが基本になりそうですね。

 ちなみに掴み攻撃で燃え盛る籠のなかに放り込まれます。よほどHPが高くないとそれだけでやられてしまうほどの大ダメージでしたね。

青いミミズのような敵

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 影の地の各地で遭遇するエネミー。一応エネミーではありますが、攻撃しない限りはおそらく無害です。狭間の地における霊クラゲに近いかもしれません。攻撃すると赤く変色して反撃してくる点も同様です。

気になる世界観やストーリーは?【エルデンリングDLC先行体験会レビュー】

 今回の体験会の試遊時間は3時間ということで、流石にこのプレイ時間では世界観やストーリーまでは確認できませんでした。
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 ただしストーリートレーラーでも確認できた、ミケラの信奉者らしき集団とは出会うことができました。どうやら、褪せ人(プレイヤー)もミケラ側の勢力として影の地を訪れているようですが、この立場があとでどう変化するかはわかりませんね。

 3時間という試遊時間がとにかく短く感じた今回の試遊会。まだまだDLCの広大な世界の一端に触れただけという感触だったので、今から6月21日の配信日が待ち遠しくて仕方ありません。

 今回の試遊範囲のエリアもまだまだ探索できていない場所はたくさんあったので、DLC配信後は腰を据えてジックリ楽しみたいと思います!


『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』事前ムック本が6月17日発売


 名作アクションRPG『ELDEN RING』のDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』の配信に併せ、『ELDEN RING』本編の膨大なアイテム・会話・イラストをテーマ別に抜粋・要約して掲載した、事前ムックが6月17日に発売されます。

 かつて狭間の地であったことやゲーム体験を振り返るほか、もちろんDLCの関連情報も収録。付録はDLCのパッケージアートをあしらった、B2ファブリックポスターです。もしよろしければ、ゲーム本編の体験や設定を思い出し、影の地での新たな冒険を全力で楽しむためにお役立てください。

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 また、ebtenでは購入特典としてイラストカードを1枚お付けしています。※サイズ:A6サイズ(約105mm×148mm) ※なくなり次第終了となります

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▲ebten購入特典のイラストカード ※画像はイメージです。

【書名】The Overture of SHADOW OF THE ERDTREE ELDEN RING fan book
【発売日】6月17日(月)
【定価】2750円(税込)
【付録】B2ファブリックポスター

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▲付録はDLCのパッケージアートをあしらったB2ファブリックポスター

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