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【ヘブバン感想:ネタバレ注意】アイリーンがへっぽこ探偵である理由が深い…! 神イベント“アイリーン・レドメインの事件簿”は涙なしに読めない【ヘブンバーンズレッド日記#142】

文:カワチ

公開日時:

最終更新:

 iOS/Android/PC用ドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド(ヘブバン)』のプレイ日記をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

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こんなに重要なエピソードをストーリーイベントでやってしまうことに驚き!【ヘブバン感想】


 今回は31X部隊のアイリーン・レドメインを主人公にしたストーリーイベント“アイリーン・レドメインの事件簿 -名探偵と森の魔女-”の感想をお届けします。ストーリーイベントは各隊員の過去が明らかになることが定番化してきましたが、今回のアイリーンはとくに驚かされましたね。

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 アイリーンといえば、名探偵を名乗りながらどこかポンコツなところがかわいい女の子ですが、まさかこんな設定だったとは驚きました。メインストーリーに関わるものではないですが、ぜひプレイしておいて欲しいエピソードです。

 また、メインストーリーでは31Aのメンバーなど一部の人物しか知らない真実がありますが、今回のイベントストリーリーでアイリーンが別軸からその事実に辿り着くのは鳥肌が立ちましたね。

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 より多くの人にプレイしてほしいイベントですが、公式生放送で告知された通り、“罪と罰と愛と”“美人温泉物語 湯けむり千紫万紅”“大島屋物語”と連なる部分があるので、こちらのイベントを先に遊んでおくのがオススメ。また、メモリーストーリーの“名探偵~飛翔編”と“妹漫画道”もプレイしておいたほうがいいですね。


 イベントは月歌が大島屋が一千子の描いた漫画を販売しているところを発見するところからスタート。アイリーンが原作で、一千子がイラストレーターとなり、アイリーンが解決した過去の事件を漫画家したものを販売しているそうですが、アイリーンの活躍が五十鈴をモデルにしたキャラクターに変えられていました。ここは大島家の仲の良さと一千子の姉バカっぷりが伝わってきてよかったですね。

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 自分の活躍を五十鈴に変えられてしまったアイリーンですが、その後もお供のカラスであるジェイミーがどこからか下着を盗んできてしまい、被害を受けた生徒たちに土下座で謝ったりと踏んだり蹴ったり。

 ギャグ多めの展開で笑わせてもらいました。とくにアイリーンが土下座しているシーンはほかのメンバーがさすがに土下座はしていないだろうと結論をつけてからの土下座だったので最高でした。序盤はギャグが満載でとにかく笑わせてもらいましたね。

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 その後、霞ヶ浦ドーム付近の森が深くなってキャンサーの動きが活発化していることから、31X部隊が調査をすることに。31Xは各国から集まったセラフ使いで構築されている部隊で、チームより個を大事にしています。そのため、今回の作戦でもヘリから降りるときにみんながバラバラになってしまいましたね。

 個性を大事にしながらもほかの部隊に負けないぐらい仲がいいことはこれまでのイベントでも描かれてきましたが、自由なメンバーが揃っているのが彼女たちの魅力なので、変わらずにいるところが見られたのもよかったですね。

 地上に降りたアイリーンは霧のなかで少女を見つけて追いかけますが、キャンサーの不意打ちを受けて気を失ってしまいます。アイリーンが目を覚ますと、そこは小さな小屋のなか。白いローブを羽織った少女に手当されていたことに気付きます。

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 シオンと名乗った少女はドームの民間人のために薬を作っているようですが、幼い外見をしているのにアラサーだと名乗ったり、自分のことをドームで暮らす資格がないと言っていたりと謎だらけ。今回のイベントはシオンの正体も大事なポイントのひとつに。彼女がいっしょにいるナービィも重要なヒントになっています。

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 シオンとの約束により、彼女と出会っていたことは31Xのメンバーには黙っていることになったアイリーン。しかし、マリアとの会話のなかで、彼女にはなにかを隠していることがバレてしまいます。とはいえ、“隠すにはそれなりの理由がある”と深く言及することはありませんでした。マリアに関してはイベントのたびにユーザーの株を上げているような気がしますが、今回はとくによかったですね~!

  後半である3日目のアイリーンとマリアのやり取りは最高。実際にプレイしてもらいたいので詳しい内容は伏せますが、プレイしてもらえれば「あぁ、ここのシーンのことを言っていたのだな」と気付いてもらえるハズ。

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 また、マリア以外のメンバーも魅力的に描かれています。めっきりいじられキャラになった映夏の様子やあいかわらず月歌に対して狂気的な愛情を抱いているシャロの姿など、ファンが見たかったものしっかり見せてくれます。

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 翌日のイベントは前回同様に霞ヶ浦ドーム付近を調査。付いてきてしまったジェイミーが行方不明になり、マリアが見つけ出すものの、霧のなかにいた新型キャンサーの攻撃に被弾してしまいます。

 マリアを手当てするためにシオンの小屋を訪れるアイリーン。軍のことは嫌っていてもセラフ部隊のことは嫌っていないシオンはすぐにマリアの手当てをしてくれます。

 このとき、お礼を言ったアイリーンに対して彼女は“シオンは親切であるべき存在”だと自分を客観的に見ているような不思議な発言をします。

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 アイリーンはシオンのことが気になり、基地の図書館で過去の霞ヶ浦ドームを閲覧。オペレーション:カストルという作戦が展開しており、部隊が壊滅していたことが判明します。さらにシオンの写真を見つけるものの、小屋で出会ったシオンとは別人で、彼女自身は藍葉茜であることが判明。

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 ここまでも興味深い展開ですが、注目なのはその後。寝付けないアイリーンが夜風にあたるために時計塔へ向かい、そこでマリアと出会うことになります。マリアはもともとは教会のシスターをしており、基地内でも軍関係者の懺悔を聞いていますが、今回はアイリーンがマリアに自分の罪を打ち明けます。

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 ここでアイリーンがもともとは孤児であり、生きるために食べ物を盗んでいたことや同じ境遇の子どもたちに分け与えていたことを明かし、その腕前を買われて怪盗貴族アドラーの一員になったことを明かします。

 アイリーンの本当の名前はジェイミーで、組織の一員になってからは飢えをしのぐためではなく、足抜けすることはできずに組織の一員となって盗みを繰り返していたそうです。

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 アイリーンが別の人間だったことは驚きですが、探偵ではなく怪盗であったとすれば、名探偵を名乗っている彼女がどこか頼りなかったことも納得できますね。

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 自分は空っぽな人間だと卑下するアイリーンですが、マリアはアイリーンと名乗っている彼女のことしか自分は知らないと言い、その名に恥じることのない誠実さを備えていると伝えます。このシーンはこれまでのストーリーがフラッシュバックする演出になっており、とても泣かされましたね。

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 最終日はアイリーンが名前を変えるようになった理由や、シオンの素性などが次々に判明。めちゃくちゃ盛り上がっていくのでぜひ最後までプレイしてみてくださいね!

カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

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