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ゲーム好きが選ぶアトラスの神ゲー10選。『真・女神転生』『ペルソナ』はレジェンド枠として『デスピリア』『グローランサー』『プリクラ』『豪血寺一族』…多すぎ!【アトラスフェス】

文:電撃オンライン

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 実は1日は、24時間ではない…なんて言ったら、君は信じるかい?

 1日と1日の狭間ともいえる24時近辺の影時間にこんばんは。

 さて、みなさんはアトラス35周年を記念して開催中の大型リアルイベント・アトラスフェスはご存じでしょうか? ※6月8日、9日にベルサール秋葉原(東京)にて開催中。

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 超大作RPG『メタファー:リファンタジオ』(10月11日発売)の世界初試遊や6月14日発売予定の『真・女神転生V Vengeance』の試遊をはじめ、スタンプラリーやジャックフロスト巨大バルーンなども楽しめちゃうのですが……。

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 個人的にツボだったのは、アトラスの過去作品の実物パッケージがずらりとならんだギャラリーエリア!

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▲ファミ通や電撃PSなどの表紙ギャラリーも圧巻。名作がずらり!

 ゲームボーイやPCエンジン時代からのなつかしすぎるタイトルが展示されており、古くからのアトラスファンである筆者は大興奮! あまりになつかしかったので、筆者の独断と偏見によるアトラスの神ゲー10選を発表させていただきます。

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▲『雀偵物語』シリーズ3作品も展示……だと?


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▲まさかのバーチャルボーイ用『ジャック・ブラザースの迷路でヒーホー!』も展示されていて胸熱。

 なお、『真・女神転生(真メガテン)』と『ペルソナ』シリーズを含めるとあっという間に10枠が埋まってしまうため、これらはレジェンド枠、いわゆる殿堂入りとして、派生作や外伝も含めて、ランキングには入れない形としております。

 ……てか、なんとなく頭に思い浮かべただけでも、あっという間にアレコレが浮かんできて、10本じゃ全然足りないというかヴァニラウェア開発作品だけでもまずいんじゃねとと思いつつ……勢いで選んでいきます! オールドファンなので、ちょっと昔の作品が多めなのはご容赦!

 ちなみに『メタファー:リファンタジオ』について、エビテンではオリジナル特典を多数収録したファミ通DXパックやアトラスDショップ限定セットが販売されます。

【アトラスDショップ限定セット同梱物】
・ゲームソフト『メタファー:リファンタジオ』
・メタファー:リファンタジオ ピンズ3種セット

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▲作中でも印象的なアイテムであるユークロニア連合王国国旗、幻想小説、覚醒器のピンズ3種セットが付属。

【ファミ通DXパック同梱物】
・ゲームソフト『メタファー:リファンタジオ』
・メタファー:リファンタジオ A2タペストリー
・メタファー:リファンタジオ マグカップ
・メタファー:リファンタジオ アクリルキーホルダー
・メタファー:リファンタジオ 卓上カレンダー



10位:『ブレイズ・ユニオン』【アトラス神ゲーランキング】


 タクティクスカードが特徴的な『ユニオン』シリーズの2作目。『グロリア・ユニオン』などもそうですが、1ターンに1キャラしか動かせないけど、その位置関係によるサポートや、バトル中のリアルタイムでの押し引きが重要となるシステムが楽しいのです。




9位:『デスピリア』【アトラス神ゲーランキング】


 サイコで退廃的な世界観がすごいドリームキャスト用のダークなRPG。PSで発売された『ダークメサイア』と同じ電脳映像製作所が開発していることを知った時はシビレました。

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 語ると長くなるのですが、相手の心を読んだり、時には破壊したりできるマインド能力を持つ武装侍女団が主人公なんですが……わりと序盤に、仲間たちが全滅させられてしまうイベントがあって、ほんとしんどいんですよね。マインド能力が封じられて阿鼻叫喚となる武装侍女団の心理描写(思念)がシビアで、人生のトラウマの1つ。




8位:『カドゥケウス』シリーズ【アトラス神ゲーランキング】


 DSというハード特性を生かしたタッチ操作がゲーム性にピカイチでうまく組み込まれた『超執刀 カドゥケウス』から始まったSF外科アクション。謎解きアドベンチャーっぽく感じますが、ほんと、メスやドレーン(血の吸引)などの手術フローが絶妙にゲームアクションとして昇華された神ゲーです。奇病ギルスを巡る物語も面白い。

 Wiiに移植されたほか、シリーズ作として『カドゥケウス ニューブラッド』『救急救命 カドゥケウス2』『HOSPITAL. 6人の医師』が展開されました。






7位:『魔剣X』【アトラス神ゲーランキング】



 のちにPS2で『魔剣爻(シャオ)』も展開されましたが、往年のファンとしてはドリームキャスト版の衝撃が忘れられませんな。魔剣によるブレインジャックで相手の肉体を奪い取るシステムは当時(1999年)めちゃくちゃしびれました、神ゲー。



6位:『世界樹の迷宮』シリーズ【アトラス神ゲーランキング】


 非常に完成度が高い3DダンジョンRPGシリーズで、2023年のHDリマスター版も楽しかったのですが……初期のDS版の2画面構成を生かした“自分でマッピングしながら冒険できる楽しさ”の衝撃が大きかった神ゲーです。

 自由なパーティ構成による戦術の幅広さとか、テーブルトークRPGチックな演出や謎解きとか、神ゲー要素の枚挙にいとまがない傑作です。






5位:『BUSIN』シリーズ【アトラス神ゲーランキング】


 2001年にPS2版『BUSIN Wizardry Alternative(ブシン ウィザードリィ オルタナティブ』、2003年に『BUSIN 0~Wizardry Alternative NEO(ブシンゼロ ウィザードリィ オルタナティブネオ』が発売されました。もう20年以上前なのか……。

 『ウィザードリィ』の名前が入っていることからもわかるようにベースは3DダンジョンRPGなのですが……信頼度によって行う連携アクション“アレイドアクション”システムがマジ神なんですよ! ハクスラや合成要素なども極めてマニアックで面白くて、少なくとも自分の周りでは神ゲーと断言してくれる人が多いです。






4位:『十三機兵防衛圏』【アトラス神ゲーランキング】


 神ゲー連発のヴァニラウェア作品のなかでも個人的に大好きすぎるのが『十三機兵防衛圏』。ドットとはちょっと違いますが、2Dライクなキャラクターの仕草描写がすさまじく、もはや芸術の域かと。

 機兵(いわゆる巨大ロボット)によるリアルタイムバトルは爽快かつ戦術性が高く、13人の主人公が織りなすストーリーは……そりゃあ、各所で絶賛されるだけの理由があります。




11~20位:『キャサリン』『ステラデウス』など【アトラス神ゲーランキング】


 ここでギブアップ。どうやっても10位までに絞り切ることができませんでしたので、唐突に20位まで増やします。ごめんなさい。

・11位:『キャサリン』:もっと上の順位だろとセルフツッコミしたくなるほど神ゲー。妖艶でオトナなイメージもありますが、悪夢と現実という2つの世界の表現が物語的にもゲーム的にも素晴らしすぎます。オリジナル版発売当初はなかなか歯ごたえがある難易度でしたが、リメイク版ではエンディング保証が行われ、物語中心で楽しむこともできるように。第3のヒロインのリンも登場しますし、リメイク版を未プレイの方はぜひ!
・12位:『ラジアントヒストリア』:“死亡フラグをへし折るRPG”というキャッチコピーがツボすぎるDS用RPG。ファンタジー的な世界観に時間移動の要素をゲームシステムとして組み込んだ神ゲー。大好き。のちに新シナリオが追加された3DS版が発売されて、うれしすぎました!
・13位:『峠』シリーズ:1995年にセガサターンで発売された『峠KING THE SPIRITS』から始まった、峠を攻めるレースゲーム。車もコースも再現度が高く、根強いファンを生んだ髪ゲー。
・14位:『豪血寺一族』シリーズ:アーケード用対戦格闘ゲームとして歴史に名を残る神ゲー。多くのステージで歌が流れることでも話題を呼びました。魔法少女のようにスーパークララに変身する花小路クララ、通常時は老婆だけど投げ技成功で相手のエネルギーを吸い取って若返る豪血寺お梅&お種など、バトル中にキャラの外見が変わる要素も新鮮でした。
・15位:『REBUS(レブス)』:キャラクターデザインは天野喜孝さん。文字を組み合わせるカスタマイズ要素も味がありますが、トキサ=クラシコとラクリマ=クリスティ、2人の主人公が交錯する物語が秀逸な神ゲー。
・16位:『サウザンドアームズ』:鍛冶師の少年を主人公とした本格RPGに恋愛ゲーム要素もミックスされた神ゲー。とにかくたくさんの豪華スタッフが携わっている時点ですごいのですが、浜崎あゆみさんが主題歌を担当したことでも知られているかと。
・17位:『ガンバード』:『首領蜂』なども含め、セガサターンやプレイステーション時代にはアトラスがアーケードの神ゲー系シューティングをコンソールに移植・発売してくれていました。本当にありがとうございました。家庭用版『ガンバード』はOP曲『ガンバード~大空の冒険者~』とED『マリオンのテーマ』も最高でした。小さな大魔法使いマリオンの溜め打ち時の「いってこーい!」はいまだに脳内再生余裕です。
・18位:『ステラデウス』:副島成記さんによる幻想的なキャラクターデザイン&アートディレクションに心奪われた神ゲー。2刀使いの金髪少年スフィーダがツボでした。2004年10月にPS2で発売されたシミュレーションRPGで、水野良さんのシナリオもよかった!
・19位:『南方珀堂登場』:犯罪心理学の教授である南方珀堂(みなかたはくどう)とその弟子がビデオテープをもとに捜査する謎解きゲー。ある種、神ゲー。僕は好き。
・20位:『カブキロックス』:スーパーファミコン時代のRPG。スペース歌舞伎といいますか、独特の世界観とシステムがきれいにマッチした神ゲー。



3位:『九龍妖魔學園紀』【アトラス神ゲーランキング】


 トレジャーハンターである転校生が主人公という時点で燃える! 大枠のゲームとしては3DダンジョンRPGですが、なんというか、いろいろな要素が盛り込まれまくった不思議な神ゲーとして仕上がっています。特にボス戦の完成度が高く、剣で戦うか銃で戦うか、はたまた輪ゴムで戦うか……自由度の高さも魅力です。

 仲間とのコミュニケーション要素も多いし、遺跡内の謎解きも歯ごたえがあります。本編そっちのけでミニゲーム的なレトロ風RPG『ロックフォード・アドベンチャー』にもハマったなあ。




2位:『ユニコーンオーバーロード』【アトラス神ゲーランキング】


 今年(2024年)3月に発売されたばかりのアトラス×ヴァニラウェア関連最新作ですが……すごくいいです。戦術的なシミュレーション系のゲームが好きな人に絶対おすすめなのは、そりゃそうなんですが、シミュレーション系はちょっと難しいと思っている人でも難易度次第ではなんとかなるはずなので、ぜひ!

 何と言いますか、ストーリーもおすすめなんですが、部隊編成が楽しすぎます。本質的には考えることが多すぎて大変なゲームではあるんですけど、そこをサポートしてくれる親切さも備えた神ゲーです。チュートリアル感覚で一番簡単なモードでクリアした後、難易度を上げてもう一度プレイすると、自分の知識やプレイスキルが上がったことによって、新たな世界や遊び方が見えてくる。つまりは、遊べば遊ぶほどスルメ的に楽しくなっていくという、1人用ゲームの本質的な魅力がしっかりと感じられる神ゲーです。







1位:『グローランサー』シリーズ【アトラス神ゲーランキング】


 うるし原智志さんによるキャラクターデザインでも知られるRPGで、1999年に1作目がPSで発売されたことから始まり、ナンバリングタイトルは6作品が存在。また、『IV』の後日談を描く『グローランサーIV Return』や、『I』や『IV』に新キャラ&新ルートを加えたなリメイク(『グローランサーIV オーバーリローデッド』など)も発売されました。

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 “ノンストップドラマチックRPG”と銘打たれたコンセプトが示すように、イベントとバトルが地続きで展開していく独特のシステム(リアルタイムミッションクリアシステム)が見事。恋愛エンドを含む仲間たちとの交流イベントのクオリティも高く(作品によっては難易度も高く…‥)、周回プレイや、途中セーブデータを利用した全キャラクリアも楽しかったです。

 最終的な完成度の高さは集大成的に要素盛りだくさんなPSP版『グローランサーIV オーバーリローデッド』だと思いますが、個人的には実質的に2作品での2部構成に近い『グローランサー5』と『6』がイチオシ。他の4作品とか大きく異なるプレイフィール(バトル中も完全リアルタイムに近い感覚で主人公を直接操作する)ですが、それによるテンポ感が爽快なほか、キャラ成長やハクスラ的な要素も楽しい沼ゲー的な魅力も備えた神ゲーでした。



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おまけ:『プリンセスクラウン』【アトラス神ゲーランキング】


 個人的な思い入れも強いアトラス神ゲー10選(20選)でしたが、みなさんの思い描いた結果と比べていかがだったでしょうか?

 正直、派生作品とはいえ『DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー』とか『女神異聞録デビルサバイバー』とかも語りたかった……。ゲームというよりデジタル辞書に近いセガサターン版『真・女神転生 デビルサマナー ~悪魔全書~』とか、PSP版に搭載されるまで我が家の家宝に近かったですし。

 さて、最後に番外編として、アトラスの超有名なあの作品……『プリクラ』についても触れておきましょう。

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▲アトラスフェスに展示されていた『プリント倶楽部2』。

 そう、写真を撮ってプリントできる『プリント倶楽部』! ……これもまあ、社会現象レベルの神作品ですが、ゲーマー的には別の『プリクラ』がありますよね。そう、ヴァニラウェア開発の神ゲー『プリンセスクラウン』です!


 そもそもは1997年にセガから発売されたセガサターン用のゲームで、当時のサターン好きとしてはセガ×アトラスの超絶クオリティの2DアクションRPGとして堪能させていただきました。その後、PSPに移植されたり、PS4で復刻されたりしたので、そこで遊んだ方も多いのではないでしょうか?

 『プリンセスクラウン』自体は単発作品ですが、そのイズムを継承したような作品はいくつか存在し、アトラスから発売された『オーディンスフィア』も神ゲーですね。ゲーム性はかなり違いますが、『ドラゴンズクラウン』なんかもヴァニラウェアの神ゲー系サイドビューアクションRPGと言えるのではないでしょうか。

 と、ちょっと無理やりですがヴァニラウェアの神ゲーをまとめてプッシュすることで、「あの神ゲーが入ってないじゃないか!」というお叱りは多少緩和できたんじゃないかと。

 ……まだまだアトラスの神ゲーについて語りたいところですが、今回はこのへんで。近いところでは、会場で遊べた10月11日発売『メタファー:リファンタジオ』も新たな神ゲー間違いなしでした!

 アトラスフェスは6月9日(日)も秋葉原で開催中なので、間に合う方はぜひ!




アトラスフェス開催概要


イベント名称
アトラスフェス

開催日時
2024年6月8日(土)、6月9日(日)10:00~18:00予定
※入場無料

会場
ベルサール秋葉原 1F・B1F

主催
アトラス

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