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HoYoverse新作『ゼンレスゾーンゼロ』最新版を先行プレイ。CBTからの調整&追加要素の量がすさまじい…ゲーム体験がより快適に!【7/4リリース】

文:電撃オンライン

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 7月4日にリリースされるHoYoverseの最新作『ゼンレスゾーンゼロ(以下、ゼンゼロ)』。本作は、人気を博している『原神』や『崩壊:スターレイル』を手がけたHoYoverseから新たに輩出されるビッグタイトルで、事前登録者数は全世界で既に4000万を突破しています。

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 リリースに先駆け、6月17日~18日にメディア向けの先行体験会が行われました。本記事では、過去のクローズドβテスト(以下、CBT)の体験を基に、最新バージョンではどのように『ゼンゼロ』が進化したかをレポートしていきます。

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※正式リリース版とは仕様や名称が異なる可能性があります。また、このレポートはPC版のみのプレイ体験に基づいていますので、ご了承ください。

数時間のプレイでも多くの調整が入っていることを実感。どこまで作り込んでるの!?

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 さて、体験会では用意されたPCに全エージェント(プレイアブルキャラクター)、音動機、ドライバディスク、ボンプなど、ほぼすべての要素が解放された夢のようなデータが詰まっていました。

 今回のプレイの率直な感想ですが、直近のCBT3(増幅テスト)から大幅なアップデートがなされています。大まかに挙げると、以下の点が確認できました。

・新エリア、新フィールドの追加
・新NPCが登場
・新エネミーの追加
・アチーブメントの追加
・強化素材などの一部アイテムのデザインを変更
・エリア探索中でも時間を進めることが可能に
・没入モードの追加(VR試練で遊んでいても時間が進まなくなるモード)
・音動機の専用エフェクトのON/OFF機能の追加
・音動機&ドライバディス図鑑の追加
・ドライバディスクを管理する新要素の追加
・ゲームセンターのゲーム(ソウルハウンドⅢ、スネークデュエル)に追加要素
・言語を日本語に設定時、一例として敵の部位破壊を行った時に“部位破壊”とエフェクト付きの日本語で表示されるように
・UIの改修(ゲーム画面、エージェントのステータス、装備画面、ビデオ屋の作業台、クイック手帳など)
・一部アイコンのデザインを変更

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▲CBT3の時のゲーム画面
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▲最新バージョンのゲーム画面

・戦闘時に特定の属性で攻撃をし続けると、その属性のアイコンが敵のHPゲージの横に表示されるように

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 と、これ以外にも「この敵の挙動変わってない?」とか、「六分街の奥行きが広がってる?」とか、明確に言い切れないですが、変わったかなと感じるポイントが頻繁に見られました。

 調べきれていない要素も確実にあると思われますが、調整&アップデートされたと思えた要素は以下の通りです。

プレイ体験に大きく影響を及ぼしそうな5大調整ポイント

大幅に短縮されたローディング時間


 まず1番驚いたのが、ローディング速度についてでしょうか。過去のβテストではマップ移動、ホロウ探索画面への移行、戦闘フィールドへの移行などの画面が移り変わるとき、大体3~5秒前後、長くて10秒ぐらいのローディング時間を要していた印象です。

 しかし、今回の正式版をプレイしていたとき、明らかにローディング時間の短縮を感じました。場合によってはローディング画面が表示されず、スムーズに画面移行する……なんてこともあったほどです。すごい。

 ローディングの件を担当の方に聞いてみたところ、「CBTを行うたびにローディング時間の短縮を試みており、正式版ではよりシームレスに画面遷移を行えるようになりました」との回答が。実際に過去のCBTをプレイしたときも、ローディングの多さと長さ自体にもどかしさを感じることはあったので、これはとても嬉しい調整ポイントです。 

操作デバイスの切り替えがシームレスに

 
 自分は装備の変更やデータ収集をする時はキーボード&マウスを、戦闘時はコントローラーを使用していました。これまでは、この切り替えの際にオプション画面を開く必要があり、やや煩わしさを感じていたことは否めません。

 ですが、今回の先行プレイでは、操作デバイスを瞬時に変更できるシステムが追加されていました。キーボード&マウス操作中にPCに接続したコントローラーのオプションボタンを押すと、操作デバイスが即座にコントローラーに切り替わります。便利すぎる!

 逆に、コントローラー操作中にキーボードのESCキーを押すと、キーボード&マウスに切り替わります。もちろんですが、この切り替えを起こさないようにする設定も用意されていました。アクションで誤って操作してしまうのは致命的ですからね……。

 一部の場面では操作デバイスの変更ができませんが、街の探索中、戦闘中、ホロウ探索中などの主要なシーンでは変更が可能です。ユーザーのプレイスタイルによって活用するかどうかは分かれるかもしれませんが、操作しやすいデバイスを瞬時に選択できるようになったことは、プレイ体験を大きく向上させる革新的な改善だと言えるでしょう。

リングメニューの追加


 コントローラーのL1ボタン、またはキーボードのFキーを長押しすると、画面下部にリングメニューが展開。『原神』でもあったものですね。コントローラーではスティックで、キーボード&マウス操作ではマウスを動かして、登録したショートカットメニューをすぐに開くことができます。
 
 ショートカットとして登録できるのは、マップ移動に使う"ナビ"や"クイック手帳"など。メインメニュー画面を経由せずに各メニューを開けるようになったことで、操作の利便性が大幅に向上しています。

お誘いクエストの追加


 日課……ソーシャルゲームなどにあるあるの“デイリーミッション”に該当する新要素で、自分から仲間に声をかけるメールを送ることができる“お誘いクエスト”が追加されていました。
 
 メインストーリーや幕章で出会うほか、該当のエージェントを招集しているといった条件をクリアすることで、そのエージェントにお誘いメールを送ることができます。これにより、エージェントとの交流を通じて信頼度を上げることができるようです。

 1日3回までという制限がありますが、特定のエージェントの信頼度をピンポイントで上げられる点で重宝するはずです。

信頼度システムがゲーム体験に大きく影響?


 HoYoverseのほかのタイトルでもお馴染みの、信頼度システムに新要素が追加されています。主な変更点として、信頼度システムが零号ホロウでのエージェントの行動に影響を与えるようになりました。

 エージェントの信頼度が上がると、零号ホロウでより多くの特殊イベントが発生します。これには強化効果だけでなく、零号ホロウでのみ見られるエージェントの新たな一面も含まれます。

 日頃から編成するエージェントの信頼度を優先的に上げることで、零号ホロウ攻略の効率が向上する可能性があるのではないでしょうか。

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 また、メインメニューを開くと表示される"ライブ壁紙"機能にも変更がありました。

 デフォルトでは主人公の"アキラ"と"リン"が選択可能ですが、エージェントの信頼度が4以上になると、そのエージェントをライブ壁紙に設定できるようになります。

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▲画像はCBT3の時のもの

思っていた以上の広さ! 主人公が探索できるエリアの拡張


 今回は“ルミナスクエア”、“スコット前哨基地”、“地下鉄駅”へも訪れることができました。

 CBTで公開されていた新エリー都のエリアは、正式リリース版と比較すると半分程度とのことで、探索できる範囲が大幅に広がっています。リリース版プレイ時、迷子にならないように気をつけねば……。

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ルミナスクエア

 
 主人公たちが暮らす六分街が下町感溢れる町であるのならば、ルミナスクエアは商業エリアと呼べるほどの発展したエリアです。

 六分街と同様に、ラーメン屋や喫茶店などの施設も用意されていて、もう1つの拠点としても使われる可能性は高そうに感じました。

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 ルミナスクエアの注目ポイントは2つあり、1つは“HIAセンター”と呼ばれる施設の存在。 “模擬実戦”や“エキスパート挑戦”といった、“VR試練”のコンテンツがこちらにありました。日課のスタミナ消費や週課を行う際には、HIAセンターを利用することになりそうです。

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 また、CBT3で初登場した新エージェント、治安局・特務捜査班所属の“朱鳶”がルミナスクエアに現れるとのこと。治安局にまつわる二章幕章が正式リリース版で追加されるようで、かなり早い段階で朱鳶と出会うことができそうです。

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スコット前哨基地


 スコット前哨基地は、“零号ホロウ”や“式輿防衛戦”などの長期的な遊び、いわゆるエンドコンテンツが遊べる専用エリアです。

 チャレンジ内容や報酬を更新するほか、ゲームコンテンツを披露する舞台になるよう設計されており、零号ホロウの進行次第ではエージェントのストーリーが深堀されることもあるとのこと。やり込み派の人もしっかり楽しめます。

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▲前哨基地の目の前にある巨大なホロウが零号ホロウを表しています。

地下鉄駅


 “六分街駅”と“映光ステーション”という地下鉄の駅が追加されていました。

 エリア内部は名前の通り地下鉄のホームとなっており、実際に行ってみたところ、会話できる人物が何人かいました。今後のイベントで使われるのか、それともストーリーで登場するのか……? 今のうちにしかできない想像が広がります。

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ビデオ屋“Randam Play”が拡張


 主人公たちが暮らし、プロキシの仕事を遂行するビデオ屋“Randam Play”の二階が追加され、寝室が用意されていました。寝室の内装も異なるようです。

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 ここでの注目要素は3つあり、1つ目は部屋に大きなベッドが用意されています。CBTの時点で、プロキシたちは1階のスタッフルームにあるソファーで毎回寝ていたので、これで安眠問題はクリアされることでしょう。

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 2点目は“思いでコレクション”の追加。ストーリーの進行に応じて入手できる、エージェントたちとの交流写真を飾ることができるボードが用意されていました。

 ただ写真を飾るだけでなく、デコレーション機能もあるようです。センスが問われる!

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 3点目は“音楽プレイヤー”でのBGM再生機能が用意されていました。戦闘中に流れるBGMを落ち着いた空間で集中して聞くことができるのは、個人的にも嬉しいと感じたポイントです。じっくりと耳を傾けている余裕がないので……。

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注目の新NPC“にゃんきち長官”が各エリアに登場


 特徴的な白い猫(?)のような容姿を持つ、着ぐるみの“にゃんきち長官”と話して挑めるようになる新コンテンツも。その名も“にゃんきちからの挑戦状”が追加されていました。

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 にゃんきち長官は各エリアに配備されていて、該当するエリアの探索要素を紹介してくれる頼もしい存在です。

 エリアにはプロキシの救援を待つボンプがいたり、自走カーゴ(宝箱的な存在)が配置されていたりするので、こちらを確認して探索を進めるとよさそうです。

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 これらの挑戦をクリアするとスタンプが押され、バッジや観測データが入手できるので、報酬目的としても活用することになりそうですね。

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ドライバディスク関連の変更点


 『ゼンゼロ』の装備、または聖遺物とも言える“ドライバディスク”の管理システムが改善され、全体的な利便性が向上しました。主な変更点は以下の通りです。

・ドライバディスクの一括装備ボタンの追加
・ディスクの分解がCDショップだけでなく、装備画面からも可能に
・所持しているディスクに“ゴミ箱マーク”をつけられるように変更。ディスクの一括分解時に、該当するドライバディスクが選択画面の最前列に表示されます
・比べるボタン"の追加(装備中と所持ディスクの性能比較用)

 CBTを重ねるごとに利便性は向上し続けていましたが、最新版ではゲーム体験時のストレスを感じる部分がさらに解消されています。

 思い返すとCBT3(増幅テスト)が5月28日に終了し、今回の体験会が6月17日に開催されたことを考えると、1ヶ月も経たずにこれほどの大規模なアップデートを実装したということになるのでしょうか……? HoYoverseの開発チームの対応の速さには驚愕の嵐です。CBT3の期間中に準備していた調整もあると思われますが、開発チームの迅速な対応と改善能力のすごさを再認識しますね。


 本記事をまとめている最中、リリース予告番組では新エージェントの“パイパー”と“ルーシー”が見られました。会える日が楽しみになりますね。

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▲ルシアーナ・オクシスィース・テオドロ・デ・モンテフィーノ
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▲パイパー・ウィール

 もはや期待しかないHoYoverseの最新作『ゼンレスゾーンゼロ』は7月4日リリースです。7月2日には事前ダウンロードが開始されますので、ぜひリリース前に準備を済ませておきましょう!

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