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『龍が如く』最新作オーディション合格者&審査員インタビュー。135万円のネックレス購入(えなこ)や10キロの減量(澁谷果歩)など、合格者の並々ならぬ決意が明らかに

文:電撃オンライン

公開日時:

 2024年7月16日、東京・大崎のセガ本社にて、『龍が如く』シリーズ最新作の出演者を決定する “『龍が如く』最新作 ミナト区系女子オーディション”の最終選考が行われ、5名の合格者が決定しました。

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 多数の応募者の中で“ミナト区系女子”に選ばれたのは、えなこさん(コスプレイヤー)、霧島聖子さん(レースクイーン)、澁谷果歩さん(タレント・著者・コンテンツクリエイター・コスプレイヤー)、本郷愛さん(セクシー女優)、みそしるさん(MC・ゲーム実況者)。

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▲(左より)みそしるさん、本郷愛さん、えなこさん、澁谷果歩さん、霧島聖子さん。

 なお、合格発表の模様は配信番組“龍スタTV”にてすでに配信されていますが、その配信の直前に、合格者の方々と3名の審査員(龍が如くスタジオ代表・制作総指揮の横山昌義さん、『龍が如く』シリーズチーフプロデューサーの阪本寛之さん、『龍が如く』最新作プロデューサーの堀井亮佑さん)にインタビュー取材を行うことができました。本記事ではその模様をお届けします(インタビュー中は敬称略)。

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▲(左より)阪本寛之さん、横山昌義さん、堀井亮祐さん。




『龍が如く』最新作オーディション合格者決定! えなこ、霧島聖子、澁谷果歩、本郷愛、みそしるの5名がミナト区系女子に



ミナト区系女子オーディション合格者&審査員インタビュー【龍が如く最新作】

【審査員コメント】最終審査を受けられた方々には、最後に今回の最新作の内容をお伝えしました(横山)


――ついにオーディションが終了し5名が決定しましたが、最終審査の手ごたえをお聞かせください。

横山
今回の最終審査では、朝9時からファイナリスト10名全員の審査をまとめてやらせていただき、面接などを行って深掘りしていきました。

 ちなみに去年の“『龍が如く7外伝』生キャバ嬢オーディション”の際は、映像を応募者全員で観る形で審査を行ったのですが、今回は1人1人個別に審査を行いました。それぞれほかの方の演技をご覧にならない状態での審査だったので、彼女たちがどのような感想を抱いたのかは、このあと聞いてみたいですね。僕たち審査員側としては、今回非常によい審査ができたと思いますので、満足しています。

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阪本
今回はスケジュール的にもかなり短い期間でのオーディションだったのですが、応募数も多く、多彩な業界の方々にエントリーしていただきました。選考自体も、いろいろなバリエーションのなかで厳選できたと思います。去年のオーディションとは違った形でしたが、今回選ばれたみなさんもすごく個性的な方ばかりですので、その個性を作品で出していきたいですね。

堀井
“ミナト区系女子オーディション”ということで、まだ作品の中身がよくわからない状態でのオーディションだったのですが、『龍が如く』シリーズや我々を信頼してたくさんの方々に応募いただいたのが、まずとても嬉しかったです。

 また、合格になった 5名の方々も本当に個性的で。これからプロモーション施策などにもご協力していただくことになりますが、何よりゲームとしてこの5名が実装されたときに、作品がよりおもしろく、楽しくなるという実感がすごくありますので、この5名の力をお借りて、よりよい作品にできればと思っています。

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――まだ具体的な作品内容が発表されてない段階ですのでお答えにくいかもしれませんが、最終審査で決め手となったことや、一番意識したことは何でしょうか?

横山
やはり詳しいことは言えないのですが……じつは、今回の最終審査を受けられた方々には、最後に今回の最新作の内容をお伝えしました。それが明かされないままだと、なぜ自分が選ばれたのか、なぜ自分が落ちたのかがわからないと思ったのです。世界で初めて、今回の最新作の情報を一般の方にお伝えした形になりましたが、みなさんご自身の合格よりも、そっちの内容に驚いて気を取られていましたね(笑)。

 そこで伝えた内容をここではお話できないものの、選考基準はやはり“作品内の役柄に合うか合わないか”でした。ただその役柄そのものを公開しない状態での審査だったので、その点ではフェアではなかったかもしれません。前回の“生キャバ嬢”のような募集だったら、審査前に役柄がキャバ嬢であることがわかったかと思いますが。

 でも今回は“ミナト区系女子オーディション”という曖昧な言い方と、『龍が如く』の最新作だということしか伝えていませんでしたので、みなさん「『龍が如く』の最新作の仲間になりたい!」という想いのみで応募してくれたのだと思います。

 そして役柄がわからないまま、今日いろいろな台本を渡して演技をしてもらったのですが、その中で「たぶんこの人が今回の役に合うだろうな」と我々が考えた方を選ばせていただきました。ですから今回ファイナリストに残った方々にとっては「こういう役だとわかっていたら、もっとこういうアプローチができたのに……」という思いがどうしても残ってしまうかと思います。そのため、審査後で申し訳ないのですが、最後に納得していただきたいと考え、作品の内容を説明させていただきました。

――実際のゲームでは、今回合格した方々に合わせて、キャラクターの細かい部分が決まっていく形になるのでしょうか。

横山
そうです。今日は審査とともに、各々にどのようなバックボーンがあるのか、どういう役柄をやってもらうとおもしろいのか、といったことを確認していきました。もちろんノンフィクションではありませんし、本人そのものを描くわけではないのですが、本人がどういうキャラクターでありたいのか、どういう口癖があるのか、人生においてどんなことを大事にしているのか、といったことはちゃんと聞いたうえで、これからキャラクターを作っていきます。

――今回のオーディションで一番インパクトのあった応募者やエピソードがありましたら、それぞれ教えてください。

横山
ミナコさん(タレント。ビッグダディの元妻として有名)ですね。世代によって彼女に対する情報量は違うと思いますが、今日お話を聞いて改めて思ったのは、「彼女の人生自体が、何も付け加える必要がないくらいドラマチックだ」ということです。1つの完成された話を聞いてるような感覚がありました。あれだけで連続ドラマが作れるのではないでしょうか。

 もちろんそれだけで選ぶわけではないので、審査の結果は別となりましたが、印象としてはたぶん一生忘れられない気がします。

阪本
いろいろと個性的な方がいましたが、やはりミナコさんが聞いていて一番ハッとさせられましたね。ほかには最終審査に残った人以外にも、今までにないタイプの方々が多かったので、今回何を基準に残すかという点は、思い返してもけっこう迷いました。ただ最終的に選ばれた5名の組み合わせについては、非常にいい形に落とし込めたかなと思います。

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堀井
僕は今回のオーディションでは、主に音声収録のテストを担当させていただいたのですが、それぞれの方のバックボーンによって、演技の仕方が大きく違う点がすごく興味深かったですね。例えば配信をやっている方だったら滑舌のよさがあったり、コスプレイヤーの方だったらアニメ的な表現のツボを押さえていたり、そういったところがおもしろかったです。なかでも興味深かったのが本郷愛さんで、すごくナチュラルで着飾らない、そのままのご自身の演技をきっちりされていて、そこが印象に残りました。

【合格者コメント】このオーディションのために、これまでの人生で一番高い買い物をしました(えなこ)


――今回の審査は長丁場だったと思いますが、合格された心境をひと言ずつお願いします。

みそしる
いまだにちょっと信じられない気持ちなのですが、こうやってメディアの方々に写真を撮られ、シャッター音を聞いて、信じるほうに心がちょっとずつ歩み寄っています。

本郷
ずっとあこがれだった『龍が如く』チームの一員になれるのが本当に本当に嬉しいです。これからの収録やさまざまなお仕事がとても楽しみですし、がんばりたいと思います。

えなこ
最初はキャバ嬢オーディションだと思っていたら“ミナト区系女子”でびっくりしましたが、あこがれの『龍が如く』シリーズに出演できることになり、すごく嬉しいです。これからがとても楽しみです。

澁谷
私は去年から『龍が如く』にハマって一気にシリーズをすべてプレイし、夢中で「どうしても出たい!」という気持ちで応募したので、本当に嬉しいです。あと、この5人の服の配色がちょうどよかったり、おしゃべりも楽しかったりして、今後の活動が楽しみです

霧島
これまでシリーズ歴代のオーディションを見て「いつかは絶対あの中に入りたい!」と思っていたので、今回のオーディションの募集をXで見かけてすぐ応募しました。今ここに立てていることが夢のようで信じられないですが、選んでいただいたからには全力で、今までの自分の活動のすべてをもって、ドラマチックに作品を彩る一員としてがんばりたいと思います。

――今回は“ミナト区系女子オーディション”という名称での募集でしたが、応募にあたり「私のここがミナト区系女子だ!」というポイントがあればお聞かせください。

みそしる
私は人口8万人を切った愛知県蒲郡市という街から東京に出てきたのですが、田舎から出てくるタイミングで「東京ってきらびやかだな」と自分の中で思い描いてたものが全部港区にあったように思います。自分自身はそんなイメージとはかけ離れているのですが、あこがれていたぶん、「なりたい!」という思いもあるので、今回挑戦させていただきました。

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本郷
今回のオーディションで初めて公開したのですが、私は生まれも育ちも港区で、審査でも本当のミナト区系女子であることをアピールしました。あと港区は海外の方も多く、英語が話せてそういった方とのコミュニケーションを取れるのも、アピールポイントだと思って応募しました。

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えなこ
私も愛知県名古屋市出身で、あまり東京には詳しくなく、正直オタクなので港区にもあまり縁がないのですが……今日のために港区を検索して、「これが流行ってるらしい」という135万円のネックレスを買いました。このオーディションのために、これまでの人生で一番高い買い物をしました(笑)。

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澁谷
私は東京都千代田区出身なのですが、幼稚園から高校まで港区の女子高に通っていたので、ある意味でミナト区系女子かなと思っております。

 ただ、見た目のイメージはそれとは違うなと思ったので、このオーディションが発表されてから 10週間で、10キロ痩せてきました。このあとは東京ゲームショウなど大きな舞台もあると思いますので、その時までには、さらにもうちょっと締めたいなと思っています。

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霧島
私は普段レースクイーンというお仕事をしているのですが、職業柄いろいろな方から「港区で飲んでそうだよね」と言われる機会があります。実際は私もオタクなので、あまり家から出なかったりするのですが、それでも「見た目は港区っぽい」と言われることがあるので、今回のオーディションに合うところもあるのではないかと思って応募しました。

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――合格した喜びを、まずどなたにお伝えしたいですか?

みそしる
私が『龍が如く』シリーズをプレイし始めたのが去年の8月1日で、そのきっかけは『龍が如く』ファンの視聴者の方でした。最初は 『龍が如く7外伝』の発売に合わせてそれからプレイしようと思っていたのですが、そのファンの方に「絶対1作目からプレイしてください。順番にやってください」と言われて、それから怒涛のように全作プレイさせていただきました。そのように視聴者の方が先頭に立って私を引っ張ってくれたので、今度はそんな視聴者のみんなに、「私が引っ張っていくよ」と伝えたいですね。

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本郷
私自身、ゲームを始めたのは最近なのですが、兄がすごいゲーム好きで、お兄ちゃんに「初めてゲームやるなら何がいいと思う?」って言ったら「『龍が如く』をやれ」って言われたんです。ですからその『龍が如く』に妹が出たよと、お兄ちゃんに報告したいですね。

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えなこ
自分は事務所に所属してから、ずっと二人三脚でがんばってきた事務所の社長に伝えたいですね。

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澁谷
私もみそしるさんと同じで、ゲーム実況の視聴者の方のススメで、「ゲームのダウンロードコードを送るからプレイしてくれ!」と言われて、本当に全作品のコードを送られてプレイして、それでドハマりしてしまいました。このオーディションを受けることも視聴者の方やファンの方にしか言ってないので、その方々にまず伝えたいですね。

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霧島
私は両親、とく母に伝えたいです。ちょうどファイナリストの発表があったときに実家に帰省してたので、最終選考前の事前のアンケートなどについても、「私の隠れた魅力って何だと思う?」といったように母に相談してたんですよ。ですので、この結果を一番に報告したいのは母ですね。

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