Sensor Towerは、5月に中国で配信された『アラド戦記モバイル』に関するブログを公開しました。
以下、ブログより一部抜粋します。
リリース初月に中国市場で3億ドル以上の収益を記録した『アラド戦記モバイル』
中国でリリースされたモバイルRPG『地下城与勇士:起源』(アラド戦記モバイル)が、同市場で大きなヒットタイトルとなっています。
同作は2022年3月に韓国でリリースされ、韓国におけるパブリッシングはNEXONが行っています。韓国での人気も高く、リリースから2024年6月30日までの韓国での累計収益は1億7,000万ドルを突破しています。
中国ではTencentが『アラド戦記モバイル』のパブリッシングを担当し、ベータテストを経て2024年5月21日に同市場でリリースされました。
Tencentは日本のモバイルゲーマーにもおなじみのモバイルゲームパブリッシャーですが、世界的に見てもトップパブリッシャーと言えます。
Sensor Towerのデータによると、Tencentの『Honor of Kings』は、2019年から2023年まで4年連続で世界のモバイルゲーム収益トップを維持し続けています。直近の2023年の同作の世界収益は2位の『キャンディークラッシュ』(King)に1.8倍もの差をつけています。
ですが、中国での『アラド戦記モバイル』の人気は、それを超える勢いです。中国のApp Storeにおけるトップ収益ランキングにおいて、『アラド戦記モバイル』はリリースから38日間にわたってトップをキープしました。
同作のリリース前日は『Honor of Kings』がトップでしたが、入れ替わる形でランキングが推移しています。
『アラド戦記モバイル』の中国市場における38日間の収益トップは、世界のモバイルゲーム収益で見ても大きなインパクトにつながっています。
同作がリリースされた2024年5月21日から6月30日までの世界のモバイルゲーム収益で、『アラド戦記モバイル』がトップとなっており、アメリカで圧倒的な人気を集めている『MONOPOLY GO!』(Scopely)に5,000万ドル以上の差があります。
『アラド戦記モバイル』と『Honor of Kings』の収益合計は5億ドル以上になっており、Tencentの収益力の高さが際立っています。また、同期間における『アラド戦記モバイル』のダウンロード数は500万以上になっています。