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『アイドルマスター TOURS』セカンドロケテをレポート。カード×スライダーの新感覚音ゲー。撮影機能も充実でプロデューサーも大満足

文:セスタス原川

公開日時:

 バンダイナムコアミューズメントは、開発中のアーケードゲーム『アイドルマスター TOURS』のセカンドロケテストを開催しました。本稿ではそのレポートをお届けします。

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『アイドルマスター』のアーケード新作はカードを使った音ゲー

 『アイドルマスター TOURS』は、『アイドルマスター』ブランドからアイドルたちが垣根を越えて参加する新作アイドルライブプロデュースゲームです。

 現状で登場が発表されているのは『アイドルマスター』『アイドルマスター シンデレラガールズ』『アイドルマスター ミリオンライブ!』『アイドルマスター SideM』『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のアイドルたち。自分だけのオリジナルユニットを組み、アイドルたちのライブをプロデュースしながらリズムゲームのクリアを目指します。

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 リズムゲームとしては珍しく、1回のプレイごとにゲームで使用できるカードが排出される方式になっており、入手したカードはアイドルたちの衣装変更やライブ時のサポートとして使用できます。

 筐体の作りはオーディオインターフェイスのようになっており、ゲーム中は5つのボタン、5つのスライダー、3つのスイッチを使います。

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 基本的には流れてくるノーツに合わせてボタンを押す形。中には同時押し、長押しなどが組み合わさったノーツもあり、難易度が上がるにつれて組み合わせのパターンが増えてきます。

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 時折流れてくる矢印型のノーツはスライダーを上下してリズムを合わせます。このスライダー操作が本作のリズムゲーム要素の特徴的な部分とも言えるでしょう。

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 スライダーは最初は下にあるので、1回目のノーツはつまみを上げる動作になるのですが、その後に下げる動作のノーツも流れてきます。ボタンとスライダーのダブル操作だけでなく、このように上下のパターンもある点が操作のおもしろさと難しさを生み出しています。

 難易度はルーキー・ベテラン・エキスパートの3種類となっていました。もっとも難しいエキスパートモードは、ボタン操作+スライダーの上げ下げが激しく、熟練の音ゲーマーの方々でもやり応えを感じられるのではないでしょうか。ルーキー、ベテランは程よい難易度調整になっており、ルーキーであればプレイをしながらアイドルたちのパフォーマンスに注目できる印象です。

 今回はロケテストのため正式な形ではありませんがランキングも実装されており、楽曲のスコアを他のプレイヤーと競う楽しみもあります。

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 3つのスイッチはアイドルたちの特別なパフォーマンスを発動させるためのもので、ライブ中に好きな時にオンにして効果を得られます。

 ライブに参加するアイドルについては、作品やユニットの制限はありませんが、同一ユニットをはじめとする特定の条件を満たすとボーナス効果“リンクシナジー”が発生します。これはざまざまなパターンが用意されているようなので、この組み合わせを探すのもおもしろそうです。

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 ライブ前には、参加するアイドルの衣装・アクセサリー、サポート、SPアピールをカードを使って登録。ゲームプレイ時に入手したカードはここで使用します。

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 衣装・アクセサリーカードについては、1つのカードで3人分の衣装変更が行えるので、カードを3枚そろえる手間はかかりません。もちろん、違うカードを用意すれば3人をそれぞれに異なる衣装にカスタマイズできます。

こだわりの撮影機能でアイドルたちの最高の瞬間を逃さない

 撮影機能も搭載されており、右側のボタン1つでその瞬間を写真に残せます。ボタンを押さなくてもライブ中は自動で4枚の写真を残してくれますが、ここぞというこだわりの瞬間を収めたい際に活用しましょう。

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 撮影した写真はライブ後に一覧を確認でき、その中から3枚までを保存可能です。保存は二次元コードから直接スマホに保存できました。

 自動撮影はかなり精度が良いですね。参加したアイドルのアップ3種類と集合場面を各1枚ずつ、ベストショットを収めてくれました。難易度の高い譜面で遊んでいる際に撮影ボタンを押すのはさすがに難しいので、この撮影機能のクオリティの高さは助かりますね。

 もっとアイドルたちのパフォーマンスに注目したいという人のために、演出面に特化した“クリエイトライブ”のモードも用意されています。こちらはリズムゲームがない代わりに、ボタンを押した際のエフェクトやカメラワークなどをオリジナルにカスタマイズできるモードです。もちろんこのモードでの撮影も可能でした。

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 どちらのモードでもライブ開始前にはアイドルとのハイタッチのシーンがあり、画面をタッチして手を合わせるので実際にハイタッチしている気分を味わえます。リズムゲームを主軸にした本作ですが、ライブ映像を重視した“クリエイトライブ”があったり、撮影機能が充実していたりと、パフォーマンスを行うアイドルたちの姿を楽しむゲームとしても楽しめる作りになっているのがうれしいところですね。

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 プレイした感想は、アーケードリズムゲームにカード要素が加わったことで、プレイするときのワクワクにつながっている印象です。カードにはレアリティがありますので「もしかしたらレアなカードが出てくるかも……?」と期待感が高まります。ロケテストでも排出されたカードは持ち帰りできました。

 家やスマホで遊べるゲームが増えている昨今ですが、音ゲーとしての楽しさがしっかり味わえる点と、アイドルたちのカードがもらえるという点で、しっかりとこのゲームを遊びたい! と思えるだけのものはしっかり確保できているなと感じました。アーケードリズムゲームが好きなユーザーとしても、期待したいタイトルと思えました。

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 リズムゲームの面についてもっと掘り下げると、前述の通りスライダーの操作が印象的でしたね。ボタンはピアノの鍵盤を押すような操作に対して、スライダー操作はまったく異なる操作感なので、2つが合わさることで譜面のバリエーションが増えています。筆者は真ん中の難易度(ベテラン)で四苦八苦していましたが、上手い人がプレイするとどんな手捌きになるのか見てみたいです。

 セカンドロケテストは6月26日を皮切りに今後も全国のゲームセンターで実施予定となっています。参加方法などは公式Xに記載されていますので、ぜひお近くの開催場所に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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