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アニメ『SAOオルタナティブ ガンゲイル・オンライン』1期1話感想。レンの戦闘能力とエムの作戦立案能力がすごいし、話の構成がめっちゃよかった!(ネタバレあり)

文:Ak

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 7月5日より第1期の再放送がスタートしたアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』。その第1話の感想記事をお届けします。
[IMAGE]【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』第1話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

荒廃した街並みが魅力的な『ガンゲイル・オンライン』の世界観【アニメGGO感想】

 10月よりアニメ第2期が放送予定の『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』に先駆けて、第1期の再放送が開始されました。7月の第1期再放送の終了直後からすぐに第2期に移行できるといううれしいタイミングでの再放送ですよ。初見の人はもちろん見返したい人にもうれしいですよね。

 かくいう筆者も、第1期放送中にリアルタイムに視聴したクチです。とはいえ放送時期は約6年前なので、細かい部分などは記憶もあいまい。初見のつもりで再放送を見直そうと思っています。ちなみに筆者は原作未読なので、アニメ第2期の範囲に関するネタバレは一切ないので、そこはご安心ください。

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 というわけで第1話の冒頭は世界観説明から。《SAO(ソードアート・オンライン)》から《GGO(ガンゲイル・オンライン)》へのVRMMOの変遷と、《GGO》の設定も簡単かつ簡潔に説明されています。そのおかげで『SAO』シリーズ完全初見の人でも入り込めるようになっていますね。

 改めても見てもやっぱり《GGO》は拠点となるSBCグロッケンのデザインがいい! 荒廃した雰囲気と近未来的な雰囲気をあわせ持つ《GGO》の世界観が、街並みだけでわかるようになっているのが素晴らしいです。ゲーム『ソードアート・オンライン フェイタル・バレット』で実際にこの街を歩けたときは、本当に感動しましたね。

いきなりアクションシーンを見せるアニメの構成がうまい!【アニメGGO感想】

 そして第1話ではスクワッド・ジャムがいきなり開催。キャラクターの紹介などは後回しにして、まずは世界観やアクションをわかりやすく見せる構成でしたね。行動は何よりも人を語るってわけで。

 このときから、エムの判断力は本当に頼りになる! 彼からの指示に従ってテキパキと素早く動くレンも、まだまだ経験不足な感じもしますが伸びしろのある優秀な兵士って感じがします。動きと会話だけでそれを見せてくれるのが、やっぱりアニメのよさですね。

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 機動力の高いプレイヤーを囮にして敵の状況を把握するエムの作戦も、なかなかひどいけど合理的(笑)。こうした考え方や行動に、彼の性格や経験してきたものが出ているように思えます。

 アクションシーンでは、しばしば主観視点に切り替わるのも「実際に《GGO》がVRMMOとして存在していたらこんな感じかな?」と想像できていいですね。FPSとガンシューティングとの相性は元々いいので、個人的にいつかVRゲームとして《GGO》が発売されないか楽しみにしています!

エンジョイ勢とガチ勢が入り乱れる大会が面白い!【GGO感想】

 そしてレンがスクワッドジャムで最初に出会う敵チーム“全日本マシンガンラバーズ”。……あらためて書くとスゴいチーム名だな……。見るからにやられ役っぽいセリフと外見が素晴らしいとも言えますね。今どき「ヒャッハー」と叫びながらマシンガンを乱射するわけで。こらあもう本当にゲームを楽しんでいますし、ゲームだからできるって感じで楽しそう。

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 それと対峙するのは、リアルで(おそらく)警官や自衛隊の人間が集まったチーム。序盤で戦う敵チームにしてはハードルが高すぎません? と思ったことを覚えています。そんな強豪チームと必ずしも直接戦わず、別のチーム同士が戦っている最中に逃げたり漁夫の利を狙ったりと、戦略性で優位に立ちやすいのも《GGO》のゲームとしてのおもしろさですよね。囮役として第1話からレンが大活躍すぎる!

エムの作戦立案能力とレンの機動力&バイオレンスにシビれる!【アニメGGO感想】

 住宅地に逃げ込んだレンたちが作戦を練るシーン。6年前の初見時は目まぐるしく動く戦況とエムの状況分析能力に「すげえー」くらいの感想しか抱けませんでしたが、改めてよく見るとかなり敵の動きを先読みしていてすごい! 説明を受けてサラッと理解できるあたり、レンの頭のよさがうかがえます。

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 レンの小さいアバターと機動力を生かしたスーツケース作戦の描き方も見事でした。ここってレンたちの目線ではなく、倒された敵側の目線から描かれているじゃないですか。このドキドキ感がすごくいい。ホラー物のそれなんですよね。って書くと、この場合のモンスター役はレンになってしまうわけですが(笑)。

 でも、レンの餌食となったプロチームからすると、まさしくそんな感じだったんじゃないかなと。眉間を撃ち抜く瞬間にニヤッとするところなんて、レンの割とバイオレンスな一面が出ていたと思います。

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 改めてアニメを見てみると、やっぱりこの第1話の構成ってすごくよくできているなあと感心しました。

「対人戦のプロが訓練に使うほどよくできた仮想世界」
「その対人戦のプロに対して有効な戦術を立てられるエム」
「さらにプロ4人を瞬殺する戦闘能力を持つレン」

 アニメ第1話の最後で、レンの中の人をチラ見せする構成もなかなかうまいですよね。当然その詳細が語られるであろう第2話がすぐにでも見たくなる作りになっています。一度見たはずの筆者ですら、すぐにでも第2話を見たくなりました! そんなわけで次週もお見逃しないように!

作品概要

第1期 再放送(リロード)PV

第1期 再放送情報

・TOKYO MX:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30
・BS11:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30
・群馬テレビ:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30
・とちぎテレビ:7月5日(金)より毎週金曜24:00~24:30

・AT-X:7月8日(月)より毎週月曜22:00~
(リピート放送:毎週水曜10:00、毎週金曜16:00)

スタッフ

原作:時雨沢恵一(電撃文庫 刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:黒星紅白
監督:迫井政行
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン・総作画監督:小堺能夫
アニメーション制作:Studio 3Hz

キャスト

レン:楠木ともり
ピトフーイ:日笠陽子
エム:興津和幸
フカ次郎:赤﨑千夏

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