電撃オンライン

『トワイライトモンク』レビュー。メトロイドヴァニア×カンフー(てか忍者?)の出来は意外にもッ! 攻守に使える柱アクションが気持ちイイッ!【BitSummit2024:電撃インディー】

文:電撃オンライン

公開日時:

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、グラビティゲームアライズのSteam用メトロイドヴァニアアクションゲーム『Twilight Monk(トワイライトモンク)』のレビューをお届けします(配信時期未定)。

[IMAGE]

 『Twilight Monk』は、広大なフィールドを自由に探索していく、“メトロイドヴァニア”スタイルのアクションアドベンチャーゲームです。古き修行僧の最後の継承者として、闇に包まれてしまった世界を探索していくことになります。

 本作は京都・みやこめっせで7月19~21日に開催中のBitSummit Drift(ビットサミット ドリフト)でプレイアブル出展されています。多くの新作ゲームを遊べるイベントなので、気になる方はぜひ!

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!



軽快なアクションが気持ちいい『Twilight Monk(トワイライトモンク)』

カンフーファンタジーコミックのゲーム版!


 本作は、アメリカで発売されている小説やコミックで展開中のカンフーファンタジーのメディアミックス作品です。

 ゲームは、緻密に構築されたダンジョンを攻略していく、“メトロイドヴァニア”タイプのアクションゲームとなっており、爽快なアクションとダンジョン探索を楽しめます。

 ファンタジー風でありながら、東洋風の武術(カンフー? 忍者?)アクションが融合し、ちょっと不思議な雰囲気の世界観を生み出しているのも特徴です。

[IMAGE]
▲コミック、小説とマルチに展開中。気になった人は、こちらにも注目です!

アクションは爽快でサクサク展開!


 アクションは、直感的でとても分かりやすいです。攻撃は“幻影の柱”と呼ばれる武器を使って行い、2段ジャンプやダッシュを駆使して、ダンジョンを探索していくことになります。

 “幻影の柱”は攻撃だけでなく、地面に設置して足場にすることも可能。また、柱を置いている間は蹴りで攻撃することができます。

 この“幻影の柱”は、設置することで敵の飛び道具を防いだり、柱自体を攻撃することで、さらに蹴り飛ばして攻撃もできたりします。

[IMAGE]

 とにかくさまざまな使い方ができるので、これをうまく使うことが、効率よく敵を倒すポイントになると感じました。

 また、真っすぐ飛ぶクナイや真上に攻撃できるチャクラム、岩を破壊できる爆弾など、さまざまな投擲武器の使用も可能。これらは使用回数に制限はありますが、さまざまな種類があり、うまく使い分けることで戦闘に探索にと活躍してくれます。

[IMAGE]

ダンジョンは広く、探索も楽しい!


 ダンジョンはサイドビューで、“メトロイドヴァニア”らしく、パズルを解いたり、道具を使ったりしながら謎をとき、仕掛けをクリアして、徐々に探索範囲を広げていくことになります。

 目的地に真っすぐ向かうだけでなく、寄り道することで思いがけない道が広がっていたりと、序盤から探索のし甲斐があるダンジョンとなっていました。

[IMAGE]

ワールドマップ探索はRPG風!?


 ちょっと珍しいシステムとしては、クォータービューで世界全体の探索をすることも可能。世界には町やダンジョンがあり、町で装備を調達したり、ワールドマップを巡って新しいダンジョンを発見したりできるのです。

[IMAGE]

 これが、まさしく昔のRPGのようなシステムで、懐かしいと感じるとともに、新鮮に感じました!

 しかもワールドマップではシンボルエンカウントもあり、エンカウントすると、ミニダンジョンのようなマップで戦闘をすることになります。

 ちょっとしたザコ戦闘という感じで、どこか90年代のJ-RPGをプレイしている感覚になります。これは昔のRPGが好きな人には嬉しい演出! なんとなくザコ戦で経験値稼ぎをしてしまいました(笑)。

[IMAGE]

不思議な雰囲気の物語も注目!


 世界を探索することで展開していくストーリーも魅力の1つです。本作にはかなり個性的なキャラクターたちが登場し、独自の物語を織り成してくれます。このストーリーも、先へ進めたくなるモチベーションになってくれますね。

 ちなみに今回は英語でのプレイだったのですが、世界観の雰囲気が独特で、言葉は分からずとも流れは掴めていたので、とても分かりやすかったです。なお、製品版は日本語に対応していますのでご安心を(笑)!

[IMAGE]

原作ファンだけでなく、アクション好きにもオススメ!


 ゲームは全体的に操作性がよくテンポもいいので、サクサクと展開する、とても気持ちいいプレイを楽しめます!

 探索要素も充実しており、たっぷりやり込めるので、原作ファンはもちろん、アクションや“メトロイドヴァニア”が好きな人にもオススメです。原作を知らない人も、もしゲームをプレイして気に入ったら、ぜひ原作も楽しんでみて下さい!

[IMAGE][IMAGE][IMAGE]






“BitSummit Drift”概要【BitSummit2024】


名称
BitSummit Drift(ビットサミット ドリフト)
日程
2024年7月19日(金)~7月21日(日)
主催
BitSummit 実行委員会
一般社団法人日本インディペンデント・ゲーム協会(JIGA)
(キュー・ゲームス / ピグミースタジオ / Skeleton Crew Studio / BlackSheep Consulting)
京都府
共催
KYOTO CMEX
制作
オリコム




    本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります