『AFKジャーニー』レビューと感想。記憶喪失でも最強な主人公の物語は、その手のラノベやアニメ好きならきっと気に入る爽快感ある内容でした

文：セスタス原川

公開日時：2024年07月10日(水) 19:00

　現在事前登録を実施中のFARLIGHTの新作RPG『AFK：ジャーニー』。本作の見どころである世界観やストーリー、キャラクターを紹介します。

※本記事はFARLIGHTの提供でお送りします。

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　本作は『AFK』シリーズの最新作で、ユニークなキャラクターたちとの冒険と、キャンバスに描かれたかのような自然あふれるグラフィックが相まって、まるで実際に旅をするように感じられる作品。タイトルに“AFK（Away From Keyboard＝キーボードから離れている状態）”が含まれていることからわかる通り、プレイしていない時間にも自動でアイテムが集まるシステムを採用しており、ゲームに長時間を割けない人でも遊びやすいゲーム性が特徴です。

　自動機能を採用しつつも、バトルの戦略性やストーリーの味わい深さなどは目を見張る作り込みとなっており、ゲームのプレイ体験をしっかり与えてくれます。ゲームシステムなどは前回の記事でも紹介しているので、そちらも合わせてご確認ください。

『AFK：ジャーニー』の主人公は記憶喪失の最強魔法使い・マーリン

　本作の物語の舞台は、剣士や魔法使いたち、さらに獣人も登場するファンタジーな世界観です。多くの方がイメージするファンタジーRPGの世界に合致するように描かれており、専門用語や遠回しな説明などもそんなにたくさん出てくるわけでもないので、プレイしていてすんなりとゲームの世界に没入していけます。

　その世界にはマーリンという伝説的な魔術師の名前が広まっており、その魔術の加護によって平和が保たれています。ストーリー開始時には主人公は記憶を失った状態で目を覚ますと、周りの人物たちは主人公のことをこう呼ぶのです。――“マーリン”と。

　周囲が言う通り、実はマーリンとは目を覚ました主人公自身のこと。主人公は大陸全体に加護をもたらすレベルの魔法使いだったのです。マーリンという名前は古くからもっとも強く、もっとも偉大な魔法使いに受け継がれてきた称号のようなものでした。

　しかし、主人公はとある事件で自身がマーリンであったことを含む過去の記憶を失ってしまいました。記憶は失っても魔法使いとしての力は健在で、その力でさまざまな問題を解決していきます。最初の章では、主人公の記憶と、マーリンの加護、そして謎の火事の真相を巡る物語が展開していきます。

　周囲の人物は、主人公をマーリンと知る者、素性は知らないが重要人物とだけ聞かされている者、何も知らない者がおり、その認識の違いによって会話や態度に変化が起きたり、すべてを知るプレイヤー視点ではむず痒い展開になったり、いい意味で会話シーンのスパイスになっています。主人公が記憶を失ったことによるシリアスなシーンもあり、本作の土台となる主人公の記憶喪失ならではのストーリー展開は気になるところです。

　主人公一行には偉大な魔術師マーリンに加えて優秀な面々がそろっているので、そりゃあ立ちふさがる敵が敵うはずもなく……。正体を隠しながら事件を解決していく姿はまさに正義のヒーローそのものといった感じで、計画を潰される悪役たちを見ているとスカっとした気分になれました。

　マーリンは元々強い力を持っていますので、RPGのレベルアップ方式もストーリーとリンクして少し独特な描き方をされています。能力を身に付けていく点は同じですが、未熟な主人公が努力して力を付けていくというより、記憶と同時に失った力を取り戻していくと言ったほうが正確でしょう。一部の育成システムでは“記憶と能力を取り戻す“というギミックが用意されており、ここは元から最強の主人公ならではの育成要素と言える部分です。

『AFK：ジャーニー』と“アーサー王伝説”は実はつながりも……？

　少しゲーム外の情報を絡めた話にもなりますが、マーリンという名前は、プレイヤーである私たちの世界では“アーサー王伝説”に登場する魔法使いとして知られています。“アーサー王伝説”と言うと、多くの人の頭に浮かぶあるアイテム――聖剣があると思います。本作では“アーサー王伝説”の設定に独自のニュアンスを加える形でその要素を取り入れています。

　本作における“剣”はいわゆる剣の形をしたものだけを意味しません。この世界の“剣”は、神々が残したさまざまな宝物であり、その強大な力を具現化したものです。なので、その形は無数にあるというわけです。神々はその力を“剣”にして、この世界に生きる普通の人たちに与えています。

　公開中のストーリーPV“破滅の残響”では、この世界の人々と神、そして“剣”の在り方を美しくも残酷な形で描写しています。このPVを見ると「おっ」と思う人もいると思いますので、ぜひチェックしてみてください。

　本作のストーリーでは“アーサー王伝説”の伝承に影響を受けており、マーリンがアーサー王に助言をして勝利へ導いたという逸話を、誰か1人の人物ではなく、主人公であるマーリンが多くの仲間たちを先導するという構成でストーリーに落とし込んでいます。

『AFK：ジャーニー』でマーリンたちが旅をする理由。それはかつて存在した女神に代わって……

　ここでさらに、なぜ主人公マーリンが仲間を集め旅をしているのかについても触れておきましょう。それは、この世界において人々を脅かす存在である魔物と戦うため。

　かつて魔物に立ち向かう力を持っていたのは、神々と人類の戦いの時代に生まれた女神・デューラのみでした。長い戦いの果てに人類は神々に勝利しますが、その後デューラは姿を消してしまい、結果として人類は自分たちに巨大な災害をもたらすことになってしまいます。

　デューラがいなくなった現在、魔物と戦うには神々の力を借りるしかありません。さらに魔物は倒すことができず、力を弱めて封印することしかできないのです。しかし、デューラ以外で魔物を封印できる存在はマーリンただ1人のみ。

　なので主人公であるマーリンは、“剣”を持つ多数の仲間とともに世界を救う壮大な旅に出た――というわけです。

ともに旅をする『AFK：ジャーニー』の仲間たち

　マーリンたちは人類を代表する勢力である“ブライト王国”に所属しています。以下ではマーリンをはじめ、ともに旅をすることになる仲間たちを紹介します。

マーリン

　本作の主人公であり、プレイヤー自身であり、誰もが知る偉大な魔術師。とある事情で自身の記憶が消えてしまっており、他人に教わるまでは自分がマーリンであることを忘れていました。記憶だけでなく見た目も以前から大きく変わっているようです。

　その魔術の影響力は大陸の自然を左右するほどで、彼（彼女）が施した大魔術は大地に恵みを与え、マーリンの加護として人々を安心させています。

ロンロン

　マーリンをマスターと呼び慕うハムスターの使い魔。マーリンのことを深く尊敬しています。その一方でトラブルメーカーな一面も。

　その敬意は度を越えてしまうこともあり、相手がまさかその場にマーリンがいると思っておらず馬鹿にした口を聞くと「この方を誰だと思っている！」と、秘密を明かしてしまいそうになるほど。マーリンは独特な使い魔を連れているという言い伝えがあり、わかる人にとってはマーリンのトレードマークになっています。

メイメイ

　ロンロンと同じくマーリンに付き添うハムスターの使い魔。少年のようなロンロンに対して、少し大人びた彼女は時折乙女な一面を見せてくれます。ロンロンの奇想天外な行動の被害を受けることもあり、損な役回りが目立つのが可哀想なところ。でもかわいい。ロンロンと同じくマーリンを支えたいという想いを強く持っています。

ヴァレン

　マーリンの護衛役としてともに行動する剣士。普段は飄々（ひょうひょう）としていますが、実はかなりのキレ者で、真実を聞く前に主人公の正体を周囲の状況から推察してしまうほど。

　剣の腕も一流で、その力でこれまでも多くの民を助けてきたとか。普段は不真面目そうに振舞うので表に出すことはないですが正義感もあり、マーリンの新たな旅をサポートしてくれます。個人的には、ヴァレンが好きになる人は結構多い気がしますね。

カスティー

　マーリンを崇拝しており、大陸に施されたマーリンの加護の調査をするためにやってきた学者のメイジ。論文作成のためにさまざまな調査をしますが、すぐ横にいるのがマーリン本人だとは知りません。

　探求心が強すぎるせいか周りが見えなくなってしまうことがあり、その時には少し際どいことでも「論文のため！」と理由をつけて正統化してしまうヤバめなところもあります。

ブライト王国以外にも『AFK：ジャーニー』にはさまざまな勢力が登場

　この世界にはブライト王国以外にも勢力があり、合計6つの勢力に分かれています。自然と深く繋がっているエルフのヴェルディア連盟。純粋な力を信仰する獣人のババリア部族。死を司るグレイブボーン。お互いに対立し合うセレスチアルとカタストロフ。そして主人公たちのブライト王国の6つの勢力が存在しています。

　冒険の中でマーリンたちはこの勢力を渡り歩き、自身の記憶の復活を目指しつつ、その場所で起こる事件解決に尽力する……という形でストーリーと勢力が関係してきます。

　他にもさまざまなキャラクターが登場します。序盤の段階ではストーリーに直接関わりませんが、仲間にできるプレイアブルキャラクターも豊富なので、皆さんの好みに合うキャラクターが見つかることでしょう。

　個人的に気に入ったのは、プレイアブルキャラクターの中にも一見悪役のような見た目のキャラクターが多く存在すること。マーリン一行のような“正義の味方”っぽさがあるキャラクターたちもシンプルに魅力的ですが、見た目がダークなキャラクターたちを率いて“闇の力で巨悪を討つ”というのが個人的にツボなんですよね。そういうのが好きな人にも期待してほしいポイントです。

最強主人公が悪を倒す……。『AFK：ジャーニー』のストーリーにはラノベやアニメ好きならきっと気に入る爽快感がある

　ストーリーでは、マーリンが最初から出しゃばることはないものの、最後には大魔法を駆使して……といった感じで、きっちりと盛り上がる見せ場があって爽快感があります。まさに“最強の主人公”に相応しい存在感で、その力を不用意には振るわないところもカッコいい。記憶を失い正体を隠しているということで、周囲のキャラクターの接し方にも違いがしっかり出ているのもおもしろいですね。

　紹介したように共に旅をする仲間も魅力的なメンバーがそろっており、個人的に注目してほしいのは、ヴァレンの鋭すぎる洞察力とクールすぎる立ち振る舞い。あの姿を一目見れば惚れ惚れしてしまうこと間違いなし。そして、緊迫したシーンでこそ輝くロンロンの少し抜けた感じのリアクションと表情です。

　バトルなどは自動で戦ってくれるシステムを多く採用しており、育成も時間経過を利用すればハードルは低いので、ストーリーはほぼノンストップかつストレスフリーで読み進められるのがいそがしいプレイヤーにも嬉しいところ。主人公が敵をギャフンと言わせる展開も相まって、2つの意味で爽快感を感じながらゲームを進められます。

　バトルもストーリーもサクサクと楽しめる、それなのにプレイした際の満足感がある『AFK：ジャーニー』。最強主人公が活躍するタイプのラノベやアニメが好きな人をはじめ、多くの方が楽しめるゲームなので、まずは手に取っていただきたいですね。気が付くと本作のおもしろさの虜になってしまうこと間違いなしです。

声優陣が出演する『AFK：ジャーニー』生配信が7月18日に実施。この配信限定の特典もアリ！

　本作に出演する木村良平さん（ヴェレン役）、渡谷美帆さん（ロンロン/メイメイ役）といった声優陣や配信者が出演する生配信が7月18日19時から実施されることが明らかになりました。実際のプレイで本作の魅力を伝えるだけでなく、木村さんたちゲストによるゲーム実況なども行われるとのことです。また、配信をご覧になった人だけがもらえる総額50万円の超豪華なプレゼント企画もあるとのことですので、チェックをお忘れなく。

【配信URL】https://youtube.com/live/ihS5A88Cerc
【MC】百花繚乱
【ゲスト】木村良平（ヴェレン役）、渡谷美帆（ロンロン・メイメイ役）、ハヤトの野望（YouTuber）、シスル（Coser）
【生放送内容】コミュニティイベントの予告、ゲーム世界観とキャラクターのストーリー、木村良平さんたちによるゲーム実況、世界冒険と対戦プレイ、生放送限定の超豪華特典あり

『AFK：ジャーニー』は現在事前登録を実施中！

　記事冒頭でもお伝えしたように、現在本作の事前登録が実施中です。登録することで報酬がもらえます。遊ぶ予定がある人はもちろん、ちょっと気になったな～という人も事前登録をしておいてはいかがでしょうか？　これから始まる“魔法の旅”に備えて、事前登録でもらえる特典を忘れずに確保しておきましょう！
【事前登録報酬】英雄募集招待状x10、ダイヤx1000、ライカ（SR＋）、限定キャラクター衣装

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