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『AFK:ジャーニー』レビュー。放置&オート機能でサクサク遊べるファンタジーRPGは、育成のストレスを減らしつつ物語やバトルの“いいとこだけ”を楽しめる

文:セスタス原川

公開日時:

 FARLIGHTが配信予定の新作RPG『AFK:ジャーニー』。本作の先行レビューをお届けします。

[IMAGE]※本記事はFARLIGHTの提供でお送りします。
 なお、『AFK:ジャーニー』は現在事前登録を実施中です。事前登録キャンペーンも実施されており、その報酬内容は以下の通りです。

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【事前登録報酬】英雄募集招待状x10、ダイヤx1000、ライカ(SR+)、限定キャラクター衣装。
 プレイの内容は、第2回クローズドβテストにあたるものとなっています。今回のプレイでは、各キャラクター固有の能力と覚醒の力を使うことで、きちんと戦略性を感じられるバトルが楽しめました。加えて、メインストーリー第2章が開放、ストーリー第1章に登場するキャラクターにCVが実装され、大幅にクオリティがアップ。ゲームの世界へより没入できるようになっています。

『AFK:ジャーニー』は魔法が織り成す王道のファンタジー物語

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 まずは本作がどういった作品なのかご紹介します。本作は『AFK』シリーズの最新作。公式が称するジャンルは“旅するファンタジアRPG”としており、広大な魔法と剣の世界を舞台にした王道の世界観で描くRPGです。

 タイトルに“AFK(Away From Keyboard=キーボードから離れている状態)”とある通り、プレイヤーが操作していない時にも素材集めや戦闘を行うシステムを導入しています。ゲームを空き時間くらいにしか遊べない忙しい方でもプレイしやすい作りです。

 『AFK:ジャーニー』がウリにしているポイントは“気軽さとやりこみ要素を兼ね備えている”というもの。プレイヤーは放置報酬、装備共有、そしてレベル共鳴(後で詳しく紹介します)など、育成にまつわるシステムはできる限りストレスを低くするようなものになっています。これによってプレイヤーは、練りこまれたストーリーや、バトルでどう戦うかといった戦略部分など“ゲームのおもしろさ”の肝になっている部分を集中して楽しめるというわけです。

 “放置”と“自分で操作して味わうゲーム体験”。そのバランスがしっかりとプレイヤーにとって楽しくなるように考えられているなと感じました。

 また、キャラクターの外見も自由に設定できるところも個人的にはうれしいポイントでした。カスタマイズをしっかりすることでゲームに没入できるタイプの人にとってはうれしいポイントと言えるでしょう。

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▲アバター選択画面。体型や髪型、肌の色、目の色などを好みに合わせて設定できました。

記憶を失った主人公の冒険に待ち受けるものは?

 物語は主人公であるメイジが目を覚ますところからスタート。主人公は記憶を失っており、以前からの知り合いの頼みで村で起きている火事の鎮火に向かいます。

 そこでは、謎の赤毛の魔女に出会ったり、風の元素の敵に襲われたり、それを主人公が秘めたる力で抑えたりと波乱万丈の展開に。村火事の事件は主人公の活躍で事なきを得ましたが、主人公の記憶の手がかりはなし。

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▲火事の容疑者であるブレイズウィッチは主人公について何か知っているようですが……?

 周辺の地域では他にも問題が多数起きているとのことで、主人公は記憶の手がかりを探すため、各地域を巡りながら手助けをする旅に出るのでした。

俯瞰視点のフィールドは探索のやりがい十分


 本作は俯瞰視点で描かれるフィールドを冒険するシンボルエンカウント方式のRPGです。フィールドは広大で、大きな街においては家の1つ1つから、ちょっとした高低差まで緻密に描かれています。

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 フィールドの各所には宝箱やアイテムが隠されており、探索中はそれらを探すのが醍醐味の1つ。場所によっては、ヒントを手掛かりに封じられた道を開いたり、ちょっとした謎解きに挑戦して宝箱を見つけたり、ただ先に進むだけでなく寄り道をする楽しさがあります。

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 一方「サクサクと物語を進めたい!」という方向けに、目的地にオートで向かってくれる移動機能も用意されています。表示されている目標を選択すれば、その場所まで最短ルートでアバターが自動で進んでくれるというもの。

 この移動方法は便利ですが、宝箱などはスルーしてしまう点には注意。時間をかけてでも全てのアイテムや場所を巡りたいという方は手動操作をお勧めします。効率重視の方はオート移動で。使い分けができるのは嬉しいポイントです。

 筆者は、RPGはしっかりと探索をしてから先に進みたいタイプなので、基本手動でプレイしていましたが、ちょっと作業などをしたいときなどにオートを活用していました。ワンタッチで切り替えができるので、基本オートで宝箱やギミックを見つけた際に手動に切り替えるのはアリかもしれませんね。“いいとこどり”をしている感覚を味わえます。

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▲オート機能は何をするのかわからなくなった際にも便利ですよ。これを活用すれば冒険の進め方がわからなくなることはないでしょう。

キャラクターの配置と構成が鍵のマス式バトル


 バトルは六角形のマスで区切られたフィールドにキャラクターを配置して戦わせる半自動戦闘です。攻撃は自動で行いますが、必殺技発動のタイミングはプレイヤーが選択できる方式となっています。もちろん、オート設定で必殺技の発動も自動にして完全オートバトルにすることも可能です。

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 オートバトルでプレイヤーが介入できないゆえに、戦闘では戦わせるキャラクターの選択と配置が鍵となります。相手は近い場所の敵から攻撃してくるので、しっかりとタンクキャラを前の方に配置。メイジなどのダメージ担当は後ろに配置といったように、戦闘前の準備が大切です。

 バトルによってはフィールド内がオブジェクトで区切られていたり、特定のマスがバフ効果を持っていたり、マス方式ならではのギミックもあります。キャラクターのスキルの効果範囲もマス単位のものになっているので、配置が1つズレるだけで戦いの展開が大きく変わってきます。

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 戦闘前には開始時にキャラクターたちがどのような動きをするのか予測情報が出るので、うまくタンクキャラクターに攻撃が集中するように配置するなど、しっかりと戦略を練り上げましょう。

 プレイしていて気持ち良い場面は、先ほどまで勝てなかった相手に対してキャラクターの配置を考え直して挑んだら勝利できた瞬間。オート中心のバトルだからこそ、プレイヤー自身の介入によって勝敗が変わったときの爽快感が強く、バトルのおもしろさに拍車をかけてくれます。


 また本作では、リリース時に実装されたキャラクターすべてが無料で入手できるとのこと。最高レアリティである“エピック”や最強の神魔キャラクターまで無料で提供されるのはうれしいところです。

 さらに、80%以上のキャラクターは無料通貨でショップで購入可能で、無料でも限凸まで育てられるとのことです。戦力はプレイしているうちにどんどんと充実していくので、無課金でも編成を考える楽しさをしっかりと体験できます。

 こういった編成が肝になるゲームは、ある程度戦力が整ってからがおもしろいのに、そこまでそろえるのが大変……というのはよくあることですが、本作はその部分のサポートが手厚いので安心して遊べます。

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 コンテンツの1つとしてプレイヤーが作った編成同士を戦わせる“アリーナ”もあり、こちらでは冒険で戦うCPU戦とはひと味違ったバトルが楽しめます。相手も強力な必殺技を使ってくるので、それを受けるために防御をより厚くしたり、逆に先に押し切ってしまうオフェンシブな編成にしたり、戦略の重要性が高まります。

育成要素はオートを生かしたシンプルなシステムを採用

 キャラクター育成は、プレイヤーレベルを基準にレベル上限が設定されており、放置報酬やクエスト報酬で手に入った経験値アイテムでレベルアップを行います。

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 放置報酬は、報酬レベルによって変化する仕組み。報酬レベルを上げるには、試験のようなバトルに勝利していく必要があります。報酬レベルが上がっていくと放置報酬も増えていきます。毎日これだけでも進めておけば、ゲームをプレイせずとも多くのアイテムが手に入り、キャラクターのレベルを上げられます。

 放置要素が経験値アイテム集めの中心となっているのでレベリングは非常に簡単で快適。気が付いたら経験値アイテムが余るくらい集まっています。また、主力の5キャラクターのレベルを強化すると、他のキャラも同じように強化される“レベル共鳴”によって、「あれ、もうこんなに育っていいの?」と感じるほどでした。

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▲主力の5人を強化するだけで他のキャラも強化されていく“レベル共鳴”によって、育成はかなり楽でした。

 キャラクターの装備もジョブごとに一括で設定がされており、キャラクターごとにそれぞれ装備の数をそろえる必要もありません。同じ装備を集めるために周回を何度も……といった面倒な要素が排除されています。

 レベル共鳴と装備共有のおかげで、新しく手に入れたキャラクターもすぐに主力として使用できるのは、非常に便利でプレイヤーに優しいと感じました。

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 RPGというジャンルを遊ぶ上で、四苦八苦しながら育成をする達成感も正直捨てがたいし嫌いではないのですが、やはり自前のキャラクターが強いほうが楽しいのは紛れもない事実。しっかりとRPGに欠かせない探索や戦闘のおもしろさは担保しつつ、ストレスの原因につながりやすい周回や育成の部分をオートや仕様で簡略化しており、非常にプレイしていて快適でした。というか、放置系には“結構長く放置してたけどどうなったかな……?”という楽しみもありますし。

 その他にも、ゲーム内のコンテンツとしては、1日に規定回数だけ挑めるボス戦。プレイヤー同士による非同期戦闘モード。パーティーを強化しながら戦うタワー式バトルなど、遊び甲斐のあるコンテンツがたくさんありました。

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 このように、オート要素で遊びやすい設計にしていますが、コンテンツボリュームは大量なので「コレをクリアしたら次はコレ!」と、ハマった人はずっと遊び続けることも可能。遊びやすいからといって中身がないわけではなく、ゲームとしてのボリュームも十分です。

第2回CBTでは追加要素も多数

 第2回CBTでは、前回から多くの要素が追加されていました。この記事では、新たな追加点も合わせて紹介します。

メインストーリー2章の追加

 新たにメインストーリーの2章がプレイできるようになりました。2章では新たな冒険の地・ヴェルディアが解放されます。

 1章では村の放火の真犯人と主人公の真実を巡る物語が展開されましたが、2章ではどのような冒険が主人公を待ち受けるのでしょうか? 第1章の段階でフィールドマップは広大なものが用意されていたので、さらにそれが増えるとなれば冒険の幅もより広がることでしょう。

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キャラクターボイスの実装

 第1章での登場キャラクター、選択されたキャラクターに音声が追加され、ゲームの世界への没入感がよりアップ。プレイしている際の満足度も高くなっています。

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▲バトル中も必殺技発動時にはセリフ付きのカットインあり。ゲームを画面と音の両方で盛り上げてくれます。

バトルに活用できるキャラクター能力の追加で政略の幅がアップ!

 各キャラクターに固有の能力と覚醒の力が導入されました。いわゆるパッシブスキルのようなもので、キャラクターが戦闘でより多くの役割を担えるようになり、戦略の幅が広がりました。

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 今回はあくまでCBT環境でのプレイでしたが、内容としては製品版と言われても信じてしまうくらいのボリューム感を味わえました。特に、物語と戦闘システムに関してはすでに完成に近い形の印象でした。

 物語は1章をまるごと体験できましたが、衝撃の展開続き。特に主人公の正体については「そんな背景があったのか……」と驚かされましたね。ネタバレになるのでこれ以上は説明できないのですが、ぜひみなさんにも物語を読んでいただきたいです。

 バトル面に関しても配布やガチャでキャラクターが十分に手に入るので、このバトルのどこが戦略的でおもしろいのかをしっかりと体験できたので大満足。本作のバトルシステムは特にストラテジーゲームなどを好む人に刺さるシステムだと思うので、その方面のゲームジャンルが好きな方は本作必見のポイントとなっています。リリースされたらぜひ遊んでみてくださいね!

『AFK:ジャーニー』は現在事前登録を実施中!

 記事冒頭でもお伝えしたように、現在本作の事前登録が実施中です。登録することで報酬がもらえます。遊ぶ予定がある人はもちろん、ちょっと気になったな~という人も事前登録をしておいてはいかがでしょうか?

【事前登録報酬】英雄募集招待状x10、ダイヤx1000、ライカ(SR+)、限定キャラクター衣装


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