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カルロ・ゼンが血と鉄で刻む戦後が故の物語『売国機関』最新刊10巻。お騒がせスパイ(シスターテレサ)はホントろくなことしないなあ…(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

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 漫画『売国機関』(原作:カルロ・ゼン/漫画:品佳直)の最新刊10巻が8月7日に発売されました。
※この記事には『売国機関』のネタバレが含まれています。
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 10巻では(10巻でも?)王国のお騒がせスパイことシスターテレサが大活躍。愉快の結晶としてちゃんと「標的確認ヨシ!」までしたのに、狙撃しちゃったのは共和国のヨランダ・ロフスキ少佐。

 『幼女戦記』のカルロ・ゼン先生の解説によると、10巻(コース料理:オペラ)の前菜は“愛国者の三種盛り合わせ”。連邦、王国、共和国の三種の愛国者のよいところをフレッシュによりすぐり、隠し味として“『純粋な愛』の過ち”も。ボナペティ! あいかわらずのモニカとテレサのすれちがいも楽しいです!


お騒がせスパイ(シスターテレサ)とは?【売国機関】


 ガルダリケ王国の対外工作部。修道女として表向き活動する王国の工作員。敬虔な信徒にして、陰謀を企てることを純粋に愛し、“つまらない同僚”を謀殺することすら厭わない。

『売国機関』最新10巻の内容は?(商品紹介ページより)


 共和国軍によるクーデター未遂事件の衝撃もさめやらぬ中、近隣国で大地震が発生。

 ペンデレツキ首相は、軍の“名誉挽回”のために、モニカらを災害支援部隊に任命し現地への派遣を決定するが、そこで彼女らを待っていたのは想像以上の惨状で――

 …これは血と鉄で刻む、“戦後が故の物語”。

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