『SAOオルタナティブガンゲイル・オンライン』9話感想。ピトフーイの圧倒的な実力と残虐性がすごい。システムを利用したレンたちの戦術も見事（ネタバレあり）

文：Ak

公開日時：2024年09月04日(水) 19:00

　7月5日より第1期の再放送がスタートしたアニメ『ソードアート・オンラインオルタナティブガンゲイル・オンライン』。その第9話の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ソードアート・オンラインオルタナティブガンゲイル・オンライン』第9話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

フィジカルで敵を塵殺するピトフーイの圧倒的な実力！【アニメGGO感想】

　第9話のタイトルは“十分間の塵殺”。タイトルからして物騒すぎる……！　冒頭のレンのセリフも、ピトフーイのことを心配している風でいて「私が殺すまで～」と頭に付いているあたり、本当に《GGO》プレイヤーは血の気が多いです。

　7チームが徒党を組むという状況はなかなかすごい。ゲームによってはバッドマナーになりそうですが、《GGO》ではルールの範疇なんですよね。遠距離での銃撃戦を行う以上、物量が有利になるはずなのでいい判断といえます。

　そして始まるピトフーイの十分間。一応多少の援護があったとはいえ、ほぼ一人で30人を壊滅させるあたり、圧倒的な実力差です。エムが囮になって敵の位置を把握するというお膳立てはあっても、基本的に戦略なしのフィジカルだけで敵を倒していくのも圧巻ですね。すでに死に体の敵プレイヤーに追い撃ちするときのピトフーイは実に楽しそう。完全にセリフが悪役です。

　何気に狙撃シーンでサラッと出てくるシノンの名前。やはり本編での暴れっぷりから、対物ライフルの優位性がじょじょに《GGO》内に浸透しているようですね。

レン＆フカ次郎コンビの連携がバッチリ！【アニメGGO感想】

　一方レン＆フカ次郎のコンビ。草原地帯では、背の低いアバターは少し不利かもしれません。バレットラインを利用して直進するのは賢い手段です。

　銃撃の音だけで、敵の罠だと気付くレンの洞察力が鋭い。耳がいいのも、レンの重要な武器のひとつですよね。敵と出会ったときの状況説明の簡潔さ＆分かりやすさにも、レンの地頭のよさを感じます。それにしても、草むらから顔だけ出して偵察している二人が可愛い！

　敵に囲まれてピンチ……かと思いきや始まるレンとフカ次郎の作戦。グレネードで煙幕→レンの奇襲というお互いの武器と特技を合わせた作戦は、とてもこれが組んで一戦目となるコンビとは思えませんね。リアルでの長年の友人同士ならではの連携です。煙幕の色がピンクなのも、「ピンクの悪魔が来る」という恐怖を与えるための作戦だったり……？

　敵集団を相手どったとき、一切こちらがやられる心配をせずに“作戦をここで使ってしまったこと”だけを悔いるレンの強者感がすごい。もはや一般プレイヤーは敵ですらないということでしょうか。

　レンが大量に敵を撃破する一方、セクハラ発言をしてきた敵を返り討ちにするフカ次郎。銃身でぶん殴るのはなかなか《GGO》ではなさそうな戦術ですが、STRが高いフカ次郎だけに、これだけでもかなりのダメージがありそうです。

マガジンをカツアゲするレンの目が……！【アニメGGO感想】

　死んだふりをするプレイヤーからマガジンを巻き上げようとするレンの目がイッてる……。手足を撃ってから相手のストレージをいじって物資を奪えるの、対人要素のあるゲームとしてはなかなか恐ろしいシステムですね。と思ったら、大会が終わったら所持者の元に戻るらしいのでそこは安心。

　マガジンカツアゲのときといい、ほっぺにキスを要求されたときといい、今回はレンの顔芸回でもありますね。フィギュアの差分でそれぞれの顔が付属してほしい！

　マガジンの持ち主であるヅカっぽいプレイヤー（この時点では一応正式名称不明）、最後の最後に男前でしたね。まあ中身は女性でしたが！　彼女のように、少ししか出番のなくても印象深いキャラクターは多いです。筆者は原作未読なのでハッキリとは分かりませんが、これだけ濃いキャラクタ―だけに、アニメ2期以降の出番を期待してもよさそうですね。まだ気が早いかもですが、アニメ2期も楽しみです！

第1期再放送情報

・TOKYO MX：7月5日（金）より毎週金曜24:00～24:30
・BS11：7月5日（金）より毎週金曜24:00～24:30
・群馬テレビ：7月5日（金）より毎週金曜24:00～24:30
・とちぎテレビ：7月5日（金）より毎週金曜24:00～24:30

・AT-X：7月8日（月）より毎週月曜22:00～
（リピート放送：毎週水曜10:00、毎週金曜16:00）