マガポケにて連載中の『ROAD59 -新時代任侠特区- 少女と血のサカズキ』の第1巻が、ついに発売されました!
母の死と、ほとんど疎遠となっていた父の死を同時に受け入れることになった女子高生・結津万華夜(ゆつま かや)。
彼女の強大な力を巡って、ヤクザたちが壮絶な戦いを繰り広げる物語が展開されます。
この記事では、任侠、異能バトル、頭脳戦、そして戦う美少女たちや魅力的なイケメン・イケオジたちが入り乱れる本作の見どころ3選を徹底的にご紹介します。
ネタバレも含まれるのでご注意を。
それでも読んでしまったら最後、あなたもこの物語の行方が気になることまちがいなしです!
索引
見どころ1:逆境に立ち向かう主人公・華夜の強さと成長【ROAD59】
物語は、主人公・華夜が母親を亡くし、さらに接点のなかった父の死を告げられるという衝撃的な始まりから動き出します。
華夜は自身の特殊な力のせいで、幼い頃に友達を傷つけてしまったことがトラウマで、「誰にも迷惑をかけないよう」あえて1人で生きることを良しとして生きてきました。
そんな彼女が、さまざまな出会いを通じて自分の力や心と向き合い、「仲間を頼る強さ」を知って成長していく姿は大きな見どころの一つです。
クラスメイトから冷たくされたり、治安の悪い街でチンピラに絡まれても他人や自分が傷つかないように、壁を作り人との関わりを避ける華夜。
しかし、破天荒だが何物にも囚われず生きる春雲組のバクトに、自分の抱えている孤独を言い当てられ彼女の心に変化が生まれます。
無理をしてきた自分を見つめ直し、初めて本当の自分を受け入れる華夜の姿に、思わず共感してしまうのです!
その瞬間こそが、『ROAD59 -新時代任侠特区-』の魅力。
強大な力と心の弱さを認めつつも、前に進むために必死に奮い立つ主人公の姿が、応援したい気持ちにさせてくれます。
「ジーン」ときたり「ほろり」となったり、第1話からガッツリと引き込まれるストーリーです。
見どころ2:異能バトルと任侠の衝突!オロチの力を巡るヤクザたちの激闘【ROAD59】
『ROAD59 -新時代任侠特区-』の大きな魅力は、任侠の世界を舞台に異能が激突する圧倒的なバトルシーンです。
華夜が持つ“オロチの力”を巡って、4つの組織が壮絶な抗争を繰り広げます。
- 春雲組(しののめぐみ)
- 狛浪組(はくろうぐみ)
- 黒条組(くろじょうぐみ)
- PHOENIX(フェニックス)
華夜の力を求め、彼らがぶつかり合う姿はまさに壮絶そのもの! 爆風に蹴り技、相手の裏をかくなど、さまざまな角度でバトルが勃発します。
とくに父親の葬儀の場で繰り広げられるバトルは、感情がぶつかり合い、火花が散るシーンの連続です。
“お姫様抱っこ”!
からの~“お姫様抱っこ”というシーンも!
敵同士の衝突、華夜の葛藤、そして彼女の力が暴走する瞬間まで、すべてが一気に畳みかけてきます。
任侠ものでありながら特殊能力満載のアクションシーンは、コマの中におさまりきれない迫力があります。
見どころ3:個性豊かなキャラクターたちの駆け引き! 敵か味方か、曲者ぞろいの面々【ROAD59】
『ROAD59 -新時代任侠特区-』の世界を彩るのは、ただの敵役や味方ではない、クセの強いキャラクターたちです。
華夜が身を寄せることになる春雲組は、たとえば詐欺師で組の交渉担当の“大井町高久(おおいまち たかひさ)”など、一筋縄ではいかない面々が勢ぞろいしています。
さらに、華夜のオロチの力を巡って敵対している狛浪組の“氷室ショウ(ひむろ しょう)”は、普通の若者なのに生まれが極道の家だったがために、気乗りしない家業を継がされているかわいそうさがとても気になる存在です。
極道者としてはお人好しすぎるショウは最恐の姉・静に逆らえず、華夜を手に入れるべく話しかけようと試みますが……。
誰が味方で、誰が敵なのか、何を考えているのか、すべてが一瞬先も読めない展開にハラハラしますよね。
そんな個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる心理戦も、物語の大きな魅力となっています。
まとめ:春雲組は華夜を守り切れるのか!?【ROAD59】
『ROAD59』の第1巻は、魅力的なキャラクターと壮絶なバトル、そして華夜の心の揺れ動きが詰まった一冊となっています。
実は本作はブシロードによる近未来の摩天楼を舞台にしたSF異能×任侠物メディアミックスプロジェクト“ROAD59 -新時代任侠特区-”初のコミカライズ連載。
原作ありのコミカライズ作品となると、これまでに他メディアで展開されたストーリーを知らないと楽しめないのでは? と不安に思われるかもですが、本作はさすがマガポケ作品という毎話続きが気になる展開で、漫画作品単体としても十分楽しむことができました。
そのうえで、キャラクター性や世界観は舞台版の魅力をそのまま引き継いで描かれているので、舞台ファンも違和感なく読むことができると思います。
また、すでにマガポケ上で公開されている1巻以降の話では舞台で存在を匂わせられながらも、深くは語られなかったユウトとマリアの関係や時雨の過去についても深堀りされていたりと、今後のストーリー展開にも期待が高まります。
物語はまだ始まったばかり。
今後の華夜の成長や、ヤクザたちの抗争、そしてオロチの力の秘密……この先に待ち受ける展開に、ますます期待が高まります!
新たに紡がれる仲間との出会い、さらなるバトルが繰り広げられることまちがいなしです!
これからのストーリーにも目が離せない『ROAD59 -新時代任侠特区- 少女と血のサカズキ』。
ぜひ、第1巻からその魅力に浸ってみてくださいね!