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新作アクション『アンノウン9: アウェイクニング』レビュー。憑依に引き寄せ、透明化…自由度の高い超能力アクションが最高に楽しい!【Unknown 9: Awakening】

文:Ak

公開日時:

 10月18日に発売されるPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)用ソフト『Unknown 9: Awakening(アンノウン ナイン:アウェイクニング)』。その試遊レビュー記事をお届けします。

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 なお、今回の試遊では開発中のPS5版を使用。プロローグ後の約2時間をプレイできました。

世界中を旅するリニア型のアクションアドベンチャーゲーム【Unknown 9: Awakening レビュー】


 本作は、神秘の次元“フォールド”に入る能力を持って生まれたハルーナになって、世界中を旅していくアクションアドベンチャー。

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 いわゆるオープンワールドのような作りではなく、敵を倒しながら進んでいくリニア型のゲームになっています。一部収集要素も存在しますが、その場にいる敵を全滅させてから次のエリアへ進んでいくのが基本の作り。

 マップの構造はそこまで複雑ではなく、目的地の扉が緑色に光って表示されるなど親切な設計をしているので、迷うことは少ないはずです。

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 今回の試遊ではプロローグ後のセーブデータからスタート。序盤の導入部分が不明なのでくわしい経緯が分かりませんが、どうやら謎の能力を持つ主人公のハルーナが、敵に追われた状態でインドにいるようです。

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 そこから敵の追手を倒しながら、インドの街を脱出。今度は危険なジャングルの探索へ。約2時間のプレイではありましたが、この2種類のフィールドだけでも隠れ場所やギミックなどに異なる特徴があり、バリエーション豊かな冒険が楽しめそうです。

 ちなみに製品版では、ほかにモーリタニアの砂漠や、19世紀のゴシック様式のポルトガルなども舞台となるようです。世界各地でどんな冒険が待っているのか……発売が楽しみですね!

超能力を駆使したアクションは自由度が高くステルス要素も楽しい!【Unknown 9: Awakening レビュー】


 主人公のハルーナは、“フォールド”と呼ばれる平行次元に入る能力を持ち、そこから引き出した力を操って戦います、要するに超能力ですね。敵とのバトルでは、超能力を駆使した多彩なアクションを楽しむことができます。

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 敵に憑依して行動を強制したり、バリアを張って弾丸までかわしたり、姿を消したり、敵を引き寄せたり……超能力アクションのバリエーションは実に豊富。うまく使いこなすことで、自分なりの戦略で敵を倒していくことができます。

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 通常攻撃も超能力によって強化されているので、ハルーナは正面切っての戦いにも長けています。

 流石に敵の人数が多いと厳しいですが、2~3人程度であれば回復を駆使しながら強引に戦っても大丈夫な印象。状況に合わせて戦い方を変えられるのが、自由度が高くていいですね。

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 ステルスで敵を一撃で倒すことも可能なので、敵の数をある程度減らしてから力押しに移るという戦術も有効です。隠れ身や憑依など、超能力アクションによるからめ手が豊富なので、ステルスの難易度は比較的低めです。

 超能力アクションのうち、とくに印象的だったものをいくつか紹介していきます。

憑依

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 敵に憑依して、強制的に行動させるアクション。1回攻撃を行うか、一定時間で憑依が解除されます。

 ①敵に憑依→②近くの敵を攻撃で、敵の数を減らすのが最もシンプルな活用方法。周囲に別の敵がいない状況であっても、敵を遠くに移動させたり後ろを向かせたりすることで、こちらから注意を逸らすことも可能です。

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 またストーリーを進めると連続で憑依が可能になり、より幅広い使い方が可能に! ①敵に憑依→②近くの敵を攻撃→③近くの敵に憑依→④最初に憑依した敵に攻撃という流れで、相打ちにさせることもできました。

 そのほか、憑依した敵の攻撃で爆破するオブジェクトを攻撃させてギミックを発動させつつ憑依した敵にダメージを与えることも可能なので、さまざまな活用方法がありそうですね。

押しのけ・引き寄せ

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 敵を吹き飛ばしたり(押しのけ)、敵を引き寄せたり(引き寄せ)といったアクションも可能。

 主に敵の体勢を崩せる点が強力で、ボスや強敵との戦闘でガードを崩すのに役立ちます。

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 さらに、敵を強制的に移動させられるので、崖際などで使えば地形を利用して落下させることもできます。ギミックも合わせて使えば、さまざまな活用方法が考えられそうですね。

隠れ身

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 自分の姿を見えないようにするアクション。あまり近いと見つかることもあるようですが、敵に見つかっていてもすぐに隠れられるので使い勝手がいいです。隠れ身してから近くの草むらに隠れるだけで、体勢を立て直せるのが便利すぎる!

 このアクションのおかげで、ステルスの敷居はかなり低くなっていますね。ステルスアクションが苦手な人でも、隠れ身を利用すれば簡単に背後から近寄ることが可能です。

シールド

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 敵の攻撃を防ぐシールドも展開可能。強度もなかなかで接近戦でも頼りになるほか、遠距離攻撃も防げるのがすごい! ちなみに敵の攻撃に合わせてタイミングよくシールドを展開することで、いわゆる“パリィ”も可能。判定はそれほど厳しくない印象で、敵の体勢を崩せるので積極的に使うのがよさそうです。

西部劇風のおっさんも登場! ストーリーは意外と古風で王道展開かも?【アンノウン9レビュー】


 プロローグ後からの約2時間の試遊ということで、流石にストーリー部分に関しては分からない部分も多かったですが、序盤はかなり王道展開でした。

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 自身の特異な能力のせいで追われる身になったハルーナですが、心身ともにかなり強い女性なので、悲壮感はまったくなし! むしろ状況によっては、目的のために積極的に敵の組織との戦いに挑んでいきます。

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 インド脱出のタイミングで登場する初老の男性・ルーサーなど、魅力的なキャラクターも登場します。西部劇風のガンマンで、戦闘では共闘することもあって頼りになります。まあ正直、超能力を使えるハルーナのほうが強そうではありますが!(笑)

 彼との出会いを経て、とある強力な力を持つボスを倒したところで試遊は終了。かなり気になる展開で終わったので、筆者としても発売日が待ち遠しいところです!

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