『立華の契』ボイスコミック版（Switch）が2024年10月24日に発売。『菊花の契』をモチーフにしたブロマンス・オリジナル作品

文：電撃オンライン

公開日時：2024年10月17日(木) 18:10

最終更新：2024年10月17日(木) 20:13

　Seed ProjectのBL・ブロマンスレーベルToneComicsの第1段タイトル『立華の契』が、Nintendo Switchでボイスコミック版として2024年10月24日に発売されます。

　本作は、江戸時代の随筆、雨月物語の「菊花の契」をモチーフにしたブロマンス・オリジナル作品で、読み切り漫画と音声コンテンツの同時展開をしています。

　本記事では、登場人物とストーリーをご紹介します。

雨月物語の「菊花の契」をモチーフにしたストーリー

　本作のストーリーは、主君の義理を果たし死んだ男が、友との約束を果たすべく霊となって現れるというお話。

　また、美麗な絵で人気を博す気鋭の作家・としきち氏の画稿における特徴とその美麗を彩る、花を活かし『菊花の契』の物語に「華道」を組み入れたオリジナル性が特徴的です。

ストーリー

　病に倒れた旅人の宗右衛門を、偶然出会った左門が介抱する。左門は神事として様式的に華道と向き合うことに疑問を感じていて、宗右衛門は兵法を学ぶことで多くの命を殺めていることに迷いを抱えていた。


　2人は共に華道に励むことで、互いの迷いに光を投げかける。その中で、左門は宗右衛門の実直さ・律義さに惹かれ、宗右衛門が左門に抱く感情も「命の恩人」から徐々に「別れがたい人」へと変わっていく。

　病から回復した宗右衛門は出雲への旅を再開するが、左門に「重陽の節句」に戻ると約束し、義兄弟の契りを結ぶ。しかし、出雲の国では宗右衛門の主人は討ち死にしており、宗右衛門も残党として投獄されてしまう。

　「自らを花と心得、切り落としても魂は死なない」と、2人にとっての華道の答えを見出た宗右衛門は、左門との約束を果たすべく、獄中にて自らの首を落とす。

　気丈ながらも寂しがり屋な左門と、人一倍義理堅い宗右衛門は、距離も生死も超えて約束した重陽の節句に再会するのだった。

主な登場人物

●赤穴宗右衛門（イラスト左、CV.水中雅章)

　出雲の国から来た侍。出雲の国の守護、京極家に仕える塩冶掃部介の家臣で兵法家。 律儀で受けた恩は返し、交わした約束は守り切ることが信条。頭はいいが、自身がはっきりした性格なので、相手からもストレートに好意を示されないと伝わらない。

●丈部左門役（イラスト右、CV.千葉翔也)

　 春柳神社の禰宜。繊細で物静かな青年で、心の中で思い悩むことがあっても話せる相手も機会もほとんどなかった。実直な赤穴と出会い、少しずつ寂しさ 慕情をにじませるように 。左門の方が年下なので義弟。

【その他登場人物】

●主人
　左門の神社の氏子。 旅の道中で倒れた宗右衛門を家に泊める。

●尼子経久
　守護である京極家の家臣で、守護代の地位を取り戻すために塩冶を殺す。

●赤穴丹治
　宗右衛門の従弟。丹治は宗右衛門が好きだが、宗右衛門は丹治を嫌っているよう。

●多胡
　宗右衛門の同僚。

●塩冶（セリフなし）
　宗右衛門の主人。尼子によって討たれてしまう。

●親方
　厳しめの庭師。

●従者
　尼子の従者。

●下男
　神社に首を届ける。

漫画と音声コンテンツが楽しめる書籍『立華の契』も同時発売

　本作は、漫画と音声が同時に楽しめる書籍も同時発売されます。現在全国の書店で予約受付中です。

■発売日
2024年10月29日

■価格
2,200円（本体2,000円＋税）

■販売・予約
全国の書店で予約受付中

商品ページはこちら

『立華の契』概要

■タイトル■
Nintendo Switch専用ゲーム『ボイスコミック 立華の契』

■ジャンル
ボイスコミック

■プラットフォーム
Nintendo Switch

■リリース日
2024年10月24日

■特長
ブロマンス・オリジナル作品

■価格
・通常価格 ：1980円
・セール価格：1480円
・セール期間：10/17(木)～11/12(火）27日間

■出演
水中雅章／千葉翔也 ほか

■漫画
としきち

■原作
SeedProject

ニンテンドーeショップはこちら