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【日本沈没】赤井孝美による二次創作ゲーム『日本沈没ですよ』2025年夏リリース決定。あらゆるモノが擬人化する現象に見舞われた日本を救え!

文:電撃オンライン

公開日時:

 さまざまなパロディや二次創作が生まれ愛されている『日本沈没』(著:小松左京)の、初の二次創作ゲームがリリース決定しました。

 米子ガイナックス・赤井孝美氏制作のアドベンチャーゲーム『日本沈没ですよ』は2025年夏にWindows版、2025年秋にNintendo Switch版がリリース予定です。

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大変動アドベンチャーゲーム『日本沈没ですよ』2025年夏リリース予定


 小説、漫画、映画、アニメと様々な形でパロディや二次創作を生んできた『日本沈没』。誕生から半世紀を経て初の二次創作ゲームが誕生することになりました。

 制作はガイナックスの創設メンバーの一人であり、世界初の育成シミュレーションゲームといわれる『プリンセスメーカー』を生んだ米子ガイナックスの赤井孝美氏。

 人類にとって欠かすことが出来ないフィクションがないがしろにされている架空の日本。地底深く生成された謎の物質MOEの大量放出により、あらゆるモノが擬人化する現象=P.Pに見舞われた日本を救うべく、MOEの核心に迫りながらも失踪した田所博士の行方を追うという内容のアドベンチャーゲームとなっています。

『日本沈没ですよ』リリーススケジュール
・2025年夏Windows(ダウンロード版と限定パッケージ版)リリース予定。
・2025年秋Nintendo Switchリリース予定。

ものがたり


 フィクションが軽視されオタクが迫害をうけるようになった現実の日本とは異なる世界線をたどった日本。

 地殻とマントルの間にあるモホロビチッチ不連続面の上面で生成され、人類の脳におけるフィクションの機能を活性化することで長きにわたり人類の文明に大きな影響を与えてきた謎の物質MOE。

 フィクション要素が抑圧されたたなか、地殻変動により大量放出されたMOEが引き金となり、日本各地に擬人化現象(Personification Phenomenon=P.P)が発生。

 人が持つ願望がMOEを媒体として、あらゆるモノをキャラへと変容させるP.P(擬人化現象)。

 MOEの存在に早くから気づき、P.P(擬人化現象)を解決するカギを握る田所博士が、突如失踪。

 女性キャラ化した深海潜水艇パイロット小野寺と幸長助教授は、同じくキャラ化した深海潜水艇わだつみの力を借りながら、田所博士の行方を追って異変で混乱する日本列島を巡ってゆくことに。

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▲キャラクター化したフランスの最新鋭深海潜水艇ケルマディック
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▲異変が起こる前の深海潜水艇わだつみの操縦カット(左から田所博士、小野寺、幸長助教)
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▲キャラクター化した深海潜水艇わだつみ。1980年代建造で艦齢50年。

赤井孝美氏プロフィール

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1961年、鳥取県米子市生まれ。
イラストレーター、アニメプロデューサー、ゲーム作家
米子ガイナックス株式会社 代表取締役
合同会社ネギマン観光社 代表社員
米子映画事変 実行委員会名誉会長
大阪芸術大学映像学科 客員教授

 大阪芸術大学在学中に、第20回日本SF大会「DAICON III」および第22回日本SF大会「DAICON IV」のオープニングアニメのキャラクターデザインで注目を集める。 また、同イベントを通じて結成されたアマチュア映像製作グループ「DAICON FILM」にて「愛国戦隊大日本」、「八岐之大蛇の逆襲」 などの実写作品を監督する。

 1984年、アニメーション製作会社GAINAXの創業に参画。同社初のゲーム作品「電脳学園」や育成SLGの草分け的作品「プリンセスメーカー」シリーズを生み出す。

 2011年から故郷の米子市を盛り上げるためのイベント「米子映画事変」を主宰。

 2014年、米子ガイナックス株式会社を設立。KADOKAWAと鳥取県の共同企画TVアニメ「こども刑事めめたん」をプロデュースするなど、山陰地方でコンテンツビジネスを展開。

 2018年には合同会社ネギマン観光社設立し、地域の為のインバウンド事業にも取り組んでいる。

さまざまな形で愛されている『日本沈没』

星雲賞受賞『日本以外全部沈没』


 『日本沈没』には様々なパロディ作品が存在しますが、筒井康隆氏が1973年に書いた短編『日本以外全部沈没』はその先駆けとなり、翌1974年に星雲賞の短編部門を受賞しました(『日本沈没』は同長編賞受賞)。

 2006年7月に樋口真嗣監督の『日本沈没』が公開されたましたが、同年9月、これを追うように河崎実氏による『日本以外全部沈没』も公開。

小松左京自伝より
思い出したのは筒井康隆さんが書いた『日本以外全部沈没』のことだ。構想、執筆に九年を費やした『日本沈没』のパロディで、わずか一週間で書き上げた。『日本沈没』は昭和四十九年度にSFファンが選ぶ星雲賞の長編部門を受賞した。ところが、同時受賞の短編部門が『日本以外全部沈没』だったので思わず吹き出した。

アンソロジーコミック『日本ふるさと沈没』


 2度目の映画が公開された2006年に、原作者公認のパロディとして、「日本ふるさと沈没」が出版。

 総勢21人の漫画家による、遊び心満載の全描き下ろしのアンソロジー。

 なお、当時の帯には原作者 小松左京の言葉として、「しかし、こんなふうには沈まんっ!!!」と記されていました。

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ファッション誌『日本沈没まであと1ヶ月間の時の着回しコーデ』


 2023年、女性向けのファッション月刊誌『CLASSY.』(光文社)10月号で、“日本沈没まであと1カ月…”という特集が組まれました、

 2023年9月1日が関東大震災から100年ということもあり、“防災女子”の着回しについて、実用性と読み物としての面白さを合わせもった形で紹介されたものですが、その遊び心が多くの人の関心を引き、SNSで話題となりました。

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