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【軌跡シリーズ名言集:アニエス】言ったじゃないですか、“寄り添う”って(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

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 日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。

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 本記事で紹介するのは、『黎の軌跡II』に登場するヒロイン、アニエスのセリフ。

 普段は柔和な雰囲気の少女でありながら、ときに強い意志を見せる彼女の名言を紹介してまいりましょう。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

言ったじゃないですか、“寄り添う”って(アニエス)


●プロローグ「紅黎き咆哮」(英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-)

 アニエス・クローデル。《アラミス高等学校》の現役学生にして、《アークライド解決事務所》でアルバイトをする女の子です。

 事務所の所長であるヴァンとは依頼人としての関係から始まったものの、ともに幾度もの修羅場を潜り抜けてきたことで、頼れる相棒のような関係に成長しました。

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▲ヴァンの“白でも黒でもないやり方”を最も近くで見てきた彼女は、ときに彼の想像を越える行動力を見せて状況を良く変化させることも。

 そんなアニエスは生徒会の買い出しに出ている際、ヴァンがある事件の調査をしているところで会います。手伝いを申し出るも、「学生の本分を忘れんな」と言われ一旦は引き下がることに。

 その結果、彼女が駆けつけたときに見たのは、“すべてが終わった”瞬間でした。

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▲謎の怪人に胸を貫かれるヴァンと、離れた場所で倒れているエレイン。

 あまりにあっけなく大切なものが目の前で失われ、泣きながら手を伸ばしたところで“とある現象”が発生します。

 アニエスが持つ祖父の遺産《オクト=ゲネシス》が輝き、時が巻き戻ったのです。しかもそれを、当事者は“既視感”の形でしか認識できていません。

 再びヴァンとアニエスが話しているシーンに戻り、予定調和のように「学生の本分を忘れんな」と言われ、しぶしぶ引き下がるアニエス。

 と、そこでヴァンが急に切羽詰まった様子で手を伸ばして「アニエス!」と呼びかけてきました。

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▲本人も、なぜ呼びかけたのか理解できていない様子。ただ漠然と“何かをしなければ”という衝動にかられての行動でした。

 結局同じように別れて買い出しに戻ったアニエスですが、彼女自身も何かしらの“違和感”があったのでしょう。生徒会の用事を急いで片付け、CIDのエージェントに連絡して協力を仰ぎ、ヴァンの元へ駆けつけました。

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▲手を伸ばした時のヴァンの異変を、正確に察知していたアニエス。自分を巻き込まないよう思ってくれていることは承知で、でもヴァンの力になりたいという一心で行動しています。

 自分が理解できてないことにアニエスを巻き込むわけにはいかない。そう言いかけたヴァンは、言い訳を遮られるかのようにアニエスに手を取られます。

 そこのセリフが今回の名言となります。

「言ったじゃないですか、“寄り添う”って」

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 それはかつて1つの事件を終わらせたあと、彼女が言った言葉でした。

 ヴァンの流儀に染まりはしない。けれど、誰かのために損な役回りを演じるヴァンを支え、寄り添うことはできると。

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▲在りし日の誓い、あるいは宣言を有言実行するアニエス。スゴいです。

 その部分の詳細は、過去の名言記事
「まだまだ半人前ですけど、あくまで私ならではの“色”で(アニエス)【軌跡シリーズ名言集】」を参照してもらえればと思います。

 というわけで今回の名言「言ったじゃないですか、“寄り添う”って」をお送りしました。1作目の序盤で言ったセリフが、2作目の重要な場面で回収される展開に鳥肌が立つとともに、アニエスの優しくも頼もしい眼差しにヴァンでなくても「ドキッ」としてしまいます。

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▲「ドキッ」または「ハッ」としているヴァン

 ちなみにこのあと、アニエスが加わったことでヴァンとエレインの死は回避されます。

 ヴァンのヘルプコールと、それを察して起こしたアニエスの行動が、運命を変えたわけですね(“2回目”による既視感のおかげでもありますが)。


 ということで、今回はアニエスの名言記事をお届けしました。シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらを不定期にピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!

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