VTuberとしてYouTubeチャンネルを中心に活動しつつ、本業の漫画家“晴十ナツメグ”としても活躍中という異色の配信者、“女刑事”さんへのインタビューをお届けします。
YouTubeチャンネルを中心に、インディーゲームも含めたさまざまなゲームの実況や、漫画家としてのスキルを活かしたお絵描きの生配信をしています。
本記事では、漫画家“晴十ナツメグ”さんがVTuber“女刑事”に転身したきっかけや、2つの名義で活動することの楽しさや苦労、そして今後の夢などを語っていただきました。
女刑事:ゲーム実況を楽しみつつ、漫画家“晴十ナツメグ”としてお絵描きも行うハイブリッドな配信者。2人の子どもの親として、子育てにも奮闘中。漫画家としての代表作は『ヤクザと目つきの悪い女刑事の話【ヤク目】』、『京都人の花宮さん遠回しすぎて逆に分かりやすい』。
VTuber&漫画家という二足の草鞋
――最初に1つ確認させていただきますと、VTuberさんとうかがっていたのですが、漫画家さんでもあるんですね!
そうですね(笑)。漫画家としては晴十ナツメグという名前で活動していて、『ヤクザと目つきの悪い女刑事の話【ヤク目】』などのマンガを描いています。
――それではあらためまして、自己紹介をお願いします。
漫画家をしている晴十ナツメグと申します。VTuberとしては女刑事という名前で、YouTubeを中心に、ゲーム実況やお絵描き配信などをしております。
――VTuberになったきっかけは?
始めたのはだいたい3年前です。ちょうどVTuberが流行りだして全盛期みたいな感じになっていたんですよね。
そこで、自分もキャラクターデザインとかできますし、ゲーム実況っていうものにちょっと興味が出てきて、それで始めましたっていう感じです。
そこで、自分もキャラクターデザインとかできますし、ゲーム実況っていうものにちょっと興味が出てきて、それで始めましたっていう感じです。
――YouTubeの動画を拝見したところ、VTuberとしての動画と漫画家としての動画がいろいろと混在した活動をしているんですね。ちなみに、どうして“女刑事”なんでしょうか?
自分の漫画で、女刑事のキャラクターがぼちぼち出てきてるんですよ。そしてゲームを遊ぶときは「操作する」わけですが、それと刑事さんが「捜査する」っていうのを掛けられるっていうことで、それが面白いかなと思いまして(笑)。
――なるほど!(笑)
そして、自分の性別が女性ということで、女刑事になりました。今の姿は三代目なんですけど、名前は"無題ちゃん"です。名前がないのもかわいそうだなと思いまして。なので正式名称は“女刑事 無題”なんですけど、わかりやすく女刑事と名乗っています。
はじめての方へ-about me-
三代にわたる女刑事ちゃん変遷の歴史
――漫画のなかでも女刑事が出てきますが、それとは別にVTuberとしての女刑事がいるわけですね。三代目ということは、2度も代替わりしていることになりますが、どんな理由があったんですか?
一番最初は、別の漫画作品の中に登場する女刑事のモデリングを使っていたんですけど、その漫画がYouTubeアニメにもなっていて、ちゃんと声優さんもいらっしゃるので、その声優さんに申し訳ないなと思いまして……。
――なるほど、同じ見た目で声が違うキャラクターが生まれてしまったわけですね(笑)。
そういうこともあって、自分の漫画作品のキャラクターとVTuberのキャラクターは明確に分けたいと思ったんですよね。
――それが初代から二代目にかけての代替わりの理由なんですね。では三代目が生まれた理由は?
モデリング自体も自分がしているんですけど、二代目の3Dモデルが……ちょっとなくなってしまいまして……。つまりデータが消えてしまってですね(笑)。
――そんなシンプルな理由で⁉
あまり聞かない理由かもしれませんね(笑)。そんなわけで、しょうがないので三代目は思いっきりリニューアルしてみました。二代目はバックアップをとってなかったんで、次は気をつけないと……。
女刑事はゲームでもリアルでも“見回り”が好き!
――ここからは皆さんに聞いている質問ですが、まず好きなことを教えてください。ゲーム配信をするなかで好きなことでも大丈夫です。
“見回り”ですね。女刑事なんで見回りが好きなんですよ。勇者モノをよくやるんですが、マップ内をすみずみまで物色して、壺とか割ったりして(笑)。
――最近のゲームってめちゃくちゃマップが広いので“見回り”たいへんじゃないですか?
長編のゲームはたいへんなんですけど、インディーのゲームならすぐに終わるので、中休みがてらそっちをやったりとか。長編をやるときは動画10本ぐらいいきますけど、しっかり完走できるように、楽しんでいってもらえるように頑張って“見回り”しています。
――女刑事さんの嫌いなものや苦手なものはありますか? 「曲がったことが嫌い」とか?
それだとカッコいいんですけど、実際は雨の日がちょっと苦手で……。雨だと見回りができなくて、お家にいなければいけないので、ちょっとしんどいです。
――リアルでも外に出るのがお好きなんですか?
そうですね。ゲームでもリアルでも、いろいろ見て回るのが好きなので。インドアなのにアウトドアというよく分からない感じですけど(笑)。
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楽しいことも苦労もあるけどVTuber活動を頑張りたい!
――これまでの活動で、楽しかったことやうれしかったことなどありますでしょうか? VTuberとしてでも、漫画家としてもOKです。
VTuberとしては、実況とか生配信をしてて、登録者が増えたりとか、視聴者からのコメントがあったりすると、やっぱりすごくうれしくて、もっと頑張ろうっていう気持ちになりますね。
英語圏から見にきてくれる人もいて、「漫画を見て、VTuberのほうも気になって見にきました」っていう人も多いので、そういう意味では漫画の宣伝もできて、Vの宣伝もできていいなと思ってます。
英語圏から見にきてくれる人もいて、「漫画を見て、VTuberのほうも気になって見にきました」っていう人も多いので、そういう意味では漫画の宣伝もできて、Vの宣伝もできていいなと思ってます。
――相乗効果があるんですね。ちなみに海外のファンがいるということは、翻訳された漫画も出ていたりするんですか?
えーと、ネットに上がってた漫画を無許可で翻訳して出す人がいるんですよ(笑)。それがけっこう拡散されてるらしくてですね……。
――ちょっとツッコミづらい感じのやつですね(笑)。
そうなんですよ。「素直に喜んでいいのか?」ってなっちゃって。漫画を楽しんでくれるのはうれしいんですけどね。でも日本でも無料でアップしているので、まあいっかな~と。
――では逆に、苦労したことや大変だったことはありますか? 漫画家と並行してVTuberをしていることで、普通の方とは違う苦労がありそうですが。
漫画家としてもやっているので、漫画の仕事が忙しいときはハードですよね。漫画の仕事があるのはめちゃめちゃうれしいことなんですけど、それで生配信をする時間がなくなっちゃうってのが大変なところです。
兼業されてる方は多いと思うので、皆さん同じお悩みを抱えてるのかもしれませんが。私の場合は漫画も好きなんですけど、どちらかというと配信するほうが好きなんだなと気づいてしまったので(笑)。
兼業されてる方は多いと思うので、皆さん同じお悩みを抱えてるのかもしれませんが。私の場合は漫画も好きなんですけど、どちらかというと配信するほうが好きなんだなと気づいてしまったので(笑)。
――なんなら本業というか、興味としてはVTuberということになりそうですね。
本業にできるんだったらVTuberに専念するのも全然おもしろいとは思っています。ただ、まだそこまではいけておらず、これから伸ばさないといけないので、頑張っていきたいところです。
――当然メインとしては漫画家さんだと思いますので、時間がないときは「配信したいな~」と思いながらがんばって漫画を描く感じですか?
いろんな人が関わってるので、そこは漫画を優先してしっかりやって、そのご褒美として配信する感じですね(笑)。“見回り”がしたいんです!
――もちろん漫画というか、絵を描くのも好きなんですよね?
そうですね。“漫画家”は昔からなりたい職業で、それがかなって、おかげさまで皆さんにも支持をいただくようになってきてるので、楽しく漫画も描かせてもらっています。
――自身のコンテンツで注目してほしいポイントを教えてください。
“女刑事”としての面白さを出せるように頑張っているので、そのあたりに注目してもらえたらうれしいですね。普通のVTuberさんと違う着眼点もあったりするので、「そこでそういうふうにツッコむの⁉」みたいな面白さを見つけてもらえたらなと。
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配信者としてのこだわりと今後の夢について
――活動の中で大切にしていることなどありましたら、お聞かせいただけますでしょうか?
せっかく自分たちの時間を使って見にきてくれてる方が多いので、あんまり嫌な気持ちにさせないように気をつけています。言葉遣いをあまり乱暴にしないようにとか。すごく普通のことだとは思うんですけど。例えば、うまく敵が倒せなくても「***ー!」ってスラング言わないようにとか(笑)。
――漫画家の顔も持つVTuberとして、今後どうなっていきたいか、展望をお聞かせください。
ちょっと悩んではいるんですけど、やっぱりもっと多くの人に自分の実況配信を楽しんでもらいたい気持ちがあるので、みんなが楽しめる方向性を見つけて進んでいこうかなと思っています。
もちろん女刑事ちゃんとしてのコンテンツの世界観を広げていけるような活動もできたらいいなと思います。漫画家としての自分もアピールしつつという感じで。
もちろん女刑事ちゃんとしてのコンテンツの世界観を広げていけるような活動もできたらいいなと思います。漫画家としての自分もアピールしつつという感じで。
――視聴者さんは、今の“二足の草鞋”状態についてどんな反応なんですか?
よくコメントはいただいていて、実況自体もすごく楽しんで見にきてくれる人もいますし、ファンレター代わりに「いつもマンガ読んでます!」というコメントをくれる方もいらっしゃって。私としてはどちらの使い方をしていただいても構わないので、どっちも私に対してのメッセージとしてうれしく受け取っております。
――隠すどころか“女刑事=晴十ナツメグ”という形で活動してらっしゃって、YouTubeの名義も“晴十ナツメグ”のほうですよね。
そうですね。本当は“女刑事YouTubeチャンネル”みたいな名前にすればいいんでしょうけどね(笑)。とはいえ視聴者の方も、女刑事ちゃんよりは、まだ漫画家の自分を見たい方が多いのかなって。コメント欄の温度感としてちょっと感じますね。よくコメントでも「先生」って言われるので(笑)。
――それは間違いなく漫画家さんとして見られてますね(笑)。
どっちの楽しみ方もあってもいいかなとは思っていて、ほかにも漫画家さんでVTuberをやられてる方もいらっしゃるんですが、その方たちも、そんなにキャラと自分を分けていない感じだったんです。このスタイルが、漫画家VTuberとしては主流なのかなと思いながら。
とはいえ「女刑事なの? 漫画家なの? どっち?」みたいになると混乱しちゃうので、そのときは「漫画家だけど、女刑事Vとしてやってるよ」というざっくばらんな感じで。
とはいえ「女刑事なの? 漫画家なの? どっち?」みたいになると混乱しちゃうので、そのときは「漫画家だけど、女刑事Vとしてやってるよ」というざっくばらんな感じで。
――今後の夢や目標について語っていただけますか?
多分、普通のことなんですけど、チャンネル登録者数をちょっと増やして、1万人ぐらいにはしたくて。できれば10万ぐらいまで増やしていけたらなと……ちょっと夢みたいな数字ですが、夢なんで自由に語っていいかなと(笑)。
――全然いいと思います!
見る人がたくさん増えれば、それだけコンテンツの質っていうのも高められるので。コンテンツの質を高めて皆さんに楽しんでいただけるように、チャンネル登録や視聴者数っていうのをちょっと増やしていけたらなっていう感じですね。
というわけですので、この記事で女刑事Vを知ってくれた方、ぜひチャンネル登録してもらって、生配信を見にきてください!
というわけですので、この記事で女刑事Vを知ってくれた方、ぜひチャンネル登録してもらって、生配信を見にきてください!
――では最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
ファンの方は、いつも見てくれてありがとうございます。今後とも楽しく生配信やゲーム実況をしていきますので、漫画とともに応援していただければなと思います。
また、最近では2人の子どもの親として子育ても頑張っていますので、こちらも応援してもらえるとうれしいです!
また、最近では2人の子どもの親として子育ても頑張っていますので、こちらも応援してもらえるとうれしいです!
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豪華特典がついたサイン本が12月31日まで販売中!
――もし宣伝などあれば、お願いします。
12月31日まで、1冊につき1キャラクターをリクエストできる、私のサイン本を売っています! よかったらオンラインショップpixivBOOTHで販売中なので、ぜひ買ってください。
ちなみに、サイン本にイラストを描いている様子は女刑事YouTubeで生配信しますので、頼んだ方も楽しめると思います。
ちなみに、サイン本にイラストを描いている様子は女刑事YouTubeで生配信しますので、頼んだ方も楽しめると思います。
――おお、ファンにはたまらない内容ですね!
キャラクターをリクエストするだけでなく、シチュエーションとか、メイド服や着物といった衣装やポーズなどもリクエストできますので、よかったらサイン本も買って楽しんでください!
――本日はありがとうございました!
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