“第31回電撃大賞”受賞作品決定。大賞は電磁幽体さんの『妖精の物理学―PHysics PHenomenon PHantom―』

文：電撃オンライン

公開日時：2024年11月12日(火) 15:57

　KADOKAWAは、日本最大級の公募新人賞“第31回電撃大賞”について、受賞作品・受賞者を発表しました。

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“第31回電撃大賞”応募総数3,819作品の頂点を発表！

　KADOKAWAが、次代を創造するエンターテイナーの発掘・育成を目的に主催している“電撃大賞”は今年第31回目を迎えました。今年は応募総数3,819作品が寄せられ、約半年にわたる厳正な選考の結果、受賞作品が決定しましたのでお知らせいたします。

　KADOKAWAでは、本大賞に入賞した作品はもちろん、惜しくも選に漏れた作品の中からも、電撃文庫、メディアワークス文庫などで書籍化をしており、これまで数多くの人気作品を刊行・人気作家を育んできました。

　第31回の受賞作品については、電撃文庫、メディアワークス文庫にあらたに電撃の新文芸を加え、来年2025年3月以降の書籍化を予定しています。

　今後も、本大賞がさまざまなメディアミックス展開や商品化などへつながるコンテンツを生み出すエンターテイナーの登竜門として認知されますよう、さらに幅広い才能の発掘を目指していきます。

“第31回電撃大賞”受賞作品・受賞者

　今年からは『電撃の新文芸賞』も加わり、パワーアップ！

　応募総数3,819作品（長編作品：2,789作品 、短編作品：1,030作品）の中から、厳正な選考を勝ち抜いた気鋭の作品を発表します。

大賞
『妖精の物理学―PHysics PHenomenon PHantom―』
著／電磁幽体

金賞
『君の電波にノイズはいらない』
著／神宮寺文鷹

メディアワークス文庫賞
『タロットループの夏』
著／姉崎あきか

メディアワークス文庫賞
『古典確率では説明できない双子の相関やそれに関わる現象』
著／アズマドウアンズ

電撃の新文芸賞
『明けの空のカフカ』
著／水品知弦

銀賞
『怪奇！　巨大な亀に街を見た！　聖女とチンピラとデカケツ獣人VS邪悪な黒ギャル軍団』
著／助六稲荷

川原礫賞
『古典確率では説明できない双子の相関やそれに関わる現象』
著／アズマドウアンズ
※メディアワークス文庫賞とのダブル受賞

※名前はペンネームになります

“電撃大賞”とは？

　1993年、作家・イラストレーターの新人登竜門“電撃ゲーム3大賞”としてスタート、第12回（2004年度募集）より“電撃大賞”に改称されました。

　小説部門の“電撃小説大賞”からは多くの人気作家を輩出し、『アクセル・ワールド』（著／川原 礫・第15回大賞）、『86―エイティシックス―』（著／安里アサト・第23回大賞）、『君は月夜に光り輝く』（著／佐野徹夜・第23回大賞）、『今夜、世界からこの恋が消えても』（著／一条岬・第26回メディアワークス文庫賞）、『姫騎士様のヒモ』（著／白金 透・第28回大賞）などの人気作品が生まれてきました。

　直近の受賞作も好評を博し、『レプリカだって、恋をする。』（著／榛名丼・第29回大賞）など多数の作品が早くもコミック化されております。

　多くの作品が小説だけに留まらず、アニメ、コミック、実写映画、ゲーム、舞台など、さまざまなメディア展開も行っており、2023年度は『はたらく魔王さま！』（著／和ヶ原聡司・第17回銀賞）や『豚のレバーは加熱しろ』（著／逆井卓馬・第26回金賞）のTVアニメが、2024年度は『狼と香辛料』（著／支倉凍砂・第12回銀賞）の新作TVアニメ、『声優ラジオのウラオモテ』（著／二月 公・第26回大賞）のTVアニメが放送され、さらに『ユア・フォルマ』（著／菊石まれほ・第27回大賞）、『ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』（著／香坂マト・第27回金賞）のTVアニメが制作進行中です。そのほかにも続々とメディアミックス化が決定しております。

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