iOS/Android/PC用ドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド(ヘブバン)』のプレイ日記をお届けします。
※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
■ヘブンバーンズレッド 公式アートワークス Vol.2
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“うみとら冒険譚”はライトノベル作家の松山剛さんがシナリオを担当。『ヘブバン』愛たっぷりであいなの過去が描かれる【ヘブバン感想】
11月22日に実装された、あいなのイベント“うみとら冒険譚”。今回のシナリオは電撃文庫の『雨の日のアイリス』やMF文庫Jの『君死にたもう流星群』で知られるライトノベル作家で、Keyの『LUNARiA』や『虹彩都市』のシナリオも手がけていた松山剛さんによるものでした。
『ヘブバン』のシナリオは今回のイベントが初ですが、しっかり『ヘブバン』らしさが出ていました。各キャラクターの言動や仕草もしっかり過去のイベントを踏まえたうえでのものになっており、松山剛さんの『ヘブバン』愛が伝わってきましたね。
ストーリーイベント『うみとら冒険譚』のシナリオを担当させていただきました。
— 松山剛 (@matsuyama077) November 22, 2024
ディレクターの福千様をはじめ多くの方のご助力をいただいて無事完成に至ることができました。
ヘブバンユーザーのみなさま、『うみとら冒険譚』を何とぞよろしくお願いいたします。#ヘブバン https://t.co/m4K5QNDdNs
今回の“うみとら冒険譚”は31Dの瑞原あいなが主役のイベント。彼女が海洋学者になろうと思ったきっかけが判明する内容になっていて、いつも被っている帽子の秘密も明かされます。
あいなの過去に加えて、31Dメンバーの日常も見どころ。あいなが朝食のちくわに31Dの仲間たちの名前をつけた魚を使用するというサイコパスっぷりを発揮したり、頼れるリーダーの三郷がシャチを前にして子供っぽくはしゃぐ姿を見せたりと、それぞれのメンバーが持つ一面もしっかり描かれていましたね。
ストーリーはドームの食糧事情を改善するため、軍が水産資源の活用を計画中とのことで、31Dが養殖施設の“水産技術センター”に調査へ行く展開。その名前に聞き覚えがあったあいなですが、実際に調査をするなかでこの施設が海洋調査などをしていたことが判明。量子エンジンを搭載した“潜水艦:うみとら”の資料も発見します。
このとき、あいなは幼いころにある女性と会話していたことを思い出します。女性はこの潜水艇であらゆる海を調査しており、そんな彼女の調査ををあいなは“ぼーけん”と呼んでいました。
そんななか、地下のほうから気になる声のようなものが聞こえたところで初日の調査は終了。
基地に帰還する途中であいなが歌を口ずさんでいると海からシャチが登場。あいなはそのシャチを“かーちゃん”と呼んでおり、久々に再会したとのこと。あいなは“エコロケーション”という手法でかーちゃんと意思疎通。人懐っこいかーちゃんを相手に31Dのメンバーも楽しい時間を過ごします。上でも書きましたが、やはり注目なのはリーダーの三郷。子供のように喜ぶ姿がかわいすぎました。
帰還後は31Dの部屋で各メンバーたちがエコロケーションを練習する流れに。ここは声優陣のシャチのモノマネを聴くことができるシーンなので、ぜひ音声アリで聴いてみて欲しいです。
ヘブバン情報局で、シャチの声もあいな役の星谷美緒さんであることは明かされており、声優さんの芝居の幅に驚かされましたが、エコロケーションをしている芝居を聴くと、星谷さん以外の方も自然な鳴き声を発していたので、やはり声優という職業はすごいのだなと思わされました。
また、このシーンは各キャラクターのエコロケーションが実際にはどのようにシャチに伝わるのかあいなが教えてくれますが、朱里がエッチな内容になっていたり、吹雪が呪いの言葉になっていたりと、31Dのメンバーの個性が爆発するような内容で笑えます。ママである理沙が完璧にあいなと同じ言葉を表現できるところも含めて31Dらしさが詰まったシーンでした。
2日目はあいなの夢から始まりますが、ここで昨日登場した女性があいなの母であったことが判明します。ここに関しては多くのユーザーが予想通りだったのではないかでしょうか。さらにあいなの母が海洋学者であったことや、彼女があいなと同じようにチョウチンアンコウの帽子を被っていたことが明かされます。
あいなが一人前の海洋学者になったら帽子をあげる約束をしていたことも分かりますが、『ヘブバン』をプレイし続けているユーザーであれば、もうこの段階で泣く準備はできているかも(笑)。
海洋調査で帰ってこなかった母親が今もどこかの海にいるのではないかと悲しむあいな。そんななか、任務の続きを開始することになります。施設の調査の前にシャチのかーちゃんに会いに行く31Dですが、かーちゃんは元気がない様子。あいなが傷の応急手当をして、一旦かーちゃんと別れて調査に向かいます。
ここで、あいなの母は船長としてうみとらに乗っていたことと、うみとらの故障で脱出が必要になったものの、最後まで帰還援助を遂行したため帰らぬ人になってしまったことが明かされます。
あいなは母が帰ってこなかったことがショックで、その記憶を封じ込めていたのですが、見つかった資料によって記憶を呼び戻すことになりました。彼女が被っている帽子も、いなくなってしまった母親が被っていた帽子を真似して自分で作ったものでした。
基地に戻った31Dは海を漂ううみとらを引き上げたいと手塚に相談します。理由を聞かれたあいなが「かーちゃん」という言葉を出した瞬間に、手塚の雰囲気が一変します。家族やそれに関わるものの話題を出すことは許されないのでしょう。異様な緊張感に包まれるなか、三郷がシャチのかーちゃんの話であるとフォローを入れます。
その後はいちど引き下がり、手塚を説得するための作戦を31Dのメンバーで考えることになります。31Dの部屋ではあいなが自分の記憶を封じ込めていたことを仲間たちに打ち明けるのですが、そのことを聞いた仲間たちがあいなにかける言葉が本当にいい……!
大事な人のことを諦めないで欲しいとそれぞれのメンバーがあいなに伝えるのですが、これまで各メンバーのストーリーイベントをプレイした立場だからこそ、その言葉の数々がプレイヤーに突き刺さるんですよね。
このイベントからプレイしても問題ないですが、三郷の“この星に紡ぐ一手”や朱里の“Letters on The Back”などをプレイしてから、彼女たちの言葉の重みを感じて欲しいです。
最終日は手塚の説得からはじまりますが、ここから先はぜひみなさんでプレイしてみてください! 今回も泣かされること間違いなしです!!
また、今回のイベントはShe is Legendのライブが無く、代わりに佐々木恵梨さんが歌う挿入歌『Seabird Song』が流れるのもポイント。いつもとは異なる展開で新鮮でしたし、とてもいい曲だったので大満足です。サブスクでも聴けるのでぜひチェックしてみてくださいね。
【 #ヘブバン 楽曲情報🎶】
— ヘブンバーンズレッド公式 (@heavenburnsred) November 22, 2024
新ストーリーイベント「うみとら冒険譚」に登場する
『Seabird Song』/ 佐々木恵梨
が各種サブスクサービスで配信開始しました!
▼楽曲ページはこちらhttps://t.co/jVBpOy2gvr pic.twitter.com/TiHquNHIHd
『ヘブンバーンズレッド』公式画集の第2弾が発売中!
2024年10月11日に発売された、ストーリー・世界観をテーマにお届けする『ヘブンバーンズレッド 公式アートワークス Vol.2』では、500点以上にのぼるギャラリー内のイラストや、各種イベントのイラストをあらすじとともに掲載。各章の名シーンをじっくり振り返ることができます。
アトレやローソンなど、2023年7月までの企業コラボイラストも楽しめる永久保存版。もちろん、カバーはキャラクターデザイン/メインビジュアルを務めるゆーげん氏による描き下ろしイラストです。
同時発売の『ヘブンバーンズレッド 公式ファンアートブック』もあわせてチェックしてください。
■ヘブンバーンズレッド 公式アートワークス Vol.2
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