『龍が如く』キャストによる大カラオケ大会や制作陣と話せる夢のピザパーティも！ファンミーティングレポート

文：信濃川あずき

公開日時：2024年12月16日(月) 16:00

最終更新：2024年12月16日(月) 19:16

　12月8日に開催された“『龍が如く』ファンミーティング2024”。制作陣と話せるピザパーティや声優さんのスペシャルライブが行われた第2部の模様をお届けします。

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　東京都内で開催された“『龍が如く』ファンミーティング2024”は、歌舞伎町でグッズ自販機を巡った第1部に続き、大崎のセガ本社に会場を移動して第2部が開催されました。

　第1部の歌舞伎町だけでも満たされていたのに、この第2部が濃すぎて無料イベントであることが不安に思えるほど。制作陣と個別で話せる機会や声優さんの歌声を聞ける特別な催しとなりました。

　本稿では、第2部の模様をお届けします。歌舞伎町で行われた第1部の模様は、別の記事でご覧ください。

『龍が如く』グッズ自動販売機ツアーをフォトレポート。ファンと開発者30名以上が歌舞伎町を集団で練り歩く!?

2024-12-09 22:00

『龍が如く』ファンミでゼイタクすぎるピザパーティ！

　ファンミーティング第2部は、制作陣との交流会からスタート。食欲をそそる香り漂う広い会場内には、複数のフォトスポットが用意されていました。真島の兄さんの巨大フィギュアや新作のグッズ、アクリルパネルなど。なお、どのフォトスポットよりも長い行列ができていたのは、龍が如くスタジオ代表である横山昌義さんとのツーショット撮影の列でした。

　イベントの出演者か『龍が如く』の登場人物かと見紛うほど気合いが入った服装のファンの皆様が待つテーブルに、制作陣が順番で訪問するスタイル。テーブルには、本作との関係が深いピザーラさんのピザが提供されていました。プレイヤーにとっては、ピザーラさんのピザはおなじみですね。ピザーラさんのコンセプト「日本人が毎日食べても飽きないピザ」と、何度何周プレイしても飽きない『龍が如く』の、なんとも豪華なピザパーティ。来場者へのおみやげは、かつて『龍が如く』とタイアップしたノーベルさんのお菓子も入っていたとか。

　来場したファンのみなさんは、ピザを食べつつ制作陣とお話をしてフォトスポットも巡るという、忙しくも楽しい充実した時間を過ごされていました。

ゲストも登場の『龍が如く』ステージイベント

　ピザパーティ会場から移動し、いよいよお待ちかねのステージイベント。登壇者は龍が如くスタジオ代表の横山昌義さん、チーフプロデューサー阪本寛之さん、プロデューサー堀井亮祐さん、そして真島吾朗を演じる宇垣秀成さん。イベント当日は東京都でこの冬いちばんの冷え込みが観測された日にもかかわらず、会場内は急きょ冷房のスイッチが入れられるほどの熱気に包まれました。

　このステージイベントは配信なし、アーカイブなし。来場したファンのみなさんだけに向けた本当に特別なものです。登壇者のトークは、配信がないことを再確認したうえで、ギリギリのところまでお話いただきました。

　続いては、事前に回答が募集されていた“マジ真島アンケート”の結果発表が行われました。ひとつめのお題は“真島吾朗名台詞TOP10”です。結果は下記の通り。

真島吾朗名台詞TOP10

1位「桐生ちゃ～ん！！！」
2位「おかげで18年もののコリが取れたわ」
3位「アンタには諦めんことの重要さを教わったわ。俺も執着するで真島吾朗っちゅう男の生き方に」
4位「そこの桐生ちゃん！止まりなさい！」
5位「俺は決めたんや。何が正しくて何が悪いか分からんこの街で誰よりも楽しく誰よりも狂った生き方したるってな」
6位「甘いなぁ～桐生チャン …アマアマや！」
7位「よう、桐生ちゃん！」
8位「イイ音聞かせろや！」
9位「お客様は神様ですから」
10位「挨拶ができへん人間は建設もできへんで！」

　1位の「桐生ちゃ～ん！！！」は、作品やシーンの指定なしとのこと。みんなそれぞれに最高の「桐生ちゃ～ん！！！」がありますよね。なお筆者のナンバーワン「桐生ちゃ～ん！！！」は『龍が如く0 誓いの場所』です。ただ、ランキング全体を見てもみんな「桐生ちゃん」が好きすぎますね。ランキングに入った台詞は、会場で宇垣さんが生披露。特にシリアスなシーンの台詞では、ファンのみなさんはじっと聞き入っていました。

　さて、お次のランキングは“真島吾朗ベストバディTOP10”。結果は以下のようになりました。

真島吾朗ベストバディTOP10

1位：冴島大河
2位：桐生一馬
3位：西田
4位：佐川司
5位：マキムラマコト
6位：ユキちゃん
7位：西谷誉
8位：李文海
9位：ドス
10位：柏木修

　ドス……と、人間以外もランキングする激闘乱戦を制したのは、やはり兄弟こと冴島大河でした。ここで会場にサプライズ！　第1位の冴島大河が発表されると同時に、会場に響き渡る「兄弟！」の声。冴島大河を演じる小山力也さんが客席後方から登場。会場が揺れるほどの声援に、宇垣さんがちょっぴりヤキモチを焼く場面も。

　ベストバディに選ばれた感想を問われた小山さんは「眼帯に勝ったでぇ！」と、喜びのコメント。そういえば、兄さんのいちばん近くにいる相棒ともいえる眼帯がTOP10に入っていませんでしたね。もはやファンにとっては体の一部という認識……？

　最後のランキングは“真島吾朗名場面TOP10”です。結果は以下のようになりました。

真島吾朗名場面TOP10

1位『龍が如く極2』マコトとの別れ
2位『龍が如く0 誓いの場所』狂犬・真島吾朗の誕生
3位『龍が如く5 夢、叶いし者』焼かれてこそ価値がある
4位『龍が如く0 誓いの場所』キャバレーグランド支配人
5位『龍が如く7外伝　名を消した男』まだ帰んなや
6位『龍が如く極』最強（狂）キャバ嬢？ゴロ美
7位『龍が如く0 誓いの場所』「西谷誉」という生き様
8位『龍が如く0 誓いの場所』邂逅
9位『龍が如く2（極2）』赤か青か
10位『龍が如く3』桐生を救いにトラックで登場

　ここで、ランキング内の台詞を宇垣さんと小山さんが生アテレコで披露してくださいました。今回はところどころにクスリとするアドリブが含まれていたのですが、ゲーム内の台詞にはほとんどアドリブはないとのこと。本シリーズは先に声を収録してから、台詞に対してCGの演技をあてるという方法で制作されています。このため、アドリブがあると尺がずれてしまうため採用しにくいのだとか。なおさら、アドリブ盛りだくさんの生アテレコはとてつもなく貴重なものでした。

　やはり印象的だったのは第3位の焼き肉シーンの生アテレコです。ホルモンの焼け具合と自らの境遇を重ねた渋味溢れるこのシーン。台詞を執筆した横山さん曰く「こんな長いシーンは今の自分なら書かない」とのことでしたが、たっぷり魅せるからこそリアリティを感じられ、そして人気なのでしょう。伝説的シーンの生アテレコに、会場内には涙するファンもいらっしゃいました。

　さて、トークは台詞収録時の裏話へ。真島吾朗がキャバレー支配人だった頃の台詞について宇垣さんは「ホテルマンのアルバイトをしていたから、やりやすかった」と、かつての自分に重ねていたとのこと。また、実は宇垣さんは横山さんの結婚式で司会をなさったのだとか。ちょうどそのとき『龍が如く0 誓いの場所』のシナリオ執筆中だった横山さんは、司会をする宇垣さんが支配人のように見えて影響を受けたと明かしてくださいました。

夢いっぱいの『龍が如く』カラオケオフ会

　ここで、真島吾朗のCDデビューが発表されました。兄さんの還暦と単独主人公を、兄さんが勝手に祝って勝手に出した……ということで「Captain Majima -EP」は2025年2月7日リリースです。会場ではゲーム内動画とともに曲が披露されました。

　さて、続いては声優さんたちによるカラオケオフ会。宇垣さん、小山さんのほか、錦山彰や春日一番を演じる中谷一博さん、不二宮千歳を演じる伊波杏樹さんがサプライズ参加！　まずはお一人ずつ龍うたを披露。そして2巡目……この催しはライブではなくカラオケオフ会です。JOYSOUNDさんから提供されたカラオケ機器は、どんなリクエストにだって応えます。以下、全曲セットリストです。

龍が如くカラオケオフ会セットリスト

24時間シンデレラ……宇垣さん
故郷に錦を飾るべし……小山さん
GO! 愁傷SUMMER……中谷さん
Honolulu City Lights……伊波さん
お嫁サンバ（郷ひろみ）……宇垣さん
魔女っ子メグちゃん（前川陽子）……小山さん
君がいるだけで（米米CLUB）……中谷さん
KONNANじゃないっ!……伊波さん
ばかみたい……全員

　途中に龍うた以外も含まれるのが、カラオケオフ会のフリーダムなところ。宇垣さんの“お嫁サンバ”は振り付けもバッチリ。小山さんの“魔女っ子メグちゃん”は、プライベートで歌っているとのことです。“君がいるだけで”を歌唱する中谷さんが、宇垣さんをじっと見つめて歌う尊いお姿も拝見できました。

　そして伊波さんの“KONNANじゃないっ!”は、なんと遥ちゃんの振り付け完璧！　配信なしが心から惜しいと思えるほど、神々しいお姿でした。トリは会場も含めた全員で“ばかみたい”の合唱。メイン歌唱は小山さんだったのですが、皆さん美声に聴き入ってしまい「もっとみんな歌ってよ、あ～終わった！」と、歌唱交代前に曲終了。会場は最後まであたたかい笑いに包まれました。

　ラストは、出演者全員および制作陣で来場したみなさんをお見送り。今日、夢のようなこの場に来られたファンのみなさんはまさしく“夢、叶えし者”だったと思います。ファンを大切にする本作のこと、きっと今後もさまざまなリアル参加機会があるはずですので、お見逃しなく。現在も全国6都市を巡る“真島のマジ祭り”が開催中です！