好評発売中のスポーツ・アクションゲーム『ハリー・ポッター:クィディッチ・チャンピオンズ』の座談会をお送りします。
※本記事はセガの提供でお送りします。 『ハリー・ポッター:クィディッチ・チャンピオンズ(以下、クィディッチ・チャンピオンズ)』は、魔法界の伝統的スポーツ“クィディッチ”を題材にしたスポーツ・アクションゲームです。
プレイヤーは、チェイサー、シーカー、キーパー、ビーターなど、それぞれ独自のプレイスタイルを持つポジションから1つを選び、キャラクターデザインや箒を自由にカスタマイズし、さまざまなゲームモードでクィディッチ対戦を楽しめます。
今年9月にPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC版がリリースされており、12月6日にはSwitchのパッケージ版も発売されました。
そこでハリー・ポッターを愛する電撃の編集&ライターが、本作をプレイしてみたからこそ気づいた驚きや、夢中になるポイントを語り合いました。原作ファンも初心者も楽しめる理由とは? ホグワーツの空気感が詰まったゲームの魅力を徹底解剖します!
編集H:『ハリー・ポッター』シリーズの自称ライトファン。映画はチェック済みだけど、本は未読。『クィディッチ・チャンピオンズ』をこれからプレイしようとしていて、この座談会でプレイの極意を聞きに来た。好きなキャラはスネイプ先生。
ハルママ:『ハリー・ポッター』シリーズの原作や映画などをこよなく愛するファン。最近USJに行ってお土産に百味ビーンズを買ってきた。『クィディッチ・チャンピオンズ』は始めたばかり。好きなキャラはフレッド&ジョージ。
ミツ:『ハリー・ポッター』ガチ勢。シリーズ通して知識豊富で、『クィディッチ・チャンピオンズ』もかなりやり込んでいる。2024年10月に行われたタリーズコーヒーとのコラボメニューも全制覇する。好きなキャラはマクゴナガル先生。
編集H
まず聞きたいのですが、プレイしてみて「これは意外だった!」ってことはありました?
ハルママ
やっぱり、ガチでクィディッチが体験できるってところですね。開始早々ウィーズリー一家と練習試合ができるのがうれしかったです。ウィーズリー家はやっぱりみんな魅力的で……。
ミツ
私もそこは意外でしたね。個人的には、モリー・ウィーズリーが登場するのが感動的でした。原作だと家庭的なお母さんのイメージが強いですけど、「クィディッチもやっぱり上手いのかな」って想像が膨らみました。
ハルママ
確かに! あと、ハーマイオニーがウィーズリー一家にちゃっかり紛れてるのも笑いました。「ああ、これは未来の家族感がすごいな」って思っちゃって。
ミツ
絶対意図的な演出ですよね! いわゆる“匂わせ”みたいな(笑)。
ハルママ
ほかにも会話の中にさりげなくネビルの名前が出てきたりするのも、細かくていいですよね。
編集H
ゲームの冒頭から、原作ファンがニヤリとできる要素が多いんですね! キャラクターたちが意外な形で登場するのも魅力的ですね~。
ハルママ
ネビルの話題が出るだけで「やっぱり愛されキャラだな」って想像が広がりますしね。それに、ウィーズリー家みたいに原作で親しみがあるキャラがいると、まるでホグワーツの一部に戻れたような気分になります!
ミツ
ですよね。細かいところまで作り込まれているから、クィディッチというスポーツがすごくリアルに感じるんです。
編集H
原作や映画では描かれなかったキャラの一面が垣間見えるのは、ファンとしてはうれしいですね~。『ハリー・ポッター』初心者でもワクワクしそう。
編集H
私はこれからSwitch版をプレイしようと思っているんですが、どんな部分に夢中になりました?
ハルママ
まず、練習がしっかり用意されているのがいいですね。ルールや操作を理解した上で試合に臨めるので、初心者でもクィディッチを存分に楽しめます。
ミツ
試合は6対6と3対3が選べるんですが、私は主に3対3でプレイしています。クィディッチって、原作でも描かれているようにかなり荒っぽいスポーツじゃないですか。その荒々しさがゲームでも忠実に再現されているのが本当におもしろいんですよ。
ハルママ
ビーターのポジションとか、まさにそうですよね。油断していると骨折しちゃうくらい激しいスポーツっていうのが体感できます。
ミツ
そうそう! 私はビーターで遊ぶのが特に好きなんですが、普通のスポーツだったら反則レベルのプレイも、クィディッチでは許されるんですよね。実際、試合中にブラッジャーで相手を狙うのは戦術の一環ですし。
編集H
へー、予想以上にクィディッチの荒っぽいところが再現されているんですね。ダイナミックなアクションが楽しめそう!
ハルママ
ほんと、体当たりも戦術の一部ですからね。あと「杖って使うの?」って最初は思ったんですけど、杖は携帯しているだけで、基本的には肉弾戦メインなんですよ。
ミツ
クィディッチは純粋に箒とチームワークで戦うスポーツなので、魔法自体はあまり使われないです。でも、それが魅力的なんですよ。魔法に頼らない分、より競技らしい戦略性を楽しめるんです。それと、寮対抗戦があったり、ワールドチャンピオンを目指せるようになっているのも熱いです! ホグワーツの日常とリンクしている感じがして、ファンとしてはたまりません。
編集H
試合の荒々しさや戦略性、そして寮対抗戦というホグワーツらしさ。確かに、プレイヤーとして全力で入り込めそうなゲームですね!
編集H
ゲームを進めることで手に入る報酬があるんですよね。どんな特典があるんでしょうか?
ミツ
一番目を引くのは“ヒーロースキン”ですね。キャラクターの姿に変身できるというものなんですが。
ハルママ
それ、めちゃくちゃ重要ですよね! 日本のファンは世界的にも、マルフォイやスネイプ先生が大好きですからね。「あのキャラになれるの!?」っていううれしいポイントだと思います。クィディッチ中にマルフォイみたいな姿でプレイするのは胸アツです。
ミツ
ただ、完全にそのキャラになるわけじゃなくて、あくまで“着ぐるみ”みたいな感覚ですね。箒のカスタマイズも楽しいですよ! 軌跡が忍びの地図の足跡みたいなエフェクトになるアイテムがあるんですけど、あれがすごくユニークで。あと、衣装も種類が多いんです。私はずっと憧れていたボーバトンの青い制服が着られるのが感動的でした!
ハルママ
ほかのゲームだとホグワーツの寮ローブはよく見るけど、ボーバトンの制服はなかなかないですね。
編集H
箒や衣装のカスタマイズ、そしてキャラになりきるヒーロースキン。報酬を集める楽しさが、ゲームプレイへのモチベーションになりそうですね!
ミツ
間違いないです。しかも、それぞれがちゃんと『ハリー・ポッター』の世界観に寄り添っているので、ファンとしてはうれしい限りです。
ハルママ
報酬を集めながら、いつの間にかホグワーツや魔法界に入り込んでる感覚になりますね。ファンはもちろん、初心者でもすごく楽しめる要素だと思います!
編集H
ハルママ
意外というか、私が一番うれしかったのは、フレッドとジョージがそろってムービーに登場するシーンですね。双子はやっぱり一緒に見たいって思っていました。
ミツ
わかります! 私はチョウ・チャンが登場するのが意外でした。彼女もクィディッチをプレイするなんて思いもしませんでしたから。
ハルママ
確かに、チョウ・チャンはどちらかというとクールで知的なイメージがありますね。クィディッチの激しさとは対極な感じがします。
ミツ
でも、プレイしてみると「意外とアクティブな一面があったのかも?」って思えて、キャラクターへの新たな魅力を発見できるんです。
ハルママ
わかります~。こういう意外性のあるキャラの登場って「この人もクィディッチに関わっていたんだ!」って驚きながらも、ますます好きになれるきっかけになりますよね。
編集H
なるほどね~。原作や映画では描かれなかった意外なキャラクターの一面を発見できるのは、ファンとしてうれしいポイントですね。
ハルママ
そうですね。ゲームを通してキャラクターたちの新たな魅力に気づけるので、プレイするたびにワクワクします。
ミツ
意外なキャラが登場することで妄想も広がりますし、ゲームがますます楽しくなりますよね。
編集H
ゲームをプレイしていると、原作では描かれていない部分で妄想の翼が広がること、ありません?
ハルママ
広がりますね~。たとえばキーパーのポジションが原作よりも重要になっているところ。これが結構考えさせられるんです。
ミツ
原作だとシーカーがスニッチを捕まえて大逆転! って感じですけど、このゲームではスニッチを取っても30点しか入らないので、チームの連携が本当に大事なんですよね。
ハルママ
結果的にキーパーがチームをまとめたり、指示を出したりするから、めちゃくちゃ重要な役割になっていますよね。そう考えると、ロンってすごく優秀だったんじゃないかと。かなりすごいことをしていたんじゃないかって気づかされました。
編集H
ミツ
そうそう、ロンって原作でもチェスがめちゃくちゃ強かったり、危機的な状況で冷静に判断して行動できたりするから……。クィディッチでもそういう頭脳戦を陰で支えていたんじゃないかと思うと、彼の評価がぐっと上がります。
ハルママ
ゲームをしていると「ロンってこんなにすごかったんだ!」って再認識できますよね。
ミツ
そう考えると、ウィーズリー家って全体的にスポーツ万能だなって思うんですよ。フレッドやジョージもそうだし、ジニーもプロの選手になりますしね。
編集H
ウィーズリー家の底力を感じる……。ゲームを通じてそういった背景に思いを馳せるのも楽しいですね!
ミツ
さらに妄想が広がるのが、ホグワーツ以外の学校のクィディッチ事情ですね。たとえばボーバトンとか、ダームストラングとかってどんなプレイスタイルなんだろうって想像しちゃいます。
ハルママ
確かに。ゲームで“ホグワーツ対他校”の試合とかできたらすごく盛り上がりそうですよね。もしくはワールドカップの公式戦をシミュレーションするとか。
編集H
おもしろそう! ゲームを通じて、原作の世界観がどんどん広がる感じがしますね~。
ミツ
このゲームをプレイしていると、自分がホグワーツの一員として世界を冒険している感覚になります。本当に妄想が止まらないです(笑)。
ハルママ
『ハリー・ポッター』の世界で自分なりの物語を作れるのが、このゲームの魅力の一つだと思います。
編集H
『クィディッチ・チャンピオンズ』をプレイしていて、他作品との繋がりを感じる部分ってありますか?
ミツ
たとえば『ホグワーツ・レガシー』と『クィディッチ・チャンピオンズ』は直接のリンクはないけど、両方のゲームが補完し合っているんですよね。『ホグワーツ・レガシー』ではクィディッチができなかったけど、本作でできるのは本当にうれしい!
ハルママ
確かに『ホグワーツ・レガシー』では魔法の冒険やホグワーツの生活にスポットが当たっていましたよね。でも、やっぱりクィディッチを待っていたファンの声も多かったはず。それに、このゲームではクィディッチに特化した部分が楽しめるから、『ホグワーツ・レガシー』の後にやると、また新たな発見があっておもしろいんですよね。
編集H
『ホグワーツ・レガシー』って、やり込み要素がめちゃくちゃ多くないですか?
ハルママ
ですよね。私は『ホグワーツ・レガシー』を数十時間プレイしているんですけど、なかなか終わらなくて(笑)。
ミツ
『ホグワーツ・レガシー』はボリュームたっぷりだから、心ゆくまでハリー・ポッターの世界を楽しめます。でも、こっちはこっちで、クィディッチに特化しているから楽しみ方が違うんですよね。どっちも捨てがたいというか、どちらも長くプレイするゲームなんですよ。
ハルママ
ほんと、やり込み要素が多めですよね! 『ホグワーツ・レガシー』も『クィディッチ・チャンピオンズ』も時間がいくらあっても足りないって感じです。
ミツ
でも、どちらもやり込む価値があるから、結局どっちもやっちゃいますよね。どれを優先するかって、なかなか決まらないんですよ。
ハルママ
編集H
このゲームをプレイして、ハリー・ポッターシリーズへの愛がさらに深まった瞬間ってありますか?
ミツ
やっぱり、ゲーム中に細かい設定や小ネタを見つけたときですね。たとえば、ウィーズリー家の隠れ穴でクィディッチをしたりとか。
ハルママ
わかります。ウィーズリー家の温かさとか、隠れ穴の居心地のよさって、原作ファンにはたまらないですよね。それにしても、こういう世界観に入ると「自分だったらどの寮かな?」ってつい考えちゃいますよね。
編集H
確かに! みなさんだったらどの寮に入りたいですか?
ハルママ
私の憧れは断然レイブンクローなんです。でも、組分け帽子ではなぜかグリフィンドールにされるんですよね。今までありとあらゆる診断で「グリフィンドォォォール!」って(笑)。
ミツ
グリフィンドール、いいじゃないですか! 勇敢でかっこいい感じ。
編集H
私だったらハッフルパフがいいです。なんか、ほのぼのと仲よく楽しく過ごせそうなイメージがあるんです。
ミツ
私もハッフルパフですね~。みんなで協力してクィディッチの練習したり、お茶しながら作戦会議とか、めちゃくちゃ楽しそうじゃないですか?
ハルママ
確かにハッフルパフって平和な雰囲気がありますよね。でも、みんなで楽しくやっている横で、私一人だけクィディッチで勝つために全力で戦いそう……そう考えると、やっぱりグリフィンドールが合っているかも(笑)。
編集H
なんか、みんなそれぞれの寮で楽しんでいそうですね。ちなみにゲームの中でも、寮の個性って感じられるんですか?
ミツ
感じられますよ! 寮ごとの衣装やカラーリングが選べるし、箒も寮の雰囲気に合ったデザインが用意されているんです。ハッフルパフの黄色と黒のデザインとか、めっちゃ可愛いんですよ~!
編集H
なんだか聞いているだけで、魔法界への愛が止まらなくなりそうです。
ハルママ
そういえば『ホグワーツ・レガシー』で、日本の魔法学校が出てきましたよね。あれ、ちょっと胸が熱くなりませんでした?
ミツ
あー、マホウトコロですよね! 南硫黄島にあるって設定がもう最高なんですけど、それが日本の公式ショップの名前にも繋がっているのがまたいいですよね。
編集H
南硫黄島って調べてみたんですけど、“地球最後の秘境”なんて呼ばれているんですね。
ミツ
そんな場所に魔法学校があるなんて、もう完全にロマンの塊じゃないですか! 設定が妙にリアルで、「これ本当にあるんじゃない?」って思っちゃうくらい。ウミツバメで登下校する話も、ワクワクしますよね。
ハルママ
そうそう。確かマホウトコロって、クィディッチにも力を入れている設定があるんですよ。『ホグワーツ・レガシー』では、日本出身のチヨ・コガワ先生が出てきましたし。
ミツ
その設定から考えると、日本人ってクィディッチ向きの素質があるってことなんですかね?
編集H
そう考えると、日本人としてなんだかうれしくなりますね(笑)。
ハルママ
私もこのゲームで箒の操作がやっとわかってきて、ドリフトシュートができるようになったところなんですよ。もしかして、マホウトコロの生徒たちみたいに技を磨けるかも?
編集H
ハルママ
クィディッチの試合中に、箒で急旋回しながらシュートを決める技です。やり方はちょっと難しいんですけど、できると爽快感がヤバいですよ! いつでも魔法学校に行ける様に練習しておかなきゃ。
ミツ
そうそう! いつでもクィディッチに誘われてもいいように、めちゃくちゃ練習して極めたいですよね。いつかオンラインで大会とかあったら、私たちも出場しちゃいましょうか?
ハルママ
いいですね! 魔法界の知識も、プレイ技術もどんどん磨いて、いつかホグワーツやマホウトコロの一員になった気分を味わいたいです。
編集H
ゲームをプレイして、ますますハリポタ愛が深まりそうな予感がしますね!
『ハリー・ポッター:クィディッチ・チャンピオンズ』は、原作や映画では描かれなかった世界も味わえるゲームとなっています。
ウィーズリー家やハーマイオニーの演出に驚き、キャラクターたちの新たな一面を発見できるかも!? 試合の荒々しさや戦略性、寮の個性が生きるカスタマイズ要素も見逃せません。
そしてプレイを通じて広がる妄想や、他作品とのリンクがさらに世界観を深めてくれています。ぜひ、クィディッチに興味のある方や原作が好きな方はプレイしてみてくださいね!