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【VTuber】編集部・ライターが選ぶ2024年一番印象的だった配信。電流デスマッチ、にじさんじ大型特番など

文:電撃オンライン

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 2024年もいよいよ終わり、2025年が間近に迫ってきています。いろいろな業界でさまざまな出来事があった本年ですが、本稿ではそのなかでもVTuberに焦点を当てています。

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 動画に配信とファンを楽しませるコンテンツを、いつも提供してくれるVTuberさんたち。そこで編集部・ライター陣に、2024年で印象に残った配信を聞いてみました。

 候補は泣く泣く3つに絞ってもらい、そのなかでも「これは!」というものについては自身の思いも合わせて語ってもらっています。

うごが選ぶ2024年のベスト配信


Best:【 ストリートファイター6】師匠を守れ 集中! 電流デスマッチ【 #師弟電流デスマッチ 】

 ホロスターズ3期生・荒咬オウガさんの主催による“師匠を守れ 集中! 電流デスマッチ”が2024年9月11日に開催されました。

 本配信は、発売されて以降、盛り上がりを見せ続けている『ストリートファイター6』(スト6)にて、プロ選手などがVTuberやストリーマーたちをコーチングすることで生まれた師弟のような関係性と対戦会企画をあわせた配信となっています。

 内容としては、2チームによる対戦がおこなわれ、負けた弟子側の師匠が特殊な特殊な器具によって電流を受けて“集中!”させられるといったといった、特殊な番組構成。

 今回の師匠(犠牲者)として出場したのは、Burning Core Toyama所属の立川さんとSaishunkan Sol 熊本所属のひぐちさんの2名です。なお、参加メンバーは以下の通り。

  • チーム立川(敬称略)
小雀とと(ぶいすぽっ!)
常闇トワ(ホロライブ)
伊波ライ(にじさんじ)
岸堂天真(ホロスターズ)

  • チームひぐち(敬称略)
昏昏アリア(Neo-Porte)
アキ・ローゼンタール(ホロライブ)
アルランディス(ホロスターズ)
如月れん(ぶいすぽっ!)

 『スト6』が上手くなりたい3人と以前から交流があった小雀ととさんの4人で構成されたチーム立川。対する、初心者ながら参戦することとなった昏昏アリアさんとひぐちさんが村長を務める“ガイル村”メンバー3人のチームひぐちの対戦です。

 参加メンバーによる手に汗を握る熱い対戦はもちろんのこと、普段プレイでリスナーに興奮や感動を与えているプロ選手が電流を受けている姿は不思議な光景で何度見ても笑ってしまいます。

 また、電流を受けるのは師匠だけで、弟子側は対戦のみに集中すればいいので、師匠側が緊張感に溢れているのも異様な光景。普段は優しく、時に厳しくスキル向上のためコーチングをしてくれるプロ選手が電流を受けているときに思わず本音が出てしまっているところにも注目してほしいです。

 個人配信や前日におこなわれた顔合わせ配信もあわせてチェックしてみると各チームの雰囲気が知れて、よりおもしろさと熱量を実感できました。そして、後日開催されたホロライブの獅白ぼたんさん主催による第2回“獅白杯”でのエキシビションマッチも別メンバーでおこなわれているため、また違ったおもしろさを体験できるかもしれません。

カワチが選ぶ2024年のベスト配信


Best:【卒業R 】みんなー!!!卒業R ~Graduation Real~をやります!【周防パトラ】

 ゲーマーである周防パトラさんは大作ゲームもプレイしている一方で、「それを取り上げるのか!?」といった珍作ゲームも多く取り上げています。

 彼女のX(旧Twitter)のポストからも、わざと狙って選んでいるのは丸見えなのですが、取り上げたゲームを変な風にいじるのではなく、心の底から楽しみながら遊んでいる姿がとても好感が持てます。しっかりエンディングまでやり込みのも、同じゲーマーとして尊敬します。

 今年も『四八(仮)』や『黄昏のオード』『ジーコサッカー』など多彩なゲームに挑戦していましたが、実写ギャルゲーの『卒業R ~Graduation Real~』はとにかくエアロビのコマンドを実行するパトラさんが最高。

 また、ヒロインのひとりが男と同棲していることが発覚して、彼女を部屋のなかで説得する超展開がありますが、仏壇で彼氏のシャツを着ているヒロインの姿にパトラさんが爆笑。こちらも彼女に釣られて笑ってしまいます。ゲーム実況というジャンルの根幹的な楽しさが詰まった配信でした。

 なお、彼女は『卒業II ~Neo Generation~』の実況プレイもしていますが、こちらでは最終評価で「エロ教師」の烙印を押される結果になっています。ぜひ合わせてチェックしてみてください。

No.2:【#セカワー配布】登録者300万人になったので学生時代作った黒歴史ゲームを配布する【ホロライブ/宝鐘マリン】

No.3:【#獅白杯】獅白杯 STREET FIGHTER 6 powered by GALLERIA【獅白ぼたん/ホロライブ】

喜一が選ぶ2024年のベスト配信


Best:【mocopi】朝から元気にリングフィットするぞ!!!【戌神ころね】

 8月某日の土曜日。無駄に早起きしてしまったことに辟易としつつ、最近習慣になってきているYouTubeサーフィンを実行していました。

 そんななかで偶然目撃したのが、この戌神ころねさんの『リングフィットアドベンチャー』配信。“mocopi”(モバイルモーションキャプチャー)を使って、朝から元気に運動する姿を横目に朝食の準備なんかをしてみます。

 なんとも楽し気に進む配信を眺めながら朝食を済ませ、食後のコーヒーを淹れます。このうちに雑談パートに切り替わり、ころねさんの再登壇を待っていたとき、事件は起きたのです。

 絶叫とともに軟体動物もかくやという姿になるころねさん。徐々に落ち着きを取り戻しそうに見えながらも、激しさを増す異様な動きに、『探偵物語』オープニングの松田優作よろしくコーヒーを吹き出しました。

 作り込まれた動画も素晴らしいですが、生放送ならではの思わぬアクシデントは印象的で覚えているものです。

No.2:人気動画ランキングや男女比率みる 活動2434日目記念【にじさんじ】

No.3:【#デバイス紹介】第一回ちな民デバイス鑑賞会/君たちのコントローラー見せてっ‼【りーさるぷらん/蒼輪ちなみ】

こひき庵が選ぶ2024年のベスト配信


Best:【Minecraft】ホロメンへ最後のお手紙をかく!【湊あくあ/ホロライブ】

 何をもって「ベスト」と言うべきか……。これは難しい命題です。

 ただ、「2024年のVTuberシーンをまとめてみてください」みたいに言われたときに必ず入れるであろう出来事はありました。

 ホロライブ・湊あくあさんの卒業です。

 卒業発表からの圧倒的な疾走感で、まさに閃光のように鮮烈なインパクトを残していきました。

 ひとりのファンという目線で言えば、寂しいとか悲しいといった気持ちもあったのですが、追い掛けていく中で何か一緒に気持ちが整理されていくような不思議な感覚があったのも覚えています。

 間違いなく一時代を築いたタレントが去っていく時、こういうものを残せるのかという感動も感銘もあり、おそらく後輩たちにも大きな影響を残したことでしょう。

 一方で「あくあさんの卒業に至るまでの配信」に絞ってもなお候補はたくさん浮かんできました。

 最初は最後の卒業ライブという最も“ベタ”なものも考えましたが、「配信」という意味で一番“湊あくあらしさ”を感じさせてくれたのは、最後の『Minecraft』での配信かなと思います。

 とにかく「この人やっぱムチャクチャ配信がうまいな!」と感じさせた1カ月。そのひとつの集大成がここにあったと思います。

 カッコよくておもしろい、なんとも美しい去り際でした。

No.2:【 #holoGTA 】ホロスサントス最終日!パン屋ファミリー、ハッピーエンドなるか?!!🐶【 戌神ころね 】

No.3:【 ストリートファイター6】師匠を守れ 集中! 電流デスマッチ【 #師弟電流デスマッチ 】

みぎはとが選ぶ2024年のベスト配信


Best:新スタジオ設立記念!総勢50名のライバーによる大型特番! #にじさんじ大感謝祭

 一番印象的だったのは、“にじさんじ”の新スタジオ設立を記念した大型特番です。ベテランから新人まで幅広いライバーたちがいくつもの企画を並行して行った生放送番組で、終始大きな盛り上がりを見せました。

 メイン企画の1つである“3Dスタジオ生存競争の部屋”では、広々としたスタジオを活用して、かくれんぼやだるまさんがころんだ、椅子取りゲームなどの白熱バトルが展開されました。

 ただし、そこはにじさんじ流。全員が卑怯な手を次々とくり出して勝利を目指します。なんでもありの自由奔放なルールが新スタジオの可能性を最大限に引き出し、子どもの遊びをハチャメチャなエンタメに昇華させていました。

 一方、もう1つのメイン企画“2Dスタジオ正体不明の部屋”では、姿を隠したライバーたちの正体を、質問を通して根性と推理力、人海戦術によってなんとか暴くという心理戦(?)がくり広げられました。

 「この人は誰?」と視聴者も参加しながら楽しめる企画で、シンプルながらも終始ドキドキハラハラな展開に。

 またサブ企画として、倉持めるとさんをコーチに壱百満天原サロメさんと海妹四葉さんが配信時間内にダンスをイチから覚える“一心同体の部屋”、滅多に配信をしないギルザレンIII世さんがグイグイとゲストにトークを仕掛ける“ギルザレンの部屋”も並行して行われており、どちらも必見です。

 それぞれの個性を生かした企画が詰め込まれたこの特番は、“にじさんじ”が持つ魅力がこれ以上なく表現されていました。

 また、既存のスタジオでは実現が難しかった大規模企画を生放送で行うことによって、VTuberによるエンタメの新たな可能性にも期待させてくれます。

 来年も“にじさんじ”から目が離せません!

No.2:【APEX】 #V最狂s2大会本番!今までの練習を活かす。【にじさんじ/ える/フレン・E・ルスタリオ/榊ネス/花畑チャイカ】

No.3:【ブルアカ】卯月コウ&名取さなのシャーレ職員会議

めねらが選ぶ2024年のベスト配信


Best:【マリオカート8DX】第6回マリオカートにじさんじ杯 本戦【#マリカにじさんじ杯】

 今年のベスト配信として『第6回マリカにじさんじ杯』を挙げさせていただきました。

 前回大会である『第5回マリカにじさんじ杯』が行われたのは、2022年12月。剣持刀也さんの主催で毎年開かれていましたが、今回からシェリン・バーガンディさんへと主催が代わり、今年の5月に約1年半ぶりに開かれることとなりました。

 優勝したのは、主催者であるシェリン・バーガンディさん。「バケモンになりたい」と数年間、鬼のような練習を続けてきた彼が優勝したのは、誰もが納得するものであり、涙を誘うものだったと思います。

 マリカにじさんじ杯では毎回、試合前の待機画面芸が話題になるのですが、今年は『呪術廻戦』のパロディネタが大会を盛り上げていました。

 シェリン・バーガンディさんを作品内で最強とされる“五条悟”と見立て、それを封印しようとする葛葉さん、イブラヒムさん、ローレン・イロアスさん、不破湊さん、という構図に、他のライバーもアドリブで乗っかる、にじさんじらしい部分も見られました。

 また、今回のマリカ杯は特に大会練習コラボ配信が多かった印象で、ライバー間の熱意も非常に高かった大会だったのかなと思います。

 回を重ねるごとに大会のレベルは上がっており、古豪に加えて、初出場で決勝に進出した、叢雲カゲツさんや五十嵐梨花さんなど、新進気鋭の活躍も目立ちました。

 もし次回があるなら、シェリン・バーガンディさんの圧倒的な強さを見たいなとも思いつつ、それを倒すライバーも見たいなと思ったり。

 来年もにじさんじの大会を見るのが楽しみです。

No.2:新スタジオ設立記念!総勢50名のライバーによる大型特番! #にじさんじ大感謝祭

No.3:【桃電ワールド】#たすかみ 皆で仲良く世界旅行に行きます!!【にじさんじ】

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