『ユミアのアトリエ』世界観、キャラクター、調合、バトルとあらゆる部分で挑戦尽くしな次世代の「アトリエ」シリーズを目指した新作のすべてがわかる

公開日時：2025年03月21日(金) 21:30

最終更新：2025年03月22日(土) 00:11

　3月21日にNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC（Steam）で発売された“記憶”をテーマにした錬金術RPG『ユミアのアトリエ～追憶の錬金術士と幻創の地～』。

　今回はこれまで発表された情報をまとめてお届けする発売記念特集をお届けします。

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　禁忌の錬金術をめぐるストーリー、ユミアたちパーティメンバー、立ちはだかるヴィラン、広大なオープンフィールドの探索、材料の共鳴が重要なレゾナンス調合、スピーディーに展開するバトルといった6つのカテゴリで順番に紹介するので、最後まで目を通して21日から幕を開ける冒険に備えましょう。

索引

【ストーリー】多くの疑問を解決すべくかつて錬金術で栄え、謎の天変地異で滅んだアラディス帝国へ――

　本作の主人公であるユミア・リースフェルトは、3年前のとある事故で母を亡くしたことを機に、自分が錬金術士の家系であることを知ります。そして、同時に「なぜアラディスは滅びたのか？」「なぜ錬金術は“禁忌”となったのか？」「錬金術は、本当に“悪”なのだろうか」と、多くの疑問を抱きます。

　やがてその答えがかつて錬金術で栄え、そして謎の天変地異で滅んだアラディス帝国にあると知ったユミアは、この地を調査するアラディス調査団の団長・エアハルトに誘われる形で調査団に同行。志を同じくする者たちと協力しながら、来る者を拒む秘境と化した大陸へと足を踏み入れることになるのです。

▲現地ではさまざまな困難がユミアたちを待ち受けますが、彼女の錬金術が進む道を拓いていきます。

▲アラディス大陸ではアルバーと呼ばれる不思議な種族とも出会います。

　ユミアたちが所属するアラディス調査団。一般の冒険者や傭兵の力を借り、ユーステラ騎士団が母体となり調査団を組織。30～40名ほどが所属しています。

▲調査団の証となるのが赤いバンダナ。調査団員は目に付く形で身に着けています。

▲調査団の団長・エアハルト（声優：三宅健太）。高い人望と決断力で大所帯のアラディス調査団をまとめ上げる男。過去に足を悪くしており、彼自身が直接前線に出ることはありません。

▲調査団のひとり、リヒト（声優：熊谷健太郎）は、情報収集や資料の回収を中心に活動しています。団長からの信頼も厚いです。

▲調査団に同行中のウィルマ（声優：鈴代紗弓）は、文化人類学が専門の学者。調査団としての仕事のかたわら、自身が興味を持つアラディスの文化研究にも精を出す行動派です。

【パーティメンバー】ユミアの冒険に同行するアラディス調査団のメンバーたち

　団長のエアハルトを筆頭に、数多くの団員が所属するアラディス調査団。ユミアはその中から5人のメンバーとパーティを組みながら調査を進めていくことに。ここではキャラクターデザインを手掛けたべにたま氏のイラストともに、彼女たちのプロフィールを紹介します。

ユミア・リースフェルト　声優：倉持若菜

Personal Data

年齢：21歳
調査団参加経緯：エアハルトからの打診、錬金術の真実を知るため
使用武器：銃杖
戦闘スタイル：蹴り技を中心とした格闘と銃による狙撃

　3年前に起きたとある事故によって母を亡くし、そして母が錬金術士である事実を隠していたことを知る。母の真意と禁じられた錬金術の真実を探るため、アラディス調査団の参加を決意。「自分自身で、何が正しいかを判断できるようになりなさい」という母の言葉を大切にしている。

▲ユミアの傍らにいるのは相棒のフラミィ（声優：阿澄佳奈）で、自称「超高性能自立型探索補助装置」。母の遺品を改良して使用しているが、自信過剰なところがあり、ユミアは「調整不足」としています。

ヴィクトル・フォン・デューラー　声優：古川慎

Personal Data

年齢：25歳
調査団参加経緯：ユーステラ騎士団所属、故郷で起こったマナ災害の原因究明
使用武器：パイルバンカー
戦闘スタイル：盾で敵を殴りつける近接戦闘とパイルバンカーの砲撃

　ユミアの監視役として妹とともに調査に同行。有力貴族デューラー家の出身で、実家は3年前に領地内で起きた大規模なマナ災害で没落してしまった。騎士団にも所属しており、正義感が強く誠実な人柄だが、融通が利かない一面もある。

アイラ・フォン・デューラー　声優：前田佳織里

Personal Data

年齢：21歳
調査団参加経緯：ユーステラ騎士団所属、故郷で起こったマナ災害の原因究明
使用武器：槍
戦闘スタイル：魔法も織り交ぜた多彩な槍技

　明るく、高い行動力とコミュニケーション能力、そして調査活動中もおしゃれを忘れない乙女心を持つヴィクトルの妹。気が利く性格も合わさり、兄の手が回らない部分をフォローしている。

ニーナ・フリーデ　声優：小松未可子

Personal Data

年齢：ヒミツ
調査団参加経緯：傭兵として参加
使用武器：拳銃と短剣
戦闘スタイル：拳銃と短剣を駆使したスピーディーな戦闘術

　ミステリアスな雰囲気を持つ、アラディス調査団の一員。常に余裕を感じさせる一方で、何を考えているかわからない節もある。傭兵経験があり、単独でも調査活動が可能なほどの実力を持つ。

レイニャ　声優：青山吉能

Personal Data

年齢：？？？
調査団参加経緯：？？？
使用武器：鋸剣
戦闘スタイル：ウェルクスの身体能力を活かした豪快な剣技

　調査団で唯一の亜人種“ウェルクス”。この種族は錬金術士を多く輩出するなど、高い身体能力とマナ適性を持つ。だが、レイニャは性格が小心者で自分に自信がなく、何かにつけてよく謝っている。

ルトガー・アーレント　声優：福山潤

Personal Data

年齢：23歳
調査団参加経緯：エアハルトへの恩義から
使用武器：改造大鎌
戦闘スタイル：大鎌による斬撃や遠距離からの弾幕攻撃

　アラディス調査団の一員で、金目のものを愛する手練れの冒険者。身寄りのない孤児で、スラム街で後ろ暗い仕事を引き受け、その日暮らしをしていた。そんな壮絶な経験から、他人には縛られず、自分の中の美学に従って生きている。

【ヴィラン】大陸調査の大きな壁としてユミアたちの前に立ちふさがる4人のヴィラン

　ここで紹介する4人のヴィランは、アラディス大陸の調査中にユミアたちが出会う謎の存在です。彼らは一様に“錬金術士”へ執着するようなセリフを口にしていることからも、ユミアたちを敵視する理由は錬金術にありそうですが、はたして!?

単眼鏡の狼男　声優：子安武人

　白いたてがみを持つ二足歩行の魔物。調査団の敵であることは間違いなさそうだが、どこか楽しんでいるようなそぶりも見せる。

黒外套の貴人　声優：三木眞一郎

　長身痩躯、杖を持つ正体不明の男性。フードの隙間から垣間見える瞳には、何か底知れない意志のようなものを感じる。

羊眼の魔女　声優：日笠陽子

　羊のような瞳を持ち、雷を操る魔女。溢れんばかりの怒り、恨みが彼女を支配している。

竜翼の戦士　声優：黒田崇矢

　歴戦の武人のような威圧感と、巨大な一対の翼を持つ竜人。何か目的をもって行動しているようだが、一切が謎に包まれている。

【探索】ランドマークを解放して探索や“ハウジング”しつつ遺跡や素材の採取なども行う

　ユミアたちは、ランドマーク周辺の高濃度マナ領域を解放し、調査団の拠点を確保しながら奥へ進むことが目的です。高濃度マナ領域内は視界が悪く、滞在するだけでエナジーが消費されてしまい、これが枯渇するとダッシュができなくなるなど危険度が増します。

　高濃度マナ領域は最奥まで進み、異常の発生源である装置にアクセスすることでマナを晴らすことができ、安全を確保すると付近のハウジングエリアに拠点を設置できるようになります。

▲エナジーはフィールドに咲くアルスタリアの花を調べることでも回復できます。

▲高濃度マナ領域を晴らすことができるのは、錬金術士であるユミアのみ。神秘的な踊りでマナの異常を正します。

　解放されたハウジングエリアでは、建材や家具を作成して好みのデザインで拠点を立てることが可能です。なお、ハウジング要素が苦手な人はカタログを利用すると、お手軽に拠点を構えることができるのでご安心ください。

▲プリセットは外観も内装も一通りそろっているものもあるので、悩んだらこちらを利用するのがオススメ。

▲拠点の快適度が上がると、家具の設計図がもらえたり、パーティのステータスにバフがかかったりするので積極的に上げましょう。

　そんな大目的以外にも、フィールドでやるべきことは多数あります。まずは調合に必要な材料集め。こちらは草木や鉱物などいたるところにあるので、手あたり次第に採取しまくりましょう。樽や箱を破壊すると手に入る素材もあるので、オブジェクトも見逃さないようにしてください。

▲高所にある素材はユミアの銃杖で射撃すると採取が可能です。

▲射撃に使う弾や回復アイテムはフィールドで行える“略式調合”で補充可能なので、残弾数を気にせず使ってOKです。

▲フィールドに生息する魔物を倒して入手できる素材もあります。

　また、フィールドではアラディス帝国に関連した遺跡や遺構を発見できます。そこには役立つアイテムが隠されているケースが多いので、内部を調査してそれらを回収することも調査団として大切な任務です。

▲遺構にはギミックがあり、解除することで先に進めたり、宝箱が回収できたりします。

▲遺構で手に入れた宝物庫の鍵で宝物庫を開ければ、調合のレシピ想起に必要なアイテムや家具の設計図などが手に入ります。

　なお、探索するフィールドは高低差があり、その広さもかなりのもの。徒歩や二段ジャンプだけでなく、ジップラインやプロセラ（バイクのような乗り物）といった道具を活用することで、探索がよりスムーズに進むようになります。

【調合】投入した材料の共鳴回数で調合したアイテムの強さが決まる“レゾナンス調合”

　本作の調合はマナと呼ばれるエネルギーを操りながら、新しいアイテムを作り出していく“レゾナンス調合”を採用しています。材料投入時には“共鳴範囲”が表示され、完成するアイテムの強さを左右するのが特徴です。以下ではフラムを調合する流れを紹介します。

▲調合はアトリエ、もしくは拠点に簡易祭壇を設置して行います。

①アトラスコアを選択してコアを活性化させる

　まずは調合するレシピを選び、活性化に対応した材料を投入。アトラスコアと呼ばれるものを活性化させます。

②活性化するとアトラススロットが出現

　アトラスコアが活性化するとアトラススロットが出現します。さらに、周囲に共鳴で獲得できる浮遊するマナ（黄色の★）も視認可能に。

③共鳴範囲にコア・スロット・マナが入る形で材料選択

　スロットに材料を投入すると、円状の共鳴範囲が発生します。材料ごとに円の大きさは異なります。

④マナや共鳴の値が一定値を超えると力を発揮

　共鳴範囲の中にコアやほかのスロット、マナを含めて一定値を超えるとレベルアップし、アイテムが強化されます。

⑤調合を実行してアイテムが完成

　すべてを選択して調合を実行すると、ユミアが舞いアイテムが完成。序盤で最低ランクEよりひとつ上のランクDのフラムを調合できました。

　なお、調合に必要なレシピですが、本作では“残響片”と探索などで入手した素材の知識から想起します。残響片はフィールドにあるマナ間欠泉を調べたり、間欠晶スキャン（アクセスすると敵との連戦が発生）を実行したりすると手に入ります。

▲マナ間欠泉はフィールドに湧き出すマナで、接近すると告知が出るので見落としにくいです。

▲レシピ想起には条件があり、特定の残響片と知識が必要です。

【バトル】弱点をスキルで攻撃してブレイクからの“フレンドアクション”を狙おう

　本作のバトルはフィールドを徘徊する魔物に接触すると発生。リアルタイム制を採用し、前衛3人・後衛3人の最大6人のパーティメンバーのうち、1人のキャラクターを操作してリアルタイムで戦います。

▲接触前に銃杖で射撃すると、対象をブレイク状態（後述）にすることができます。

▲前衛と後衛を入れ換えも可能です。

　攻撃はキャラクター固有のスキルを使用し、対応したボタンを推すことで発動。連続して入力すればコンボになり、同じように攻撃アイテムも対応したボタンで使用します。

▲各ボタンには使用回数があり、その回数分は連続入力可能です（クールタイム経過後に使用回数は回復）。

▲ユミアたちは2種類の攻撃距離（レンジ）を持っており、インレンジでは近距離攻撃、アウトレンジでは遠距離攻撃のスキルを使えるようになります。

　また、攻撃だけでなくガードと回避といった防御系の行動も、自分で判断して行う必要があります。敵の攻撃範囲がオレンジ色の枠で表示されたら、当たらない場所へ移動しよう。

▲ガードでしのぐか、回避で攻撃範囲外へと移動するか状況で判断！

　つぎは戦いのセオリーを紹介。本作では敵の弱点に合わせてスキルを使ってブレイクさせ、そこから弱点属性に対応した攻撃アイテムを使い、“フレンドアクション”と呼ばれる協力攻撃を繰り出すことが基本です。

▲敵のHPゲージを示すバーにある拳シンボル（物理）と杖シンボル（魔法）が弱点属性。

▲そして横の数字がいわゆる耐久値で、対応したスキルで攻撃してこれをゼロにするとブレイク！

▲ブレイクしたら弱点属性のアイテムを遣えば、仲間といっしょに攻撃する演出が入り、フレンドアクションが発動！　このとき、攻撃アイテムの使用回数はすべて消費されます。

　これ以外にもアイテムでの攻撃などで溜まるマナのゲージで発動できる、キャラクター強化の専用アクションの“アドベント”、強力な一撃をお見舞いする各キャラクター固有の必殺技“マキシマイズアドベント”なども使用可能です。

　というわけで、『ユミアのアトリエ』プレイ前に覚えておきたい基本情報をまとめてお届けしましたが、いかがだったでしょうか？　製品版にセーブデータを引き継ぐことができる体験版も配信中なので、記事の内容を確かめながらぜひプレイしてみてください。

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※画面は開発中のものです。

『ユミアのアトリエ～追憶の錬金術士と幻創の地～』公式サイトはこちら

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