ザクザクがSteam/Nintendo Switchで配信予定のミステリーゲーム『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』の体験版プレイインプレッションをお届けします。
3月8日~9日に吉祥寺エリアで開催されたインディーゲームのイベント“TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025(TIGS2025)”。このイベントに出展された『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』の試遊体験版をプレイしましたので、その感想をお届けします。
『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』は令和の安楽椅子探偵!
本作は、小説『8の殺人』や『殺戮にいたる病』の著者であり、ゲーム『かまいたちの夜』の原作者でもある、我孫子武丸氏が開発に携わる本格推理ゲーム。ネットから得た情報をもとに推理をめぐらす、新感覚の“デスクトップサスペンスゲーム”です。
ゲームの舞台は長野県。主人公の望(のぞみ)は、行方不明の妹・光(ひかり)の居場所を突き止めるため、離れた地からインターネットを駆使して情報を集め、調査を進めていくことになります。
物語の冒頭、光と同じ大学に通う男子学生が遺体で発見されるというショッキングなニュースが飛び込んできます。主人公はこの事件に光が関わっていないか、ハラハラしながらネットで調べ始めますが……。
デスクトップサスペンスゲームである本作では、被害者の名前や大学名、被害者が所属していたサークル名、土地に関連したワード、そして怪しげな噂……さまざまなキーワードで検索をかけながら、ネットで有用な情報を集めていきます。
“気になるワードを検索エンジンで調べる”という我々にとって非常になじみ深い調査方法なので、没入感がすごい。ネットでチクチクと調べながら、事件に関係する記事が出てきたら「おっ、これだ!」となる感じが楽しくて仕方ありません。気がついたら、アレもコレもと検索しちゃうんですよね。
以前、我孫子さんが本作のインタビューで「アームチェア・ディテクティブ(安楽椅子探偵)のように、家の中にいてゲームをプレイするだけで事件を解決していく、そんなサスペンスを作れたら」とおっしゃっていましたが、確かにこれは“令和の安楽椅子探偵”だなぁと。
ただ、調査にかける時間は無限にあるわけではなく一定時間と決まっているので、限られた回数しかサイトを閲覧できません。その中で重要な情報を見つけなければならないのです。
現実と同じ感覚でなんとなくダラダラとネットサーフしていると、容赦なくバッドエンドを迎えます。このゲーム開始直後にバッドエンドになる感じ、「あ~、我孫子さんのゲームだな~」と逆にうれしくなりました(笑)。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/36901/ae4bde0eb46b8f32ef4b4207f5344b4d4.jpg?x=1280)
体験版では、本当に序盤しかプレイできませんでしたが、妹の光は殺人事件に関わっているのか、無事に生きているのか、事件の背景にはどのような闇が隠されているのか……今後の展開に期待は膨らむばかり。早く続きをプレイさせてくれー!
アドベンチャーゲームが好きな方、ミステリーが好きな方に喜んでいただける作品を目指して開発中とのこと。この令和版・安楽椅子探偵ゲームに期待は高まるばかりです!
『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』概要
タイトル名:『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』
(よみがな:あーるでぃー(リモート・ディテクティブ)のえんかくすいり)
ジャンル:ミステリーゲーム
対応機種:Steam、Nintendo Switch(予定)
発売日:未定(年内を予定)
価格:未定
年齢区分:CERO Cを想定
(よみがな:あーるでぃー(リモート・ディテクティブ)のえんかくすいり)
ジャンル:ミステリーゲーム
対応機種:Steam、Nintendo Switch(予定)
発売日:未定(年内を予定)
価格:未定
年齢区分:CERO Cを想定