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『グリム・ガーディアンズ SotD』悪魔メイド×メトロイドヴァニアの組み合わせが沼。先の見えないマップ、豊富なサブウェポンに時間を忘れて夢中になる【グリム・ガーディアンズ サーヴァント・オブ・ザ・ダーク】

文:sexy隊長

公開日時:

 インティ・クリエイツより、2025年3月27日にダウンロード版がリリース予定のNintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Steam(PC)向けタイトル『グリム・ガーディアンズ サーヴァント・オブ・ザ・ダーク(SotD)』。

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 本作は、悪魔でメイドの姉妹“キリカ”と“マーシャ”が魔王様と魔王城の再建を目指して戦う探索型2D横スクロールアクションゲームです。

※なお、SwitchとPS5にはパッケージ版が用意されており、こちらは2025年4月24日発売予定となっています。

 先日体験版が配信され、発売がじわじわと迫る『グリム・ガーディアンズ』新作について、インティ・クリエイツ好きのライター・sexy隊長が新システムのレベルアップや序盤のボス、進化したサブウェポンなどをチェックしてみました。

※本記事はインティ・クリエイツの提供でお送りします。

『グリム・ガーディアンズ サーヴァント・オブ・ザ・ダーク』とは?

オープニングムービー

ストーリー

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 悪魔同士の争いが絶えない地――魔界。

 中でも強大な力を持つ悪魔は『魔王』と呼ばれ、魔王同士は日夜、魔界をめぐる覇権争いを続けていた。

 主人公である“キリカ”“マーシャ”がメイドとして仕える“魔王マクシム”はある日、敵対する魔王“ライゼノーグ”に居城を滅ぼされてしまう。

 家臣たちも皆殺しにされる中、生き残ったキリカとマーシャ。そして辛くも生き残るも、その姿が大きく変わってしまった魔王マクシム。

 3人の復讐と、復活をかけた物語が始まる!

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 本作の基礎情報は前回の紹介記事を御覧ください

より遊びやすく、より快適になった前作から変更になったシステム


 前作は主人公にかなり個性が設けられていました。銃を用いた遠距離攻撃が可能な“姉・しのぶ”と近距離攻撃が可能な“妹・真夜”でそれぞれ得意不得意が異なるので、状況によって使い分ける……というスタイルですね。

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 本作は、“姉・キリカ”は銃を用いた長距離特化型、“妹・マーシャ”は鞭を用いた近~中距離型という個性はありつつも、HP差がありません。銃の火力もアップするというバランス調整が行われているので、個性は残しつつ序盤からどちらも使いやすくなっているのが特徴です。

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 また、今回パッシブ攻撃に溜め技などの追加の強化攻撃が付与されています。

 “姉・キリカ”はショットガンによる強力な近距離攻撃、“妹・マーシャ”は溜め技で発動できるストックリリースにより、各々パッシブ攻撃の攻撃範囲と逆の攻撃が使えるようになっており、戦略幅が更に広がっています!

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 前作の1Pモードは、どちらかのキャラクターがダウンしてしまうと、残されたキャラクターだけになった状態でチェックポイントから再スタート、という仕様でした。

 急いでダウンした地点まで戻って“姉妹レスキュー”を行い姉妹を蘇生しますが、戻るのが少しヒヤヒヤだったんですよね。残機がない……! というような緊張感が。

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 本作はどちらかがダウンしても再スタートにはならず、その場で即蘇生可能という前作の2Pモードと同じシステムに変更。前作の個性は残しつつ、遊びやすくなっています!

想像以上にマップが広い! カーソルがどこまでいくのか!?

 本作は、ステージクリア型から探索型の“メトロイドヴァニア”に一新。マップの広さが拡張され、探索と収集のアソビが大幅にボリュームアップ……と、聞いていました。

 実際にプレイしてみると、目的地に全然たどり着けないぐらい広いマップが待ち受けていました。序盤から迷子になってしまい
「えっ、マップ広すぎない? カーソルがずっと動かせる!」とびっくり(笑)。

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 2倍以上に拡張とのことでしたが……インティ・クリエイツさんのことなので、3倍や4倍にもなっている可能性があります(誉め言葉)。

 次の目的地を赤いフラッグで表示してくれているのですが、周りのマップが表示されておらず……目的地遠っ!? と、絶望しました。

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 しかも、ダンジョンの各地で“石板扉”が行く手を阻んでおり、“デモニグリフ”という扉を開くための鍵を見つけてくる必要があったり、のちに仲間となる“家臣のタマシイ”が浮遊していたり、サブウェポンやお金、パッシブ拡張アイテム“魔宝”といった様々なアイテムが入っている“宝箱”があったり……。

 数多くの探索要素が用意されており、純度高めな“メトロイドヴァニア”を序盤から楽しむことができます。まずい、時間が溶ける。

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 インティ・クリエイツさんの“メトロイドヴァニア”作品というと、少し前にリリースされた『幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-』を思い出します。

 そちらからさらにマップの広さ、探索要素などが正統進化しており、インティ・クリエイツ史上最高のメトロイドヴァニア作品! と言っても過言ではありません。

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 前作は城内だけの探索でしたが、本作では行動範囲が広がっているのも、より探索が充実しているように感じられる理由かもしれません。

 ほかの魔王の城へ行ったり森林地帯へ出向いたりと、様々なダンジョンを探索できますし、その城や地形にあったボスが登場するので今後の展開が楽しみです!

前作から大幅に進化したサブウェポン

 前作はボス撃破で入手できたサブウェポンですが、本作では敵を倒しただけでサブウェポンをドロップしてくれるので、貴重な装備アイテム……といった感覚はなくなりました。

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 その代わり、サブウェポンの種類が大幅に増えており。2種類のサブウェポンを使えるようになりました。

 長距離特化型の姉に“大剣”を装備して苦手な近距離をカバーしつつ、斜め上の敵に攻撃可能な“ダガー”を装備して弱点をカバーする……ということもできます。ほかにも長距離型サブウェポン“円月輪”などを装備して、通常攻撃との組み合わせ次第では、先に遠くの敵を安全に蹴散らすことも可能なので、色々考えるのが楽しいですね。

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 入手できるサブウェポンには、“攻撃力+1”や“会心+1”といった様々な効果が付与されていることがあります。

 効果はプラスに働くものもあれば、“消費倍加”といったマイナスに働く効果もあるので、たくさん入手して厳選していきたいところ。デメリットを承知の上で使うか、プラス効果のものに絞るか……メニュー画面を眺めているだけで時間が過ぎていきます。

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 ほかにも“サブウェポンの合成”というシステムがあるので、ますますサブウェポン探しが楽しくなりそうです。

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 また、真っ暗闇の道を進むのに必須な“ランタン”といったライトになるサブウェポンも登場。……ランタンを振り回して敵を蹴散らす姉妹の姿を想像してしまったのは、ここだけの話です。

 このように攻撃だけではなく、サポート系の能力を持ったサブウェポンも存在するので、サブウェポン探し・厳選・組み合わせなども踏まえると、前作以上にサブウェポンの使いこなしが攻略の糸口になりそうです。

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魔王様のホネを集めてレベルアップ!

 キリカとマーシャが旅をすることになった理由である、仕えている魔王・マクシムの復権。そちらと連動した収集要素もあります。

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 そのために、各地に散らばった“魔王様”の“ホネ”の収集をすることになるわけですが……このホネ、経験値のような役目を持っており、集めれば集めるほどレベルが上っていくというシステムになっています!

 ただし、ホネを集めるだけではレベルは上がらず、魔王城にある魔王様の玉座にホネを献上するとレベルアップします。ホネを入手したら毎回一度魔王城に戻ってレベルを上げるか、「もう少し集めてから一気にやる!」ということで先へ進むか……プレイヤーごとに分かれそうな部分ですね。

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 レベルが上がると、姉妹のHPアップや攻撃力アップなど各種パラメーターがアップするほか、姉妹のアクションが変化することも。

 序盤では2段ジャンプが可能になるので、レベルを上げることで探索の範囲が広がり、異なるルート開拓や新たな攻略法へと繋がっていく重要なシステムになっています!

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 ホネはボスキャラを倒すと入手できる……というような貴重で重要なアイテムではなく(もちろん、マクシムにとっては大事なものであることに間違いないのですが)、そのあたりをうろうろしている雑魚敵を倒しても入手できます。うっかり食べてしまったのでしょうか。

 こういった探索作品だと雑魚敵を狩る意味が薄く、あまり戦わないほうがよいこともありますが、本作ではホネは落とすはサブウェポンを落とすはで、オトクなことまみれ。1匹残らずお片付けしていきましょう。

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序盤最重要ボスの2人を紹介

 ストーリーを進めていくために重要な、最序盤で出会う2人のボスを紹介。どちらも印象的な存在です。

メイド長 ライサ(声:井上桃花)

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「元よりわたくしが仕えるは、魔王ライゼノーグ様ただお一人」

 魔王ライゼノーグに仕えている悪魔メイド。

 主の命で魔王マクシムの城にメイド長として潜入し、襲撃の手引きを行った裏切者。

 自身の翼を鎌に変形させての戦闘を得意としている。

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 最序盤で出会う1体目のボスにして、キリカ&マーシャのライバル的存在でもあるライサ。

 メイドたちのリアル人柱召喚や、床一面の青い炎、鎌から放たれる衝撃波などなど、最初のボスに相応しい様々な攻撃を見せてくれます。このあとも何度か対峙するんだろうなぁと今からワクワクしますね。どう決着がつくのでしょうか。

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蓄宝魔王ドラニス (声:眞渕ひかる)

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「宝はアタシのモンだ! 誰にも渡しゃしないよ!!」

 魔界の覇権を虎視眈々と狙う、魔王たちのひとり。

 魔王マクシムとは先祖の代からの“古の盟約”を結ぶレッドドラゴン族の悪魔。

 金品財宝に目がなく、たとえそれが小さなコインだろうが、奪おうとする者に容赦はない。

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 “蓄宝魔王ドラニス”の特徴はなんといってもその大きな身体。ドラゴンというだけあります。

 そのため、ライサと比べて素早さはありません。が、固定砲台のような炎のブレス、引火性の分泌液を吐いてくる、尻尾攻撃……など、当たり前ですがドラゴン味が強い攻撃がメインとなっています! これらの攻撃の仕組みを理解してどうかわすかが攻略のカギになりそうです。

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本格的なメトロイドヴァニアが楽しめる『グリム・ガーディアンズ』新作!

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 探索型アクション、RPGのようなレベルアップ、アイテム収集要素といった(個人的にドはまりしやすい)3要素が『グリム・ガーディアンズ SotD』にはすべて詰まっており、序盤からがっつりメトロイドヴァニアが味わえます!

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 前述したとおり、今回の記事で紹介した“蓄宝魔王ドラニス”に謁見するまでを遊ぶことができるSteam(PC)向けの体験版が配信開始されており、製品版にデータ引き継ぎが可能となっているので、気になる方はぜひプレイしてみてください!

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