三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は2000年にPSで発売された『ファイナルファンタジーIX(FF9)』を語ります。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は2000年にPSで発売された『ファイナルファンタジーIX(FF9)』を語ります。
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最強を目指すために最弱でストーリーを攻略
先日、スクウェア・エニックスの海外公式Xにて、『FF9』のとある画像が投稿されて話題になりました。
その画像には英語で「My memories will be part of the sky…」とだけ。これは日本語で「ボクの記憶を空へあずけに行くよ……」という意味になります。
2025年で25周年ですし、特設サイトも公開されているので、もしかしたら……。期待せずにはいられませんよね。
“原点回帰”をテーマにした本作はシリーズで最も好きな作品。デフォルメされた頭身の低いキャラ、前作の『ファイナルファンタジーVIII』と比べても進化したグラフィックに目を奪われ、そのストーリーには感動しました。
今でも定期的にプレイすると言いますか、定期的に摂取しないと駄目になっているんですよね。
というわけでいろいろな思い出がある『FF9』。楽しい思い出もあればたいへんだった思い出もあり、その1つが低レベル攻略です。
子どものときに初めてプレイしてから定期的にプレイし続けて、もう何回クリアしたかわかりません。普通にプレイしても楽しめるけど、違った遊び方をしてみたいと思い、低レベル攻略に挑戦したのが数年前のこと。
『FF9』ではレベルアップするときに能力値補正が高いアイテムを装備していると、能力値の上昇幅が大きくなります。
詳細に説明しようとするとかなり長くなるので省略しますが、ざっくり説明すると能力値補正が高いアイテムを装備するとより強くなる。そして能力値補正が高いアイテムの多くは後半に入手できるということです。
1レベルがアップするごとに計算が行われるので、より強いキャラクターにしたいなら、能力値補正が高いアイテムを入手できるまで、低レベルでの攻略が必須となるわけです。
これが本当にたいへん。『FF9』では一部のボス以外は経験値を持っているので、基本的に戦闘は逃げるだけ。主人公のジタンがいれば、確定で逃げられる“とんずら”を使えるのでマシですが、ジタンを使用できないときはほぼリセットするしかありません。
とんずら、とんずら、リセット、とんずら、リセット、リセット……。この地獄のような挑戦の乗り越えた先に最強への道が広がっているのです。
ときには逃げられない強制戦闘もあり、その場合はストップや石化などの状態異常にして、経験値を入手しないような工夫も求められます。
こんなことをしなくてもエンディングまで到達できるので、多くのプレイヤーは試したことがないかもしれません。まさに低レベル攻略はやりこみ要素。その先に待っているのは自己満足です。
ちなみに能力値補正が高いアイテムを入手してからは、力特化にしたり、魔力特化にしたり、バランス型にしたり……。プレイヤーによって、どういったキャラにしたいかによって、成長方針は変わると思います。
もしかしたら、ビビやガーネットなどの魔法キャラを脳筋にした方もいるかもしれません。ただ、これも力押ししなくてもクリアできるからこそ。ひとりひとりの最強の形が違うので、好きなように遊べばいいんです。
ちなみに幾度もリセットしたので、実際にクリアまでにどれくらいの時間がかかったかわかりません。ただ、大きな満足感を得られたので、もし気になったらやってみてください。その難しさには驚きますが、そのぶん満足感はすごいですよ。
ちなみに『FF9』ではシリーズの中でも屈指の隠し要素である“エクスカリバーII”があります。これも相当難しいのですが、それを超えるのが低レベル攻略と“エクスカリバーII”の入手の両立。このあたりに挑戦したときの話もいずれしたいですね。