4月25日全国公開の映画『マインクラフト/ザ・ムービー』において、ゲーム『マインクラフト』の生みの親であるイェンス・バーゲンステン氏や本作のVFXなどの視覚効果監修を担当したダン・レモン氏、本作プロデューサーのトルフィ・フランス・オラフソン氏らによる制作秘話が明かされました。
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映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は、日本に先駆け世界76の国と地域で上映がスタートし、早くも全世界興行収入5.5億ドルを突破。全米では大ヒット映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年)のオープニング記録を超え、ゲーム原作映画として史上最大のオープニング興収を上げた前週から引き続き好調な推移で、2週連続となる首位をキープし記録的な大ヒットとなっています。(※Box Office mojo調べ)
本作は、ジェイソン・モモア氏やジャック・ブラック氏を始めとした豪華キャストの共演のほか、生き物も自然も何もかも四角でできた独特な世界の再現度にも話題が集まっています。
今回は、そんな四角だらけの世界やキャラクターたちをハイクオリティに完全再現した点をフォーカス。
世界中のマインクラフター納得の映画に仕上がった本作について、ゲーム『マインクラフト』の生みの親であるイェンス・バーゲンステン氏や本作のVFXなどの視覚効果監修を担当したダン・レモン氏、本作プロデューサーのトルフィ・フランス・オラフソンら氏による貴重な制作秘話をお届けします!
マイクラ生みの親・Jebお墨付き! 映画化功労賞は…爆発キャラのクリーパー!? 世界中で記録的大ヒット中! マインクラフターも納得の映画化、制作秘話が明らかに!
先週末までの全世界興収で5.5億ドル(786億円)を突破し、すでに『ソニック×シャドウ TOKYO MISSION』(4億9,069万ドル)を抜き、ビデオゲーム映画化作品としては歴代2位を記録し、今月25日の日本公開を前に大躍進を続ける『マインクラフト/ザ・ムービー』。
ハリウッド映画らしいアクションやハイテンションなコメディ要素が全世界で大ウケしている一方で、ゲーム原作作品としてもハイクオリティ、かつ、『マイクラ』愛溢れる出来であることも注目ポイントのひとつです。
四角だらけのユニークな世界を完全再現した本作はいったいどのようにして作り上げられたのでしょうか? 仕掛け人たちの制作秘話とともに紐解いていきます。
ゲーム『マインクラフト』の生みの親でありモヤンスタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるイェンス・バーゲンステン氏(通称:Jeb)はゲームを、映画化するにあたって、
「最初の夜の体験を再現したかったんだ。マインクラフトは最初、混乱するゲームだからね。昼間は美しくて不思議な世界だけど、夜になるとゾンビやクリーパー、スケルトンが現れる。めちゃくちゃ怖くて、初心者プレイヤーは何をすればいいのかわからない。とりあえず地面に穴を掘って朝まで隠れるか、土の柱を作ってその上に立っているしかない。この恐怖感と衝撃は、映画にも絶対に入れたかった要素なんだ」
と、マインクラフトを始めたばかりのプレイヤーが感じる“戸惑い”の感覚を作品に取り入れたいと考えたことを明かしました。
また、大人気モブキャラクター・クリーパーに対しては「最も象徴的な存在」とキーキャラクターとして考えていたことも判明。
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「緑色のモンスターで、こっそり近づいてきて爆発する。マインクラフトをプレイしたことがある人なら絶対に知っているよ。すごく厄介だけど、最も恐ろしいモンスターのひとつなんだ。なぜなら、爆発すれば建築したものを破壊してしまうからね」
と、世界中のマインクラフターの心をキャッチすべく、クリーパーを作品のフックとして意図的に活躍させたことを明かしました。
また、イェンス・バーゲンステン氏は本作に出演していることも判明! どんなシーンに出演しているかはぜひスクリーンで確かめてくださいね。
さらに、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『猿の惑星』リブート三部作に参加し、第89回アカデミー賞で視覚効果賞受賞作品『ジャングル・ブック』も手掛け、本作では視覚効果監修を担当したダン・レモン氏は、本作のVFXチームが課せられた使命として、
「ゲームのオリジナルの魅力を尊重しつつ、それをより現実的に、そして観客が期待するリアルな世界観に落とし込むことだった」
と、マインクラフターにとって納得感のある作品に仕上げるための苦労を覗かせました。
課題をクリアするためにゲーム側の意見を持つモヤンスタジオと議論を交わし、
「例えば、クリーパーというゲームで最も有名な敵キャラクターは爆発するんだけど、それを映画ではどう表現するのか? 顔の特定のピクセルは穴なのか、それとも模様なのか? それは苔むしているのか? 茂みのように見えたほうがいいのか? クリーパーが爆発の準備をするとき、どんな光を放つのか? その“シュー”という音は、まるで導火線が燃えるような音がするのか? ゲームのシンプルさを映画にどう落とし込むか、そしてディテールとリアリズムをどのように加えるかが、大きな課題のひとつだったんだ」
と、ゲームと映画それぞれのスタッフがワンチームになって作品を作り上げたことを振り返りました。
また、本作プロデューサーの一人であり、『マインクラフト』クリエイティブディレクターの一人であるトルフィ・フランス・オラフソン氏は、ゲームを原作とした映画を作る意義として、
「マインクラフトは、一緒に思い出を作る場所なんだ。この映画も同じだよ。友達や家族、マインクラフトを一緒にプレイする仲間と観ることで、特別な体験になる。たとえ彼らがマインクラフトを知らなくてもね。それに、IMAXで観ると本当にすごいんだ。単に面白いだけじゃなく、映像としてもすごく魅力的で圧倒されるはず。マインクラフトのブロックっぽい独特のキャラクターたちが、リアルな世界で人間とやり取りする様子は、劇場の大スクリーンでこそ味わえるものなんだよ。」
と、映画館でプレイヤー同士が一緒に楽しむゲームである『マインクラフト』の世界を体感できることを信じてプロジェクトを走り切ったことを語りました。
映画とゲーム、両方のスタッフのアイディアや経験を集結して完成までたどり着いた映画『マインクラフト/ザ・ムービー』。マインクラフターでも、洋画好きでも、楽しみ尽くせるエンターテインメント作品をぜひ映画館の大スクリーンで目撃してください!
2025年のゴールデンウィークは、前人未到・未曽有のマイクラ世界転送体験! 映画館でLET‘Sプレイ!!
映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は、4月25日(金)より全国公開!
タイトル:『マインクラフト/ザ・ムービー』
公開日:4月25日(金)全国公開 2D/3D/4D/Dolby Cinema🄬/ScreenX/IMAX🄬 字幕版・日本語吹替版
配給:ワーナー・ブラザース映画