電撃オンライン

『薬屋のひとりごと』41話感想(2期17話)。子翠の正体が一部判明するもまだ謎だらけ。狐の里の秘密も気になる(ネタバレあり)

文:電撃オンライン

公開日時:

 現在放送中のTVアニメ『薬屋のひとりごと』の第41話(2期17話)“狐の里”の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『薬屋のひとりごと』第41話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

マオマオに対する後宮の面々の信頼感がすごい【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 第41話は、マオマオのいない後宮の様子からスタート。壬氏(ジンシ)が探偵役をやるのが新鮮な光景ですね。


 いなくなったマオマオを心配する後宮の面々ですが、それにしてもマオマオ、やっかいごとに巻き込まれる心あたりが多すぎる……!(笑) 人を助けると同時に、けっこう恨みを買うこともしています。

 「いくらマオマオでも大人数で殴られたらひとたまりもない」「でも道連れは作るだろう」という会話もなかなかひどい。まあつまり、あのマオマオが1人で何の痕跡も残さずに消えることの不自然さを言っているのでしょうね。

 マオマオであれば、不意にさらわれた、もしくは殺されたとしたら、何かしらの手がかりを残しているだろうという読みは、結果から言って当たっていましたし!

親父さんとマオマオの実力と関係性を感じる!【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 まさかの猫のほうの毛毛(マオマオ)が、マオマオを探す手掛かりになるとは意外な展開。それにすぐさま感づくあたり、やっぱり頼りになるのは親父さんですね!

 壬氏も気づいていましたが、マオマオも親父さんならメッセージを受け取ってくれると確信して紙を残した様子。


 逆に親父さんがさほどマオマオの心配をしていないのも、「マオマオなら何とかするだろう」という感じなのでしょう。一見すると薄情にも見えますが、マオマオの能力に対する信頼からくるものでしょうね。2人の確かな実力と、親子としての関係性を感じられます。

 こうして見ると、マオマオの現在の人格や能力は親父さんの教育や影響によるものが大きいように思えます。となると、もし何やかんやあって羅漢(ラカン)が鳳仙(フォンシェン)とすれ違わずに夫婦になって、彼に育てられていた場合は……なかなかヤバい娘に育っていた可能性が高そうですね。つくづく、親父さんに育てられてよかったと思います。

子翠の出自が判明! でも本当の正体は?【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 そして一方、連れ去られたマオマオパート。マオマオが手掛かりを残す際に緊張した様子だったのは、翠苓(スイレイ)という切れ者がその場にいたからでしょうね。マオマオの知力に匹敵する実力者が、作中にけっこう存在するのも、『薬屋のひとりごと』の面白さだと思います。

 そして馬車に乗っているシーンで気になったのは、この状況でマオマオが子翠(シスイ)に「巻き込んでごめん」的な言葉をかけていないこと。おそらく、薄っすらとこの時点で子翠の正体について感づいていましたよね。


 そしてついに、ヘビを見た翠苓への対応で子翠が陰謀に関わる人物だということが判明。マオマオが「もしかしたら子翠は…」と言っていたのは、おそらく子翠の正体に関する反応でしょうね。

 筆者的には子翠=楼蘭妃(ロウランヒ)というのはすでに確信に近いものがあるわけですが、ミスリードの可能性もまだ残っている気はします。ただし、何かしらの関係はあるハズ! 見た目や髪の色も似ていますし、本人でないとしても親族という可能性は高そうです。

狐の里は意外と友好的? 子翠の正体は次回で判明するかも?【薬屋のひとりごとアニメ2期感想】


 “狐の里”に到着したマオマオたち。山奥の隠れ里をイメージしていましたが、けっこう発展していますね。温泉が湧いているので、観光地としても栄えているのでしょうか? あまり隠れ里という印象ではないかもしれません。

 響迂(キョウウ)の様子から、元々は名家だったことも予想できますし、これが子翠の正体や出自にも関わってくるのかも? その辺りの話は次回でくわしく判明しそうな感じですね。

 意外と友好的な反応だった“狐の里”。とりあえずはマオマオの身にも危険はなさそうです。むしろ危機的状況にあるのは、後宮で産気づいた様子の玉葉妃(ギョクヨウヒ)かもしれません。


 次回予告では壬氏が深緑(シェンリュ)の手を引っ張って糾弾しているような様子も。壬氏は子翠の正体も感づいているようなので、次回は主に後宮のほうに何か進展がありそうですね。


    本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります