推理小説も推理アドベンチャーも大好物の恩頼ネオン(@Dol_neon)です!
ミステリといえば和洋どんな世界観でもいけるクチの私ですが、やっぱり推理モノの聖地といえば英国、ロンドンって感覚があります。かのホームズやポアロ、はたまた某教授も活躍した霧の中の大都会……うーん行きたいですねーたまらんですねー☆
ミステリといえば和洋どんな世界観でもいけるクチの私ですが、やっぱり推理モノの聖地といえば英国、ロンドンって感覚があります。かのホームズやポアロ、はたまた某教授も活躍した霧の中の大都会……うーん行きたいですねーたまらんですねー☆
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そんなロンドンを舞台にした推理アドベンチャーがTeam TetrapodよりPC(Steam)で発売中。そして本日5月29日にはNintendo Switchでもリリースされました!
近代的な発展とレトロな趣を併せ持った1960年代のロンドンで、不可解な事件が次々と巻き起こります。プレイヤーは元探偵の主人公ノートリック、通称ノートとして特殊な捜査組織の一員になり活躍します。
まぎれもなくこれは本格派推理アドベンチャー……私の灰色の脳細胞がプスプスいってる!
ここからはゲームの概要を相棒のエレクといっしょに、じょりっぱ(@picoham_)先生が手がけるコミックでお伝えしていきます。設定もストーリーの展開も新鮮な驚きに満ちた作品ですよ!
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はい、本作のキーワード“ステッパー”きました。カンタンにいってしまえば彼らはこの世界の超能力者のことで、触れずにモノを動かしたり手から火を出したりと、ステッパーごとにその能力はさまざま。主人公が属する捜査チームが取り扱うのは、そういったステッパーたちが容疑者になっている犯罪ばかりです。
推理モノが好きな人はこれを聞いただけでさっそく青ざめるかもしれませんね。ミステリって、探偵や犯人が超能力を使ってはいけないのが基本ルールなんですよ。1928年に推理作家のノックスという人が「探偵小説の十戒」というルールブックのようなものを発表し、それがミステリ界における暗黙の了解集として権威になっています。その中には「超能力をトリックに使ったらアカンよ!」って項目もしっかりあるのです。
これは考えたらわかりますよね。例えば密室殺人事件でどうやって犯人がドアに内側からカギをかけたかを探偵が考えてる時に「犯人がサイコキネシスで部屋の外からカギをガチャって閉めたんだよ」……っていわれても納得いかないですから! 論理を突き詰めた緻密な推理が、超能力一発でムダになっちゃったら残念だし。
だから超能力とミステリは本来は水と油の関係なんですが、この作品はその2つが非常に巧みに混じり合っているんですよ。仲間たちがステッパーばかりなのに、主人公はステッパーではなくあくまで一般人の天才探偵として事件にアプローチする関係性がとにかく面白い!
設定は異端ですが、主人公はあくまで鋭い論理を武器に超能力に立ち向かうので、本格推理モノとしてのめりこんでいけます。
そんな魅力にあふれたストーリーですが、Switch版ではフルボイスになっています! 男性主人公であるノートリック役を川島零士さん、女性主人公・レッドフィンズ役を原由実さんが担当していますよ。
■キャスト情報
・ノートリック・ケース/声:川島零士
・パンドリア・レッドフィンズ/声:原由実
・テナ・ヘルべネス /声:高田優希
・コーカサス・ブリアン/声:新垣樽助
・ユリア・ゲラー/声:平出まどか
・フレデリック・バーノン/声:石木貴大
・オズ・アストン/声:櫻庭由加里
・ケンドリック・ホース/声:よねざわたかし
・リザ・モコ/声:桜沢優花
・ナイン・ベック/声:神取慶次
●「Staffer Case: 超能力推理アドベンチャー」Nintendo Switch バージョンPV
そしてゲームシステムも、あくまで事件の資料をもとに理詰めで真相を探り出していく形になります。
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捜査資料の中からシチュエーションごとに気になる発言や証拠品、テキストなどをピックアップして正解を導き出すのが主人公の役割。謎に対して1つの要素を提示することもあれば、要素を2つ組み合わせて提示する場面も。
ときには6個もの要素を正確にピックアップしなければいけない、といった手ごわい謎解きまであります。やることはシンプルながらも思考力と洞察力、そしてひらめきが求められ、私も頭グルグルになりながらがんばってます……。
あーでもないこーでもない、と先に進めなくなってよく絶望するのですが、よーく資料を見直すと怪しい記述や思わぬ組み合わせが急に見つかるものなんですよね。
そうやって操作を進展させるわずかな光明を探り出した時の感動は、推理アドベンチャーやっててよかったって思える瞬間!!
もちろん本当にわからなくて詰みそうになった時にはヒント機能も搭載されているので不安になる方もご心配なく♪
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事件解決! よーし!
ロジックを解き明かした達成感と、犯人たちの切なる事情を想ってしみじみ……このエピローグ的な時間がたまらないんですよ。
ステッパーは優れた能力を持っている反面、この世界では厳重に管理され、行動を制限されている悲しみを抱えた存在。彼らの境遇から生まれる人間ドラマは、本作を語る上で欠かせないものになっています。
しかしこのゲーム、一見するとストーリーは一本道に見えますが、選んだ証拠品などによってはまだ見ぬ分岐ルートがいくつも隠されているとか……。うそーん! クリアしたのに気づかんかった~! 超奥深いですやーん! むぅ……証拠品を洗い直して別の解法が無かったか、もうちょい頑張ってみますか!
ちなみに同じ世界観を持つ推理アドベンチャー『Staffer Reborn(ステッパーリボーン)』というタイトルもあります。スピンオフという位置づけなのですが、なんとSwitch版ではこちらも収録!
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死と蘇生を繰り返すこととなってしまった超能力者の男と、彼から依頼を受けた探偵の物語が描かれています。アメリカが舞台のお話ですが、ステッパーに関する別角度のストーリーが楽しめます。短編映画を見ているような感覚で遊べるので、ぜひ一緒に楽しみましょう!
というわけで今回は『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー』をコミックでイチオシさせていただきました。
本格派ミステリのようで遊び方はシンプル、シンプルなようでとっても奥深い、まさに理想のバランスのアドベンチャーですね。私的にはノート君と捜査課の仲間たちとの軽妙なトークだけでも、購入の価値ありです♪
※先週配信された電撃オンラインの番組“電撃ゲームライブ #154 電撃インディー4周年SP第1夜”内でも『ステッパーケース』を紹介しています。こちらもあわせてぜひ!
●製品情報
ゲームタイトル: Staffer Case:超能力推理アドベンチャー
ジャンル: 推理アドベンチャーゲーム
発売日:2025年5月29日
※Steam版は2023年4月30日にリリース
価格:パッケージ通常版:4,950円(税込)/デラックスエディションパッケージ:8,690円(税込)/ダウンロード版:2,950円(税込)
※Steam版は1,400円(税込)
対応言語:日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)
開発元: Team Tetrapod
パブリッシャー:SHINSEGAE I&C
恩頼ネオン:電撃オンラインのライター。アニメ、ゲーム、コミックが大好き!汗ばむ陽気になってきたせいか、最近はお風呂が気持ちイイですね!内風呂もいいけれどたまには広いスーパー銭湯にも行ってみたい!!