アニプレックスから8月1日に発売予定のPS5/PS4/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam※)用ゲーム『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』の先行プレイレポートをお届けします。
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物語は前作同様アニメシリーズを踏襲しており、本作では『アニメ“鬼滅の刃”遊郭編』、『アニメ“鬼滅の刃”刀鍛冶の里編』、『アニメ“鬼滅の刃”柱稽古編』の内容を収録しています。
今回の先行体験では『アニメ“鬼滅の刃”刀鍛冶の里編』にあたる部分のソロプレイモード“ヒノカミ血風譚”をプレイ。竈門炭治郎に加えて、鬼殺隊最高位の剣士の“柱”のうち“霞柱・時透無一郎”、“恋柱・甘露寺蜜璃”を操作できました。
熱い物語と激戦をゲームで追体験【鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2 先行プレイ】
本作はストーリーを追体験していくソロプレイモードと、対戦を行うバーサスモード -対戦-の2つのモードで構成されています。今回プレイしたのはソロプレイモードでの“刀鍛冶の里編”にあたる部分です。
物語はチャプターで区切られており、ゲームで使用される3Dのキャラクターを使用したイベントカットやデモシーンでストーリーが描かれています。上弦の鬼や戦闘用絡繰人形・縁壱零式との戦いが起きた場面では、ソロモード内でもCPU相手の戦闘が発生して、立ちはだかる敵に勝利しながら物語を進めていきます。
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ゲーム内は基本的にはフルボイスで構成されており、プレイ中はアニメを鑑賞していた時の気持ちを思い出しました。バトル中に掛け合いが発生する場面も多く、戦闘シーンはセリフとアクションの相乗効果で盛り上がりがスゴイです。
『鬼滅の刃』を見ていた人はもちろん、じつはまだ見ていないという人でも話の内容を捉えながら満足しつつ遊べるでしょう。
印象的なシーンはしっかりムービーで描かれているのも好感触。見どころである柱たちや炭治郎の名場面の数々は大迫力で描かれていました。
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“刀鍛冶の里編”の名戦闘はもちろん素晴らしいのですが、個人的には甘露寺蜜璃の登場シーンはゲームで改めて見てもインパクト抜群。ほかにも印象的なシーンは注力してムービーが作られている印象で、この手の込み具合にはファンも唸ることでしょう。
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舞台となる刀鍛冶の里を散策【鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2 先行プレイ】
ストーリー進行中は、今回の舞台である“刀鍛冶の里”を自由に散策できます。里の全体像は立体感と奥行きを意識した没入感のあるデザインで、いろいろな場所を見てみたい意欲が湧いてきます。
それでありながら、広さや目的地への道のりはわかりやすく、長すぎずのバランスが意識されており、ストーリー進行を阻害しないようにコンパクトに仕上がっている印象です。目的地までの移動も寄り道をしなければ一瞬ですし、ストレスなくプレイができました。
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物陰にはキメツポイントがある場合があり、これらは集めることでゲームメニューから閲覧できるコンテンツの解放などに使用できます。
里の中には住人たちが滞在しており、まれにサブクエストの依頼を出してくれることもあります。
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あくまで散策は余裕がある人のやり込み要素という位置づけ。RPGではないのでレベルアップの概念もなく、ただひたすらにメインストーリーの進行のみに絞って進めるプレイスタイルでもまったく問題ありません。
逆に、NPCの住人に話しかけたり、街がどういう作りになっているのかじっくり見たり、作品の雰囲気にどっぷり浸かりたい人は、ストーリーを進める途中で寄り道や探索をすることで、細かい街並みの様子などを楽しめます。
進化したバーサスモードは見た目も遊び応えも十分【鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2 先行プレイ】
ストーリー上で発生する戦闘やバーサスモードは、基本的なシステムは前作の『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』を踏襲しています。
新要素として、特定のキャラクター同士を組み合わせると“合体奥義”が発動し、2人の協力演出が発生します。
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前作に触れていない人向けに説明をすると、本作の対戦は遊びやすいアクションゲームに硬派な対戦格闘ゲームを足して2で割ったようなシステムと操作性が特徴です。各種攻撃はワンボタンで発動可能で、連打すれば自動でコンボ攻撃をしてくれます。対戦ゲームに不慣れな人でも、ボタンの配置さえ把握していれば自由自在にキャラクターを動かせるでしょう。
なお、各種ボタンの操作が前作からわずかに変更されています。これは、ゲームに慣れていない人でも遊びやすくするためのマイナーチェンジとのこと。今作からプレイを始めるゲーム初心者の方にはうれしいポイントだといえそうです。
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攻撃は大きく分けて、通常攻撃と強攻撃、そして技の3種類。通常攻撃はスキが少なく、強攻撃はスキが大きいぶん範囲や威力に優れています。
技は、ゲージを消費することで強力な攻撃を行えます。竈門炭治郎であればヒノカミ神楽、時透無一郎は霞の呼吸など、そのキャラクターが扱う呼吸から代表的な“型”が発動します。
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ほかにも、ガードやガード崩し(掴み技)といった対戦アクションゲームらしい要素も取り入れられています。
ガードは掴み技で崩すことができ、掴み技ははずすとスキが大きくその他の攻撃を受けてしまいますが、ガードは基本的に通常攻撃では崩せないという形。これらの相性を巡ったじゃんけんの構図が戦略的な部分を生み出しています。
対戦ゲームが好きな方は、この攻撃方法の読み合いで本作の戦闘の奥深さを感じられることでしょう。ガード崩し(掴み技)が決まった際には特殊なアングルでの演出が入るので、うまく上記のコマンドを使いこなせば戦闘の見栄えがアップするのも嬉しいところ。
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これら理解していれば対戦がより奥深いものになりますが、プレイした印象ではゲームを進めるのであれば、各種攻撃、ガード、回避の3つができれば問題なく進められるはず。基礎的なアクションはどれも簡単に出せるので、対戦・アクションゲームが不慣れな人でも大丈夫です。
登場する相手によって難易度は多少変化しますが、倒された状態からのリトライ機能もあるので相手が倒せずゲームを進められないという状況が起きないように作られています。
プレイアブルキャラクターは竈門炭治郎、鬼殺隊最高位の柱たち、上弦の鬼たちなど40種類以上が登場。今回プレイした“刀鍛冶の里編”では、竈門炭治郎、甘露寺蜜璃、時透無一郎の3人の戦闘が体験できました。
ソロプレイモードでは、ストーリーに沿ったさまざまなシチュエーションのバトルが発生。甘露寺蜜璃は玉壺の金魚の鬼を一気に倒す無双系のような戦いが用意されていました。もちろん後半には上弦の鬼・半天狗との戦闘もあるとのこと。
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時透無一郎は、上弦の鬼・玉壺との戦闘。この時に時透無一郎は“痣”を発現しており、通常とは異なる強化状態で戦います。この状態では呼吸を使った技を連発できるようになり、ほかの戦闘とはひと味違うダイナミックな戦いを楽しめました。
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ゲーム内のすべてを体験できたわけではありませんが、体験できた部分を見るとソロプレイモードでの戦闘はほぼすべてに何かしらのアニメで楽しめた要素が組み込まれているように感じます。
あくまでアクションゲームにジャンル分けされる作品なので、対戦ゲームの1vs1の構図にとらわれることなく、上記2名の特殊なシチュエーションのバトルを自然に組み込むことができているのでしょう。
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例えば、甘露寺蜜璃の戦闘では大勢を相手にしたかと思えば、次は大型の鬼との1vs1の戦闘で、その中には範囲攻撃をタイミング良く避ける場面があります。ほかにもQTEが起こる場面があり、このように次から次へとシチュエーションが変わっていくため、ソロモードのバトルは常に新鮮な気持ちで楽しめます。
これが逆にカッチリとした硬派な対戦システムであれば、ここまでガラっと場面ごとにコロコロと戦闘模様を変えるのはゲーム性と合わず難しかったのではないかと思います。アクションゲームに比重を寄せた本作だからこそ、バリエーション豊かな戦闘を盛り込めていると感じました。
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それでありながら、対戦は細かい部分でしっかり戦略性を残しており淡白な印象にならないようになっているのは絶妙なバランスです。
対戦はキャラクターの特性や攻め方など研究の余地があり、キャラクターが増えた今作では対人戦面白くなるに違いないでしょう。
『鬼滅の刃』の世界観をゲームらしく表現しつつ、アクションゲームと対戦ゲームの良いところを集めた『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』は、『鬼滅の刃』ファン、アクションゲーム好き、対戦ゲーム好きのそれぞれの趣向を持つ人が満足できるポイントを抑えた作品となっています。
竈門炭治郎や鬼殺隊最高位の柱たちの熱い戦いを物語の部分はソロプレイモードのムービーで 、戦闘は自身の手による操作で、それぞれ思う存分味わいましょう。