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“テイルズ オブ フェスティバル 2025”2日目レポート。イオン役・大谷育江さんの登場で会場が興奮の渦に! ライブではmisonoさんがシリーズファン必聴のメドレーを全身全霊で歌い上げる

文:編集O

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 『テイルズ オブ』シリーズのファンが毎年楽しみにしている、聖地こと横浜アリーナで開催される祭典“テイルズ オブ フェスティバル(以下“テイフェス”)”。

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 17回目となる“テイフェス”は、“冒険”をテーマにプログラムが組まれています。シークレットゲストにクラース役の井上和彦さんを迎えたDay1のレポートに続いて、本記事ではDay2の模様をお届けします。

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【テイルズ オブ フェスティバル 2025 Day2出演者(敬称略)】

小野坂昌也(総合司会):ゼロス・ワイルダー役/テイルズ オブ シンフォニア
小清水亜美(サブ司会):エレノア・ヒューム役/テイルズ オブ ベルセリア
皆口裕子:ファラ・エルステッド役/テイルズ オブ エターニア
野田順子:チャット役/テイルズ オブ エターニア
小西克幸:ロイド・アーヴィング役/テイルズ オブ シンフォニア
鈴木千尋:ルーク・フォン・ファブレ役/テイルズ オブ ジ アビス
桃井はるこ:アニス・タトリン役/テイルズ オブ ジ アビス
大谷育江(シークレット):イオン役/テイルズ オブ ジ アビス
鳥海浩輔:ユーリ・ローウェル役/テイルズ オブ ヴェスペリア
森永理科:リタ役/テイルズ オブ ヴェスペリア
竹本英史:レイヴン役/テイルズ オブ ヴェスペリア
斎藤千和:パティ・フルール役/テイルズ オブ ヴェスペリア
木村良平:スレイ役/テイルズ オブ ゼスティリア
浅倉杏美:ライフィセット役/テイルズ オブ ベルセリア
佐藤拓也:アルフェン役/テイルズ オブ アライズ
加瀬康之:テュオハリム役/テイルズ オブ アライズ

船長の座はどうなる!? “テイフェス”ならではのやり取りも


 開場から開演までに流される恒例の歴代オープニング。Day2も前日同様に会場はペンライトで埋め尽くされ、キャラクターが登場するたびに大きな歓声が沸き、開幕までのボルテージも順調にアップ。

 もちろん、開演前の“テイフェス”紹介アナウンスも用意されており、本日はファラ&アニス&リタ、そしてチャット&パティ&ライフィセットが案内役を担当。注目はチャットたち3人による会話で、チャットとパティが船長の座をかけてロマン探しの勝負を持ちかけるなど、“冒険”がテーマな本イベントの前座にふさわしいやり取りが楽しめました。

 そしてオープニング映像が流れたあとは、総合司会の小野坂さんとサブ司会の小清水さんが登場。初のサブ司会ということで緊張しているかと思いきや、小野坂さんから振られた客席からのコールについて「激マブ」でとノリノリで求めたり、小野坂さんの言動に明るく笑って場を盛り上げたりと、自然体で“テイフェス”を楽しんでいる感が伝わってきました。

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 また、Day1と同じく舞台は“冒険”をテーマにしたセットになっていましたが、少しだけ配置物に変更が加えられていた様子。小清水さんは虫が苦手ながらクモのおもちゃをつかんで、小野坂さんに報告しながら「これ、あとで誰かにあげますね」と告げると、会場からは大きな笑いが。続けて小野坂さんも「こっちも虫を見つけましたよ」と話に乗っかり、ノルミンを手にしてさらに笑いを誘っていました。

 その後はステージ中央に降りたったおふたりは、壇上にある昇降装置でアリーナを見渡しながら、恒例となっているアリーナ各所から登場する声優陣への掛け声、ペンライトでの応援方法などをレクチャー。

 ペンライトの説明中、小野坂さんは拳を突き上げて「我は『テイルズ オブ』の王なるぞ!」「皆の者、チケット代を払うのだ」と演説するなど、前日装置に乗れなかったからか(?)楽しそうにはしゃぐ姿が印象的でした。

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 前日と同じように“宝物プレゼント企画”の中継が入り、小西さんが寄せられたメッセージを読み上げていました。そしてこんなものも寄せられている、と、“テイフェス”といえばという恒例の広瀬さんへのプレゼントの大きな木が映し出されると、会場は爆笑の渦に巻き込まれる形に。

 なお、大きな木の下には竹本さんと森永さんがおり、竹本さんがヤンキー座りでチョコレートをむしゃむしゃ食べる姿を披露(ムキムキな肉体にもどよめきが……?)。そのやり取りはちょっとシュールながらも、笑いが止まりませんでした。

 そして中継が終わると、待望の“スペシャルスキット”がスタートします。

スペシャルスキット“時に埋もれし秘宝を探せ!~テイルズ オブ 海賊団~”は一人二役の声優陣が大活躍!?


 Day2のスペシャルスキットは“時に埋もれし秘宝を探せ!~テイルズ オブ 海賊団~”。内容はテーマの“冒険”にふさわしい、伝説の島に突如出現したとされる遺跡の調査に乗り出すというもの。

 まず登場したのは海賊のチャットを筆頭に、ファラ、リタ、レイヴンの4人組。それぞれが遺跡への想いを口にするなか、ファラが「リッドもくればよかったのにな」とぼやくと「俺はいかないぞ」と天からリッド(声:石田彰さん)の声が!

 ファラの回想でのやり取りでしたが、これは本イベント用の撮り下ろしのボイスの模様。まさかのサプライズに会場からは悲鳴にも近い黄色い声が上がっていました(以降も何度かリッドの回想ボイスが流れていました)。

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 「チャットの船に先をこされたのじゃ」と、文句を言うパティを筆頭にアリーナの外周から登場したのはユーリ、アニス、エレノア、ライフィセットの5人組。

 注目はアニス役の桃井さんで、左肩にトクナガの人形を付けて髪型をツインテールにしているなど、アニスにガッツリ寄せていて“テイフェス”への意気込みがすごく感じられました。

 ステージ中央までたどり着いたあとは、オープニングで約束したコールの「激マブ」が行われるなど、会場のテンションもさらにアップ。ちなみに、ユーリは宝探しには興味がなく、最近ギルドの仕事が平和過ぎて「ひりつく戦いがしたい」と語っていました。たしかに宝物探しに精を出すユーリはあまり想像できなかったので、彼らしい理由になんだか安心感を覚えてしまいましたね。

 その後、まず先行していたゼロス、ロイド、ルークの3人が合流。「島に残ったのが野郎ばっかりでさ」と愚痴るゼロスに対し、「なんだかんだ島中冒険してけっこう楽しんでたろ」と突っ込むルーク。はしゃぐゼロスの様子が容易に頭に浮かんだファンも多いはずです(笑)。

 さらにスレイ、アルフェン、テュオハリムの3人も合流。ここで「せーの」と言うと、みんながうれしいことを言ってくれると語るスレイに、試してみようと促すアルフェンとテュオハリム。スレイのコールで「かっこいい!」とレスポンスが起こり、その歓声の大きさに感動して膝をつく3人が印象的でした。

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 全員が合流したあとはまだ調査が終わっていない森の奥と、遺跡の近くに向かうことになり、チームに分かれて引き続き調査に向かうことになります。

 もふもふの動物が苦手なチャットに配慮したファラの提案で、チャット海賊団は遺跡に行くことを選択(強がるチャットもキュート)。そして遺跡といえば、と、スレイが案内役を買って出る形に。

 そんな中、秘宝と言えば美しい女神像が鉄板! と盛り上がるゼロスとレイヴン。当然のごとくゼロスも遺跡の探索に立候補し、チャットの一日子分として同行。「あいあいさー」と海賊流の挨拶で意気揚々と出発するのでした。

 一方、残ったメンバーは必然的に森の探索を担当することになるのですが、財宝の取り分をめぐってアニスがルークを丸め込む展開に。その様子を見たライフィセットが「ちょっとマギルゥを思い出すかも」とエレノアに告げると、「それはさすがにアニスに失礼ですよ」と、何気に失礼な発言で返すシーンは大きな笑いが湧いていました。

 彼らは彼らで、「海賊団は悪くねぇ」「パティ海賊団なのじゃ」など、やりたい放題な感じ(褒め言葉)で冒険へ出発していきました。

 なお、ユーリ、アルフェン、テュオハリムはメンバーに加わらず、強敵を求めて別途行動することになります。その際、アルフェンが向こうに武器をいくつも持った手ごわそうな魔物がいたと情報を提供。3人はそこを目指して出発することになります。

 つぎに登場したのは遺跡を探索するチャット海賊団。道中、突然現れた遺跡に秘宝なんてあるものなのかと半信半疑なメンバーに、スレイは記憶が形になる遺跡だからありえると、前日(Day1)の体験を述べて調査を続行します。

 その言葉の通り、内部にはいろいろなシリーズ作品の遺構を見ることができ、喜びを隠せないチャットでしたが、遺跡の罠(ステージの昇降)にひっかかって怖い思いをするなど、仕掛けと物語をリンクさせた演出が光っていました。

 一方のパティ海賊団も、森の中でブウサギなどシリーズに関連した動植物を発見し、この島が特別なものであることを印象付けることに。そんな中、ルークはアニスに堅実なお金儲けが好きなのに、今回お宝探しに挑むのは何かおかしいと追及します。ですが、けっきょくごまかされてこの話はなし崩しになかったことに。

 そしてまた場面は変わり、強敵を求めるユーリたちの前に現れたのは「きっと武器が大好きなんだろうな」とアルフェンが語るようにシリーズでおなじみの強敵・ソードダンサーでした。

 ユーリの鮮やかな剣裁きで難なく倒しますが、さらに同じ魔物が複数体出現。この急激な変化に驚くテュオハリムの前に、レイヴンことシュヴァーンが姿を見せます。ユーリはその様子が少しおかしいことに気づくのですが、最終的に剣を交えてそのまま場面はチャット海賊団へ。

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 遺跡の調査では罠にはまったゼロスが、ルークのお株である「俺は悪くねぇ」を奪うなど、ドタバタしながら探索を進めるチャット海賊団。が、魔物の集団が出現して遺跡の奥へと追い込まれてしまいます。

 また、パティ海賊団も同じように探索を進めるも、こちらも魔物の大群に襲われてしまいます。絶体絶命のピンチかと思われましたが、シークレットゲストである大谷育江さんが演じるイオンが登場。

 その際に上がった会場の大きな声援に驚いて魔物は退散し(!?)、窮地を切り抜けることに成功しました。

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 ちなみに、イオンはこの島でよからぬことが起こりそうだと予測して調査に来たと明かしますが、同時にアニスも宝探しではなく、イオンに同行するためだったことが判明します。ルークの洞察力に思わず尊敬してしまう自分がいました(笑)。

 イオンと合流したパティ海賊団たちは、この場を引き返してチャット海賊団の元へと急ぎます。

 魔物に追われて遺跡をやみくもに移動していたチャットたちは、なぜかレグルスの丘へとたどり着きます。ここはファラが幼少の頃、ネレイドと呼ばれる存在の封印を解いてしまった、トラウマとなっている場所でした。

 そんな状況を、ゼロスはこの島は記憶によって生み出される現象が発生していて、つらい記憶もその糧となると分析。そして怒りをにじませます。

 落ち込むファラを元気づけるため、レイヴンの呼びかけで彼女の口ぐせ「イケるイケる!」を会場にいるファンたちが一丸となって叫ぶことに。そんな声援を受けてファラも元気を取り戻し、その結果、レグルスの丘は消滅するのでした。

 そして再び場面はパティ海賊団へ。ユーリたちと合流を果たし、状況を確認しあう一同。ユーリはシュヴァーンと戦ったが、逃げられたと状況を伝えます。

 その名前に彼をよく知るパティは驚くも、ユーリは手応えもなくおそらく本人ではないと続けました。自分たちの記憶が反映されているとイオンが指摘すると、急いで応援に向かおうと語るライフィセットですが、そこにシュヴァーンと長髪のルーク(改心前……と表記すべきでしょうか)が立ちふさがる形に。

 思いがけない強敵を前に、ルークがティアに誓った決意を思い返したことで、シュヴァーンと長髪のルークの撃退に成功。その様子を見て、イオンたちはつらい過去の記憶を乗り越えるための手段として、大切な思い出を呼び起こすことが解決の糸口だと確信します。そしてチャット海賊団のもとへと急ぐのでした。

 ちなみに、一人二役といえば鈴木さんの十八番ですが、どんな感じになるのかワクワクしたのと同時に、あらためて鈴木さんの実力に圧倒されてしまいました。そしてこの一人二役のネタは竹本さん(レイヴンとシュヴァーン)、大谷さん(イオンとシンク)、佐藤さん(アルフェンとベンウィック)といった顔ぶれも挑戦することになり、そちらも演じ分けに圧倒されながらもなぜか笑いが起きていました。

 レグルスの丘の幻影から逃れたチャット海賊団の前に現れたのは、イオンと同じくレプリカであるシンクでした。もちろん、それは本物ではなくイオンのつらい記憶が生み出したもので、駆け付けたイオンが「好きな作品を思ってペンライトを振ってほしい」と提案すると、会場が一体となって応援します。

 すると、力を得た仲間たちは、原作で見せた決意のセリフを放ち、シンクを追い詰めると魔物の姿へと変貌。戦いの最中、ファラが暗闇に囚われるというハプニングもありましたが、リッドが自分にかけてくれた言葉を思い出し、その呪縛から逃れることに成功。

 最後はチャット&パティの海賊コンビがフィッシュを決め、この一連の騒動は大団円で幕を閉じるのでした。

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『冒険彗星』と名曲『カルマ』をカバーした榎本くるみさんのスペシャルライブ!


 スキット後にスタートしたのは、作品にかわったアーティストによる恒例のスペシャルライブ。

 第一部では『ジ アビス』のアニメーションのエンディングテーマを歌った、榎本くるみさんがステージに登壇。『冒険彗星』を伸びやかな声で歌い上げると、会場からは大きな歓声が沸き起こっていました。

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 また、続けて披露したのは『ジ アビス』のゲーム版オープニング『カルマ』のカバー。『テイルズ オブ』シリーズで屈指の人気楽曲だけに、会場のボルテージはさらにアップ。

 なお、壇上でも榎本さんが感謝を述べられていましたが『冒険彗星』の楽曲は『カルマ』と同じく、BUMP OF CHICKENの藤原基央さんが担当されているのもポイントです。

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 歌唱後のトークでは鈴木さん、桃井さん、大谷さんの『ジ アビス』メンバーが登壇。「胸アツでした」「袖でいっしょに歌っていました」と興奮を隠せない鈴木さん。カバーで歌った「カルマ」については、自身も2020年の“テイフェス”で実施されたタイトルテーマソングカバーLIVEで歌った経験があるだけに、「本当に難しい」とカバーの大変さを共感していました。

『エターニア』『ファンタジア』のキャスト陣に大きくスポットが当たったスペシャルトークショー


 ライブ後はキャスト陣を招いたトークコーナーへ。登壇キャストを紹介したあとは、“テイフェス”初参加の皆口さんと野田順子さんに対してマイクが振られると、皆口さんは緊張しすぎてファラの名前がちゃんと言えなかった、と苦笑しながら答えていました。

 また、なかなか『エターニア』は声がかからないタイトルですが、2022年に配信された朗読劇シリーズ“TALES OF READING LIVE”の『エターニア』編で、ひさしぶりにキャラクターたちを演じて、キャスト陣とも会えて楽しく過ごしていますと明かしていました。

 そんな皆口さんに続ける形で、配信イベントではキャスト陣で写真を撮れなかったことが心残りだったと語った野田さん。今回は皆口さんといっしょに写真が撮れてうれしかったと喜びを口にしていました。

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 そしてDay2のシークレットゲストだった大谷さんは、まずウワサには聞いていましたが「こんなに大きなイベントになってどうしちゃったんでしょう」と、とにかく会場の規模とファンの熱気に驚かれていました。

 初参加なのにイオンとシンクの二役を演じるという、ある意味伝統芸とも言える“テイフェス”の洗礼を受けた大谷さんでしたが、その感想を求められると、キャラクターがルークのように温度差があるわけでないので、すごく苦労しましたと明かしていました。

 続けてそんな自分の演技を「イケていましたか?」と会場に問うと、大きな歓声が上がっていました。

 個人的に印象に残ったのは、ムキムキの肉体を見せつけるかのような、だいぶフランクな衣装で登場した竹本さん。それを小野坂さんに苦笑気味に突っ込まれると、衣装はちゃんとパリッとしたやつを用意していたけど、冒険がテーマでステージもジャングルみたいになっていたから、私服のほうが似合ってしまって……と答えていました。

 それに『ヴェスペリア』のメンバーも同意していたのも、仲がいいチームだなとすごくほっこりしましたね。

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生アフレコで辿る30周年記念書籍に掲載の名シーンプレイバックコーナー


 今年発売された30周年記念書籍の“Tales of 30th ANNIVERSARY ART COLLECTION”。こちらはアソビストアにて受注販売されたもので、ファン投票で選ばれた各タイトルの名シーンを新たな視点で再現したイラストが満載の記念本となっています。

 Day2でもこのコーナーではその書籍から抜粋する形で、名シーンがイラストと生アフレコで紹介されました。

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 なお、こちらは再受注が決定しているので、詳細は公式サイトなどでご確認ください。

「Tales of 30th ANNIVERSARY ART COLLECTION」公式サイト

名シーンのシリアスとは真逆の、笑い成分が多めのバラエティスキット“海に眠る秘宝を探せ!~テイルズ オブ トレジャーフィッシング!~”


 続いてのバラエティコーナーは、先ほどの名シーンのシリアスぶりとは真逆となる、笑い成分が多めのにぎやかなスキットが展開。

 島から帰る一行がお宝を求めてコンビで釣りに挑むことになるのですが、スレイが船室で見つけた古文書によると、この海では釣ってはいけないものがあるという、ある意味“振り”のような展開に。

 ですが忠告も聞かずに釣りを始めるてしまったロイドとゼロス(ちゃんと小西さんが釣り竿のリールを巻く)。すると、黄金のツボが釣れるのですが、導師のイオンとスレイに鑑定してもらうと、たったの100ガルドというオチに。

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 以降も同じように釣りをしてはお宝を鑑定、という流れになるのですが、レイヴンが釣り上げたのはキャラクターの名前が記された謎のスロットでした。

 じつはこれは強力な呪いがかかっており、選ばれた者は一人二役を強制的にさせられるというもの。ルークとレイヴンが巻き込まれるも、途中でルーレットが暴走し始めてしまい、アルフェン、イオンに加えて『レジェンディア』でもキャラクターを演じていた小清水さん(エレノアとフェニモール)、斎藤さん(パティとハリエット)も巻き込まれる形に。

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 とりあえず呪いを解くために釣りを続けようとなった一行は、フルル、ノルミン、ビバ美を釣り上げていくのですが、テュオハリムはヤシの木を釣り上げてしまい、今年もまた加瀬さんが木を持ち帰る羽目に(笑)。このお約束な流れに会場は笑いと歓声が上がっていました。

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 いよいよ収集がつかなくなってきたので、スレイの提案で『テイルズ オブ』シリーズ30周年に相応しい術で、この呪いを浄化しようと提案します。

 そしてスレイ、リタ、ライフィセットの掛け声に合わせ、会場が一体となって詠唱を発動。

「天光に満つる処に我は在り 黄泉の門開く処に汝在り 出でよ、神の雷」
「インディグネイション!」

 見事この騒動を治めることに成功したのでした。とにかく嬉しそうな木村さんの姿が特に印象的です。

『テイルズ オブ』シリーズの名曲をカバーしたメドレーを披露したmisonoさんのスペシャルライブ!


 そしてファンフェスのDay2でトリを務めたのは、『シンフォニア』のオープニングテーマ『Starry Heavens』などを歌った、misonoさんのスペシャルライブ。

 『Starry Heavens』から続けて“テイルズ オブ misonoスペシャルメドレー”として『VS』(テンペスト)、『with you』(マイソロ3)、『そして僕にできるコト』(シンフォニア)、『Tales...』を歌い上げ、misonoさんのライブといえばこの曲と大人気の『二人三脚』(ラタトスクの騎士)を披露します。

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 そして“テイルズ オブ カバースペシャルメドレー”として、ショートをつなげたこの日だけの特別バージョンの楽曲を熱唱。

 『progress』(エクシリア)、『Hello,Again ~昔からある場所~』(アライズ)、『風ノ唄』(アニメ・ゼスティリアザクロス)、『White Light』(ゼスティリア)、『天空のカナリア』(OVAのシンフォニア)を全力で会場のファンに届けていました。

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 ラストは『シンフォニア』のOVA・THE ANIMATION 世界統合編のオープニング『ホ・ン・ト・ウ・ソ』で締めくくり、12曲を全身全霊で歌い上げたmisonoさん。

 30周年のお祝いとファンやスタッフに向けて笑顔で感謝を伝えると、会場からは大きな拍手が贈られ、歌い終えて充実した笑顔も印象的でした(ご家族も揃って会場にいらっしゃったとのこと!)。

時間延長も気にならない盛り上がりだった2025年の“テイフェス”


 ライブ後のトークが終わると、イベント終了のお知らせでもある小野坂さんの“あの”絶叫が響き渡り、楽しかった約4時間半の公演も終了の時間に。

 最後は恒例の「ビバ!」「テイルズ オブ!」の掛け声で締めくくり、2025年の“テイフェス”も大盛況に幕を閉じました。

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 なお、イベント終了後にはルークとイオン(最後にアッシュとシンクも登場)による終演のアナウンスが用意されており、イベントを振り返りながらイベントが成功した喜びをファンといっしょに共有。

 ちなみに、ちょっとイオンが噛んでしまったときも、とっさに「悪くねぇよな?」とフォローすると全員がそれに応えるなど、最後まで一体感を味わえた“テイフェス”でした。

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 そして本当の意味でのフィニッシュを飾ったのは、『テイルズ オブ』シリーズのリマスタープロジェクトの続が2025年の夏に行われるとの告知。

 詳細が判明しだいこちらもお伝えする予定ですので、その日が来るまで首を長くして待ちましょう!!


※また、23日まで公演に関するアンケートを受け付けています。こちらへの回答もお忘れなく!

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