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『原神』アリスやファルカの満を持してのプレイアブル化に期待大! ナド・クライ編の公式PV“月夜の叙事詩”が情報満載すぎたので語りたい

文:米澤崇史

公開日時:

 HoYoverseが配信するオープンワールドRPG『原神』。公開中の空月の歌PV“月夜の叙事詩”で判明した情報について語ります。

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何度もイベントに登場していたクレーの母・アリスがついに実装される?


 『原神』といえば、大きなバージョンアップごとに新たな国・地域が追加され、大きく盛り上がるのが恒例となっていますが、氷国スネージナヤの南端に位置する地方“ナド・クライ”の実装が近づいています。

 先日公式Youtubeチャンネルで公開された“空月の歌PV・月夜の叙事詩”は、そのナド・クライ編をテーマとしたPVとなっており、登場が予定されている多数のキャラクターと担当声優が公開され、大きな盛り上がりとなっていました。


 情報量が非常に多かったのでここだけですべてを語り尽くすのは難しいのですが、やっぱり最大の注目は、アリスとファルカの実装がついに見えてきたことではないでしょうか。

 アリスに関しては、『原神』の最初期からテイワット観光ガイドの著者かつ、クレーの母親として存在が語られていた人物です。

 Ver.1.6の期間限定イベント“真夏!島?大冒険!”では、姿こそ見えないもの音声ありの台詞も実装(発表がされる前から、かなりのプレイヤーが井上喜久子さんだと分かっていたと思います)。以降のイベントや魔神任務でも時折登場し、物語に関わっていました。


 なのでナド・クライ編でのビジュアルの公開と正式な担当声優発表は、まさに“満を持して”という表現がふさわしいものになっています。

 PVでは、アルベドや放浪者と行動を共にしていた時期があった様子。アリスが「会いたい」と言っている“昔の友達”とは誰のことなのかが気になるところです。

 同じくナド・クライ編での登場が確定している西風騎士団の現大団長・ファルカとは、古くからの知り合いであると判明しているので、ファルカを指している可能性もあるのでしょうか?

西風騎士団・大団長ファルカも本格登場。砥石で武器の手入れをする姿がカッコよすぎる


 そのファルカはというと、アリスと同様に『原神』リリース時から存在が判明していたキャラクターです。


 ただ、頻繁にイベントに絡んでいたアリスとは異なり、“仄めかされている”といった感じの状態が長らく続いていました。

 が、ナタが実装されたVer.5.0後半から遠征中の西風騎士団が“ナド・クライ”に向かっていることが判明して徐々にファルカの情報が増え始め、Ver.5.6の魔神任務“間章4幕”にて、声だけという形ながら登場も果たしています。

 PVを見た時点で、ファルカを杉田智和さんが担当されているとすぐ気づかれた方も多いのではないかと思います。

 『原神』は実際の年齢はともかく見た目が若めのキャラクターが多いので、ファルカのようなナイスミドルな存在はなかなか貴重。砥石で大剣を研いでいる姿がめっちゃくちゃカッコよく、どんな人物なのかよく分かっていない現時点でも既に惚れかかっています。

 PVでは水樹奈々さんが声を担当するネフェルとの会話シーンも描かれています。

魔神任務でガラリと印象が変わったドゥリン。放浪者との再会も描かれるか?


 そしてもう1人、初期からプレイしている旅人にとっては特に気になる存在であろう、錬金術師レインドットによって生み出された魔龍・ドゥリン。

 ファルカの初登場でもあった魔神任務“間章4幕”内にて少しだけビジュアルが映ったシーンがあり、登場フラグがしっかりと立っていた人物です。


 魔龍としてのドゥリンはかなり初期の頃から登場していた存在で、Ver.1.2で実装されたドラゴンスパインは、風神バルバトス(ウェンティ)に召喚されたトワリンによってドゥリンが倒され、その亡骸が環境を一変させたことで生まれた場所とされています。

 それから長らく、モンドに災いをもたらそうとした悪い魔龍としてプレイヤーにも認識されていましたが、Ver.4.8の期間限定イベント“陽夏!悪龍?童話の王国!”にて、“ちびドゥリン”として登場するようなこともありました(テイワットにいるドゥリンとは別の存在ではありますが……)。

 その後の魔神任務“間章4幕”で描かれた展開なども、今回のPVで公開された姿への布石となっています。レインドットを師とする、アルベドとの関わりも気になりますね。

サンドローネやコロンビーナなど、気になるキャラクターが多すぎる!


 2022年のPV“冬夜の戯劇”公開時にも話題になっていた、ファデュイ執行官第7位“傀儡”サンドローネも個人的に注目したいキャラクター。


 執行官としては珍しい、小柄で可憐な少女の見た目をしたキャラクター……だと今まで思っていたのですが、公開されたビジュアルを見ると、何やら背中にゼンマイみたいな装飾が見えるんですよね。


 常に後ろにいる大男らしき存在もあわせて考えると、サンドローネとして喋っているのは機械仕掛けの人形で、実は本体は後ろの大男の方……という可能性も考えられます。

 こうなると“傀儡”という執行官としての名前もしっくり来ますし、フォンテーヌの世界任務で描かれた“水仙十字院”に関するエピソードにも関わっているんじゃないか……という説もあるようで、様々な妄想が広がるキャラクターです。

 ほかにも、“傀儡”と同じPV“冬夜の戯劇”に登場していた謎の少女・コロンビーナの存在も非常に気になりますし、アリスと同じ魔女会の“N”として知られるニコ・リヤンの登場も確定しています。


 ナド・クライ編は、今までで名前を見かけることが多かった人物たちが一気に登場する、とくに長く遊んでいるプレイヤーにとって必見のエピソードになるかもしれません。アップデートが待ち遠しいですね。


米澤崇史:ロボットアニメとRPG、ギャルゲーを愛するゲームライター。幼少期の勇者シリーズとSDガンダムとの出会いをきっかけに、ロボットアニメにのめり込む。今もっとも欲しいものは、プラモデルとフィギュアを飾るための専用のスペース。

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