
電撃オンラインでは『幻想水滸伝 STAR LEAP』プロデューサーの藤松 信也氏、ディレクターの孟山 嘉起氏にインタビューを実施。本作のバトル面の魅力や、イベントの展望などをうかがいました。
藤松 信也:『幻想水滸伝 STAR LEAP』プロデューサー(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)
孟山 嘉起:『幻想水滸伝 STAR LEAP』ディレクター(ミスリル株式会社代表取締役CEO)
索引
閉じる3つのトレーラーに込めた想い【幻想水滸伝 STAR LEAP インタビュー】
――これまで公開されたトレーラーからは、『幻想水滸伝』シリーズらしい熱さを感じました。各トレーラーに込めた想いを教えてください。
長年新作が出ていなかったシリーズですし、初のモバイル向けです。「ナンバリングを作るくらいの想い」であることがわかるように、こだわっているグラフィック、サウンド、物語を少しずつですがお見せする構成にしました。
また中村佳穂さんに作っていただいたメインテーマ『カンパニュラ』が流れているのですが、『幻想水滸伝』らしさを感じながらも、新しい作品であることが伝わるようにというのも意識しています。
●動画:『幻想水滸伝 STAR LEAP』ティザートレーラー
――5月15日に公開されたストーリートレーラーは、より物語に踏み込んだものになっていましたね。
また、シリーズは世界観を共有しています。過去の“幻想水滸伝Live”で、口頭で過去作のキャラが関わることを説明したのですが、具体的にどう関わるかお見せするため、『幻想水滸伝I』の解放軍結成前のキャラクターたちを出しています。





主人公と新たな108星の物語ではあるのですが、同じ世界、同じ歴史のなかで進んでいくので、過去作のキャラクターたちの物語とも交錯していきます。
●動画:『幻想水滸伝 STAR LEAP』ストーリートレーラー





――映像の情報量が多いですよね。新たに公開された、バトルトレーラーについても教えてください。

















――トレーラーにも映っている戦争パートはシリーズおなじみですが、今回はどのようなシステムになっているのでしょうか?

今までとは異なる戦争システムにしつつも、各シリーズの要素を少しずつ加えることで、『幻想水滸伝』らしい戦争パートだと思っていただけるのではないかと考えました。

時間経過とともにリアルタイムに変化していく戦況に対して行動を選択していく遊びとなっています。ただ、行動選択中は時間が停止するので、焦る必要はありません。リアルタイムストラテジーと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、遊びやすく調整しているので、ご安心ください。

――今回、モバイル向けに制作するにあたって、苦労された部分を教えてください。
そのほか、藤松プロデューサーと戦争モードの話をした際に「たくさんのキャラクターを使いたい」という要望を受け、僕もその通りだなと思いました。
モバイルはコンソール機と比べてメモリが少ないので、多く人数を出すのは大変なのですが、上手くできるようにシステムを考えました。将来的には108星全員を入れられるようにしたいのですが、ひとまず現時点では6×5部隊で30人くらい使えるようにしています。

戦争モードでは、通常のバトルの奥義などとは異なる専用の”戦技”が用意されており、マップ上で部隊に対して技を放つことができます。戦技には、攻撃や回復など様々なものがあります。

その他、敵部隊をアンバランスにした上で、複数の部隊によって連続で攻撃すると発生する”波状攻撃”などのギミックもあります。難しそうに感じるかもしれませんが、テンポよく遊べるように工夫しているので、ぜひご期待ください。

――戦争パートは、どれくらいのプレイ時間を想定されているのでしょうか?
シナリオ以外にも戦争パートを使用した遊びを用意していて、そちらはスキップなどもできるので、1分ほどで遊べます。
一方、たくさんのキャラクターが活躍するバトルコンテンツとして、ストーリー以外でも楽しめるようにしたいですね。

タイムラインに仲間をそろえて“連携”を発動。戦術性と爽快感が大幅にアップ【幻想水滸伝 STAR LEAP インタビュー】
――バトルトレーラーも公開されましたが、バトルシステムの見どころを教えてください。
ハード性能的にやりたくてもできなかった演出が徐々にできるようになってきた頃でしたが、『幻想水滸伝II』の派手でカッコいいバトルが入り乱れて、テンポよく攻撃していく演出は唯一無二でした。本作ではそれを受け継ぎたいという気持ちを、強く持っていました。
本作のバトルは1人ずつ行動を選び、画面上のタイムラインの順番で攻撃していく“タイムラインターンバトル”というシステムを使っています。


『幻想水滸伝II』とは違うシステムですが、オート戦闘ではかなり入り乱れて、キャラクターが同時並行で動くようにしています。このあたりの見た目は『幻想水滸伝I』や『幻想水滸伝II』に近く、なつかしく感じてくださる方も多いのではないかと思っています。
過去シリーズでも通常の戦闘はオート機能の“おまかせ”で遊ぶ方もいらっしゃったと思います。それと同じ感覚で、自分で選ぶのはもちろん、オートでも楽しく遊べることを重視して作っています。
――キャラの動きが凝っているので、じっくり見たいというときにも、オートプレイに助けられそうですね。



――『幻想水滸伝II』を意識しつつも新たなシステムを採用されたとのことですが、バトルシステム の特徴を教えてください。
“タイムラインターンバトル”をより生かすためのもので、画面上のタイムラインに味方が4人以上並んでいると、戦術として“連携”を使えるようになります。




“連携”を使うと一気に行動を選択して敵に攻撃でき、“連携”が増えるほどボーナスとしてダメージが上がっていきます。とても爽快感があって、演出としても見ごたえがあると思います。
――“連携”を狙うコツはあるのでしょうか?
タイムライン編成を考えると、奥義や紋章よりも、通常攻撃を使った方がいい場面も出てきますね。
――過去シリーズでは、協力攻撃などでアンバランス状態が発生していました。今回は、どうすればアンバランスになるのでしょうか?
『幻想水滸伝』シリーズでもおなじみの五行属性(火・水・雷・土・風)のほか、さまざまな属性がありますので、敵にあわせて使い分けてください。

“連携”という新要素によって、戦術性が大幅にアップしました。考えながら遊ぶ楽しさを味わえるようにしていますが、それだけでなく、“連携”を決めた時の見た目やダメージの爽快感も意識しました。“連携”を狙えることで、いろいろと気持ちよくバトルを楽しめると思います。
慣れないうちは考えることが多そうで難しそうだと感じられるかもしれませんが、基本的には“弱点をついてアンバランスを狙うこと”と“仲間の行動順番をつなげること”さえ覚えておけば問題ないので、プレイしているうちにだんだん慣れていけると思います。ちなみにオートでも“連携”をかなり狙って出してくれるようにしているので、ある程度はオートまかせでも大丈夫です。

――ガッツリと戦略を組んで遊べるだけでなく、システム面でかなりサポートされているんですね。
本作にはシリーズキャラを含めて多くのキャラクターが登場し、それぞれに特徴を持たせています。しかし、それを全部覚えて活かすのはなかなか大変です。
そこで一旦オートに切り替えてもらえれば、見ているだけでどんな活躍をするキャラなのかわかるようにしていますので、戦略を組み立てる手助けとしても活用できます。
自身で行動を選択していく場合でも、迷ったときは“オススメ”行動を教えてくれるナビゲート要素もあるので、それを選んでいただけたらと思います。
――トレーラーのなかに、過去作の協力攻撃のような映像がありました。そちらも“連携”が関わっているのでしょうか?
ちなみに奥義の演出もかなり力を入れているところでして、2Dのドット絵に対してカメラワークを動かして背後に回り込んで見せるような演出は非常に高度で難しいのですが、『幻水SP』では制作スタッフのこだわりを存分に盛り込んで、皆さまに楽しんでいただけるようなド派手な演出を心掛けています。
発表済みの奥義のなかでもコミカルな演出があったりしますが、かっこいいだけでなく、いろいろとメリハリをつけて楽しんでもらえるように考えています。各キャラの奥義は、それぞれのキャラクターらしさを盛り込んだ演出に仕上げています。『幻想水滸伝』シリーズに登場した宿星たちが、一体どういう奥義を使うのかもぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです。
シリーズの人気キャラの新たな姿や、季節感のあるイベントも実装予定!?【幻想水滸伝 STAR LEAP インタビュー】
――今回の配信で、新しいキャラクターも公開されました。お話いただける範囲で、これから登場するキャラクターについて教えてください。



またラービィ族(※)など、新しい種族も出していきます。実は、これまで公開したトレーラーにも、ちょっとずつ出ているので、見つけていただきたいですね。
これからも、番組や公式Xで情報を出していきたいと思います。









――本作は世界観を大切にしていて、それを愛するファンも多いです。一方で、おもに歴代キャラクターの新たな姿を見たいという方もいるはず……。季節感のあるイベントなどは、予定されていますか?
イベントやガチャなどは、それとは切り離して色々なキャラクターを出したいと思っています。そうすることで、季節感のある衣装のキャラクターや、過去作キャラクターの成長した姿や若い頃の姿だったりも出していければと思っています。

また宿星以外にも魅力的なキャラクターが登場するので、そういうキャラクターも登場させて、ファンの皆さまに楽しんでほしいと思っています。
――奥深い作品だけに、見たいエピソードや仲間にしたい人物は無限にありますね。時代的に『幻想水滸伝V』のその後や、『幻想水滸伝III』のキャラクターたちの若い頃、親世代などへの期待も膨らみます。


たとえば複数シリーズに出演しているゲオルグなら、『幻想水滸伝V』のあとの女王騎士時代から『幻想水滸伝II』に登場するまでの間となるので、今まで見たことがない姿も見られるかなと思っています。

また、メインストーリーでは色々な時代を描ける仕組みにしています。そういう意味では、必ずしも太陽暦453年前後という時間軸には限られないので、色々な形でシリーズ作品の物語や人物の掘り下げをメインストーリーでもできるのではないかと思っています。
―ー最後に、配信を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。



今回はバトルや戦争パートのお話をいたしましたが、本来はプレイしてこそ伝わるのもかと思います。ただ今回の発表内容についても、グラフィックと遜色ないくらい自信をもって出せると思っておりますので、ご期待いただければと思います。今後とも応援のほどよろしくお願いします。
一方で腰を据えてゆっくり遊びたいという声も届いていて、それに応える一つの手段としてSteamへの対応を決めました。Steamではストアが開設されていますので、ウィッシュリストに登録いただけたらと思います。
ストーリーでもキャラクターでも、ゲームシステムでも、まだまだお伝えできていない情報がたくさんあります。「幻想水滸伝Live」や公式Xで発信していきますので、ご視聴やフォローをお願いします。
――ありがとうございました。