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“LostWord LIVE 2025”レポート。6サークルが東方Projectへの想いを乗せた楽曲を披露。8月16日16時からはYouTubeで全世界同時ウォッチパーティも！【東方LostWord】

文：紅葉つかさ

公開日時：

　『東方Project』公認二次創作スマートフォン向けRPG『東方LostWord（東方ロストワード）』の音楽イベント“LostWord LIVE 2025”が6月28日に開催されました。

　会場は東方音楽イベントではお馴染みの川崎CLUB CITTA’。全6サークルに加え、ゲストボーカルが出演し、大きな盛り上がりを見せたライブの模様をレポートします。

　なお、各サークルを個別にレポートした記事も公開しているので、内容をより詳しく知りたいという方はそちらも見てみてください。

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ボーカルとインスト楽曲を組み合わせた先が読めないセットリスト。最後はAlstroemeria Recordsといえばあの楽曲【ロスワライブ2025】


　昨年の第1回に引き続き、今年も開催された“LostWord LIVE”のチケットはソールドアウト。トップバッターを務めたのはAlstroemeria Recordsです。

　いきなり、MVプロジェクトの楽曲である『世界一位』を披露しました。軽快なメロディにあわせて徳井青空さんがかわいらしく歌う楽曲ですが、今回はAlstroemeria Recordsバージョン。徳井さんの歌唱とは違ったかわいらしさでハートをつかみます。


　何かの始まりや戦いを想起させるインスト楽曲の『Membrane』、MVプロジェクト楽曲『Disillusion』と続けます。『Disillusion』は『世界一位』と異なり、かわいいよりもかっこいい楽曲です。ボーカルとインスト楽曲を組み合わせているセットリストもおもしろく、つぎに何がくるのかわからないドキドキ感がありますね。


　『Selfish Behavior』や『東方LostWord』が配信される以前の楽曲『That Full Moon Over The Haunted Ship』と『SACRIFICE』を披露して、いよいよAlstroemeria Records最後の楽曲へ。

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　最後の楽曲は『Bad Apple!! feat. nomico』です。コールアンドレスポンスのようにnomicoさんとファンが交互に歌う場面も見られ、その声量の大きさこそライブで聞けることを楽しみにしていた人が多いという証。それも、『Bad Apple!!』が長年愛されている楽曲ならでは。大きな声で歌って楽しめるのもライブの醍醐味です。

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Alstroemeria Recordsがトップバッター。ボーカルあり、インストありで圧巻のダンスパフォーマンスも見もの。締めはやっぱりあの曲！【ロスワライブ2025レポ①】

TUMENECO×根本凪の『その手に触れるキセキまで』は圧倒的な声量で会場を包む【ロスワライブ2025】


　Alstroemeria Recordsから始まり、素晴らしいスタートを切った“LostWord LIVE 2025”。2番手はTUMENECOです。

　yukinaさんの透き通る声とともに『サヴァイブルー』でTUMENECOの世界に誘い、青く照らされたステージに光が当たりるなかで披露された『月纏い、憑幻え』は演出と歌詞の相性が抜群。

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　ゲストボーカルの根本凪さんとともに披露した『その手に触れるキセキまで』は音源とは比べものにならないほど声量がすごく、ただただ圧倒されました。

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　さらに初披露の新曲『ヒトイキの証明』と畳みかけます。怪しさもあり、テンポのいいメロディが癖になる楽曲で何度も聞き返したくなります。

　ラストは、『星を廻せ月より速く』で、「星を廻せ」という歌詞とファンが勢いよくタオルを回す光景がぴったりはまっています。

　ゲストともに歌うMVプロジェクトの楽曲を折り返しに据えながら、最初から最後まで自分たちの世界を表現し続けたTUMENECO。会場を盛り上げてつぎのサークルにバトンを渡しました。

青く透き通るTUMENECOの世界に誘う。根本凪さんとの『その手に触れるキセキまで』では会場がまるで幻想郷に【ロスワライブ2025レポ②】

前半戦ラストは岸田教団&THE明星ロケッツ。懐かしのあの楽曲も【ロスワライブ2025】


　前半の最後を飾ったのは岸田教団&THE明星ロケッツ。疾走感のある『明日ハレの日、ケの昨日』から始めます。力強い歌声や激しいドラムなど迫力のある演奏に引っ張られるように会場の盛り上がりは増していき、『Ghost Orchestra』『超々キューカンバー』と続けます。

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　『月と十六夜』でギターの音色を歪ませたり、演奏力の高さも随所で感じられます。つぎの『夢は時空を越えて』は、『東方Project』の音楽イベント“Flowering Night”に岸田教団&THE明星ロケッツが初めて出演したときに披露した思い入れのある一曲。

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　最後には、「飛べ」という声から『明星ロケット』を演奏。ロケットのように飛びたい気持ちになる明るく楽しい楽曲にライブが始まったばかりと思えるほどの大きく飛んで楽しむ観客たち。この段階でも満足感が高く、まだ半分の3サークルしか登場していないことに驚きとうれしさを感じつつ、ライブを折り返します。

前半ラストは岸田教団&THE明星ロケッツ。“Flowering Night”で初披露したあの楽曲を演奏【ロスワライブ2025レポ③】

玲瓏のHydrangeaが和風なロックで後半戦のスタートを切る【ロスワライブ2025】


　ライブも後半に差し掛かりましたが、ファンはまだまだ元気。そこで登場したのは玲瓏のHydrangea。これまでに登場した3サークルとは違った特徴を持つ和の雰囲気漂うロックバンドです。

　和風な『栄華乃夢』を1曲目に持ってきてバンドの世界観を作り出したかと思えば、和洋折衷な『幽雅に見惚れて』も披露。

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　3曲目には中島愛さんをゲストボーカルに迎えたMVプロジェクトの楽曲『ラブレター』。これまでの2曲と違い、ポップで明るいメロディが中島さんの声にピッタリ。『東方LostWord​​』に収録された楽曲が続いたので、ゲーム内の場面を思い返された方も多いのではないでしょうか。


　『ラブレター』から打って変わって、ハイテンポな『十六夜、刻を止めて』ではきれいにどこまでも伸びる声が楽曲の持つ幻想的な雰囲気をより高めています。

　5曲目は祭をテーマにした『幻想的夢花火』。最後のサビでは花火がうちあがる音とともに会場全体が大ジャンプ！　祭のように終わってほしくない気持ちがありつつも、楽しい時間はあっという間に終わってしまいます。

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玲瓏のHydrangeaの和風ロック『栄華乃夢』で後半スタート。中島愛さんをゲストに『ラブレター』も披露【ロスワライブ2025レポ④】

石鹸屋がMCでの宣言通り、一気に駆け抜けてバトンをつなぐ【ロスワライブ2025】


　4つのサークルがそれぞれの個性を出しながら楽曲を披露してきましたが、残すところあと2サークル。登場したのは石鹸屋です。

　まずは挨拶がてらに『ってゐ！〜えいえんてゐver〜』。「ってゐ!ってゐ!」を連続する歌詞にあわせて、拳を突き上げるファンとの一体感はさすがのもの。周りといっしょに拳を突き上げて、騒ぎたくなる一曲です。

　後半の『かごめかごめ』の部分を観客が歌ったかと思えば、関係者席にいたZUNさんらにも歌うことを要求。その盛り上がりを見て「そっちが主役じゃない」と言いながら、目を見張る演奏で散った視線を引き付けます。

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　MCでは4曲続けて演奏することを宣言。『巡るHarvest』、『Ms.Spark』、『タタエロスト』、『東方妖々夢 ～the maximum moving about～』とMCでの宣言通り、4曲を続けて全5曲を演奏しました。


　その構成ゆえにほかのサークルよりもパフォーマンスをしていた時間は短く感じましたが、同等以上の爪痕は残しながら、颯爽とステージから去っていく姿はまさにプロの姿でした。

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石鹸屋のステージはまさに“体感5分”。激しいロック調の楽曲で一気に駆け抜け、ZUNさんいじりにも笑いが【ロスワライブ2025レポ⑤】

個性豊かなサークルが集合したライブを豚乙女が締めくくる【ロスワライブ2025】


　名残惜しいですが、いよいよ最後のサークル・豚乙女の出番がやってきました。激しく唸るようなギターの音色から始まる『響縁』でファンを引き付け、続けて『儚きもの人間』を演奏します。

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　MCでコンプさんが「豚乙女、激しいですよ」と話しますが、その言葉に違わず、激しさがありながら、明るい歌声と曲調が聴く人を惹き付ける『ソリッド』、これまでとは系統が違うキャッチーなメロディや歌詞の『ドキワク❆レボリューション』を披露。


　想いを吐き出すような歌唱から始まる『幻想のサテライト』は途中に何度も転調するのも特徴。今回のライブはこれで終わるけれど、『東方LostWord​​』、ひいては『東方Project』がまだまだ続いていくと思える未来が見える『オカルティックドリーマー』が最後の楽曲に。

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　アンコールでは、本編のラストを飾った豚乙女のコンプさんが再登場し、「“LostWord LIVE”なのに『東方LostWord​​』のテーマ曲をやらないわけにはいかない」と話します。

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　全員でタイトルコールをしてから披露された豪華なメンバーによる『ロストワードクロニカル』は、その日いちばんの盛り上がりを見せます。『東方LostWord​​』を語る上で外せない楽曲で2回目の“LostWord LIVE”も大盛況で幕を閉じました。

トリは今年も豚乙女！ 「激しいですよ」という言葉通り系統が違う激しい楽曲でライブを締めくくる【ロスワライブ2025レポ⑥】

“LostWord LIVE 2025”全編をみんなと一緒に楽しめる！ 全世界同時ウォッチパーティが8月16日に開催【ロスワライブ2025】


　今回のライブの模様は、8月16日16時から『東方LostWord』公式YouTubeチャンネルにて開催される全世界同時ウォッチパーティーで全編無料で楽しめます！

　会場で参加した方は振り返りながら、気になっていた方は全世界同時ウォッチパーティーを見て“LostWord LIVE”の盛り上がりを体感してみてください。

　現状では次回の開催は発表されていませんが、『東方​​LostWord​​』、ひいては『東方Project』を盛り上げて、今後も“LostWord LIVE”が開催され続けてほしい！　そのときにはまた参加してファンの皆さんといっしょに楽しみたいですね。

東方LostWord音楽イベント：LostWord LIVE 2025 イベント詳細

イベント名：東方LostWord LIVE 2025
日時：2025年6月28日（土）
会場：川崎CLUB CITTA'
出演アーティスト（敬称略）：
Alstroemeria Records
岸田教団&THE明星ロケッツ
石鹸屋
TUMENECO
豚乙女
玲瓏のHydrangea
ゲストボーカル（敬称略）：
いとうかなこ
中島愛
根本凪
MC：
野田真理愛

セットリスト

Alstroemeria Records
  1. 世界一位
  2. Membrane
  3. Disillusion
  4. Selfish Behavior
  5. That Full Moon Over The Haunted Ship
  6. SACRIFICE
  7. Bad Apple!! feat. nomico
TUMENECO
  1. サヴァイブルー
  2. 月纏い、憑幻え
  3. その手に触れるキセキまで（ゲスト歌唱：根本凪）
  4. ヒトイキの証明
  5. 星を廻せ月より速く
岸田教団&THE明星ロケッツ
  1. 明日ハレの日、ケの昨日
  2. Ghost Orchestra
  3. 超々キューカンバー
  4. 月と十六夜
  5. 夢は時空を越えて
  6. 明星ロケット
玲瓏のHydrangea
  1. 栄華乃夢
  2. 幽雅に見惚れて
  3. ラブレター（ゲスト歌唱：中島愛）
  4. 十六夜、刻を止めて
  5. 幻想的夢花火
石鹸屋
  1. ってゐ！〜えいえんてゐver〜
  2. 巡るHarvest
  3. Ms.Spark
  4. タタエロスト
  5. 東方妖々夢 ～the maximum moving about～
豚乙女
  1. 響縁
  2. 儚きもの人間
  3. ソリッド
  4. ドキワク❆レボリューション
  5. 幻想のサテライト
  6. オカルティックドリーマー
  7. ロストワードクロニカル（ゲスト歌唱：いとうかなこ）
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©上海アリス幻樂団

©GOOD SMILE COMPANY, INC. / NextNinja Co., Ltd.

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