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『バトオペ2』7周年記念“バトオフ!2025”レポート。PS版へのオルタナティブ作品参戦や、今後の運営方針が語られたイベントの様子をお届け【機動戦士ガンダ厶 バトルオペレーション2】

文:電撃オンライン

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 PS5/PS4用チームバトルアクション『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2(以下、バトオペ2)』が7周年を迎え、それを記念して公式オフ会“バトオフ!2025”が7月27日に東京都内某所で開催されました。

 本記事ではイベントの模様とともに、今後の『バトオペ2』の運営方針などが語られた、開発チームのトークショウの様子もレポートします。

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2年連続で行われた“バトオフ!”に、今年も日本全国のパイロットたちが東京に集結!

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 会場には、招待された最終46名の『バトオペ2』ユーザーが集いました。イベントは午前の部と午後の部にわかれており、今回は午後の部の模様をお届けします。

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 会場には『バトオペ2』の各周年で公開されたキービジュアルのパネルのほか、『バトオペ2』を始めとする数々のガンダムゲーム作品に携わってきた徳島雅彦さんの作品が展示されていました。 

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 本イベントでは2つの会場を使い、トークショウや名刺交換などの交流を楽しんだり、実際に対戦を楽しんだりしていました。

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 本イベントのMCを務めたのは吉﨑智宏さん。会場内で初対面となるパイロット同士の仲を深められるよう、イベント開始前から軽快なトークやグータッチを促すなど、イベントの空気を和やかにしてくれる様子が印象的でした。
 
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 イベントが始まってすぐに登壇したのは、『バトオペ2』プロデューサーのヒライシさん(写真左)とアシスタントディレクターの中川さん(写真中央)、初代『バトオペ』から開発スタッフとして携わり、『バトオペ2』でディレクターとして復帰することとなった“太田”さん(写真右)が登壇。2年連続で“バトオフ!”が開催されることと、パイロットの方々と直接会えることに感謝の言葉を述べていました。

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 最初に行われた開発スタッフとの名刺交換会では、パイロットの方々に挨拶を行い、好きな機体や『バトオペ2』の思いなどを参加者全員から聞いていました。開発陣からは「皆さんかなり『バトオペ2』をプレイされているだけでなく、先日の生放送や、これまでの開発ビデオレターなどをご覧になっていただいてる方がかなり多く、“応援してるよ!”と言っていただけたのがすごい嬉しかったです」といった声が上がっていました。

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 過去の“バトオフ!”と違う点として、今年はQRコードを使用したアンケート機能を活用していたのも画期的でした。好きなコスト帯や機体カテゴリの集計を直接表示して、参加者の分布を見ながらトークを進行。「どこから来たの?」というアンケートでは、広島から“バトオフ!2025”に参加するために来場された方もいて、盛り上がりを見せていました。

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『バトオペ2』の今後の運営方針は? PS版でオルタナティブ作品を参戦させることにした経緯は? 開発陣が質問に真摯に答えるQ&Aコーナー

 続いて行われたプログラムは、『バトオペ2』のパイロットから送られた質問に開発陣が答えるQ&Aコーナー。こちらでは先日行われた『バトオペ2』7周年大感謝祭生配信の内容に触れていました。


Q.最近、クランマッチのコストと新機体のコストが違うのはなぜでしょうか?

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中川さん:クランマッチについては固定化した環境ではなく、変化した環境での戦闘を楽しんでいただきたいという思いがあります。新機体と同コストにすることが過去多かったのですが、最近の新機体が宇宙世紀の年代も進んできた関係上、どうしても高コストに偏りがあることを、アンケートやSNSなどのご意見もいただいております。そのため、色々なコストで遊んでいただけるように、様々なコストを設定させていただいています。

Q.思い入れのある機体や、開発の時に大変だったなと思う機体を教えてください。
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太田さん:自分はZガンダムを含めた、Zガンダムシリーズ系ですね。前作『バトオペ』では0083付近の機体で終わってしまったのですが、今作はZガンダム以降の機体も出るということで、空中変形やファンネル、バイオセンサーなどの新要素を、どういった仕様でどういった強さで落とし込むかを思い悩んだ記憶があります。

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中川さん:自分はΞガンダムで、実装時はフライト機の使用率があまり高くなく、これをどう皆様にお届けするかについて、実装面で大変だった思い出がありますね。おかげさまで、現在では皆様に楽しんでいただけている機体には落ち着けたかなと考えています。

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ヒライシさん:自分はやはりF91です。本機は『バトオペ2』で最初の小型機体で、コスト750の開放もありました。いきなりF91だけ出してコスト750にしても、戦場がF91だらけになってしまう。しかも1機種だけが小さい形になってしまうので、実装する際には先にコスト750自体を開放させていただき、その後に『バトオペ2』での小型MSはこういう形ですよ、とお届けた経緯がありました。いろいろと工夫をしたので、かなり思い入れがあり、かつ大変だった機体です。

吉﨑さん:コスト750の開放にあたり、工夫や順番を考えていらっしゃったんですね。

ヒライシさん:そうですね。機体がどんどん大型化していく中で、小型機体は当然ヒットボックス(当たり判定)が小さくなり差が出てしまいます。『バトオペ2』はバトルアクションなので、そこがかなり不安な部分だったのですが、結果として今では皆さんに使っていただいているので、いいところに落ち着いたのかなと。

Q.グループレーティングは復活しないのでしょうか?


ヒライシさん:こちらも多くのご要望をいただいていますが、現状では復活させる予定はありません。理由としては、やはり『バトオペ』は5対5や6対6の対戦であるため、レーティングを再度実装してしまうと、4人でグループを組んだ時に、1人だけのグループじゃない人が混ざってしまうケースが発生します。そこに不公平さがあると考えており、レーティングについては今後も同様の形になると思われます。

 クランマッチはフレンドと一緒に出撃するおもしろさがあると思っておりますので、こちらは継続して行っていきます。クイックマッチでは引き続きグループ出撃できますので、仲間と一緒にボイチャ付きで遊びたい方は、クイックマッチやクランマッチをご利用いただきたいと思っています。

Q.先日の生放送で『機動戦士Vガンダム』の機体についての準備も始めているとありましたが、何か公開できる情報はありますか? また、今後の実装機体についても教えてください。
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ヒライシさん:事前のご質問でも同様のものをかなりいただいていました。言葉通り『機動戦士Vガンダム』の機体についてはすでに実装の準備を進めています。具体的な時期や、『バトオペ2』でどの機体から参戦させるかは、ぜひ皆さんで想像して楽しんでいただきたいと思います。具体的なことについてこの場で明言はしませんが、準備は進めておりますので、実装まで楽しみにお待ちいただければなと思っています。

吉﨑さん:『機動戦士Vガンダム』の流れから、この話題について伺いたく思います。PS5/PS4版にもオルタナティブ作品を実装すると先日の生放送で発表されていました。こちらについてヒライシさんの見解をお伺いしたいです。

ヒライシさん:『機動戦士Vガンダム』の時代まで準備を進めていく中で、そもそも実装できる機体のラインナップがかなり少なくなってきてしまっているのが実態としてあると思っています。

 今後も『バトオペ2』の運営続けていきたいと思っていますので、そういった背景も踏まえて、PS版にもオルタナティブ作品の機体実装を決定させていただきました。

 これまでの運営の基本部分を特に変える想定はないので、今まで通り毎週機体を実装していきます。「今クロスボーン・ガンダムの時代で、次Vガンダムだよね」っていったところは踏襲させていただきつつ、数カ月に1回くらいのペースオルタナティブ作品の機体を実装をさせていただきたいなという風に考えております。

吉﨑さん:オルタナティブ作品の機体については、どういった思いで入れていくのですか?

中川さん:オルタナティブ作品の参戦をきっかけに今作に触れていただいて、改めてガンダムシリーズ全般を見ていただいて、宇宙世紀にもそこから触れていただくことを目指していきます。これからガンダムをより深く知っていただき、その過程で『バトオペ2』を一緒に遊んでいただくみたいな形ができれば嬉しいですね。

Q.近年の機体調整についてもお聞きしないと“バトオフ!”ではないと思われますので、開発秘話を含めてお話していただきたいです

太田さん:前提として、機体調整には2種類あります。1つめがリリースする前の機体調整、2つめがリリース後の機体調整です。

 1つめのベースとなる考え方は、第1に原作再現。次にゲームでの遊び方やコンセプト、強みや特徴をどう表現するか。それらをゲームの仕様に合う形に落とし込みます。そこから機体の調整やテストプレイを行い、皆様にお届けする形でリリースしています。まれにですがコンセプトを1から大幅に変更することもあります。

 2つめについては、いつもインフォメーションにも記載しているように、基本的には戦績や使用割合、その他もろもろの成績を参考にしています。人気の機体については早めにチェックすることもあります。あとは皆さんが実際にゲームで触れてみて出てきた声なども参考にして調整しています。

7月31日に実装される“クロスボーン・ガンダムX1改”に先行搭乗できた対戦会

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 続いて行われたのは、参加者も待ち遠しかったと思われる対戦会。当日集まった6人で1チームを組み、別室に用意されたPS5を使って総当たり戦(各チーム3戦)を行いました。

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 前回の“バトオフ!”と違う点として、別室で行われている対戦の様子をメイン会場のモニターに表示し、それを吉﨑さんが実況、開発陣の方々が解説するといった方式で進行していました。パイロットのみなさんが真剣な表情で挑んでおり、大会に近い感じでバトルが行われていたのが印象的でした。

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 各チームの1戦目は、全員“クロスボーン・ガンダムX1改”を選択してのバトル。みなさん初乗りで不慣れな感じかと思いきや、スキル“フラップ・ブースター LV2”やX1改が得意とする格闘武装をしっかりと駆使して乗りこなしているようで、開発陣の方々も感銘を受けている様子でした。

 2戦目はチーム内で1人以上がX1改を使い、それ以外のプレイヤーはX1改かコスト750の機体を使うルール。吉﨑さんも好きな機体を聞きつつ、「愛機の活躍を見せてほしい!」とパイロットたちを鼓舞していました。

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 3戦目は同様にX1改が1人以上のコスト無制限ルール。こちら前半に行った組が旧式のMSにX1改軍団に挑むような形となり、参加者からも「かかってこいよ宇宙海賊ども!」と声があがるなど、1戦目とは違い和気あいあいとバトルが行われていました。

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 後半組のプレイでは、ガンダムピクシーを選択した2名のパイロットが果敢にX1改に挑むシーンが流れ、開発陣からもピクシーを応援する声で溢れ、前半とは違った盛り上がりを見せていました。

 盛り上がりを見せた対戦会が終了したあとも、パイロット同士の交流が盛んに行われ、X1改の使用感や対策についても話していたようです。

難問続出! マニアックな問題も用意されたクイズ大会

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 最後に行われたのは、恒例となった『バトオペ2』に関するクイズ大会。開発チームが作成した簡単な問題から、相当マニアックな問題にパイロットたちが大苦戦!

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 中川さんと太田さんが作った問題の中には「Zガンダム(変形)LV4がスキル“バイオセンサー”発動中ラムアタックで敵に与えるダメージはいくつ?」という、使い手ですら把握しているかどうか怪しいレベルの問題もありました。

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 もう1つ、こちらも前回の“バトオフ!”でも好評だった間違い探し問題。開発チームが実際のゲーム内の画像をいじり、パイロットの方々に間違い探しをしてもらうといった企画です。こちらも内容がマニアックだったのか、2つの画像で間違いが各5個(計10個)あるなか、みなさん4~5個見つけるのがやっとのレベルだったようです。

 某ファミレスの間違い探しぐらいの難易度かつ、かなり面白い内容になっていたようで、ぜひ公式SNSなどで新しい問題を掲載してほしいと思います。

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 数々のプログラムが終了し、エンディングでは開発チームからプレイヤーの方々に向けてメッセージが送られました。

 太田さんは「X1改が実装されますが、今後も新しい機体を開発していきますので、引き続き『バトオペ2』をよろしくお願いいたします」とコメント。

 中川さんは「こうしてパイロットの皆様のおかげで無事7周年を迎えることができました。『バトオペ2』はまだまだこれからも続いていくので、ぜひよろしくお願いします」とコメント。

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 そしてヒライシさんは「本当に、パイロットの皆様のお力があったからこそ7周年を迎えることができたと思っております。『バトオペ2』はとうとう『クロスボーン・ガンダム』の時代に突入し、さらに先に向けて今後も運営を頑張っていきますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします」とコメントしました。

 参加者からも、『バトオペ2』開発・運営チームに向けて大きな拍手とエールが贈られていました。

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 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』は配信開始から7周年を迎えます。7月31日から『機動戦士クロスボーン・ガンダム』より“クロスボーン・ガンダムX1改”が参戦するほか、最大80連無料抽選配給などのキャンペーンが行われる“7周年大感謝祭”も開催されるので、ぜひログインしてみてください。

 また、大きな盛り上がりを見せた“バトオフ!”は大阪でも開催され、そのなかで”クロスボーン・ガンダムX2改”についての情報公開もありました。こちらは8月7日のアップデートによって実装されていますので、ぜひプレイしてみてください!

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▲来場者向けのお土産。『バトオペ2』7周年記念ロゴが記されたトートバック、オリジナルネックストラップ&カードケースなど、販売してほしくなるようなグッズが入っていました。

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