電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、インディーゲーム制作チームGe-sakuが手掛けるホラーアドベンチャー『H9:ORIGIN』をじっくりプレイしたライターのカワチによる、本作の魅力紹介記事をお届けします。
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※この記事には『H9:ORIGIN』の序盤のネタバレが含まれています。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
索引
閉じるQ’tron(キュートロン)が作るガチの美少女キャラクターたちが見逃せない!【H9:ORIGIN】
『H9:ORIGIN』は“トキメキ脱衣ジャンケン部”のメンバーと野球拳対決を楽しむゲーム。しかし、野球拳の画面で特定の操作をすると、このゲームの開発現場で起きた事件の真相へと迫るノベルシーンを参照できるようになります。この謎に迫っていく部分がスリリングでネットを中心に話題になっています。
実際に自分も真相を探っていく作業にワクワクしましたが……今回は敢えて“トキメキ脱衣ジャンケン部”にスポットを当てたいと思います!
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というのも、インディーゲーム制作チームのGe-sakuはQ'tronのメンバーが立ち上げたもの。
開発会社なので名前を聞いてもピンと来る人は少ないかもしれませんが、あの神ゲーである『シンフォニック=レイン』や『My Merry Maybe』を製作したところ。PS2やドリームキャスト世代のギャルゲーが好きだった人であれば「おぉっ!」となるはず。
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“トキメキ脱衣ジャンケン”は20世紀末に発売中止となったゲームという設定で、グラフィックに関しても、わざとその時代の解像度で作られています。女の子のグラフィックの線が直線ではなくジャギってる(階段のように段々になって描写されている)のがとてもいい味を出しています。
当時を知っている人は懐かしいと感じるし、知らない人は新鮮に感じるはず。グラフィックの塗りなども2000年代を彷彿とさせるものになっていて素晴らしいです。
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また美少女ゲームのキャラクターは目の描き方で時代性が出ると思っていますが、こちらもしっかり当時の雰囲気が出ていますね。この当時はアダルトゲームの葉鍵(リーフとKey)ブランドの作品が大きなブームとなり、美少女ゲームからコンシューマゲームに移植される作品が多かった時代。
一方でKIDやアルケミスト、NECインターチャネルといったメーカーがオリジナルのギャルゲーを精力的に発表いていたときですね。
“トキメキ脱衣ジャンケン”はエルフの『同級生』あたりのリスペクトを感じつつ、コンシューマのギャルゲーメーカーのオリジナル作品っぽくも感じますね。どこかで観たようなヒロインを作るのがうまいなと思います。
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ゲームに登場するヒロインは5人で、演じている声優は大久保四子さん、カンザキカナリさん、手塚りょうこさん、榎津まおさん、富名腰明日香さん。美少女ゲーム業界の第一線で活躍している方々で、“トキメキ脱衣ジャンケン部”が作られたゼロ年代から活躍している方々ばかりでリアリティがありますね。
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なお、“トキメキ脱衣ジャンケン”はわざと低クオリティっぽい作りにしているのが特徴ですが、演じているみなさんもゲームの作風に合わせてセリフを棒読みっぽくしているのがおもしろいです。もっと感情を乗せることができるはずなのに、あえて素人やデビューしたばかりの新人のように演じているようにも感じました。
声優陣の芝居だけでなくエフェクト加工っぽいもので声にノイズが入っているような演出もこまかくて好きです。
……でも、ヒロインたちみんなカワイイんです! これはなぜなのでしょうか。ヒロインはステレオタイプだし、グラフィックもジャギッているのに……ドキドキしてしまう。もう、この時代のギャルゲーが好きすぎることが脳内に刻み込まれているのだと思います(笑)。ゼロ年代、最高! テン年代、最高!!
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ボクが好きなのは榎津まおさんが演じる妹キャラ!
ここからは本作に登場するヒロインたちについてこまかくチェックしていきましょう。
なお、本作は脱衣ジャンケンが競技化された世界を舞台としており、登場人物は“トキメキ学園野球研”に在籍しているという設定。物語のノリとしてはスポ根も入っているカオスな状況となっています。
ヒロイン1
CV:大久保四子
最初に登場するヒロインで、チュートリアルキャラ。ノリがよく親しみやすいタイプの女の子で、いわゆる正統派のヒロインですね。
本来は野球拳などやらないタイプでありながら、主人公に分かりやすく説明してくれるところから、本作の(狂った)世界観を象徴している人物とも言えますね。
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主人公に野球拳を教えてくれる立場でありながらジャンケンに弱くて簡単に負けちゃうところもポイント。ポンコツヒロイン要素も兼ね備えていて完璧です。
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声を演じているのは大久保四子さん。ILLGAMESの『アイコミ』などの美少女ゲームのほか、『ミナシゴノシゴト』のようなソーシャルゲームでもヒロインの声を担当しているので聴いたことがある人も多いのではないかと思います。
ヒロイン2
CV:榎津まお
チュートリアルが終わったあとの次のステージで出てくる女の子で、ショートカットの甘えん坊な妹キャラクターです。個人的に眉毛が太めなのが狂おしくツボです。
演じているのは『CROSS†CHANNEL』の山辺美希役や『オシオキSweetie ~恋するお姉さんはウラハラです~』の風冬しずね役でおなじみの榎津まおさん。榎津まおさんボイスで“お兄ちゃん”と呼ばれるのは……ヤバい!
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キャラクターとしては生意気な妹ポジション……といったところですが、服を脱いでいくとけっこうナイスバディをしているところはこういったゲームのお約束ですね(笑)。勝負に最後まで勝つと拝むことができる彼女のスケベな体は……君の目で確かめてみてくれ!
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ヒロイン3
CV:手塚りょうこ
榎津まおさん演じる妹キャラを倒すと登場するのがポニーテールの黒髪美少女。強気な性格であるものの隙が多い女性で、どこか憎めないキャラクターです。ボクはこういった自分で墓穴を掘るタイプのキャラクターも大好きです(笑)。
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演じているのは手塚りょうこさん。『同級生リメイク』の草薙やよい役や武蔵坊弁慶役、『源平繚乱絵巻 -GIKEI-』の『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』の鳥谷静流役で知られる声優さんですね。どんな役もこなすオールマイティな方ですが、やはりこういった強気なキャラクターの芝居がとてもしっくり来ますね!
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ヒロイン4
CV:カンザキカナリ
魔法陣が描かれている学園でプレイヤーを待ち受けている女の子。最近のゲームではあまり見られなくなった金髪縦ロールというだけでうれしくてニヤニヤしてしまいます(笑)。性格も外見まんまの自意識過剰タイプで最高です。
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最初は自信満々で主人公のことを見下していたものの、じゃんけんに負けるたびに心を開いていき、ためらいなく服を脱ぐようになるのも“ちょろイン”感があって最高です。
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声は2000年代から活躍しており、『永遠のアセリア』のエスペリア・グリーンスピリットや『モエかん』の霧島香織といった人気キャラクターを演じてきたカンザキカナリさん。まさか、この時代にカンザキカナリさんが演じる金髪縦ロールヒロインと野球拳ができるとは……長生きはするものですね(?)。
ヒロイン5
CV:富名腰明日香
最後に登場するヒロインはトキメキ学園野球拳研究会の会長で日本代表、世界ランク7位という、モリモリに肩書きを持つ女性。
おもしろいのは演じている富名腰明日香さんが(おそらく)本作デビューであるということ。検索しても本作の情報しか出てこないので、そういった点もミステリアスでいいです。
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このヒロインに関しては穏やかなお嬢様といった雰囲気ですが、実際はラスボスの風格で絶対的な王者として野球拳の対決に挑んできます。ボイスは優しい女の子の感じでありつつ、発するセリフは力強い内容であることのギャップがとてもおもしろいです。ぜひ実際にゲームをプレイして音声付きで楽しんで欲しい!
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野球拳パートはおまけ。されど、おまけにあらず!
本作は事前情報や速報レビューにある通り、フェイクドキュメンタリーのジャンルになっています。そのため、この野球拳パートは必ずしもメインではありません。
ただ、Q'tron改め、Ge-sakuのメンバーがゼロ年代の雰囲気を見事に再現し、実力派の美少女ゲーム声優陣が声を当てていることは注目すべき点かなと。ボクはこういう大人たちが本気で悪ふざけをしているゲームが大好きです。
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世間的には低俗かつ粗悪でクソゲーと言われた(というゲーム内設定の)“トキメキ脱衣ジャンケン”ですが、脱衣シーンはちゃんとエロいですし自分は高評価! いや、このゲームに高評価を付けてしまうと、フェイクドキュメンタリー部分の設定とかみ合わなくなってしまうのですが……まぁ、それはそれ。クソゲーを愛する人間がいてもいいじゃないですか!
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と、いうわけで今回はゲーム内ゲームとも言える“トキメキ脱衣ジャンケン”の魅力に迫った記事をお届けしました。ぜひゼロ年代、テン年代の美少女ゲームやギャルゲーが好きな人はチェックしてみてください。
次回はフェイクドキュメンタリー部分も掘り下げ、ホラーとしての魅力もお伝えしていくので引き続きチェックしてみてくださいね~!
『H9:ORIGIN』ゲーム概要
ジャンル:サイコホラーアドベンチャー/ビジュアルノベル
プレイ人数:1人
発売日:2025年11月30日
言語:日本語,英語,中国語(簡体字・繁体字)
価格:980円 ※DLsiteのみ990円
開発/販売:Ge-saku/WorldMap
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