電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、フリューのゲームレーベル“Studio Lalala”と、ASMRレーベルのKotoneiroが手がける、シミュレーションアドベンチャー『けものティータイム』のレビューをお届けします。

なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
かわいいケモミミたちとASMRに癒される喫茶店経営【けものティータイム】
本作は、ケモミミが当たり前に存在する世界で、ケモミミたちの楽園と呼ばれるコミューン(非政府組織群)の“ラペット”を舞台に、人間の姉“タルト”とケモミミの妹“マカロン”が喫茶店を経営していくシミュレーションアドベンチャーゲームです。

姉妹が経営する“喫茶K”は、マカロンが作るお菓子と、お客様に合わせてタルトがブレンドするオリジナルティーが売りのお店です。プレイヤーは、訪れるケモミミたちの好みや気分、その日の体調などに合わせて茶葉とハーブをブレンドし、ゆったりと流れる時間の中で紡がれる物語を体験します。



お客さんには、ネコやヒョウ、ユニコーンなどといったケモノの種類はもちろん、愛らしい女の子から渋いおじさままで、年齢や性別も様々なキャラクターが登場し、きっとあなたもお気に入りのケモミミが見つかることでしょう。


かわいいケモミミたちが目の保養になり、その会話に癒されることは間違いないですが、本作には“音”による癒しも存分に用意されています。
まずはBGM。Lo-fiをベースとした音楽が時間帯や天気だけではなく、訪れるケモミミにも合わせて変化し、まさに喫茶店で過ごしているあのチルタイムが味わえます。

そして、ASMRで聞こえてくるさまざまなオノマトペ。ブレンドティーを淹れる動作や、“ドヤッ”“ぷんぷん”といった感情を表す擬音がASMRになっており、それぞれのキャラの癒しボイスを堪能することができます。


自分は、要望に合ったブレンドティーを提供してケモミミたちを癒し、ケモミミたちは、かわいい姿やボイスで自分を癒してくれる。そんな、癒し癒されるチルタイムを過ごせます。
癒しだけじゃない。いろいろと考えさせられる、切なくも心温まるストーリー【けものティータイム】
本作はただ癒されるだけのゲームではありません。
喫茶Kを経営してさまざまなケモミミとかかわっていくことにより、各々の過去や抱えている思い、さらにはケモミミとはどういう存在なのか、その先に何が待ち受けているのか、といったことが徐々に明らかになっていきます。

これらのすべてが楽しく、幸せなものならば良いのですが、やはり人生とはそう上手く行くものではありません。
そんな現実に相対したとき、どう向き合って、どう乗り越えていくのか。そんなところに本作のメッセージが込められており、筆者も深々と考えさせられてしまいました。

ただ、苦悩そのものや乗り越えた先にしっかりと温かさを感じることができるストーリーになっていますので、陰鬱な雰囲気で終わることはなく、不快感を感じるようなことはありませんでした。

癒されるゲームには間違いないが、メッセージ性も強い本作。あなたも喫茶Kを経営しながら、ケモミミたちに癒され、彼らの選択を見届けてみませんか?

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