電撃オンライン

レビュー:『NO STRAIGHT ROADS 2』はBGMのリズムに合わせた回避や攻撃が楽しい音楽アクション。新キャラ・ケイシーはスライド移動が気持ちいい!【TGS2025】

文:キック一郎

公開日時:

 マレーシアのスタジオMetronomikによる開発のもと、集英社ゲームズが2026年にリリース予定のアクションミュージックアドベンチャーゲーム『NO STRAIGHT ROADS 2』(Steam/その他、以下『NSR2』)。

[IMAGE]

 本作は、2020年に発売された初代『NO STRAIGHT ROADS』の続編で、前作でも活躍したメイデイとズークが新たにバンドツアーを敢行する物語が描かれます。

 また、2025年9月25~28日に開催される“東京ゲームショウ2025(以下、TGS2025)”の集英社ゲームズブース(ホール06-C08)では、『NSR2』の試遊版が出展。ほとんどの情報が未公開の本作をいち早く体験できる貴重な機会となっています。
[IMAGE]
 TGS2025に向けた『NSR2』試遊版を先行体験する機会を得たので、本記事でゲーム序盤のプレイから判明した情報をお届けしていきます。

新たなカルチャーのインスピレーションがマシマシに!


 主人公のメイデイとズークはロック復興を掲げ、前作で数多くのアーティストを打倒しましたが、『NSR2』でもその勢いは衰えるところを知りません。本作では、ふたりがグローバル音楽チャートの頂点を目指し、さらなる音楽界のスターたちと戦いをくり広げていきます。

 今回の試遊版は、序盤ボスのラマ・イラマとの戦いに加えて、新たな操作キャラクターのケイシーを使ったバトルを楽しむことができました。

[IMAGE]
▲ボスのラマ・イラマ。
[IMAGE]
▲新たな操作キャラクターのケイシー。
 ロックバンドをベースとした音楽スタイルのメイデイとズークは、前作でDJ、ラッパー、ピアノ奏者、EDMダンスユニットなど、他ジャンルスターとの激戦を数多く制してきましたが、ラマ・イラマはエアロビクス風のポップスター。『NSR2』では、前作以上に多彩な音楽ジャンルの敵が待ち受けているようです。

[IMAGE][IMAGE][IMAGE]
▲前作ボスの面々。
 試遊版では、メイデイ、ズーク、ケイシーの3体が使用可能で、ラマ・イラマ戦までに、ジャンプやダッシュなどの操作確認をするためのチュートリアルステージが用意されていました。この記事では、特に筆者的に気に入ったメイデイとケイシーを中心としたプレイフィールをお伝えしていきます。

[IMAGE]

 軽快な操作性やリズミカルな攻撃、そしてボスそれぞれの固有ギミックを介した攻防は『NSR2』になっても健在です。

 メイデイとケイシーは、つぎの攻撃が発生する前に、早めに攻撃ボタンを連打するとコンボ攻撃に移行。そして両キャラクターとも、攻撃をキャンセルしてドッジロールを使うことができます。

[IMAGE]

 メイデイは前作から引き続き、ギターで相手を殴りつけるシンプルなモーションで、縦方向に攻撃範囲が広め。一方、ケイシーはキーボードを使った音色による攻撃で、横方向に広い判定や画面全体への判定を出すことができました。

[IMAGE]
▲メイデイの攻撃モーション。
[IMAGE][IMAGE][IMAGE]
▲ケイシーの攻撃モーション。攻撃ごとに効果範囲が大きく異なる。
 メイデイは革ジャンに指貫きグローブ、ギターで敵を殴りつけるなど、前作から一貫してロックスタイル。ギターで殴りつけるのは、現代のロックバンドにとって語弊があるかもしれませんが……。

 その一方でケイシーは、サーフ&スノー、もしくはストリートテイストに近い立ち姿。ゲレンデを思わせるニット帽がかわいらしく、ギターで人を殴るようなメイデイと相容れるようには見えません。

[IMAGE]
▲ケイシーは、サーフィンかスノーボードのようなスライド移動も可能。
 残念ながら今回の試遊版には、ふたりが意気投合するシーンは収録されていなかったので、今後の情報に期待したいですね!

リズムに合わせた回避が重要なバトルシステム


 ラマ・イラマは、アメリカンスクールカーストの“クイーンビー(人気の女子)”を思い起こさせる強烈なキャラクター像で、無数の取り巻きを従えてメイデイたちの前に立ちはだかります。

[IMAGE]

 作中では、ラマ・イラマは女王蜂の代わりに蝶、取り巻きは働き蜂の代わりに青虫、といったユニークな表現で描かれています。

 ラマ・イラマ戦では、無数の青虫たちが同時に襲いかかってくるので、被弾しやすくなっていますが、本作は何回でも自由にドッジロールによって回避ができるので、そこまで高難度ではありません。

[IMAGE]

 本作は“アクションミュージックアドベンチャー”と銘打っており、敵の攻撃もユニーク。通常のアクションゲームとは異なり、敵はバトルBGMのリズムに合わせて攻撃を仕掛けてきます。

 攻撃前に予兆のようなエフェクトは発生しますが、場合によっては見にくいこともあるため、基本的にはプレイヤー側もリズムに合わせて回避や攻撃をしていくことになりそうです。

[IMAGE]
▲雑魚敵の攻撃前には、それぞれの頭上にエフェクトが発生。
 また、敵の攻撃をタイミングよくドッジロールでかわすことによって発生するパーフェクトドッジのシステムも。パーフェクトドッジ後は、強力なカウンター攻撃をくり出すことができます。

[IMAGE]
▲パーフェクトドッジの発生後。
 なお、試遊版のパーフェクトドッジ成立タイミングは、かなりゆるめに設定されていたので、ドッジロールを連打するのも良いかもしれません。

[IMAGE]
▲敵のバラついた攻撃を受けるときは、ドッジロールを連打するだけでもパーフェクトドッジが成立しやすい。
 前作同様ボス戦は、姿の変化やステージの切り換わりなど、いくつものフェーズで構成されています。ラマ・イラマは、最初のフェーズでは何も攻撃してくることなく、取り巻きの青虫たちの攻撃が中心でした。

 大量の青虫を倒すと、業を煮やしたラマ・イラマが変身。得体の知れない目のようなものを背中にまとい、空中から自ら攻撃を仕掛けてくるようになります。このフェーズではダメージを与える条件も変わり、多彩な攻略を楽しめました。

[IMAGE][IMAGE]

 前作から引き続き、さまざまな音楽カルチャーとアクションゲームのミックスを味わえる『NSR2』。集英社ゲームズのTGS2025特設サイトにて、出展情報の詳細が公開されているので、気になる方はぜひチェックしてください。

[IMAGE]

集英社ゲームズブースでのノベルティ配布について


『OPUS: Prism Peak』、『NO STRAIGHT ROADS 2』『ATMOSFAR』、『ANTHEM#9』ノベルティ配布条件

 以下の条件のいずれかをクリアすることで各タイトルのノベルティをプレゼント!

①Steamウィッシュリストの登録
②集英社ゲームズ【公式】-NEWS-フォロー
③試遊

<特製缶バッジマグネット>

 各タイトルのキービジュアルを使用した57mmの大きめな缶バッジマグネットです。

 『NO STRAIGHT ROADS 2』、『ATMOSFAR』、『ANTHEM#9』については、先日公開した魅力的な新キャラクターなども含めた複数の絵柄が用意されています。

▼OPUS: Prism Peak
[IMAGE]
▼ANTHEM#9
[IMAGE]
▼ATMOSFAR
[IMAGE]
▼NO STRAIGHT ROADS 2
[IMAGE]
『unVEIL the world -アンベイル ザ ワールド-』ノベルティ配布条件

 以下の条件のいずれかをクリアすることでノベルティをプレゼント。

①App StoreまたはGoole Playにて事前登録を行う
②【公式】unVEIL the world アンベイル ザ ワールドフォロー
③試遊

<特製漫画フレークシールステッカー>

 ゲーム内のストーリー演出のような漫画調のステッカーです。

[IMAGE]
 主人公のラジやユタをはじめ、ステッカーに描かれているキャラクターは出水ぽすか先生原案のキャラクターとなっており、コマごとに抜ける仕様になっているので、抜いたシールをケータイケースに挟んだりして楽しめます。


本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

NO STRAIGHT ROADS 2

  • メーカー:集英社ゲームズ
  • 対応機種:Steam・PC
  • ジャンル:アクションアドベンチャー、音楽
  • 発売日:2026年
  • 希望小売価格:未定