電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、ライドオンジャパンが送る、PS5/PS4/Nintendo Switch/PC(Steam)用ブラックジャックRPG『Brave × Junction(ブレイブジャンクション)』のレビューをお届けします。

なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
ブラックジャックとターン制バトルが融合した異色のRPG【ブレイブジャンクション】
本作は、ターン制の戦闘にブラックジャックを取り入れるという斬新なシステムのRPGです。
物語の舞台は王道のファンタジー世界。魔王討伐に備えて長い眠りについていた女戦士“ファイター”は、ある日目覚めると魔王が100年前に倒されたという事実を知らされます。
自らの使命を失ったファイターでしたが、この時代に目覚めた理由があるかもしれないと考え、冒険者としての人生を歩み始める、というストーリーが展開されます。


このストーリーも魅力の1つですが、本作はなんといっても、ブラックジャックをベースにした手に汗握る戦闘が最大の特徴です。
ブラックジャック本来の面白さはもちろん、スキルや状態異常、バスト(バースト)ラインの変化といった独自のシステムによる新たな駆け引きを味わえます。運と戦略が共存する戦いを思い通りに進められた瞬間の気持ちよさは、クセになる魅力があります。


とはいえ、ブラックジャックをベースにしたターン制バトルのイメージが湧かない方も多いと思います。そこで今回は、戦闘システムを中心にご紹介します。
短い時間の中で多くの要素の中から最適解を導き出す【ブレイブジャンクション】
本作の戦闘は、自分が“子”、相手モンスターが“親”となる時間制限付きブラックジャックで行われ、バストしない範囲で点数の大きい側がそのターンに勝利します。
ターンに勝利した側は、武器の性能と点数差に応じたダメージを相手に与え、先に相手の体力を削り切った方が戦闘に勝利します。




一見するとただのブラックジャックのようですが、本作には通常のブラックジャックには存在しない“ドロー回数”“バストまでの点数”“カードストック”といった要素があります。
ドロー回数とは、ドロー(ヒット)できる回数のことで、無制限にドローし続けられるわけではありません。この回数は装備の効果や状態異常によって変化し、敵モンスターは種類によって異なります。
ドロー回数が制限されることで、10や11といった安全にドローできそうな状況でもドローできない場面が生じたり、逆に回数の少ない敵を相手にしたときは敵の点数が低くなりやすいチャンスとなったりと、押し引きのタイミングに多様性が生まれています。

次に“バストまでの点数”。ゲーム内では“キャパシティ(分母)”と表現される要素ですが、敵によってキャパシティが異なり、18点を超えるとバストする敵もいれば、22点までバストしない敵も存在します。さらに、状態異常になるとプレイヤーのキャパシティも21点から下がってしまいます。
つまり、最強であるはずの“ブラックジャック(21点)”にすら、強さの揺らぎが存在するのです。

相手のキャパシティが21未満の時はひたすら自分が有利に戦えますが、相手もキャパシティが21点以上あると一気に緊張感が増します。
具体的には、相手のブラックジャックを警戒しないといけませんし、たとえ自分がブラックジャックだったとしても相手が22点だと負けてしまうということが起りえます。
このブラックジャックをしているのに“ブラックジャック”という役が絶対ではないというのが、新鮮さを感じられて面白い部分です。
そして最後にカードのストック。これは文字の通り、手札として引いたカードをストックして別のターンに使用することができます。正直イカサマのような手段ですが、相手はモンスターですし、命のやりとりをしているので使えるものは何でも使っていきましょう。

ストックの使い方としては、ドローよりも確実に点数を高くすることはもちろん、手札が10と5といったドローには少し不安が残る状況で、5をストックし手札を10のみの状態にしてからドローするといった守りにも活用できます。
自分の点数を自在にコントロールできるため、バトルを有利に進めるうえで非常に重要な要素となっています。

このように、独自のシステムごとに駆け引きが存在し、その中から勝率の高い選択肢を瞬時に判断して行動へ移すことが本作の肝となっています。
作戦がうまくいき、勝ち続けられたり大ダメージを与えられたりしたときの快感は格別です。
運だけではなく、スキルを駆使して実力で勝つ達成感【ブレイブジャンクション】
前項で紹介した本作独自の駆け引きは、全キャラクターに共通する基本的な部分にすぎません。
本作では、防御と確実な攻撃力で堅実に戦える“ファイター”、伏せられたカードを開示したり相手のカードを奪ったりして場をコントロールし、攻めと守りを見極める“シーフ”、そして多彩なスキルでつねに勝ち筋を模索する“マジシャン”という3人のキャラクターを使用できます。


それぞれに魅力がありますが、中でも使っていて非常に爽快で、本作独自の駆け引きを存分に楽しめる“マジシャン”を例に、スキルがどのようなテイストを生み出すのかをご紹介します。
マジシャンは高いダメージを与えられる一方でHPが低く、わずかなミスでピンチに陥ったり、相手のブラックジャックを許せば一撃で倒されてしまうこともあるピーキーなキャラクターです。
しかし、自分の点数を増加させて勝ち筋を作ったり、手札が弱いときに相手の見せ札と交換して状況を逆転させたり、あるいは相手のドロー回数を減少させて高得点になる可能性を潰したりといったスキルを持っているため、どんな状況からでも勝利の可能性を模索できます。


このハイリスク・ハイリターンの中で勝ち続ける緊張感が、まさに“ギャンブルしている”感覚を味わわせてくれます。挑戦心のある方はもちろん、自信のない方も慣れればコツをつかめて、きっと面白く感じられるはずなので、ぜひ使ってみてほしいキャラクターです。

このように、スキルがあることで本来なら勝ち目の薄い状況をひっくり返したり、自分の有利をさらに確実なものにしたりと、運ではなく実力で勝利をもぎ取る達成感を味わえます。
そんな独自のシステムによって、より実力の影響が強いブラックジャックを楽しめるのが本作です。今回は、ゲームに慣れたうえでの気持ちよさや達成感を中心にお伝えしましたが、ターンごとの時間制限を無効にする設定もあるため、ブラックジャックにあまり馴染みのない方でも着実にシステムを理解していけると思います。
皆さんも、運を実力でねじ伏せる新感覚のブラックジャックを体験してみませんか?
生放送番組“きよしの野望 電撃インディー”で『Brave × Junction(ブレイブジャンクション)』をプレイ!
“電撃オンラインch”で、編集部員や電撃のライター陣がインディーゲームを遊ぶ生放送番組“きよしの野望 電撃インディー”。本日10月7日(火)19:00より配信する第531回で『Brave × Junction(ブレイブジャンクション)』の実況プレイをお届けします。
電撃インディーのSteamキュレーターページが開設!
電撃オンラインのインディーゲーム応援企画“電撃インディー”では、Steamのキュレーターページを公開しています。
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