10月3日に東京・新宿バルト9で行われた、『劇場版総集編 ガールズバンドクライ【前編】青春狂走曲』初日舞台挨拶をレポートします。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/a394659692a460258b45a99f1424ea357.jpg?x=1280)
記事の後半では『劇場版総集編 ガールズバンドクライ【前編】青春狂走曲』の感想もネタバレ少なめでお届け!
索引
閉じる理名さん、夕莉さん、朱李さんにとって初の舞台挨拶に。仲の良さを感じる一幕&らしさ全開のトークも【劇場版総集編 ガールズバンドクライ【前編】青春狂走曲】
ステージにはリアルバンド・トゲナシトゲアリのメンバーで、作中では声優も務めている井芹仁菜役の理名さん、河原木桃香役の夕莉さん、ルパ役の朱李さんが登壇。MCは『ガールズバンドクライ(ガルクラ)』プロデューサーの平山理志さんが担当しました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/a8a57b8ab7084d60fcb7daaab6ed5f2b9.jpg?x=1280)
最初の挨拶では3人とも、初めての舞台挨拶なので緊張していますと口にしつつ、舞台挨拶に集まった多くの『ガルクラ』ファンの方々に会えて嬉しいと喜びを見せます。
挨拶に続いては質問コーナーへ。まずは『劇場版総集編 ガールズバンドクライ【前編】青春狂走曲(以下、青春狂走曲)』の公開が始まった今の気持ちを3人が答えていきます。
理名さんは自分が参加したアニメの総集編が劇場公開され、舞台挨拶を行うという経験は初めてだったので不安もあったそう。ただ、今回多くのお客さんが舞台挨拶に来てくれていたので本当に嬉しいですと、改めて喜びを口に。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/aefaf98db2eac3a61946ca0282ae6ddd4.jpg?x=1280)
夕莉さんは、総集編が公開できたのは『ガルクラ』を応援してくれている皆さんのおかげですと感謝を述べ、朱李さんは良い音響、大きなスクリーンで改めて『ガルクラ』を楽しんでほしいと話されていました。
『青春狂走曲』で物語の中心になる仁菜と桃香の関係性や印象的なシーンについて聞かれた理名さんが、お互いに惚れているような、運命的な関係と答えた際には、夕莉さんも「同じことメモしてた!」とシンクロ。続けて、互いが互いの人生を変えて成長していく、かけがえのない存在ですと2人への想いを語られていました。
自身と同様に上京してきた仁菜の最初のシーンについて聞かれた理名さんは、東京駅が複雑というところや、都会に対する不安、知らない世界に入り込んだときの不安など共感できるところが多かったと語り、似ている部分があって仁菜とも運命的な出会いだったと当時を振り返ります。
一度は諦めようとしたものの仁菜と出会って再び音楽を続けると決めた桃香について夕莉さんは、現実を知って挫折を経験するなど濃い人生を歩んでいても音楽が大好きという気持ちはやっぱり消えなくて、仁菜と出会ってもう一度夢を追いかけることにした姿がすごくかっこいいと回答。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/a792069df363c9e9a3737d98e38ffb46e.jpg?x=1280)
朱李さんには、2人で音楽活動を続けていた海老塚 智とルパが、TVアニメ第6話で初めて5人で演奏を行うシーンを見てどう思いましたか、という質問が。
それに対する第一声は「やっと合流したと思いました!」。序盤はルパがあまり登場しないこともあり、TVアニメ放送当時はテレビの前で多少の緊張はありつつも「あ、でも私出ないな」と思われていたそう。お話を聞いていた方々からは笑いが起こっていました。
ただ、第6話が放送される日についてはすごくドキドキしていたと言い、合流できて良かったねと智への愛も口にしつつ、やっとこれから5人の物語が始まるんだと幸せな気持ちになりましたと熱く語られていました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/aefc7da8df082905ed77570509e96f33c.jpg?x=1280)
続いての質問は、トゲナシトゲアリを結成して活動する作中での5人について。
理名さんがライブでのパフォーマンスがすごい、普通バンドを組んですぐにあんな熱いパフォーマンスはできないと答えると、朱李さんが「私たちのパフォーマンスはちょっと運動不足って感じだからね」と続き、再び会場は笑いに包まれます。
夕莉さんがアニメはかっこよく描かれてるからとフォローしつつ、心を開くのに少し時間がかかった私たちと比べて、音楽の力もあってすぐに打ち解けていたのがすごいと答えると、理名さんと朱李さんも、ぶつかり合うこともあるけど、だからこそそれぞれを信頼しているというのが伝わってきて良いと、5人の関係性について語られていました。
バンドの楽しさと難しさ、音楽の楽しさを教えてくださいという質問には、メンバーで一緒にスタジオで演奏できることや、ライブで多くのお客さんに頑張ってきた成果を見てもらえることと回答。
難しさとして、バンドはメンバー同士の相性も大事だという話になり、夕莉さんが「(私たちの相性は)大丈夫だよね?」と口にした際には、理名さんがすかさず「大丈夫だよ!(笑)」と突っ込むなど、相性抜群な仲の良さも見せてくれていました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/a41190616e998fad052d51e5e9f46c2c1.jpg?x=1280)
最後の質問は、これから舞台挨拶で大阪や広島、愛知など各地を回る意気込み。
理名さんは、関東から出る機会が少なかったので各地の『ガルクラ』ファンの方に会えることにワクワクしているし、現地の美味しいものも食べたいなど、舞台挨拶ツアーならではの楽しみを口に。
夕莉さんも各地を回るのはレアな活動としつつ、舞台挨拶にまで来てくれる方はすごく『ガルクラ』のことを好きな方々だと思うので、直接コミュニケーションできるのが楽しみです、頑張りますと意気込みを語ります。
朱李さんは、トゲナシトゲアリは関東以外に出現するのはレア。その場でしか楽しめないこともしたいし、なにより美味しいものが食べたいですと、最後までらしさ全開の回答を披露してくれました。
質問コーナーに続き、会場では名前入り直筆サイン色紙が当たる抽選会に。理名さん、夕莉さん、朱李さんがそれぞれくじを引いて、当たった3名にはその場で名前が入れられ、舞台挨拶終了後にプレゼントされていました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/a189aab73ddd7f57ef7437fe1b0149254.jpg?x=1280)
最後は3人からの挨拶。
理名さんは、新規カットやオープニング&エンディング曲など新しいところもたくさんあったと思いますので、ぜひ何度も観てもらえたら嬉しいです。舞台挨拶初日にふさわしい日になったと思いますし、またお会いできる日を楽しみにしています。
夕莉さんは、舞台挨拶初日にお越しいただきありがとうございます。『青春競争曲』についていろいろお話できて嬉しかったです、別の舞台挨拶の会場にも来てもらえると嬉しいですし、ぜひ映画も何度もお楽しみください。
朱李さんは、たくさんの人にお会いできて本当に嬉しかったです。『青春競争曲』良い映画でしたよね! オープニング映像なども初めて世に出たと思いますし、新規カットにも私のツボに入るようなものがありました。ぜひまた明日も観に来てください。
と挨拶し、『劇場版総集編 ガールズバンドクライ【前編】青春狂走曲』初日舞台挨拶は幕を下ろしました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/ad22168f423c84cb6dc937a165709581d.jpg?x=1280)
TVアニメ版『ガルクラ』を視聴済み&未視聴問わず必見! 新規カットにも衝撃を受けた『青春狂走曲』感想
ということで、10月3日から『劇場版総集編 ガールズバンドクライ【前編】青春狂走曲』が全国上映中。公式サイトのあらすじからもわかるとおり、“トゲナシトゲアリ”が誕生するTVアニメ第7話までの物語が、新規カットもまじえた総集編で展開されていきます。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/a99a585e8086e3602a7297b067bbeb647.jpg?x=1280)
筆者もワクワクしながら鑑賞しましたが、開始直後から新規カットだったことにまず驚き。仁菜が東京にやってくるシーンでは、『空の箱』がきれいな音声で流れてから徐々にエフェクトがかかっていくというTVアニメ版とは異なる演出も用いられていて、期待感を一気に高めてくれました。
TVアニメ第1話が放送された当時、オープニング映像と楽曲『雑踏、僕らの街』のカッコよさが、何も知らずに見ていた自分にとって視聴継続の一因になったほど大好きなのですが、今回の主題歌『もう何もいらない未来』とオープニング映像も、一度聴いた&観ただけで心をがっちり掴んでくれるものになっています。
TVアニメが作られていた当時よりも技術力が上がっているのを感じられると思いますし、平山理志プロデューサーによると靴ひもまでしっかり動いているとのことなので、これから観に行かれる方はそこにも注目ですよ!
総集編ということもあり基本的には見知ったシーンが中心にはなるものの、巨大スクリーンで観るとやっぱりテレビとはひと味もふた味も違って。
仁菜の 凸(^▽^)凸 やスクリーンいっぱいに映し出される牛丼には感動すら覚えましたし、電気をぶんぶん振り回してからの「せからしかーーーーーーーーーー!!」は迫力マシマシ。「トゥットゥー……勉強!?」はドでかい鳩の首振りと仁菜の一言で、わかっていてもつい笑ってしまいました。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/afa2d9182dcc2bf534257b93bf294fc97.jpg?x=1280)
なかなかの暴言なのでもしかすると総集編ではカットされるのでは? と思っていた、「後半言葉になっちゃってる」あのシーンがちゃんと収録されていたのも嬉しかったですね。5.1チャンネルのサウンドであのセリフを聞ける喜びよ。
もちろんライブシーンも圧巻で、映像に見入るのはもちろん、響き渡る音声もめちゃくちゃ立体感があり、一瞬「新録か!?」と思ってしまったほど。
新規カットで個人的にとくに注目してほしいと思ったのは、新川崎(仮)による『視界の隅 朽ちる音』が披露される、川崎セルビアンナイトでのライブ前の一幕ですね。この後ろ姿はもしかして……ライブ見に来てたの!? とびっくりするような、あるキャラが映されているんです! このときの衝撃といったら……。
『名もなき何もかも』を披露したあとのラストシーンにも新規カットが用意されているので、ぜひ最後の最後まで楽しんでください!
『青春狂走曲』には収録されていなかったものにも少しだけ触れておくと、バンドをやめると連絡してきたすばるに会いにスクールを訪れた仁菜と桃香がおばば(安和天童)と対面し、メッセージ合戦からのエチュード、そしてすばるしょんぼり……の流れが面白くもありエモくもありで結構お気に入りのシーンだったりするので、TVアニメ版を未視聴の方は、総集編を観た後にぜひTVアニメ版も見てもらいたいです。
『劇場版総集編 ガールズバンドクライ』作品概要
●劇場版総集編 ガールズバンドクライ 【前編】 青春狂走曲
大ヒット公開中
●劇場版総集編 ガールズバンドクライ 【後編】 なぁ、未来。
11月14日(金)公開
配給:東映
イントロダクション
「怒りも喜びも哀しさも全部ぶちこめ。」
東映アニメーションが製作するオリジナルアニメ『ガールズバンドクライ』。高校を中退して上京した主人公・井芹仁菜が、河原木桃香、安和すばる、海老塚智、ルパと共にバンド・トゲナシトゲアリを結成し、壁にぶつかりながらも力強く前に進んでいく物語が熱烈な支持を得ている。
2024年4月にTV放送が始まるとSNSで話題が沸騰、第7話から最終話まで7週連続Xトレンド1位を記録する等、破竹の勢いで人気を拡大。
Blu-ray&DVD vol.1は累計出荷数2.3万本を突破し、快進撃が続く本作がTVアニメを再編集した総集編として待望の劇場公開。圧倒的な音響と映像美をぜひ映画館でお楽しみください!
ストーリー
●【前編】『青春狂走曲』
高校を中退し単身で上京した井芹仁菜は憧れのバンドのボーカルの河原木桃香と出会い音楽の魅力に目覚める。
本心を隠しながら生きる安和すばる、両親に捨てられた過去を持つ海老塚智、天涯孤独の少女ルパとともにロックバンド・トゲナシトゲアリを結成。悩みを抱えた5人の少女が世の中の不条理さに立ち向かい、自分たちの居場所を探し始める。
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/a307c9b05034c4ed2c96e389b7fc89b9c.jpg?x=1280)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/a1d9a13de0536fc7c65ba19c5691c18a9.jpg?x=1280)
![[IMAGE]](https://cimg.kgl-systems.io/camion/files/dengeki/54446/abd773653bdee8880e85525bfee62bb40.jpg?x=1280)
●【後編】『なぁ、未来。』
トゲナシトゲアリを結成した仁菜は捨ててきた故郷と向き合う。桃香は捨ててきたバンド・ダイヤモンドダストと向き合う。
それぞれ過去を克服した2人に触発された一同は過去を乗り越えプロを目指すが、大人社会の論理になじめずプロを脱退。インディーズバンドとして生きていくことを決意する。