みなさんこんにちは。三連休に実家に帰省する予定が飛んだので、秋のゲーム&映画まつり。映画を劇場で3本鑑賞。ネトフリ・アマプラで3本鑑賞。ゲームは3本クリア。生き急いでいるレベル。正直しあわせ。そんな充実した三連休を送ったオッシーがスタッフコラム21回目をお送りします。
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このコラムでは、狂ったようにプレイしている日々のゲーム体験や、ゲーム以外の趣味である映画鑑賞などで摂取したエンタメコンテンツを、短文レビュー形式でお送りしています。今回はゲームちょべっとに映画多め。ジェームス、この記事にはネタバレしか無いわ。
タイトル:『全部ほしい!子供は選ぶものだ!』
プレイ状況:Steam版 荘ルートクリア
内容云々よりタイトルがヒドいもとい意味がわからなすぎるFMVゲーム。
『全部ほしい!子供は選ぶものだ!』って駄々こねる赤ん坊じゃないんだから。ちなみに子供も出てこないし全部欲しい要素も特にない。
プレイ状況:Steam版 荘ルートクリア
内容云々よりタイトルがヒドいもとい意味がわからなすぎるFMVゲーム。
『全部ほしい!子供は選ぶものだ!』って駄々こねる赤ん坊じゃないんだから。ちなみに子供も出てこないし全部欲しい要素も特にない。
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内容は至って普通(?)の実写恋愛ゲームで、スペックが低すぎるくせにモテまくる主人公がモテまくる話。身も蓋もない。
普通すぎて特別なツッコミどころも無ければ、特異な環境のヒロインも出てこず、今回ばかりはちょっと書きどころが無さすぎて困る。
唯一、特筆すべき点は、ヨシオポジションと思われた親友のマークがかなりのクズで、敬意を込めてマーク&カスでマーカスと名付けざるを得ない。非力な主人公をして複数回、衝動的な暴力に駆り立てるぐらいのカス。カスには鉄拳制裁しかありえない。
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ただこのマーカスの(悪行の)おかげで、正ヒロイン(筆者の中で)の学園の女神ことマドンナこと荘ちゃんと感動的なラストを迎えられたのでギリ許せる。
あんまり面白く書ける自信が無いが、攻略キャラ紹介。名前の呼び方は分からないので、テキトーに筆者が名付けた愛称にて。
桂ちゃん
どういう経緯か分からないが、開始時点でいきなり主人公と同居している設定のゲーマー女。これもうその時点でハッピーエンドでいいのでは? ちょいちょい主人公にちょっかいをかけてくる。これもう好きなやつじゃん。でも次々現れるヒロイン連中に割と押し負ける展開多し。友達止まりなやつ。負けヒロイン感ある。
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慮ちゃん
桂ちゃんと行ったお化け屋敷で、キョンシー役でバイトしていた子。カワイイ。ただ性格がエキセントリックで、いきなりグランド・セフト・オートし始める。奇行がたたってバイトをクビになるのだが、「バイト代代わりや」とか言って店長の高級車を盗み出す。実はお金持ちの娘設定。FMVゲームあるある。
特技はいきなり分身して踊りだすこと。三体に分身してまあまあの尺で踊り続けるのは反応に困るやで。
特技はいきなり分身して踊りだすこと。三体に分身してまあまあの尺で踊り続けるのは反応に困るやで。
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ナナちゃん
田舎から主人公を追いかけて家出してきた妹系幼馴染。この子もカワイイ。ただ筆者が選んだルートだとほとんど出てこない上に、最後に割と重めな家族を仄めかすだけ仄めかしてその後の展開も無いので、印象が薄すぎる。好感度ほぼゼロでフィニッシュ。正直すまんかった。乃木坂にいそうと配信で言われていた。分かる。
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女医
割と序盤から出てきて主人公を介抱してくれたりするし、実はご近所さんだったりするのだが、あんまり好みのビジュアルじゃないのと、特に恋愛感を出してこないので、モブキャラ扱いだった。セクシー女医キャラなら『キミ邪魔』のユミ先生くらいはっちゃけて頂けないとFMV界じゃ生きていけないよ?
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荘ちゃん
女神こと学園のマドンナこと女社長こと初恋の人こと荘ちゃん。同窓会的なので出会う展開。高校の時の同級生ね。初登場のときは割かしケバめのメイクで、微妙だったが、ちょいちょい挟まれる高校時代の荘ちゃんがマジで美少女すぎて一目でノックアウト。可愛すぎる。
高校時代だと言っているのに、ほぼジャージ姿。なんでや。ジャージでも隠しきれない美少女感。でも現代になって何故か制服コスプレしたりするんだよね。じゃあ高校時代も制服で良かったのでは?
その美貌のせいで、マーカスに同窓会でいきなり公開プロポーズされる。でも断ったことでマーカスに付け狙われる羽目に。薄幸の美少女。
高校時代の主人公の初恋相手。実は荘ちゃんも主人公のことが気になっていた。そして卒業時に、伝説の樹の下で待ってる的なラブレターを主人公にしたためるが、マーカスのカスがラブレターを盗んだせいで実らず。荘ちゃんは並木の下で一向にこない主人公を待ち続けるのだった。
時は流れて現代、なんやかんやあって、主人公がもう一度想いを告げる展開。その後なんやかんやあって、マーカスが隠し持っていたラブレターが見つかり、主人公と荘ちゃんは数年越しに約束の場所で愛を誓い合うのだった。
まさかの感動巨編で逆に戸惑う。つーかマーカス物持ち良すぎでは?
高校時代だと言っているのに、ほぼジャージ姿。なんでや。ジャージでも隠しきれない美少女感。でも現代になって何故か制服コスプレしたりするんだよね。じゃあ高校時代も制服で良かったのでは?
その美貌のせいで、マーカスに同窓会でいきなり公開プロポーズされる。でも断ったことでマーカスに付け狙われる羽目に。薄幸の美少女。
高校時代の主人公の初恋相手。実は荘ちゃんも主人公のことが気になっていた。そして卒業時に、伝説の樹の下で待ってる的なラブレターを主人公にしたためるが、マーカスのカスがラブレターを盗んだせいで実らず。荘ちゃんは並木の下で一向にこない主人公を待ち続けるのだった。
時は流れて現代、なんやかんやあって、主人公がもう一度想いを告げる展開。その後なんやかんやあって、マーカスが隠し持っていたラブレターが見つかり、主人公と荘ちゃんは数年越しに約束の場所で愛を誓い合うのだった。
まさかの感動巨編で逆に戸惑う。つーかマーカス物持ち良すぎでは?
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Lisa
感動巨編の後で書くのが難しいLisa。他の人が中国名なのにこいつだけLisa。有無を言わさぬLisa。
バリキャリセクシーお姉さん。主人公の働いている会社の遥か彼方の偉い人らしい。
困った時に頼ると権力と財力でなんとかしてくれる頼もしいANEGO。ルックスも悪くないのだが、登場タイミングが遅いのと、その頃には荘ちゃんにぞっこんなので割とアウトオブ眼中だった。キャラは強いんだけどね。Lisaだし。
バリキャリセクシーお姉さん。主人公の働いている会社の遥か彼方の偉い人らしい。
困った時に頼ると権力と財力でなんとかしてくれる頼もしいANEGO。ルックスも悪くないのだが、登場タイミングが遅いのと、その頃には荘ちゃんにぞっこんなので割とアウトオブ眼中だった。キャラは強いんだけどね。Lisaだし。
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お次は劇場公開映画2作行ってみよ! 超ネタバレ注意してくんなます。
ディカプリオより名もなき賞金稼ぎの方がいい仕事してる
タイトル:映画『ワンバトルアフターアナザー』
全米で超評価の高い映画との評判で観に行く。
うーん、確かに向こうの人が好きそうな感じではあるけど……正直そこまで合わなかったかも。
リベラル系の過激派組織「フレンチ75」に属するディカプリオが、組織の女リーダーと恋仲で、子供が生まれる。女リーダーは警察の変態幹部(ショーン・ペン)とも関係を持っていて、誰の子か分からない。最終的に女リーダーは警察に捕まり、仲間を売って司法取引で生き延び、変態幹部の子飼いとなるも逃げ出す。一方、売られたディカプリオは赤子を連れて身分を変え逃げ出すのだった。
というところまでが導入。結構長い。ここからは面白くなってくるんだけど、ここまでが冗長かつ女リーダーが諸悪の根源の癖に罪を負うこともなく逃げ出すので腹立つ。
そして10年以上の月日が流れ、成長した娘とディカプリオのところに、とある事情があってショーン・ペンが攻めてくるのだった……。
娘を追うショーン・ペンと、それを追うディカプリオと、ショーン・ペンを追う秘密結社の暗殺者が入り乱れてカオス。
ディカプリオの協力者のセンセイ(ベニチオ・デル・トロ)が裏切りそうで裏切りそうで結局裏切らない最後までいい奴だったり、娘はショーン・ペンに捕まって殺されそうになるものの、娘の処理を依頼された賞金稼ぎが何故か助けてくれたり(しかも返り討ちにあって死んじゃう。名無しのまま)、意外性のある展開が続くのはちょっと楽しい。
でも最終的には、娘が自分で逃げ出したり、追ってきた暗殺者を倒したりするので、ディカプリオいいところ無しのままダメ親父で終わる。終始いいところ無し。まあでも最後まで頑張ったので花丸あげたい。しかもディカプリオは娘が血が繋がっていないこと最後まで気づいてないしね。頑張ったで賞。
最後、行方不明だった女リーダーから手紙来て大団円っぽい雰囲気でるんだけど、全部こいつのせいなんだよな~って思うと、なんか腑に落ちない。文化圏の違いなんかね。乗り切れなかったわ。
まあ逃げる娘と追う暗殺者のカーチェイスは斬新で良かった。直線なんだけどめっちゃアップダウンが激しい道で、スピード感はあんまりなく見えて、なんならコミカルな感じすら出てる。観ながら「これ凹のところで停まったら凸に差し掛かる車は見えなくて直線なのに事故りそうだな~」って思ってたら、本当に娘がそれを利用して後続車の暗殺者を撃退してて何か嬉しかった。
全米で超評価の高い映画との評判で観に行く。
うーん、確かに向こうの人が好きそうな感じではあるけど……正直そこまで合わなかったかも。
リベラル系の過激派組織「フレンチ75」に属するディカプリオが、組織の女リーダーと恋仲で、子供が生まれる。女リーダーは警察の変態幹部(ショーン・ペン)とも関係を持っていて、誰の子か分からない。最終的に女リーダーは警察に捕まり、仲間を売って司法取引で生き延び、変態幹部の子飼いとなるも逃げ出す。一方、売られたディカプリオは赤子を連れて身分を変え逃げ出すのだった。
というところまでが導入。結構長い。ここからは面白くなってくるんだけど、ここまでが冗長かつ女リーダーが諸悪の根源の癖に罪を負うこともなく逃げ出すので腹立つ。
そして10年以上の月日が流れ、成長した娘とディカプリオのところに、とある事情があってショーン・ペンが攻めてくるのだった……。
娘を追うショーン・ペンと、それを追うディカプリオと、ショーン・ペンを追う秘密結社の暗殺者が入り乱れてカオス。
ディカプリオの協力者のセンセイ(ベニチオ・デル・トロ)が裏切りそうで裏切りそうで結局裏切らない最後までいい奴だったり、娘はショーン・ペンに捕まって殺されそうになるものの、娘の処理を依頼された賞金稼ぎが何故か助けてくれたり(しかも返り討ちにあって死んじゃう。名無しのまま)、意外性のある展開が続くのはちょっと楽しい。
でも最終的には、娘が自分で逃げ出したり、追ってきた暗殺者を倒したりするので、ディカプリオいいところ無しのままダメ親父で終わる。終始いいところ無し。まあでも最後まで頑張ったので花丸あげたい。しかもディカプリオは娘が血が繋がっていないこと最後まで気づいてないしね。頑張ったで賞。
最後、行方不明だった女リーダーから手紙来て大団円っぽい雰囲気でるんだけど、全部こいつのせいなんだよな~って思うと、なんか腑に落ちない。文化圏の違いなんかね。乗り切れなかったわ。
まあ逃げる娘と追う暗殺者のカーチェイスは斬新で良かった。直線なんだけどめっちゃアップダウンが激しい道で、スピード感はあんまりなく見えて、なんならコミカルな感じすら出てる。観ながら「これ凹のところで停まったら凸に差し掛かる車は見えなくて直線なのに事故りそうだな~」って思ってたら、本当に娘がそれを利用して後続車の暗殺者を撃退してて何か嬉しかった。
自由とは恐れないこと
— ワーナー ブラザース ジャパン (@warnerjp) October 10, 2025
…トム・クルーズみたいに
◢◤
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
本編映像《恐れるな編》解禁
◥◣
最愛の娘と明日を取り戻せ──
テンパる革命パパが車からダイブ💥
レオナルド・ディカプリオの
体を張ったアクションに注目👀
『#映画ワンバトル』大ヒット上映中🏃💨 pic.twitter.com/xwdc4B4xIh
わざとやってんじゃないのかってぐらいすれ違う
タイトル:映画『秒速5センチメートル』
新海誠の記念碑的アニメ映画『秒速5センチメートル』を実写化した作品。
原作は観たことはあったけど、正直あんまり刺さらなかった。山崎まさよしのMVと思っていたまである。ハッピーエンド信者なので、心が痛いやつは基本受け付けないのよ。なので、あまり期待はしていなかった。さすがに実写版でくっつきました~は無いだろうと思ってたしね。
主題歌が米津玄師になっていたのも不安要素だった。別に米津玄師は嫌いでは無いが、『秒速5センチメートル』はまさよしやろがい。とはいえ、主題歌では無いにせよ、劇中歌としてまさよしが流れることを知り、怖いもの見たさもあって観に行ったのだった。
結論、めっっっちゃ良かったです!
原作は3話構成でやや短め。実写版はその3話を巧みに回想形式で散りばめ、オリジナル要素を追加したことで、かなり効果的な演出に成功している。
原作の3話目なんて、それこそほぼ山崎まさよしのMVだったのに、実写版はその3話目=大人時代がメインでかなりの割合を占めているのだ。
おかげで大人時代の二人が会いそうで会えない、近くにいるのにすれ違う描写がかなり出てきて、わざとやってんじゃないのか疑惑すらある。最終的には、頑張れば会えるところまでお互いを認識するんだけど、会わないんだな~これが。会わないんかい!
新海誠の記念碑的アニメ映画『秒速5センチメートル』を実写化した作品。
原作は観たことはあったけど、正直あんまり刺さらなかった。山崎まさよしのMVと思っていたまである。ハッピーエンド信者なので、心が痛いやつは基本受け付けないのよ。なので、あまり期待はしていなかった。さすがに実写版でくっつきました~は無いだろうと思ってたしね。
主題歌が米津玄師になっていたのも不安要素だった。別に米津玄師は嫌いでは無いが、『秒速5センチメートル』はまさよしやろがい。とはいえ、主題歌では無いにせよ、劇中歌としてまさよしが流れることを知り、怖いもの見たさもあって観に行ったのだった。
結論、めっっっちゃ良かったです!
原作は3話構成でやや短め。実写版はその3話を巧みに回想形式で散りばめ、オリジナル要素を追加したことで、かなり効果的な演出に成功している。
原作の3話目なんて、それこそほぼ山崎まさよしのMVだったのに、実写版はその3話目=大人時代がメインでかなりの割合を占めているのだ。
おかげで大人時代の二人が会いそうで会えない、近くにいるのにすれ違う描写がかなり出てきて、わざとやってんじゃないのか疑惑すらある。最終的には、頑張れば会えるところまでお互いを認識するんだけど、会わないんだな~これが。会わないんかい!
小~中学生時代
明里役の白山乃愛ちゃんが可愛すぎる。仕草も声も言動もカワイイ。こんなん小学生時代に恋したら脳を焼かれてしまうやないかい。
案の定、主人公の貴樹くんは脳を焼かれてしまった。いわんこっちゃない。中学生であんな体験したら、もうそれに囚われてまうわな。これはもう小学生男子にかける呪いだね。貴樹役の上田悠斗くんもカワイイ顔した男の子なんだけど、演技初経験とのこと。初々しくて自然な感じで良かった。
全体の構成が変わって、岩舟駅で別れる時の明里のセリフが伏せられているのも良い演出だった。セリフ自体は変わらないのに、構成の妙で意味合いが変わってくるというか、前に進むための背中を押す言葉に変わるのが感心した。
案の定、主人公の貴樹くんは脳を焼かれてしまった。いわんこっちゃない。中学生であんな体験したら、もうそれに囚われてまうわな。これはもう小学生男子にかける呪いだね。貴樹役の上田悠斗くんもカワイイ顔した男の子なんだけど、演技初経験とのこと。初々しくて自然な感じで良かった。
全体の構成が変わって、岩舟駅で別れる時の明里のセリフが伏せられているのも良い演出だった。セリフ自体は変わらないのに、構成の妙で意味合いが変わってくるというか、前に進むための背中を押す言葉に変わるのが感心した。
高校時代
原作のコスモナウト(2話目)部分なんだけど、兎にも角にも、花苗役の森七菜ちゃんの演技が素晴らしい!
原作の花苗はそんなに印象無かったんだけど、森七菜ちゃんのおかげでキャラの心情がまざまざと感じられた。貴樹の心が自分に無いのを気づきつつ、それでも想いを伝えようとする感情の発露が瑞々しくて、でも言葉を紡げない感覚が演技を通して伝わってくる。
構成的に、序盤の方の話になって、割と独立した位置づけではあるのだが、これがあることによって全体が引き締まるというか、当事者外の客観的な視点が得られたような感覚になる効果があるんだろうね。
原作の花苗はそんなに印象無かったんだけど、森七菜ちゃんのおかげでキャラの心情がまざまざと感じられた。貴樹の心が自分に無いのを気づきつつ、それでも想いを伝えようとする感情の発露が瑞々しくて、でも言葉を紡げない感覚が演技を通して伝わってくる。
構成的に、序盤の方の話になって、割と独立した位置づけではあるのだが、これがあることによって全体が引き締まるというか、当事者外の客観的な視点が得られたような感覚になる効果があるんだろうね。
大人時代
ここが一番、原作からのオリジナル要素追加が多かった部分。幼少期に脳を焼かれた男の末路。
仕事も人間関係も、幼少期の喪失感のせいでうまく出来ない貴樹と、思い出も日常の一部と捉えて、それなりに人生を送っている明里の対比が、様々なエピソードで描かれる。男はフォルダ保存、女は上書き保存とは良く言ったもんやで!
貴樹は約束の場所に行くものの、明里はこず……婚約者と海外移住するのであった。
筋書き自体は(大体)原作と同じなのだが、原作アニメがビターエンドというか、この後も貴樹はずーっと明里を引きずったまま苦しむんだろうな~と思ったのに対し、実写版の貴樹は前に進める気がした。
おそらく、実際に貴樹が岩舟駅の約束の場所(桜の木の下)に行き、明里が来ないことを確認し、そしてその後にオリキャラの吉岡秀隆と話をすることによって、前に進む区切りができたんじゃないかなと。
そこで幼少期時代の、岩舟駅で別れ際の明里の(伏せられていた)言葉「貴樹くんは大丈夫」がフラッシュバックする演出が活きてくるよね。
原作アニメの時は気づかなかったけど、この時点で明里はもう貴樹と会うことはないと思ってたんだなと。確か「またね」と言っていたのも貴樹だけだったし。なので、明里なりの誠意で呪いを解く言葉をかけたんだなと思った。貴樹は大人になって約束の場所に行くまでそれに気づかなかったけどね。
正直、原作アニメでは、貴樹はウジウジ過去を引きずっているし、明里は割り切り早すぎやろがい、と思ってどっちも共感出来なかったのが刺さらなかった原因だと思う。それが実写版は、原作のエッセンスは変えずに、構成と演出を変えることによって、登場人物により共感できるようになったし、作品自体のメッセージが明確になった。
この監督さん、まだ30代で若いのに将来有望すぎない? 素晴らしい実写化だった!
あと、まさよしも随所でしっかり流れていたし、米津玄師の主題歌も最高でした! 速やかに前言撤回手のひらクルーできるのが大人になったってことなんだよな。
仕事も人間関係も、幼少期の喪失感のせいでうまく出来ない貴樹と、思い出も日常の一部と捉えて、それなりに人生を送っている明里の対比が、様々なエピソードで描かれる。男はフォルダ保存、女は上書き保存とは良く言ったもんやで!
貴樹は約束の場所に行くものの、明里はこず……婚約者と海外移住するのであった。
筋書き自体は(大体)原作と同じなのだが、原作アニメがビターエンドというか、この後も貴樹はずーっと明里を引きずったまま苦しむんだろうな~と思ったのに対し、実写版の貴樹は前に進める気がした。
おそらく、実際に貴樹が岩舟駅の約束の場所(桜の木の下)に行き、明里が来ないことを確認し、そしてその後にオリキャラの吉岡秀隆と話をすることによって、前に進む区切りができたんじゃないかなと。
そこで幼少期時代の、岩舟駅で別れ際の明里の(伏せられていた)言葉「貴樹くんは大丈夫」がフラッシュバックする演出が活きてくるよね。
原作アニメの時は気づかなかったけど、この時点で明里はもう貴樹と会うことはないと思ってたんだなと。確か「またね」と言っていたのも貴樹だけだったし。なので、明里なりの誠意で呪いを解く言葉をかけたんだなと思った。貴樹は大人になって約束の場所に行くまでそれに気づかなかったけどね。
正直、原作アニメでは、貴樹はウジウジ過去を引きずっているし、明里は割り切り早すぎやろがい、と思ってどっちも共感出来なかったのが刺さらなかった原因だと思う。それが実写版は、原作のエッセンスは変えずに、構成と演出を変えることによって、登場人物により共感できるようになったし、作品自体のメッセージが明確になった。
この監督さん、まだ30代で若いのに将来有望すぎない? 素晴らしい実写化だった!
あと、まさよしも随所でしっかり流れていたし、米津玄師の主題歌も最高でした! 速やかに前言撤回手のひらクルーできるのが大人になったってことなんだよな。
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— 『秒速5センチメートル』映画公式アカウント (@5cm_movie_2025) October 10, 2025
『秒速5センチメートル』
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