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AC『湾岸ミッドナイト』ステージレポ。最新作『湾岸イグニ』へ『マキシ 6RR PLUS』から何が引き継げるのか? ユーザーの気になる情報が公開【アミューズメントエキスポ2025】

文:電撃オンライン

公開日時:

 11月14日・15日に東京ビッグサイトで開催された“アミューズメントエキスポ2025”。バンダイナムコエクスペリエンスブースでは、ドライブゲーム『湾岸ミッドナイト』シリーズのステージイベントが行われました。本イベントで語られた今後の展望などをレポートします。

 なお、本レポートは11月14日に行われたビジネスデ―のレポートです。ステージの模様は動画としても公開されています。


『湾岸マキシ』シリーズの今後の展開について前田Pより発表

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 ステージイベントに登壇したのは、司会進行の篠原光さんと前田和宏さん(『湾岸ミッドナイト』シリーズ統括プロデューサー)。前田さんより『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 6RR PLUS(湾岸マキシ 6RR PLUS)』の今後の展望と、『湾岸ミッドナイト スピードイグニッション(湾岸イグニ)』の最新情報などが語られました。

 まずは稼動中の『湾岸マキシ 6RR PLUS』の情報から。

【湾岸マキシ 6RR PLUS】レースメーター獲得キャンペーン2025第1弾

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 『湾岸マキシ』稼働20周年を記念して獲得できた多機能メーター。「当時、取れなかった!」というユーザーの要望にこたえる形で、もう1度獲得できるキャンペーンが開催されます。
 
 前田さんによると、新しいデザインのメーターも用意されているとのことで、新メーター2種も公開されました。また、“第1弾”と銘打たれていることからもわかる通り、第2弾以降も予定されている模様です。

【湾岸マキシ 6RR PLUS】“全国1位争奪戦”

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 おなじみの“全1”と呼ばれるイベントが開催。ユーザーから「敷居が高いイベントで参加しにくい」という声もあったそうで、今回は“全1予選チャレンジ”が行われるとのことです。

 予選に参加し、新人ディレクター“トモキヨ”さんの記録を抜いたリザルト写真を公式Xに投稿すると抽選で、称号“湾岸の新人撃破”が獲得できます。

【湾岸マキシ 6RR PLUS】“タイムアタック認定会”

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 タイムアタック認定会は、『湾岸マキシ 6RR PLUS』が稼働している店舗で行われるイベントです。ファン同士の交流促進を目的に、その名の通りタイムアタックを使ったイベントという形で実施されています。また、開発チームのメンバーも赴き、ユーザーの意見や要望なども聞いているとのことです。

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 認定会では指定されたコースと目標タイムが設定されていて、タイムに応じてGold、Silver、Bronze、Challengeの認定証が贈られます。

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 今後のスケジュールも公開。以降も開催店舗を増やしていき、ファンとの交流を含めてイベントを開催していくとのことです。

【湾岸マキシ 6RR PLUS】プレイヤー主催大会の促進

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 「プレイヤー個人や店舗が開催する大会をサポートしたい」ということで、大会に必要なキットやノベルティを公式で用意する試みです。

 大会に参加するユーザーへの参加賞だけでなく、ゲーム内の称号や実部の認定証を用意してコミュニティを盛り上げる手助けができるようにしたいと、前田さんの熱い思いが語られました。なお、実施まではもう少し時間がかかるとのことです。

【湾岸マキシ 6RR PLUS】“日本最速王座決定戦2026”開催決定

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 『湾岸マキシ 6RR PLUS』の公式全国大会“日本最速王座決定戦2026”開催決定が、とっておきのニュースとして前田さんから発表されました。

 前田さんは「日本最速王座決定戦は歴史が古く、強豪プレイヤーたちがしのぎを削る姿をもう1度見たい! 絶対不利と言われても好きな車で勝つといった、過去の日本最速王座決定戦が生んだ数々のドラマをもう1度見たい!」と熱い思いを語っていました。

『湾岸ミッドナイト スピードイグニッション』最新情報

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 続いて『湾岸ミッドナイト スピードイグニッション(湾岸イグニ)』のコーナーへ。まずは前田さんから本作の概要が紹介されました。

 『湾岸イグニ』は“継承と進化”をテーマに、『湾岸』シリーズの魅力であるブッ飛ばす爽快感! 街の中を走り抜ける楽しさ! 白熱するバトル! テクニックを披露する場など、そういったところを生かして次世代に繋いでいくことを目指した作品とのこと。

 筐体やシステムの新しさだけでなく、いかに『湾岸ミッドナイト』シリーズのユーザーに喜んでもらえるかといった熱意をコメントの端々に感じられました。

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 『湾岸マキシ』に登場しなかった車種も多数登場し、稼働後もアップデートを順次行っていきます。

『湾岸マキシ』から『湾岸イグニ』への引き継ぎ要素は?

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 長きに渡る『湾岸マキシ』シリーズから変わるということで、『湾岸マキシ』から『湾岸イグニ』への引き継ぎ要素について発表されました。

 前田さんからは「まず絶対にこの2つは引き継がないとダメでしょう」ということで、走行距離と撃墜星は『湾岸イグニ』にも引き継げることが発表されました。もちろんこの2つだけではなく、その他にもさまざまなものの引き継ぎを検討していることが続けて語られました。

『湾岸マキシ』からの引き継ぎ要素についてのアンケートの実施

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 2つの引き継ぎ要素について話した後で、前田さんは「プレイヤーの方々が引き継ぎたいと思う要素はそれぞれにあると思われるので、アンケートをぜひ取らせてください」とコメント。

 「開発環境が変わるため、すべて実現できるかは難しいですが、やってきたことを簡単に捨てるのは無理でしょ! だからなんとかしたい」とのこと。送られたアンケートは全部確認するとのことなので、引き継いでほしい要素がある人は、忘れずにアンケートに回答しておきましょう。

『湾岸ミッドナイト スピードイグニッション』の新筐体はどうなる?

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 『湾岸ミッドナイト スピードイグニッション』では筐体が一新されるということで、新筐体についても前田さんから語られました。

 まずは43型の大型スクリーンと画質について。スクリーンが大きくなったことで没入感が向上し、HD画質で綺麗なグラフィックになり、車体のディテールにはこだわって作られたのこと。テールランプや車体のツヤなどにもぜひ注目してほしいと、こだわりを語っていました。

 対戦中は、『湾岸』シリーズではおなじみの“抜きつ抜かれつ”の表現にこだわり、バトル感・爽快感・迫力をより体感できるように改良と改善を行ったとこのことです。

 アミューズメントエキスポのステージということもあって、店舗関係者に向けたアピールもありました。新筐体では、各部品が壊れた時の交換のしやすさを向上したことや、部品の耐久年数も上がっているそうで、お店の方にもメリットがあるような改善を多くしているとのことです。

 そんな新筐体について、前田さんのイチオシポイントは「新筐体のスピーカーが独立しているところ」だそうです。正面スピーカーが2つ、頭部後方にあたるヘッドレストスピーカーが2つ、さらには椅子の下部には低音ウーファーを搭載。

 BGM、エンジン音、そして『湾岸マキシ』シリーズの音楽を手掛けてきた古代祐三さんによる“古代サウンド”を堪能してほしいとのことです。

『湾岸イグニ』ではスピード感が大きく変わる!? 最大馬力がアップ

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 『湾岸マキシ』のMAX840馬力であったのが、『湾岸イグニ』ではMAX850馬力にアップ。「最高速も変わるため、どう攻略に生かしていくかは試しながらやっていただきたい」と前田さんはコメントしていました。

『湾岸ミッドナイト』の原作キャラクターの登場は?

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 『湾岸イグニ』でも、原作の『湾岸MIDNIGHT』に登場するアキオたちが登場することが発表されました。しかも、彼らは“とてつもなく早い伝説の存在”という扱いで出てくるそうです。前田さんも「楽しみていてください!」と笑顔で話していました。

『湾岸マキシ』の人気要素が復活!

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 『湾岸マキシ』シリーズの途中でなくなった“車体ステッカー”と“マイプレイリスト”が『湾岸イグニ』で復活します。この要素については、プレイヤーからの意見が非常に多かったとのことで、新たな形で実装されます。

 さらに、ドレスアップパーツがなかった車種にもエアロパーツなどが導入されるということなので、ファンは続報を待ちましょう。

BGMは古代祐三氏が引き続き担当

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 上でも少し触れましたが、ゲームミュージックコンポーザーの古代祐三氏が引き続き『湾岸イグニ』でも楽曲を担当。全曲書き下ろしの新BGMも多数収録しているとのことで、本作の注目要素の1つとなっています。

『湾岸イグニ』の意見交換会やWEBアンケートを実施

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 前田さんが直接全国のゲームセンターに赴いて行われる意見交換会、そしてWEBアンケートで『湾岸イグニ』に対する意見を募り、改良・改善を行っていくとのことです。プレイヤーの方はぜひ意見や要望などを送ってみてください。

 最後に前田さんからは「『湾岸ミッドナイト』シリーズはみなさんに支えられて20年。本当に幸せにやってこれたので、みなさまの期待に応えられるよう『湾岸マキシ』の運営を行いつつ、『湾岸イグニ』に関してもみなさまのご意見を伺いながらよりよい製品にしていきたいと思っています。一緒に“継承と進化”をより高みに持っていきたいので、皆様よろしくお願いいたします」と挨拶。集まった観客から暖かい拍手が贈られました。

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