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レビュー:『G915X LIGHTSPEED TKL』は本当に最強のゲーミングキーボード? 9カ月使用した感想やおすすめポイントを紹介

文:すぎもん

公開日時:

 全てのPCゲーマーが憧れる最高峰のゲーミングキーボード『G915X』。

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 ロジクールGのハイエンドモデル『G913』の後継機として、2024年10月に発売されました。

「キーボードに3万円以上もかけるなんて…」
購入をためらう方も多いと思います。私もその一人でした。

 しかし、高級だからこそ得られる所有の喜びは、他のキーボードでは味わえません。

 この記事では『G915X LIGHTSPEED TKL』を約9カ月間、ゲームや仕事で使ってきた率直な感想をお伝えします。ぜひ購入の参考にしてください。

※TKLとはテンキーレスの意味

3万円超えのゲーミングキーボードG915X…買う価値はあるのか?

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G915Xの高級感あふれるアルミボディと汚れに強いPBTキーキャップ


 『G915X LIGHTSPEED TKL』のデザインは前モデル『G913』と大きくは変わりませんが、キーキャップがABS樹脂からPBT樹脂に変更され、全体的にマットな質感になりました。

 最上位モデルだけに採用される高級感あふれるアルミボディは、所有欲を強く刺激します。一度使ってしまえば、他のゲーミングキーボードが安っぽく見えるほどの美しさで、もう戻れません。

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 左上には接続切替スイッチ(2.4GHz/Bluetooth)、Windowsキーなどを無効化するゲームモードボタン、ライティングの輝度調整ボタンを搭載。

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右上にはメディアボタンと音量調整用のローラーを備えています。私はメディアボタンをほとんど使いませんが、手元で音量を変えられるのは地味に便利です。

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 テンキーレスかつロープロファイル仕様で非常にコンパクト。厚さも23mmと薄く、デスクを圧迫しません。

 今回はホワイトを購入しましたが、マウスやPCのカラーに合わせることで統一感が出て、デスク映えも抜群です。

 9カ月使用しても汚れはほとんどなく、かなりきれいな状態を保っています。

 よく見るとゲームで頻繁に使うキーにわずかな擦れはありますが、ぱっと見ではほとんど気になりません。

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▲写真は『G515』だが、ブラックの方が擦れて色が変わっているのが分かりやすい
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 前モデル『G913』はABS樹脂ゆえに剥がれや手汗の汚れが目立つのが難点でしたが、『G915X』はPBT樹脂に変更されたことで耐久性と清潔感が大幅に向上しています。

 触り心地もマットでさらさらしており、手汗をかきやすい人でも快適です。

G913から進化した打鍵感と静音性


 『G915X LIGHTSPEED TKL』のスイッチはリニア(赤軸)とタクタイル(茶軸)の2種類。クリッキー(青軸)はなぜかフルサイズのブラックのみ選択可能です。

 また、ホワイトモデルはタクタイルのみと、選択肢はやや絞られています。

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 アクチュエーションポイント(作動点)は前モデルの1.5mmから1.3mmに短縮され、より軽い力で瞬時に入力可能になりました。

 タクタイルはクリック感が明確でやや力が必要、リニアは軽く抵抗感が少ないのが特徴です。

 私はクリック感がある方が好きなのでタクタイルを選びましたが、軽快なタイピングが好きな方にはリニアがおすすめです。

 さらにキーのブレが減ったことで安定したタイピングが可能になり、FPSのように瞬発力や正確性が求められるゲームはもちろん、仕事での文字入力も快適です。

 打鍵音はメカニカルキーボードの中ではかなり静か。静音性が増したことでゲームの没入感が高まり、配信やWeb会議でもタイピング音がマイクに入りにくくなっています。

 ただし、一般的なキーボードと比べれば音は大きめなので、公共の場での使用は控えた方がよいでしょう。

カスタマイズ可能なRGBライティングと驚異的なバッテリー性能


 ゲーミングキーボードに欠かせないRGBライティングも搭載。高揚感を演出してくれます。

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 プリセットは約10種類、専用ソフト『G Hub』で自由にカスタマイズ可能。

 私は普段、WASDキーだけをピンクに光らせる“パルサーポイント”という設定を愛用しています。シンプルながらかっこいい。

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 ただし、ブラックモデルはライティングをオフにするとキーの印字がかなり見えにくくなります。

 消灯状態で使いたい方はホワイトモデルがおすすめです。

 ライティングの輝度によってバッテリー消費も変化。公式では“ライティングオフで1,000時間以上持つ”とされています。

 これは驚異的で、1日8時間使っても約125日持つ計算です。

 私は最低輝度で使用し、1日4~8時間ほどの使用で1カ月に1回の充電ペース。

 下位モデル『G515』も持っていますが、同条件で1週間程度しか持たないため、バッテリー性能の高さが際立ちます。

 『APEX』などのバトロワ系のゲーム中に充電切れで慌てる経験は多くの人があると思いますが、『G915X』ではその心配がほとんどありません。

所有欲と実用性を満たす最高峰のゲーミングキーボード


 今回は『G915X LIGHTSPEED TKL』を9カ月使用したレビューをお伝えしました。

 前モデル『G913』から機能性・耐久性ともに進化しており、買い替えを検討する価値は十分あります。

 デスクに置いてあるだけでゲームも仕事も気分が上がること間違いなし。ぜひこの魅力を体験してみてはいかがでしょうか?

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