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『カルドアンシェル』Nintendo Switch2版はどこが進化した? 不憫なおじさんや魔改造少女、惑星開拓モノといった架空ゲームたちも深掘り紹介

文:電撃オンライン

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 インティ・クリエイツより、10月24日に発売されたPS5/PS4/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けタイトル『カルドアンシェル』。2026年1月29日には、フレームレートが向上し、4K画質に対応してよりプレイしやすくなった『カルドアンシェル Nintendo Switch2 Edition』が発売されます!

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 そこで本記事では、『カルドアンシェル Nintendo Switch2 Edition』で何が変わったのか? 何ができるのか? という点と、改めて『カルドアンシェル』の魅力を語っていきたいと思います!

※本記事はインティ・クリエイツの提供でお送りします。

改めて振り返る『カルドアンシェル』の魅力!


 『カルドアンシェル』は300種以上のカードと、50の歌を駆使して戦うデッキ構築型のローグライトRPG作品です。

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 最大の魅力は、なんといっても“歌”と“カード”の融合。

 条件を満たすとディーヴァがライブを開始し、多彩なボーカル曲と共に強力な効果でバトルをサポートしてくれます。

 すべてのカードにボイスが付いており、キャラクター同士の掛け合いはもちろん、作品の垣根を越えての会話が楽しめるなど、インティ・クリエイツファンにはたまらない要素があります。

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 6×3のフィールドで行われるバトルは戦略性が高く、カードの組み合わせ次第で敵を圧倒する“ぶっ壊れコンボ”を叩き出せる爽快感も格別です。

 架空のゲーム世界を巡るクロスオーバーな物語と、何度でも遊べる奥深さが詰まった一作です。

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いい意味でぶっ飛んだ、ゲーム内ゲームを語りたい


 『カルドアンシェル』に登場するカードには、王道をゆくものからかなり変わった設定(褒め言葉)のものまで、数多の“架空のゲーム内ゲーム”が登場します。

 その中でも特に“尖ったゲーム内ゲーム”を公式の設定や筆者の主観や妄想などを交えて紹介していきたいと思います!

※以前の記事でも少し紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください!

口の悪い少女×不憫なおじさんが一蓮托生!?『TACTICAL COMMUNICATION』


 政府が秘密裏に設立した対テロ用の“組織”に所属する“口の悪い少女”と“不憫なおじさん”がペアを組み、業の深い物語が展開していく設定戦術シミュレーションゲーム。

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 ちょっとフェチズムがすぎるけど、なかなか面白そうな設定の作品じゃないか! と思ったのもつかの間……。少女とおじさんに装着されたのは
“首輪と呼ばれるチョーカー型爆弾”でした。

 戦闘に長けた少女と、支援が得意なおじさん。役割の異なる2人を操作して戦うのですが、この2人が一定距離以上離れると……首輪が爆発してゲームオーバーになるという、思ったよりも残酷でシビアな作品だったのです。

 しかも登場する少女は、“組織”によって改造手術&特殊な睡眠学習で戦闘力を刷り込まれたという魔改造少女。しかもその影響から常に不機嫌で、バディのおじさんに対して暴言・罵倒は当たり前。

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 それでも生き残るためには、嫌でもお互いの側を離れられない……。

 この“強制された一蓮托生関係”が、本作の戦略性とドラマを生み出すという狂気な設定になっていました。みんなかわいそうすぎる……。

 ステージの制限時間が迫ると、部隊のリーダーである
ラファエラ(声優:Diana Garnet)の歌が無線から流れてくるようです。おっ! ここでついにディーヴァ要素があるか! と思いワクワクしていましたが、そのワクワクは華麗に散っていきます。

 通常、歌姫の歌といえば味方を鼓舞するものですが、彼女の場合は別。ラファエラは非常に時間にうるさく、「間に合わなかったら殺す」という内容の歌で味方を脅してきます。

 ただ、命の危機を感じた味方はパワーアップします! ある意味世界観に合ってはいる……?

 命の危機を感じた味方がパワーアップするという点だけ見れば実質、鼓舞していることにはなるのですが……万が一作戦の制限時間を過ぎてしまうとラファエラが容赦なく、無慈悲に撃ち殺してきます(笑)。

 正直、物語がどう転がっていき、どう着地するのかが分からない作品なので、ゲーム内ゲームの中でもかなりプレイしてみたい作品の一つです!

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●『TACTICAL COMMUNICATION』紹介映像

種から生まれる美少女と惑星を開拓する、SF設定の4Xストラテジー『Planet Garden IV』


 『Planet Garden IV』は、少女の姿をした花人(はなびと)たちと惑星を舞台にした4Xストラテジー作品。

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 「銀河を越えて、文明が芽吹く。」というキャッチコピーがついており、しかも登場人物は皆かわいらしい美少女です。

 一見すると、花の妖精のような少女たちが登場するファンタジー作品……かと思いきや、降り立った星を探検(eXplore)し、領土を拡張(eXpand)、彼女たちの種子を解析し開発(eXploit)を進め、ときには他国の花人や原住民などの敵対勢力を殲滅(eXterminate)するといった本格派の4Xストラテジーになっています……。

 つまり内容はだいぶハードなSF設定になっており、お話はかわいいとは言えない……! 心が抉られる!

 そんな本作の舞台は、太陽系外への植民が活発になった世界。しかし、人類には一つの大きな課題がありました。

 それは
“恒星間ワープ装置の重量制限が厳しすぎる”こと。重い資材や多数の人員を一度に運べない……その問題を解決するために開発されたのが、“花人(はなびと)”と呼ばれる生体ユニットになります。

 花人は最初、植物の
“種子”の状態です。このサイズなら重量はほとんどありません。

 しかしその種子の中には、地球上のあらゆる技術書や設計図のデータと、微量のナノマシンが格納されています。

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 プレイヤーである指導者は、この種子と最低限の装備を持って未開の惑星へ降下。土に種を植えると、光や水、周囲の物質を取り込みながら、人間と同サイズの少女へと成長していくわけです。

 少女たちの見た目は華やかですが、やっていることは熾烈な国家間競争……。

 他国を圧倒する技術力を見せつけるか、強大な軍事力でねじ伏せるか。その星で最も優れた文明を築き上げ、一人残らず根絶やしにし、惑星全土を自国の花(勢力)で埋め尽くした時、勝利の花が咲き誇ります。

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 SFファンなら思わずニヤリとしてしまうほど、ゲーム内ゲームの枠を超えた壮大な設定と、ファンタジーの垣根を越えるほどのリアリティが印象的。

 設定は重いですが、登場する女の子たちがめちゃくちゃかわいいので、こちらもぜひプレイしたい作品です。

●『Planet Garden IV』紹介映像

“人間”はあなただけ!? 考察必須の絵本ファンタジー『幻想奇譚 Force of Will』


 『幻想奇譚 Force of Will』は、絵本のような優しいタッチのビジュアルとは裏腹に、“考察好き”にはたまらない少し不気味で哲学的な世界が広がっている架空のファンタジーRPGです。

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 舞台となるのは、蜂の賢者、骨の獣人、無機物の紳士、妖精などが暮らす不思議な世界。しかし、この世界には主人公である“あなた”以外に“人間”は存在しない世界でもあります。

 この世界はどういう仕組みなのか?

 住人たちは何を隠しているのか?

 そもそも主人公かつ、唯一人間である“あなた”は何者なのか?

 明確な答えは誰からも語られません。プレイヤーの選択によって変化する住人たちの会話や行動を繋ぎ合わせ、自分だけの考察を紡ぎ出す……そんな体験が待っています。

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 人が消えた世界で生きる“住人”たちとの邂逅を描く本作は、美しく響く歌と、どこか胸の奥をざわつかせるような不穏さを帯びた不思議な雰囲気を帯びています。

 その空気感は、インティ・クリエイツの作品としてはどこか異色にも感じられる、ちょっと不思議なテイストに仕上がっています。

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 この先にどんな物語が待っているのか? という部分に興味をかき立てられます。ぜひとも単独作品として製品化してほしいと願ってしまうほどのポテンシャルを秘めたタイトルです!

●『幻想奇譚 Force of Will』紹介映像

『カルドアンシェル Nintendo Switch2 Edition』が魅せた超進化!


 そんな、ぶっ壊れ爽快カードバトルRPG『カルドアンシェル』が、『カルドアンシェル Nintendo Switch2 Edition』といったSwitch2版として超進化を遂げました。

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 元々評価の高かった戦略性はそのままに、Switch2ならではの“映像美”と“新操作”、そして“特盛コンテンツ”を引っ提げて再登場。その魅力を余すところなく語ります。

“コントローラ”と“マウス”のいいとこ取りができるハイブリッド操作

 『カルドアンシェル Nintendo Switch2 Edition』の目玉機能と言えるのが、Joy-Con 2を用いたマウス操作対応です!

 カードゲームにおいて“カードを選択して、掴んで場に出す”という動作は、マウス操作が直感的で快適です。しかし、ダンジョンの移動はコントローラが楽……というジレンマが発生します……。

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 しかしご安心を。Joy-Con2を普通に持っていれば
“コントローラーモード”、机などに垂直に置くと“マウスモード”といった感じで、Joy-Con2の持ち方を変えるだけで操作モードが設定などを使わずにシームレスに切り替わります! これはすごい!

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 ダンジョン探索中はコントローラで軽快に動き、バトルに入ったらマウス操作でサクサクカードを切る、といった“二刀流”プレイが可能に。

 このストレスフリーな操作感は、一度体験すると戻れません。まさにSwitch2ならではの機能になっています!

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▲マウスモード中は画面にマウスアイコンが表示されます。

 ちなみに、TV出力モードでももちろんマウスモードは使用可能です!

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4K&高フレームレートで“視認性”と“没入感”が段違い!

 まず目を奪われるのが、4K対応による圧倒的な解像度。 本作は300種以上のカードが登場し、カードだったり、会話だったりとテキストを読む機会が多いゲームです。

 が、高解像度化により文字の視認性が劇的に向上。長時間のプレイでも目が疲れにくいのは嬉しいポイントです。

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 さらにフレームレートの向上により、最大の盛り上がり所であるディーヴァのライブ演出や、カードのアニメーションやキャラの攻撃モーション、そしてムービーシーンなどが驚くほど滑らかに動くように。これもありがたいポイントです。

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 推しのディーヴァが最高画質で歌い踊る姿は、まさに眼福の一言です。

「エキスパンションパス」標準搭載でボリュームも満点

 本作は、“ダウンロード版”、“パッケージ版(通常版・限定版)”、Nintendo Switch版からアップグレード可能な“Nintendo Switch 2 Edition アップグレードパス版”の3形態が発売されます。

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 パッケージ版(通常版・限定版)には、別途購入が必要なDLC『エキスパンションパス』(予価1,000円)があらかじめインストールされています!

 特に注目したいのは、追加コンテンツ第1弾の『グリム・ガーディアンズ サーヴァント・オブ・ザ・ダーク』でしょうか。

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 インティ・クリエイツの新作アクションの世界観を楽しめる新規シナリオや追加ダンジョン、ランダムイベントに加え、新たなカードやディーヴァも参戦することが発表されています。『カルドアンシェル』の世界に“キリカ”と“マーシャ”が参戦……神園姉妹との会話はあるのかな? と想像しただけでもワクワクします!

 さらに、ワイルドカードに使用できるエキスパンションパス限定の追加カード
「見せてやる! 七色の輝きを!」もついてきます。

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 また内容は未定となっていますが、追加コンテンツ第2弾があることも発表されているので、今後の追加情報から目が離せません!

インティ・クリエイツの“遊び心”と“最新技術”が詰まった決定版!


 ここまで『カルドアンシェル』の魅力と、Nintendo Switch 2版での進化点、そして個性が爆発しているゲーム内ゲームの世界について紹介してきました。

 Switch 2という新ハードの性能をフルに活かした『カルドアンシェル Nintendo Switch 2 Edition』は、単なる高画質化や移植にとどまらず、Joy-Con 2を使った革新的な操作性や、快適さを追求したフレームレートの向上など、開発陣の「もっとこのゲームを面白くしたい!」という熱意がひしひしと伝わってくる内容になっています。

 そして何より、今回紹介したような「尖りまくった架空ゲーム」のキャラクターたちが、作品の垣根を越えて一つの世界に集結し、歌とカードで大暴れするという“お祭り感”は、本作でしか味わえない体験です。

 インティ・クリエイツのファンはもちろんのこと、Switch 2で
“ガッツリ遊べるデッキ構築型のローグライトカードバトルRPG”を探しているゲーマーにとっても、間違いなく買いの一本になると思います。

 最高の環境と最大のボリュームで、4Kで輝く歌姫たちと共に、まだ見ぬ電脳世界へダイブしてみてはいかがでしょうか!

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