コナミデジタルエンタテインメントのRPG『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』の名言を紹介する連載企画。
第13回は、『幻想水滸伝II』に登場するミューズ市市長・アナベルの名言をお届けします。
第13回は、『幻想水滸伝II』に登場するミューズ市市長・アナベルの名言をお届けします。

※本記事内には物語の重大なネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
「戦いからは何も得られはしない。ただ、失わぬために戦うのさ。」(アナベル)
アナベルはミューズ市の市長で、デュナン湖周辺の都市国家連合・ジョウストン都市同盟の盟主を務めています。ビクトールとは、昔馴染みの関係です。

ジョウストン都市同盟はハイランド王国と休戦協定を結んでいますが、ハイランド軍に脅威を感じており、ミューズ市にて各都市の有力者を招いた“丘上会議”が開催されました。

すでに国境付近に集結しているハイランド軍に対抗すべく、アナベルは同盟軍全軍招集を命じますが、同盟軍も一枚岩とは言えず……。



“丘上会議”開催時点で、都市同盟の全軍が集まるまで7日間かかるのに対し、ハイランド軍は5日もあればミューズ市に到着する状況になっていました。そこでアナベルが頼ったのが、傭兵であるビクトールたちの部隊。かなり無茶なお願いではありますが、ビクトールたちの人柄と腕前を信じているから、ミューズ市の未来を託せたのでしょう。

一方で、若い主人公たちは戦う必要がないと言ってくれます。ちゃんと、大人として若い世代を守ろうという気持ちを持った優しい人物なんですよね。
それでも戦う意思を示した主人公に、アナベルは戦いが終わったら、育ての親・ゲンカク老師について話してくれるといいます。じつはアナベルの父と、ゲンカクには深い因縁が……。


ハイランド軍との戦争を、無事に乗り越えた主人公たち。しかしアナベルは都市同盟の盟主としての役目に追われており、夜に改めて来てほしいと告げるのでした。
そんなアナベルに対し、ジョウイは「なぜ戦うのですか?」と質問します。その時に彼女が返した言葉が、「戦いからは何も得られはしない。ただ、失わぬために戦うのさ。」です。戦いの無意味さを知っていても、大切なものを守るために戦えることは、1つの強さの形でしょう。




そんな強くカッコいいアナベルが、ちょっとした弱音を見せた相手が、ビクトールです。ビクトールとグラスを傾けるなかで、彼女は戦いに対する不安と淡い想いを口にして……。
それを受け止めるビクトールが、いい男なんですよね。



アナベルの導く都市同盟、そしてビクトールとの関係を見守っていきたいという思いが強くなったところで、彼女の身に悲劇が起こります。
それは、主人公の運命も大きく動かすことになり……。自分の身よりも、最後まで主人公のことを想えるアナベル。共に過ごす時間は長くありませんでしたが、主人公の生き方、そしてプレイヤーの心に強いメッセージを残してくれるステキな人物でした。

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