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アニメ『呪術廻戦』56話(3期9話)感想。日車の戦闘シーン盛られまくり! ガベルが飛んだり伸びたり応用力がハンパない(ネタバレあり)

文:Ak

公開日時:

 TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」56話“東京第1結界③”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」56話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。[IMAGE]

日車の裁判はどう攻略するのが正解?【アニメ呪術廻戦感想】


 56話は、1話丸ごと日車とのバトル回。アニメで見ると、ますます日車の領域の異質さが際立ちますね。こういう論理能力って、バトルにバリエーションが出るだけでなく、「どう攻略すればいいんだ?」みたいなことを考えるのが楽しいので個人的には超好き!


 日車の術式って、一見すると真実を暴く系の能力かと思いきや、虚偽の供述もできそれが通れば無罪になることも可能と、実はけっこう術者へのリスクも高そう。

 こんな能力になっているのは、術式のブーストのための“縛り”なのか、あるいは日車が真実を暴くことよりも、公平な裁きそのものに重点を置いているからなのでしょうか?

 式神が真実を知っていながら、日車本人はそれを直接知ることができないというのは、日車の“真実”というものに対する距離感や謙虚さみたいなものを感じます。ただ真実を知りたいだけなら、そういう術式になっていそうですしね。

 裁判で真実を追求する、その行為そのものを重視しているあたり、本当に日車は法というものに対して純粋すぎるほど真摯に向き合ってきたのでしょう。だからこそ、呪術を知ってタガが外れてしまったのかもしれません。


 虎杖に対して、いきなり渋谷での一件を持ち出すのではなく、パチンコ屋での比較的罪状が軽い案件でまず裁判したのは、ある意味能力のチュートリアルというか、日車が公平性を重んじてのことなのでしょうか?

 しかし未成年がパチンコ屋に行くという、けっこうグレーな案件だけにアニメでは何か改変もあるかと思ってましたが、そのままやってくれたのはありがたいですね。

 あの案件に関しては、日車の言う通りしらばっくれるのが正解だったんでしょうが、初見でその結論に至るのはなかなか難しそう。とくに根が善人である人ほど、“完全な嘘を付く”のには抵抗ありそうですし。虎杖のように“事実をちょっと曲げる”くらいの言い訳をするのが自然な気がします。ある意味、それが日車の術式の強さにつながっているのかも?

 提出された証拠が分からない以上、虚偽を述べる場合でもギャンブルにはなりそうです。完全に無罪になる攻略法としては、そもそも“罪を犯さない”ということになるわけですが……軽犯罪を含めるとそれはなかなか難しいでしょう。とくに道路交通法あたりは無意識に軽微な罪を犯してしまってそうですし。

 あるいは有罪になることを前提にすると、術式を奪われても呪力だけで戦える術師であれば対抗できそうですね。虎杖も呪力なしで戦っているわけなので、その前段階であればまだ対抗はできるでしょう。まあ日車の術式はその後の展開を見るに罪の軽重によってもデメリットが変わってくるようなので、いきなり重い罪状を叩きつけられたら厳しそうですが……。

日車のバトルが盛られ過ぎて迫力がすごい!【アニメ呪術廻戦感想】


 そして日車のバトルシーンもアニメならではの味付けがすごい! メチャクチャにアクションが盛られていて、日車の天才術師感がより伝わってきますね。


 何よりガベルが伸びるわ飛ぶわでいろいろとすごい。あれは呪力で出したものなので、形を変えるのも自由自在ということでしょうね。ただよく見ると同時に1個までしか出している描写はないので、マシンガンの如く射出していたのは、出しては放ち、出し手は放ちを高速で繰り返した結果でしょう。

 そんな日車の猛攻に、必死とはいえ食らいつく虎杖もすごい。日車も言っていましたが、術式どころか呪力なしで戦えるフィジカルは圧巻です。ここまで生来のフィジカルがすごいと、もし仮に完全に呪力なし=フィジカルギフテッドだった場合の虎杖とか超強そうだよな、って想像してしまいますね。まあフィジカルギフテッドは先天性のものなので、あくまで想像ですが。

裁判のやり直しで日車に救いがあったのがうれしい!【アニメ呪術廻戦感想】


 そして不利な状況からの再審、というか裁判そのもののやり直し。日車にとっては望んだことではあるので、システムとして“裁判のやり直し”が術式に組み込まれているのは納得です。


 罪をアッサリと認める虎杖の姿に、「なぜ罪を認めた」と日車が納得できなかったのは、今までひたすらに罪から逃れようとする(それが悪いわけではないと思いますが)人間を擦り切れるほど見てきたからでしょうね。それと、実は無罪なのにそれを有罪と言い張る虎杖の姿に、苛立ちみたいなものも感じていたのかもしれません。

 虎杖は自身の倫理観=善悪に基づいて有罪を認めたのに対し、あくまでも日車は法に基づいて無罪と認めるというのが、一般人とプロの弁護士の対比になっていてすごくいい! 日車のプロフェッショナルとしての姿勢に惚れ惚れしますね。


 弱さから罪を認めた虎杖を救ったことで、弁護士の原点に帰ることができた日車。ここで日車に救いがあったのは、物語全体の読後感のよさにもつながっている印象ですよね。ここが日車が呪術師になるか呪詛師になるかの分水嶺だった気もします。

 人を殺したかどうか虎杖に聞いて、「最悪の気分だったろう」というあたり、日車本人も最初の裁判での裁判官&検事殺しに対する罪を重く感じていそうです。ナレーションでは術師は「返り討ちにした」と言っていたので、そちらは正当防衛みたいなことが通用しそうですしね。

 通じ合ったように見えた日車が、ここで仲間にならずに去っていくのも渋い終わり方。最後の「またな」のやさしさと悲しさの込め方を聞いて、本当に日車を杉田さんが演じてくれてよかったと感じました。

 そんな余韻からの予告での「余計なお世WiーFi!!!」の衝撃。ついに来ましたね、オープニング映像でもやたら存在感の強いあの男の登場が! 次回はシリアスからのヤツの登場の落差がヤバそうなので、アニメならではの味付けも期待です。


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