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レビュー:和ホラーと思考型ローグライクの融合にあっぱれ! 新作インディーゲーム『深 四のの目 陰陽の巫女』は推理とホラーとかわいい巫女さんが詰まった良作【おすすめ度:9点/電撃インディー#1307】

文:ハチミツ

公開日時:

最終更新:

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、WODAN、KADOKAWA Game Linkage、ABCアニメーションより、3月26日に発売されるNintendo Switch/PC(Steam)用思考型ローグライクホラーゲーム『深 四のの目 -陰陽の巫女-(しん しののめ おんみょうのみこ)』のレビューをお届けします。


 なお、電撃オンラインでは尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!


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失踪した兄に代わって魔を祓う少女“よの”の戦いを描く『深 四のの目 -陰陽の巫女-』【おすすめ度:9】』

▲主人公の“よの”。まだまだ未熟ですが、知恵と勇気でモノノケと対決していく姿に好感が持てます。

 本作は、陰陽師の兄を持つ陰陽生“よの”として、モノノケ屋敷からの脱出をめざす見下ろし視点ホラーアクションです。

 ホラーアクションは『バイオハザード』を筆頭に人気が高いジャンルですが、一方で“ホラーが苦手”、“アクションは得意じゃない”といった層から“食わず嫌い”されがちなジャンルでもあります。かくいう筆者も、ホラーはちょっと苦手だったり……。

 ですが、本作はむしろホラーやアクションが苦手な人ほど熱中でき、得意な人ならもっとハマれるタイトルだと感じました。今回は、筆者が実際に遊んだ体験をもとにその魅力をレビューしていきます!

反射神経ではなく推理力と勇気が試される“思考型ローグライクアクション”


 『深 四のの目 -陰陽の巫女-』には、欠かせないプレイスキルがあります。それは、モノノケが発する音や残した痕跡をもとに状況を推察する“推理力”、そして自分が導き出した答えを信じる“勇気”です。

▲ピンチになると表情をコロコロ変えて怖がる“よの”。かわいい。

 主人公の“よの”は決して強くありません。弾薬が少ない銃とわずかな食料だけを持ってモノノケ屋敷に挑むしかなく、移動速度もモノノケより少し遅めです。考えなしに屋敷を歩き回ればあっという間に殺されるでしょう。生きて脱出するには、知恵を振り絞る“弱者の兵法”が必要になってきます。


 モノノケがいる場所には、必ず何かしらの痕跡が残されています。例えば、ふすまの前に立つと「ぐるるる……」という唸り声が聞こえたりしますが、それは向こう側の部屋にモノノケがいる証です。そんな時は、ふすま越しに銃を撃ち込んで安全に倒すのです。

 他にも“大声でモノノケをおびき出し、トラップ部屋で一網打尽にする”、“呪符で部屋を封印してモノノケを閉じ込める”など、工夫で戦力差をくつがえせるのが本作の醍醐味です。モノノケが潜んでいるヒントがどこかに隠されているおかげで、突然怖い演出が出てくる“ジャンプスケア”が苦手な筆者も安心して遊べました。

▲巨大なモノノケを罠にかけた瞬間が気持ちいいです。

 戦略を構築するためには、目と耳で状況を観察し、モノノケの行動や屋敷の構造を読み解く慎重さが欠かせません。アクションゲームでありながら、必要なのは反射神経ではなく、脱出を信じてひたすら“考える”こと。その面白さは、“思考型”の名前にふさわしいといえるでしょう。

▲モノノケを駆逐して屋敷から脱出。日の光に安堵と達成感を覚えます。

初見プレイは難易度高めな“死にゲー”だけど上達がクセになる!


 モノノケの行動を読んで戦略を立てるゲームの性質上、本作の初見プレイはかなり難易度が高めです。難易度“★”の比較的簡単なステージでも、予想外の事態に襲われればあっさり死にます。プレイ感は、死んで攻略法を覚える“死にゲー”に近いですね。

▲遊べば遊ぶほど上達を実感できるゲーム性が◎。モノノケを罠にハメるのもドンドンうまくなれます。

 死にゲーというと抵抗感を覚える人もいるでしょうが、本作はやり直しがあまり苦にならない印象でした。複雑な操作テクニックより戦略が重要なので、死因を分析すれば突破しやすく、そのたびに自分の上達を実感できるからです。「今自分はゲームをうまく遊べている!」という、あの高揚感を何度でも味わえます。

 また、ステージをクリアするとモノノケの撃破数やクリアタイムに応じたスコアが表示されます。クリアが安定するようになったら、攻略チャートを洗練していくやりこみプレイも面白そうですね。

“怖い”だけでなく愛嬌も感じられるドット絵風グラフィック


 『深 四のの目 -陰陽の巫女-』は、昔懐かしいドット絵を思わせるグラフィックも特徴の一つで、恐ろしいモノノケもドット風にデフォルメされています。初見こそ恐ろしさを覚えますが、何度も見るとかわいさすら感じられるように。和ホラー特有の不気味な雰囲気と、プレイヤーの負担にならない愛嬌を両立させた絶妙なビジュアルです。

 見た目が不気味なクリーチャーが苦手な人でも、比較的とっつきやすいといえます。


 かわいいだけでないのが本作のグラフィックです。よのが死亡するゲームオーバー画面では、死因によって異なるドットイラストが表示されるこだわりを見せています。よのには悪いですが、ゲームオーバー画面を収集するのも楽しいかも?

ホラーアクションが苦手な人にこそ遊んでほしい!


 既存のホラーアクションの難点をうまく解決し、知恵と勇気で怪異に挑む面白さを体験し尽くせる本作。ホラーアクションがあまり得意ではない筆者にも、いや、そんな筆者だからこそ心に深く刺さりました。

 一方で「試行錯誤をくり返す死にゲーは決して万人向けではない」、「主人公の移動速度が遅くてじれったい」といった惜しい部分も見られます。

 そんなわけで、『深 四のの目 -陰陽の巫女-』のおすすめ度は、10点満点中9点とします! 特にこんな方におすすめです。

・観察力や推理力には自信がある
・ホラーアクションが苦手だけど挑戦してみたい
・試行錯誤をくり返して攻略するゲームが好き
・和風伝奇の世界観が好み


 ちなみに本作には、プレイする度にマップ構造が変化するローグライクアクションが楽しめる“禊”モードもあります。ストーリーモードにあたる“祓”モード培ったテクニックの見せどころです。“禊”でランダムダンジョンに潜りまくるか、“祓”のスコアアタックに挑戦するか……やりこんでもやりこんでもキリがない本作こそが、一番手ごわいモノノケかもしれませんね。


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"電撃インディー大賞2026"投票受付中。Amazonギフトカードが3,000円分が当たる


 2026年4月12日(日)23:59までインディーゲームの中から最高のタイトルを決める"電撃インディー大賞2026"を実施中です。

 今年の対象タイトルは2025年4月1日から2026年3月31日までに発売したタイトル(早期アクセス版を含む)となっています。

 投票結果は後日、電撃オンラインの番組・記事で発表します(2026年5月28日予定)。

 また、抽選で3名様にAmazonギフトカード3,000円分が当たるので、ぜひ皆さんのイチオシタイトルを教えてください!

"電撃インディー大賞2026"概要


<投票締切>
2026年4月12日(日)23:59まで

<対象タイトル>
2025年4月1日から2026年3月31日までに発売したタイトル(早期アクセス版を含む)

<投票方法>
かならず注意事項を確認のうえ、"電撃インディー大賞2026"投票フォームより応募してください(投票は1人1回までとなります。複数回の投票は集計・抽選の対象外となります)。

<プレゼント>
Amazonギフトカード(Eメールタイプ)3,000円分(抽選で3名)

<当選発表>
当選者へのみ、メールの送信(2026年6月30日までに送信予定)をもって代えさせていただきます(送信先は日本国内に限ります)。
※メールは「dengekionline-present@ml.kadokawa.jp(PCメール)」からお送りします。あらかじめメールの受信ができるよう設定してください。

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電撃インディーのSteamキュレーターページが開設!


 電撃オンラインのインディーゲーム応援企画“電撃インディー”では、Steamのキュレーターページを公開しています。

 本ページでは、電撃インディーで紹介したインディーゲームを中心に、さまざまなゲームを紹介しています。

 最新タイトルや電撃インディーがおすすめするインディーゲームを紹介しているので、ぜひフォローしてチェックしてみてください。

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担当者プロフィール

  • ハチミツ

    ハチミツ

    話題の新作もレトロタイトルも大好物! ハマったコンテンツの深掘り考察&思い出語りがライフワークです。 2019年よりWebライターとして活動を開始、オタク分野だけで400本以上の記事を執筆。有名出版社運営のWebメディア案件を中心に、新作ゲームレビューからレトロゲーム思い出コラムまで、年代ジャンルを問わずに書いてきました。『FGO』を好き勝手に語るコラムを連載していたことも。最近は個人運営のnoteで名作の初見感想記事をたくさん書いています。 ゲーム歴はかれこれ25年以上。ジャンルにこだわりはなく、ストーリーやキャラが性癖に刺さるゲームが大好きです。強いて好みを挙げるならRPG(『ポケモン』シリーズ、『FF14』、『NIKKE』)、ADV(TYPE-MOON作品、『ひぐらしのなく頃に』、『都市伝説解体センター』)。いつも世界観やキャラに注目して遊んでおり、考察でもキャラの感情や名言の意味を深掘るのが得意です。

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