中国の上海にてBilibiliが開催したメディア向けイベント「Bilibili First Look Games」で約3時間ほどの試遊ができた『Above Land: Rhapsody』。かなりスピード感のあるアクションとタワーディフェンス、そしてローグライクの要素が取り入れられた本作のプレイレポートをお届けします。

TPS×タワーディフェンスのハチャメチャアクション
本作にはいくつかのゲームモードがあるようですが、共通しているのが各エリアでチャレンジを達成して"星星"を持ち帰り、拠点の施設を修復して新たなステージや要素を順次アンロックしていくのが主な流れのようでした。
今回の試遊でメインにプレイしたのはTPSとタワーディフェンスの要素が合わさったゲームモード。プレイヤーは複数の浮島から構成されたマップ上で戦闘や探索を進めながら資源を集めたり、各地でローグライクのような選択制のパッシブスキルを獲得しながら自身を強化していきます。

数分ごとに"狂潮"という敵が襲来するウェーブが発生し、本拠地を防衛しなければなりません。このときウェーブには雑魚敵だけでなく、ちょっと強めのボスも登場するのでしっかり準備して挑む必要がありました。これを4回繰り返すと大ボス戦に突入し、クリアできれば"星星"を獲得できるという流れ。

大ボスクリアまでの1回のサイクルでおおよそ30分ほどかかるような内容ですが、自キャラの移動スピードが速く、アクションも爽快かつ派手。また近づくと開放されるファストトラベル地点もマップ上に複数点在しているので、戦闘や資源回収、強化など全体的にスピード感がありゲームのテンポが良い印象でした。

初期値に戻る点や、各ゲームモードで持ち帰った素材や資源を使って武器や服を作成できるほか、バフの入る料理や戦術アイテムなどの制作にも使えるなど恒久的なパワーアップも用意されている点など、繰り返して強くなっていくシステムはローグライクの要素に近いと思いました。
ユニークなのが各ゲームモードを選択する場所が、1冊の冒険漫画本という形になっていたこと。飛び出す絵本のようなデザインの本を開き、挑戦したいゲームモードを選択していくファンタジーさも本作の特色かもしれません。
今回プレイしたエリアは雲の上に広がる廃墟の浮島群でしたが、各マップはテーマが異なるだけでなく、アートスタイルや生態系にも大きな違いがあるようです。マップごとにゲームルールも異なっており、すべてのマップがタワーディフェンス形式や固定30分の構成を採用しているわけではないようです。

サイコロにギターにヨーヨー!? ユニークすぎる武器の数々
特筆すべきはかーなーりユニークすぎる13種類の武器の数々。巨大なサイコロを振り、出目の数でコンボダメージが変わるものをはじめ、攻撃時にリズムゲームの始まるギター。ヨーヨー、コマ、バスケットボールにパイプ椅子と変わり種にもほどがあるラインナップでついついそちらばかり使って遊んでいました。


とくに演奏と同時に画面下部にノーツが出現し、ジャストタイミングで攻撃ボタンを押して音符を飛ばして敵にダメージを与えるギターのアクション性は完全に別物と言ってもいいかもしれません。モードを切り替えると音符を飛ばす攻撃から自身の周囲に音の衝撃波を放つ範囲攻撃に変化したりと、なかなか体験したことのない遊びが用意されていました。

サイコロも特殊で、ダイスを振り出た目をポーカーのようにストレートやツーペアの組み合わせで敵にダメージを与えるギャンブラーすぎる武器。直前に出した目が6つまでストックされ、そのなかからとくに高い役を自動で判別しダメージを与えてくれます。

もちろん大剣や双剣、双銃、ハンマーや弓矢、ナックルといったゲーマーにはお馴染みな武器も用意されているので、変化球しかないということではないのでご安心ください。


武器は拠点で作成したあと2つまで装備でき、装備した武器はゲーム中は自由に切り替えが可能。例えば近距離用に大剣と遠距離用に弓矢を装備していくとバランスの良い構成で安定するといった感触。
ゲーム中はさまざまなパッシブスキルがマップ上で手に入り、攻撃アクションに連動して雷撃が降り注いだり、メテオが降ってきたりとハチャメチャになっていきます。そういったスキルを重ね合わせて攻撃をどんどん派手にハチャメチャにしていく感覚は、ローグライクに近いかもしれません。

基本攻撃は通常攻撃と溜め攻撃、特殊攻撃と溜め特殊攻撃の4つ。それに加えマップ上で獲得する2つのスキル。そして一定時間怪獣のような姿に変身して暴れまわることも可能です。アクションの選択肢が豊富でキャラの動きや回避行動などのレスポンスも良く、テンポよく思い通りに動かせる感覚はアクションゲーム好きな自分にも好印象でした。



今回メインで遊んだのは本拠地を守るタワーディフェンスのゲームモードでしたが、本拠地近くに罠を仕掛けたり壁を設置するということはなく、広大なマップで自キャラを強化していき自身の体一つで拠点を守り切るという点ではアクション性の方がやや高めかもしれません。
また本作はシングルプレイのほか、マルチプレイもできることが示唆されていましたが、今回のモードではマルチプレイではリソースを消費して味方を蘇生することができ、協力しながらタワーディフェンスを楽しめるようでした。

最後に日本のプレイヤーへのメッセージとして「本作を通して、"どこか懐かしい、子どもの頃の想像力"を感じていただきたいと考えています。子どもの頃は、バスケットボールも、折りたたみ椅子も、鍋ぶたも、何でも冒険の武器に見えたものです。そして、友だちと一緒にある場所を守り抜いた体験は、何年経っても心に残る思い出になります。
『Above Land: Rhapsody』には、ユーモラスで少し突飛な武器がたくさん登場します。私たちは、この雲上の世界で仲間と一緒に強くなっていく中で、プレイヤーの皆さんに思わず笑っていただけるような楽しさと、「こんな遊び方もできるんだ」という新鮮さを感じていただければ嬉しいです」とのこと。
現時点では開発全体の中盤段階のようで、まだまだ最終的なボリュームには到達していないようですが、今後もさまざまな機会を通してフィードバックをもらいつつ、成長していきたいとのコメントもいただきました。
いつかデモ版が来ることを願いつつ、このユニークな世界観のTPSアクションをぜひチェックしておいてください。


